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マルセルが言うには、ルキウスは王族特有の異能を持っているらしい。心を読む力だ。
この異能は直近ではルキウスしか持っていないというのだからさらに驚きである。
幼いころからこの力に悩まされたルキウスは、鬱屈した子ども時代を送っている。
『ギフト』といえば一見すごいもののように思えるが、良きも悪しきも人の心の内側が透けて見えてしまうというのは実に恐ろしいことだ。
ほかの王子たちと違ってルキウスは正妃の子ではない。側妃の子だ。
特に王宮という権謀術数が渦巻く場所では、人々の悪意に晒されることも多かったはず。
王子でありながら自尊心が低く、事あるごとにウジウジする性格も、ある意味では仕方ないことなのかもしれない。
あの長い前髪、俯きがちの姿勢、ふわふわまんまるの体型は、いかにも自分に自信がないといった感じである。
そんなルキウスを励まし、日陰から陽のあたる世界へと導くのがヒロインだというのだ。
ヒロインは元平民のノエルという女の子で、貴族の私生児として(なんだかルキウスと境遇が似ている?)ついこないだまで私と同じ学園に通っていたらしい。だがしかし、私はまったく面識がない!
しかもヒーローはこの国の王太子ファブリス。こちらも同じく面識がない!
この物語はまさかのシンデレラストーリーだったのだ。
社交界を舞台にというのだから、物語はこれから始まる。
そう、あの日の婚約破棄の現場から……。
いえいえ! そういうことはもっと早く教えてほしかったわ、お兄さま!
『だっておまえ、小説なんか興味ないって言っていたじゃないか』と返されてしまえば、まったくもってその通りなのだが。
ましてや『おまえは素敵な恋愛結婚が夢なんだろう? なおさらおまえには関係ないと俺は思ったんだよ』なーんて言われてしまえば、ぐうの音も出ない。私は完全に白旗を上げるしかなかった。
こりゃあ参るよ。私の心の中を代弁してくれた(?)ルキウスの言葉通り、今年の社交シーズンが終わってしまった。
新聞各社が第二王子の婚約破棄騒動を報じる一方で、『王子に媚びを売る女』『男を手玉に取る魔性の女』などと社交界で私に関する噂がおもしろおかしく飛び交うようになったのだ。
おそらく私のセクシーさを妬んだ令嬢たちがいるに違いない。私自身はまだ男を知らない無垢なお色気お姉さんなのに!
兄をはじめ両親までもがそんな私を心配している。
だが見方を変えれば、この噂のおかげで無理やり結婚させられることはないともいえる。
いいね、ポジティブ! 前世でも『人の噂も七十五日』というし、次のシーズンに期待しよう。
ああ、それにしたって私よりもルキウスのほうがよっぽど気がかりだ。
あくまで想像だが、前向きな私と違って彼はひどく落ち込んでいそうだから。
しかも当て馬だなんて、いくらなんでも可哀想すぎやしないか。
どれだけヒロインに心を寄せたところで、ルキウスは主人公カップルの恋愛のスパイスにしかなれない。
それも、最終的に涙を呑んで身を引かなければならない立場だというのだから不憫だ。
卒業記念兼デビュタントを終えて、私はルキウスのことばかりを考えていた。
だからだろうか。その数日後、ルキウスが私の住む屋敷に顔を出したのは。
「先日は、僕の体調を気にかけてくださってありがとうございました。新しいハンカチーフを用意したので、ぜひ受け取ってもらえないでしょうか?」
「お、お構いなく」
ハハハ……とから笑いしながらも、意外と律儀な王子様だなと私は思った。
ロヴィエール家のタウンハウスの応接間に、なぜかルキウスがいる。
先日のお礼らしいが、王子ほど身分の高い人間がわざわざ臣下の家まで訪ねてくる必要はないはずだ。
ハンカチーフとは別に私の好きな白いガーデニアの花束まで用意してくれているので、謎は深まるばかり。
不思議に思っていると、ルキウスがモジモジしながらふたたび口を開いた。
「……きみは、僕の能力を知っているんですね」
「え!? ええと……」
「隠さなくてもいいです。ぜんぶ手に取るようにわかりますから……」
再会して、即行ですべてがバレた。
この世界が小説の中だということ。ヒロインやらヒーローやらがいて、ルキウスが当て馬だということ。
私自身あまり小説に興味がないものの、ルキウスを心配していること。
何より恋愛結婚がしたくてお色気お姉さんを目指していることも! 恥ずか死!!
