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  第1章 古代イト国女王【日輪の御子】崩御・昇天して、【日輪の女神】となる!!

 〔13〕三代目・日輪の御子 ≪2≫

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  女王の曾孫・レイカが発言した。
  「愚問で恐縮ですが、私の祖父、父、夫は皆、他部族出身で、娘の夫も同様です。」
「そんな私供に、女の赤子、ましてや【三代目・日輪の御子】が授かる可能性など、万に一つでもありましょうか?」


「確かに愚問よのーォ、が、案ずるには及ばぬ!」
男子オノコが同族か他部族かは、全く問題ではない。」
ワラワの直系の女子オナゴであるか、否かが問題なのじゃ!」
「そなたの2人の娘にも、孫娘にも、女子オナゴの赤子がさずかるであろう。」
「されど、そなたには万にひとつもあり得ぬぞ!」
「欲張るでない。」
「ワッハッハッハッ!」


広間は、笑いに包まれ、それまでの緊迫感など、嘘のように消えていた。


「されど、三代目が、20王家のどの家に授かるかはワラワには分かっておるが、ここで明かす訳には参らぬ。」
「それをここで明かすと、いろいろと支障が出るでのォー!!」

女王は、しばし沈思黙考して続けた。

「そこでじゃ!」
「ここに、我が【超常霊能力】を渾身コンシンの力で、注ぎ封じ込めた【銅鏡20枚】がある。」
「そなたらの霊能力を高めるのに役立とう!」
「各家に一枚ずつ、配布する故、修行精進せよ!!」
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