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  第1章 古代イト国女王【日輪の御子】崩御・昇天して、【日輪の女神】となる!!

 〔3〕人のモノを盗めば【泥棒】じゃが、国を盗み取れば【英雄】となる。

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  王家の館の大広間では、女王の熱弁が続いていた。

「小競り合いとか、紛争による局地的武力衝突は、年中どこかで、発生しとるんじゃが、国を奪うための侵略戦争が来年あたりから始まる!」
「後世の歴史家は、この侵略戦争を、【倭国大乱】と名付けよった!」


ここで、別の男子オノコが発言した。

「私は商団を率いて、各地を旅していますが、確かに年々、各地で紛争が多発してきており、しかも、ますます過激化しておるやに、見受けられまする!」


「おオーッ、タケルヒコか!?」
「久しいのオーッ!」
「そなたの商団の護衛隊だけでも、この筑紫(九州)の他国の軍隊なら、どれも蹴散らせよう!」
「されど、この筑紫の東方に、これも後世の歴史家が名付けよったんじゃが・・・【大倭豊秋津島々(本州・四国)】という、はるかに巨大な島々がある。」
「その一角にある小国なんじゃが、国家予算の大半を軍事費に回し、隣国を侵略して、食糧・物資や女子オナゴ・奴隷を強奪している国々がある。」


「国々と申されますと、一国ではないということでしようか?」


「左様じゃ!」
「人のモノを盗めば、【泥棒】じゃが、国を盗みとれば、【英雄】となる。」
「これはある意味、古今東西の真理でもあり、そういう気概のある野心家はどこにでもいるもんじゃ!!」
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