こちらは相手の考えがまったく読めないのに、自分の心だけは丸裸だなんて卑怯すぎる!!
「……す、すみません。不快な気持ちにさせてしまって……」
「いいえ! 殿下だってわざとではないでしょうし……むしろ、小説だの当て馬だの荒唐無稽な話を突きつけられて嫌になったのでは……?」
おそるおそる尋ねれば、ルキウスが静かに首を振った。
「正直驚いています。ですが、あなたが嘘をついているとも思えません。ご存じの通り、僕は人の心のうちが読めますので……」
ルキウスは困ったように笑う。
いったいどういうことなんだと腹を立てながら詰問されてもおかしくない状況にもかかわらず、彼は意外と冷静さを保っている。
「大丈夫……なんですか?」
「心の中で何を思おうが、それは人の自由ですから……」
ルキウスは歯切れ悪く言うと、そこで言葉を切った。
下を向くと長い前髪もあって彼の表情がわからなくなる。
せっかく綺麗な顔立ちをしているのだから、そのうざったい前髪をなんとかしたらいいのになぁ、とルキウスを前にして一瞬でも思ってしまうくらい私は彼のことが心配になった。
「きみのそういうところです」
「え……?」
「『いくら心の中は自由とはいえ、それは相手の心の中までわからないというのが前提にあるような気がする。たとえ心の中で思ったことだとしても、ルキウス殿下にとっては実際に口にしたも同然のことかもしれないわ。いいえ、ときには心の中と言動が一致しないことに戸惑うこともあったでしょうに』」
「殿下、また私の心を読みましたね」
「勝手に心の中を覗き込んでいるようで申し訳ない気持ちはありますが……どうしても気になるんです。きみが……僕なんかのためにわざわざ手を差し伸べてくれたことが。私の目が綺麗だと……そう思ってくれたでしょう? さっきも前髪が邪魔だと思った」
「ああー!! もう!!」
私は恥も外聞もかなぐり捨てて(うん? 実はだいぶ前から捨てているような?)叫び声を上げた。
ルキウスの肩がビクリと跳ねる。
「殿下には本当に申し訳ないと思うのですが! 本当に! その下を向いてウジウジしているところを改めたほうがいいです! 殿下、どこからどう見てもめちゃめちゃかっこいい要素がありますから! その前髪とふわふわボディをなんとかして周囲をギャフンと言わせてください!!」
「ギャフン?」
私はガッツポーズを取った。
「だって心が読めるんですよ? 確かに悪い面もあるかもしれませんが、それってある意味最強じゃないですか。物は考えようです!」
「そんな……僕なんて……」
「卑屈になっちゃダメ! 殿下ならできます!」
「え……」
「諦めちゃダメ! 苦しいときこそチャンス!」
「ぼ、僕……」
「まずは一人称を変えましょう。俺!」
「え、ぼ……お、俺?」
「そう! 殿下は変われます!」
私は前世の某プロテニスプレイヤーばりにポジティブを説いてみせたのだ。
イケメンになった暁には私と結婚してえええええーーっ!!!! と下心を丸出しにしてみれば、ルキウスの顔がブワッと赤く染まる。
もちろんルキウスを励ましたいという思いに変わりない。彼にはぜひとも前を向いてほしい。
ただあわよくば……できたら……もしほんの少しでも可能性があったら……結婚したいなぁくらいの軽い気持ちを抱いていたくらいだ。
さすがの私でも王族と結婚できるヒャッハーと思うほどおめでたい思考はしていない。していないはずなのだが……。
あれやこれやでその日から、私の日常に新たにルキウスが加わった。
この異能は直近ではルキウスしか持っていないというのだからさらに驚きである。
幼いころからこの力に悩まされたルキウスは、鬱屈した子ども時代を送っている。
『ギフト』といえば一見すごいもののように思えるが、良きも悪しきも人の心の内側が透けて見えてしまうというのは実に恐ろしいことだ。
ほかの王子たちと違ってルキウスは正妃の子ではない。側妃の子だ。
特に王宮という権謀術数が渦巻く場所では、人々の悪意に晒されることも多かったはず。
王子でありながら自尊心が低く、事あるごとにウジウジする性格も、ある意味では仕方ないことなのかもしれない。
あの長い前髪、俯きがちの姿勢、ふわふわまんまるの体型は、いかにも自分に自信がないといった感じである。
そんなルキウスを励まし、日陰から陽のあたる世界へと導くのがヒロインだというのだ。
ヒロインは元平民のノエルという女の子で、貴族の私生児として(なんだかルキウスと境遇が似ている?)ついこないだまで私と同じ学園に通っていたらしい。だがしかし、私はまったく面識がない!
