2001年未来の旅

しんたろう

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1章新世界より

航海日誌

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祐介と詩織は出発してから2か月後南アメリカの沿岸に着いた。
沿岸の港街に一行はいた。
沿岸の州の理事館に二人は太平洋を渡るために船の手配をしようと
理事館の一室に通され理事と渡航できるか話をしていた。

「太平洋を渡りたいのですか」
「ええ、オーストラリアに渡りたいのです。飛行機を使いたいのですが、
便はありますか?」
「オーストラリアに行く便はありますが航空会社の便はありますが今の時期は
運航していません」
「どうゆう事ですか」
「今の時期、太平洋は空賊がたくさん出る時期ですから安全のため運航していないのです。太平洋は空賊がうようよいてこの時期は飛行禁止区域も多いんです。海は禁止にはなっていません。でも太平洋はそれでも海賊がうようよいる魔の海域ですよ。いくためにはできるだけ太平洋を船をつかっていただきたい」
「どうすればオーストラリアに行けますか?」
理事は少し考えて、
理事は理事館に勤めている人に声をかける。

「おい」
「はいなんでしょう」
「この人が旅行でオーストラリアへ行きたいそうだ」
「はい」
「それでこの人が太平洋を海で渡りたいそうなんだが、オーストラリアにいく客船はないかと尋ねている、あるか?それとビザの発行を」
「客船?ちょっとまってください・・・」

そう言いながら、その人は仕事場の人と太平洋を渡る船があるか資料室から調べてくれた。そして、

「客船はありません」
「オーストラリアに行ける船ならなんでもいいんです」と祐介は言った。

理事は「そういっているよ」

とゆうと男が、

「客船はありませんが、貨物船ならありますよ」
「貨物船?」

祐介は少し驚く。

「船ならなんでもいいんでしょう?」
「まあ」
「貨物船ならオーストラリアに行ける便が一つあります」
「じゃあそれでお願いできませんか」と言う。
「それと、ハワイ諸島までならセスナで行ける飛行機があります。
セスナでハワイ諸島まで行って、そこから船でオーストラリアに行くのがいいでしょう。ハワイ諸島から船でオーストラリアに行くのは安全の保障はできませんが、
貨物船には州の護衛の人間をつけますから」
「それは助かった」
「小型のセスナ機ですが、ハワイ諸島に着くと貨物船に乗り換えしてもらえばオーストラリアに行けますよ」
「わかりました」

そして祐介とすずはセスナ機に乗って、南アメリカの空港を出発した。

「旦那~ハワイ諸島までいきますぜ。空賊に出くわさないように1番の安全空路とってますぜ」パイロットが言う。

祐介は見を乗り出して、空の風景を動画におさめている。

「1番安全なんだろうな」
「大丈夫、旦那、空賊にでくわしたらその時だ」
「いやっほ~」祐介は空の旅に快適のようだ。

2日後、ハワイ諸島に着いた。
祐介は飛行場でセスナを降りて、貨物船を探す。
(鉄や石油等の資源に欠くこの時代の船は全て分子や原子の化学式や温度を利用しての鉄以外のいろいろな金属の他に環境にいいよう主に船や車の人や利用する入れ物やものやCDコンポ、ゲーム機等は全てセルロースナノファイバー製や強化木材で、ゴミにならない素材。資源がないので、石を3Dプリンターで加工して入れ物を作っている。帆船で合成燃料を使った蒸気発電を利用して動く船が主である。動力は太陽光や蒸気発電で木材だけを燃料にしている。水素発電や宇宙太陽光発電もあり、衛星から地球に電力を供給している。動力は再生可能エネルギーと火力発電で石炭や石油は枯渇しており燃料は木材だけになった。自動車等の動力源は全て電気で、分子の密度が薄ければ個体になるので、環境にやさしい素材。日本はセルロースナノファイバーの大量生産を多くしている。エネルギーは原子力を使っていない。水素電池の車も多い。素材の元となる原子・分子も多く保存している)

この時代は文明社会が終わり資源がないので海は安楽死即死ガス銃のカットスロートアイランドやパイレーツオブカリビアンのような戦い。船も木造船。
全身局所麻酔で刀もセルロースナノファイバーの巌流島の決戦。

青空の元、貨物船の蒸気帆船は荷物の積み下ろしをしていた。
祐介と詩織は理事の依頼書を見せた。
水夫が

「あんたらを乗せてオーストラリアまで行ってほしいと州の理事の依頼だ。オーストラリアに向かう」

船長に挨拶して祐介達は船に乗り込んだ。
船の一室に通された。

「狭い汚い部屋だが我慢してほしい。もともと積み荷を貯蔵する部屋で客室じゃないから」
「ハイ」
錨を上げ、蒸気の圧力を上げて出港する。祐介と詩織は船の甲板のデッキに出て、
海を見物していた。
陸を出て大分たった頃、

「あっ、イルカだ」

乗組員が言う、たくさんのイルカがまるで船を追いかけているように泳いでいる。
その姿を祐介は動画に撮影していた。
船は進む。
その時、海面から1頭の白い鯨が海面からジャンプした。
水しぶきが祐介達にかかった。

「初めて見る、凄い」詩織が言った。

詩織は日誌で手帳に旅の思い出を書き込む。
海は果てしなく広がっていた。
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