【完結】マーガレット・アン・バルクレーの涙
~僕が好きになった彼女は次元を超えた天才だった~
●下呂温泉街に住む普通の高校生【荒巻恒星】は、若干16歳で英国の大学を卒業し医師免許を保有する同い年の天才少女【御坂麻愛】と期限限定で一緒に暮らすことになる。
麻愛の出生の秘密、近親恋愛、未成年者と大人の禁断の恋など、複雑な事情に巻き込まれながら、恒星自身も自分のあり方や進路、次元が違うステージに生きる麻愛への恋心に悩むことになる。
愛の形の在り方を模索する高校生の青春ラブロマンスです。
●姉妹作→ニュートンの忘れ物
●illustration いーりす様
●下呂温泉街に住む普通の高校生【荒巻恒星】は、若干16歳で英国の大学を卒業し医師免許を保有する同い年の天才少女【御坂麻愛】と期限限定で一緒に暮らすことになる。
麻愛の出生の秘密、近親恋愛、未成年者と大人の禁断の恋など、複雑な事情に巻き込まれながら、恒星自身も自分のあり方や進路、次元が違うステージに生きる麻愛への恋心に悩むことになる。
愛の形の在り方を模索する高校生の青春ラブロマンスです。
●姉妹作→ニュートンの忘れ物
●illustration いーりす様
あなたにおすすめの小説
夏の終わりに
佐城竜信
ライト文芸
千葉彰久は完璧超人だ。
ほりが深くて鼻筋の通った美しい顔をしている。高校二年生ながらにして全国大会への進出を決めたほどの空手の達人でもある。子供の頃から憧れている幼馴染のお姉さん、鏑木真理の手伝いをしていたから料理や家事が得意であり、期末テストでは学年3位の成績を取ってしまったほどに頭がいい。
そんな完全無欠な彼にも悩みがあった。
自分は老舗の酒屋の息子であるが、空手を生かした生計を立てるためにプロの格闘家になりたい、という夢を持っているということだ。酒屋を継ぐという責任と、自分の夢。どちらを選択するのかということと。
そしてもう一つは、思春期の少年らしく恋の悩みだ。
彰久は鏑木空手道場に通っている。彰久の家である千葉酒店と鏑木空手道場はどちらも明治時代から続く老舗であり、家族同然の関係を築いている。彰久の幼馴染千里。彼女は幼いころに母親の死を間近で見ており、たまに精神不安を起こしてしまう。そのため彰久は千里を大切な妹分として面倒を見ているのだが、その姉である真理にあこがれを抱いている。
果たして彰久は本当の自分の気持ちに気が付いて、本当に自分が進むべき道を見つけられるのか。
将来への不安を抱えた少年少女の物語、開幕します。
【完結】雨上がり、後悔を抱く
私雨
ライト文芸
夏休みの最終週、海外から日本へ帰国した田仲雄己(たなか ゆうき)。彼は雨之島(あまのじま)という離島に住んでいる。
雄己を真っ先に出迎えてくれたのは彼の幼馴染、山口夏海(やまぐち なつみ)だった。彼女が確実におかしくなっていることに、誰も気づいていない。
雨之島では、とある迷信が昔から吹聴されている。それは、雨に濡れたら狂ってしまうということ。
『信じる』彼と『信じない』彼女――
果たして、誰が正しいのだろうか……?
これは、『しなかったこと』を後悔する人たちの切ない物語。
三度目の庄司
西原衣都
ライト文芸
庄司有希の家族は複雑だ。
小学校に入学する前、両親が離婚した。
中学校に入学する前、両親が再婚した。
両親は別れたりくっついたりしている。同じ相手と再婚したのだ。
名字が大西から庄司に変わるのは二回目だ。
有希が高校三年生時、両親の関係が再びあやしくなってきた。もしかしたら、また大西になって、また庄司になるかもしれない。うんざりした有希はそんな両親に抗議すべく家出を決行した。
健全な家出だ。そこでよく知ってるのに、知らない男の子と一夏を過ごすことになった。有希はその子と話すうち、この境遇をどうでもよくなってしまった。彼も同じ境遇を引き受けた子供だったから。
また、恋をする
沖田弥子
ライト文芸
私は予知夢を見る。それは狭い箱の中で焼死する悪夢――。いずれ死ぬ運命の私は、未来を諦めながらも日常を恐れていた。けれど、そんな私になぜかまとわりつく男子がいる。クラスメイトの西河くん。高校生の私たちは情報総合部の部活動で、水没した村の竜神伝説について調べることになる。西河くんは、「俺の正体は竜なんだ」と突然の問題発言をして、私に暗号解読や名前で呼ぶなどの難題を次々に出してくる。だけど、彼から竜の鱗を預かった私は不思議な夢を見て――◆第二回ライト文芸大賞にエントリーしています。応援ありがとうございました!