しかもヒーローはこの国の王太子ファブリス。こちらも同じく面識がない!
この物語はまさかのシンデレラストーリーだったのだ。
社交界を舞台にというのだから、物語はこれから始まる。
そう、あの日の婚約破棄の現場から……。
いえいえ! そういうことはもっと早く教えてほしかったわ、お兄さま!
『だっておまえ、小説なんか興味ないって言っていたじゃないか』と返されてしまえば、まったくもってその通りなのだが。
ましてや『おまえは素敵な恋愛結婚が夢なんだろう? なおさらおまえには関係ないと俺は思ったんだよ』なーんて言われてしまえば、ぐうの音も出ない。私は完全に白旗を上げるしかなかった。
こりゃあ参るよ。私の心の中を代弁してくれた(?)ルキウスの言葉通り、今年の社交シーズンが終わってしまった。
新聞各社が第二王子の婚約破棄騒動を報じる一方で、『王子に媚びを売る女』『男を手玉に取る魔性の女』などと社交界で私に関する噂がおもしろおかしく飛び交うようになったのだ。
おそらく私のセクシーさを妬んだ令嬢たちがいるに違いない。私自身はまだ男を知らない無垢なお色気お姉さんなのに!
兄をはじめ両親までもがそんな私を心配している。
だが見方を変えれば、この噂のおかげで無理やり結婚させられることはないともいえる。
いいね、ポジティブ! 前世でも『人の噂も七十五日』というし、次のシーズンに期待しよう。
ああ、それにしたって私よりもルキウスのほうがよっぽど気がかりだ。
あくまで想像だが、前向きな私と違って彼はひどく落ち込んでいそうだから。
しかも当て馬だなんて、いくらなんでも可哀想すぎやしないか。
どれだけヒロインに心を寄せたところで、ルキウスは主人公カップルの恋愛のスパイスにしかなれない。
それも、最終的に涙を呑んで身を引かなければならない立場だというのだから不憫だ。
卒業記念兼デビュタントを終えて、私はルキウスのことばかりを考えていた。
だからだろうか。その数日後、ルキウスが私の住む屋敷に顔を出したのは。
「先日は、僕の体調を気にかけてくださってありがとうございました。新しいハンカチーフを用意したので、ぜひ受け取ってもらえないでしょうか?」
「お、お構いなく」
ハハハ……とから笑いしながらも、意外と律儀な王子様だなと私は思った。
ロヴィエール家のタウンハウスの応接間に、なぜかルキウスがいる。
先日のお礼らしいが、王子ほど身分の高い人間がわざわざ臣下の家まで訪ねてくる必要はないはずだ。
ハンカチーフとは別に私の好きな白いガーデニアの花束まで用意してくれているので、謎は深まるばかり。
不思議に思っていると、ルキウスがモジモジしながらふたたび口を開いた。
「……きみは、僕の能力を知っているんですね」
「え!? ええと……」
「隠さなくてもいいです。ぜんぶ手に取るようにわかりますから……」
再会して、即行ですべてがバレた。
この世界が小説の中だということ。ヒロインやらヒーローやらがいて、ルキウスが当て馬だということ。
私自身あまり小説に興味がないものの、ルキウスを心配していること。
何より恋愛結婚がしたくてお色気お姉さんを目指していることも! 恥ずか死!!
