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第三章 第一話
敵は、手強い、、、
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アルラオネ公爵家での夜会の翌日。
王宮地下では、件の化け物、名前はなんだったろう、、、
ああ、豚は、薄いピンク色で美しかったと思う程に醜いー見目はもとより、発する言葉が美しくない、と、言うより醜悪な俗物だったと思う。
近衛故、護衛任務が主な仕事。故に、刺客などには慣れてはいるが、彼等はちょっと上等であったのでは?
などと、思う程であった。
故に、化け物を見て驚愕した我々はその後離宮で我等、あ、殿下を迎えられたリリア姫の、凛とした清らかな美しさに救われた思いだったのだ。
本来、尋問は我等の職務から逸脱したものだが、
ラウラ・ロ・パンダム男爵令嬢、、、令嬢に失礼な気はするが、自称なので仕方ない。彼女?が、近衛でなければ話さないと喚き散らし、地下の牢屋番から、懇願され、受け持つ事になった。
「あら、貴方、ハロルド様の部下ね?いいのよ、奥様と呼んでちょうだい。」と、どこまでも、マイペースで、肝心のハロルド王弟殿下が面会を?いや、尋問を拒絶しているので、審議は一向に進まない。
私見では、一方的な横恋慕。
嫉妬といったところだが、何せ、その日がいけなかった。
自業自得に、親子揃って反省の色なしと言うところで、公爵家に慰謝料として、100万ルピアの支払いを国王の名の元に命じて、支払いの完了を以て放免としたのだった。
無論殿下と公爵令嬢へは、接見禁止命令も加えた。これは、ハロルド様が怖がって(笑)国王に懇願し、付け加えて貰ったようだ。
あの襲撃を境に、近衛では、ひとを選んでお付き合いせねばならぬと言う認識が改めて強まった。
ハロルド様は、待ちに待った誕生日会にリリア姫と親しくなることを夢見て指折り数えて何年も待ち侘びただけに、怨みは深そうだ。くわばらくわばら、、、
因みに、この慰謝料の金額であるが、私が、王宮アカデミーを卒業し、士官学校に2年通い、士官したのが22歳。32歳で士官大学に1年。現在、ハロルド様のの近衛第三隊の副官の地位。34歳独身で侯爵家の次男である私の給料が、4000ルピア。大体王宮アカデミー出たての文官の初任給が、600ルピア位だ。
化け物令嬢が払うと約束した慰謝料は、王族と筆頭公爵家姫君へのものだし、今後の戒めと、後続があってはならぬと言う戒めの為の額ではあるが、支払いの為、バカな男爵家は、隠していた財産迄顕現させる事になり、新たに横領迄自ら暴露した。
全財産差し押さえの上、領地は召し上げられ、男爵位は剥奪となる。
トホホ、、、な、バカ娘だが、バカな娘に家を潰されても、、、あの親子は、もしや状況がわかっていないのではなかろか?と、他人事ながら心配になる、、、私はなんと、良いひとだろうか、、、
王宮地下では、件の化け物、名前はなんだったろう、、、
ああ、豚は、薄いピンク色で美しかったと思う程に醜いー見目はもとより、発する言葉が美しくない、と、言うより醜悪な俗物だったと思う。
近衛故、護衛任務が主な仕事。故に、刺客などには慣れてはいるが、彼等はちょっと上等であったのでは?
などと、思う程であった。
故に、化け物を見て驚愕した我々はその後離宮で我等、あ、殿下を迎えられたリリア姫の、凛とした清らかな美しさに救われた思いだったのだ。
本来、尋問は我等の職務から逸脱したものだが、
ラウラ・ロ・パンダム男爵令嬢、、、令嬢に失礼な気はするが、自称なので仕方ない。彼女?が、近衛でなければ話さないと喚き散らし、地下の牢屋番から、懇願され、受け持つ事になった。
「あら、貴方、ハロルド様の部下ね?いいのよ、奥様と呼んでちょうだい。」と、どこまでも、マイペースで、肝心のハロルド王弟殿下が面会を?いや、尋問を拒絶しているので、審議は一向に進まない。
私見では、一方的な横恋慕。
嫉妬といったところだが、何せ、その日がいけなかった。
自業自得に、親子揃って反省の色なしと言うところで、公爵家に慰謝料として、100万ルピアの支払いを国王の名の元に命じて、支払いの完了を以て放免としたのだった。
無論殿下と公爵令嬢へは、接見禁止命令も加えた。これは、ハロルド様が怖がって(笑)国王に懇願し、付け加えて貰ったようだ。
あの襲撃を境に、近衛では、ひとを選んでお付き合いせねばならぬと言う認識が改めて強まった。
ハロルド様は、待ちに待った誕生日会にリリア姫と親しくなることを夢見て指折り数えて何年も待ち侘びただけに、怨みは深そうだ。くわばらくわばら、、、
因みに、この慰謝料の金額であるが、私が、王宮アカデミーを卒業し、士官学校に2年通い、士官したのが22歳。32歳で士官大学に1年。現在、ハロルド様のの近衛第三隊の副官の地位。34歳独身で侯爵家の次男である私の給料が、4000ルピア。大体王宮アカデミー出たての文官の初任給が、600ルピア位だ。
化け物令嬢が払うと約束した慰謝料は、王族と筆頭公爵家姫君へのものだし、今後の戒めと、後続があってはならぬと言う戒めの為の額ではあるが、支払いの為、バカな男爵家は、隠していた財産迄顕現させる事になり、新たに横領迄自ら暴露した。
全財産差し押さえの上、領地は召し上げられ、男爵位は剥奪となる。
トホホ、、、な、バカ娘だが、バカな娘に家を潰されても、、、あの親子は、もしや状況がわかっていないのではなかろか?と、他人事ながら心配になる、、、私はなんと、良いひとだろうか、、、
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