かあさん、東京は怖いところです。
木村
ライト文芸
桜川朱莉(さくらがわ あかり)は高校入学のために単身上京し、今まで一度も会ったことのないおじさん、五言時絶海(ごごんじ ぜっかい)の家に居候することになる。しかしそこで彼が五言時組の組長だったことや、桜川家は警察一族(影では桜川組と呼ばれるほどの武闘派揃い)と知る。
「知らないわよ、そんなの!」
東京を舞台に佐渡島出身の女子高生があれやこれやする青春コメディー。
100回目のキミへ。
落光ふたつ
ライト文芸
加納雅文は幼馴染である村松美桜のことが好きだった。しかし、その気持ちはいつまで経っても伝えられないでいる。
関係は変わることなく、このままがずっと続くのだろう。ぼんやりと浮かべた思考は、しかしまるで運命が悪戯をするかのように、彼の目の前で美桜は車に轢かれて命を落とすことになる。
そうして悲しみに暮れる雅文の前に、突然「神の使い」を名乗る少女が現れた。彼女は、村松美桜を救う手段を持っていると告げ……
「全てを終えた時、この気持ちを伝えよう」
それは、何よりも難しかった。
うつろな果実
硯羽未
キャラ文芸
今年大学生になった小野田珠雨は、古民家カフェでバイトしながら居候している。カフェの店主、浅見禅一は現実の色恋は不得手だという草食系の男だ。
ある日母がやってきて、珠雨は忘れていた過去を思い出す。子供の頃に恋心を抱いていた女、あざみは、かつて母の夫であった禅一だったのだ。
女の子でありたくない珠雨と、恋愛に臆病になっている禅一との、複雑な関係のラブストーリー。
主な登場人物
小野田 珠雨(おのだ しゅう)…主人公。19歳の女の子(一人称は俺)大学生
浅見 禅一(あざみ ぜんいち)…31歳バツイチ男性 カフェ経営
※他の投稿サイト掲載分から若干改稿しています。大きくは変わっていません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
文庫本二冊分のボリュームをお読み頂き、ありがとうございます( ;∀;)感謝の心でいっぱいです。
マーガレットは十年以上温めていた話なので、書ききることが出来て良かったです。
マーガレット先生の話は、イギリスの医学史を調べているときに存在を知りました。
元々 麻愛の設定もマーガレットというミドルネームを決めていたので、一気に世界が開けた感覚がしました。web小説にしては、だいぶ後の方での登場になりましたが、書ききってから登場をさせて良かったです。
佳央理に関しては再従兄弟同士なので、グイグイな感じにはしませんでした。普通の幼なじみなら、押しを強くしたかもしれません(笑)
あの二人はこれからも関係性が続くので、最後は決定的な言葉も描写もなしにしました。また佳央理は途中からアルバートに興味を抱き始めて感も否めません。家族関係で苦労した分、佳央理には新天地のイギリスで幸せになってほしいと思います。
妹小路さんには、執筆中にも励みになる声かけを頂き、とても嬉しかったです。
一人称で書くのは主人公以外の心情を表現するのが難しくて、何度も心が折れましたが、最後まで貫いて良かったです。
ありがとうございました。
ぽんたしろお様
いつも感想を頂戴し、ありがとうございました。
お優しい言葉は、とても励みになっておりました!