こちらは相手の考えがまったく読めないのに、自分の心だけは丸裸だなんて卑怯すぎる!!
「……す、すみません。不快な気持ちにさせてしまって……」
「いいえ! 殿下だってわざとではないでしょうし……むしろ、小説だの当て馬だの荒唐無稽な話を突きつけられて嫌になったのでは……?」
おそるおそる尋ねれば、ルキウスが静かに首を振った。
「正直驚いています。ですが、あなたが嘘をついているとも思えません。ご存じの通り、僕は人の心のうちが読めますので……」
ルキウスは困ったように笑う。
いったいどういうことなんだと腹を立てながら詰問されてもおかしくない状況にもかかわらず、彼は意外と冷静さを保っている。
「大丈夫……なんですか?」
「心の中で何を思おうが、それは人の自由ですから……」
ルキウスは歯切れ悪く言うと、そこで言葉を切った。
下を向くと長い前髪もあって彼の表情がわからなくなる。
せっかく綺麗な顔立ちをしているのだから、そのうざったい前髪をなんとかしたらいいのになぁ、とルキウスを前にして一瞬でも思ってしまうくらい私は彼のことが心配になった。
「きみのそういうところです」
「え……?」
「『いくら心の中は自由とはいえ、それは相手の心の中までわからないというのが前提にあるような気がする。たとえ心の中で思ったことだとしても、ルキウス殿下にとっては実際に口にしたも同然のことかもしれないわ。いいえ、ときには心の中と言動が一致しないことに戸惑うこともあったでしょうに』」
「殿下、また私の心を読みましたね」
「勝手に心の中を覗き込んでいるようで申し訳ない気持ちはありますが……どうしても気になるんです。きみが……僕なんかのためにわざわざ手を差し伸べてくれたことが。私の目が綺麗だと……そう思ってくれたでしょう? さっきも前髪が邪魔だと思った」
「ああー!! もう!!」
私は恥も外聞もかなぐり捨てて(うん? 実はだいぶ前から捨てているような?)叫び声を上げた。
ルキウスの肩がビクリと跳ねる。
「殿下には本当に申し訳ないと思うのですが! 本当に! その下を向いてウジウジしているところを改めたほうがいいです! 殿下、どこからどう見てもめちゃめちゃかっこいい要素がありますから! その前髪とふわふわボディをなんとかして周囲をギャフンと言わせてください!!」
「ギャフン?」
私はガッツポーズを取った。
「だって心が読めるんですよ? 確かに悪い面もあるかもしれませんが、それってある意味最強じゃないですか。物は考えようです!」
「そんな……僕なんて……」
「卑屈になっちゃダメ! 殿下ならできます!」
「え……」
「諦めちゃダメ! 苦しいときこそチャンス!」
「ぼ、僕……」
「まずは一人称を変えましょう。俺!」
「え、ぼ……お、俺?」
「そう! 殿下は変われます!」
私は前世の某プロテニスプレイヤーばりにポジティブを説いてみせたのだ。
イケメンになった暁には私と結婚してえええええーーっ!!!! と下心を丸出しにしてみれば、ルキウスの顔がブワッと赤く染まる。
もちろんルキウスを励ましたいという思いに変わりない。彼にはぜひとも前を向いてほしい。
ただあわよくば……できたら……もしほんの少しでも可能性があったら……結婚したいなぁくらいの軽い気持ちを抱いていたくらいだ。
さすがの私でも王族と結婚できるヒャッハーと思うほどおめでたい思考はしていない。していないはずなのだが……。
あれやこれやでその日から、私の日常に新たにルキウスが加わった。
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