私は実は最初からハピエン一択で書いていましたが、若き医者という現実離れした設定を越えるために、彼らには色々と頑張ってもらいました。
agapeとloveで揺れ動く青春というのがこの話で表現したかったことの一つなので、そんなふうに書けていれば良いなと思っています。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
レビューのような感想。
下呂温泉を地元とする高校生・恒星の一人称で進むストーリー。
両親の大学時代の同級生の娘で、かつ恒星の幼馴染みである麻愛がイギリスからやってきて、下呂の高校に通いだすところから話は始まる。
天才少女・麻愛は、その才能を発揮し、それゆえ青春らしい青春を送ってこなかった。下呂の地で、恒星の家に下宿しながら、「ごく普通の高校生活」をイギリスに帰国するまでの期間限定で経験する麻愛。
彼女を家族同様に、なおかつ幼馴染みとして、見守り帰国させることを決心した恒星だったが、麻愛と過ごす時間の中で、その想いを変化させていく。
女性が医者になれなかった時代、男性と偽って医者として一生を送ったとされるマーガレット・アン・バルクレーと重ね合わせることで麻愛の生きざまが浮き出てくる描写と展開に引き込まれる。
青春時代を、悩み迷う恒星の目を通じ、読者はイギリスから来た麻愛の気持ちを推し量り、見つめることになる。
恒星の一人称ゆえ、恒星自身の気持ちと麻愛の気持ちがわからない描写にジリジリとしつつ、二人の普通っぽく装った、特別な時間を追体験することになる。
瑞々しく、かつ、細やかで危うげな青春を、現代の下呂を舞台にして描く小説である。
ぽんたしろお様
この度は長い話をお読み頂き、さらにはレビューのような感想まで頂戴しありがとうございます。
素敵な言葉のチョイスで拙作を紹介して頂き、とても感激しております!
この話は自分が思春期の頃から思い描いてたので、なかなか自分では客観視が出来ないのですが、今回のレビューから今までの方向性や主題は問題なさそうだと感じることができ、安堵を覚えました。
ネタバレありとコメントを頂いていましたが、小説の背表紙の文章のように拙作をまとめて頂いて、ブラインドなんて勿体なさ過ぎるので、
有り難く普通公開をさせて頂きました。
この度は、本当にありがとうございました。
「73 紙は彼女と僕に下呂温泉街を散策させた」まで読みました。
恒星の一人称にこだわった作品が、成功していると思います。十代の感性が大人に向ける視線だったり、麻愛への想いだったり、揺れ動く感じが、伝わってくるように感じます。
歴史上の医師の葛藤が、麻愛の境遇と重なり、今後の展開に重なってくるのでしょうか。
エピソードごとに、小さな起承転結があり、さらに、伏線を敷いているゆえ、先が気になる部分も多い。
ここまで、本当に面白く読みました。
ぽんたしろお様、長い話をお読み頂き感想まで頂戴し、ありがとうございます!
一人称には想像以上に話を動かすのが大変で、かなり後悔もしたのですが、労いの言葉に感動しています。ここまで何とか頑張ってきた甲斐がありました。
何とかマーガレット・アン・バルクレー医師の話まで到着したので、このあとも完結を目指して頑張ります。この度は、とても励みになるコメントをありがとうございます。感謝です!
「出生の秘密を曝露した4」まで読みました。
おお~、そうなのか~。
世界は広くて狭い、が両立している、そんな感想を持ちました。
また、主人公たちの気持ちは、ここまで「鈍感力」を競いあってるなぁと感じました。
面白く、読み進めています!
ぽんたしろお様、お読み頂き、感想まで頂戴しありがとうございます!
メインの二人は、他人の機微には聡いのですが、自分の事はダメダメさんですね。
日常のヒトコマという感じを出したかったので、この話自体は全体的に緩急があるかもしれません。拙作にお付き合いを頂き、ありがとうございます。
13話まで読みました。
小さな(閉じた)町に、皆が知り合いの状態の中、麻愛が入ってくる。微妙に変わる人間関係、すれ違う想い。
区切られた期間の青春のやり直し。
弓道は詳しく知らないのですが、とても日本的なことを、イギリスと対照させていると感じました。
激しい動ではないけれど、「静」ではない青春の描写が、とてもいいなぁ。
また読みにきます。
ぽんたしろお様
この度はご覧頂き、素敵な感想までありがとうございます!とても励みになります!
序盤は大人と子どもの間で揺れ動く、主人公とヒロインの微妙で焦れったい距離感がメインとなっているので、そのように言って頂けると嬉しいです!
この度はお読みいただき、コメントまで本当にありがとうございます!
『なのに数年拗らせた感情も上乗せされて、すでに彼女は僕の想像以上の破壊力だった。』
いいですね~破壊力!
1章読ませていただきましたが、源泉の描写、すごくよかったです!
主人公の一人称が効果的にドキドキを伝えてくれます。
最後のヒキも効いてる!
恋愛物はいいですね~!
引用ツイート
森村バイオさん
この度は読んで頂き感想までありがとうございます。
二作目かつ初の一人称なので探り探りやっているのですが、そう言っていただけると大変励みになります。今回は本当にありがとうございます!
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。