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74.エピローグ
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僕らの婚約解消の話は、申し入れたその日のうちに無かったことにされた。
手紙はあの場でクラウディアにビリビリに破られた後、暖炉の灰となって消えた。
その後、父には散々絞られ、ロイス伯爵には呆れられながらも解消取消自体は了承してもらった。
自分で蒔いた種とは言え、この先、この二人の父親には頭が上がらなくなってしまった。
そして母親にも、
「女は怒らせたら怖いの。よく肝に銘じておきなさい」
と、お𠮟りを受けた。
クラウディアの絶叫が母の耳にも届いていたのだ。
あんな小さな体から、よくあれだけの声が出たものだと感心していた。
あれから僕たちは今までと変わらずに過ごしている。
一緒に登校し、彼女の交友関係を壊さない程度に学院でも共に過ごし、一緒に下校する。
いつもと変わらない僕たちに、まさか婚約解消の危機があったなんて誰も思いもしないだろう。
変わらないとは言うものの、親密度は確実に今まで以上に上がっている。
あの時の口づけ以来、僕が求めると彼女は恥ずかしがりながらも答えてくれた。
これは僕の至上の喜びであると同時に、試練でもあった。
二人きりの馬車の中、特に帰りの時は離れ難くて、つい彼女にキスを求めてしまう。
うっとりとした表情をするクラウディアにさらに煽られ、熱がこもり、何度も口づける。
徐々に深くなる口づけに溺れそうになるけれど、婚姻前なのにそれ以上進むわけにはいかない。もっと欲しくなる前に理性を取り戻すのがなかなか至難の業なのだ。
「では、カイル様。ごぎげんよう。また明日」
僕の秘めた熱に気付かない天使は、伯爵邸の前で爽やかに別れの挨拶をする。
僕も理性を総動員して紳士的に振舞う。
「また明日。ディア」
彼女の手の甲にスマートに唇を落とし、何事も無いように馬車に乗り込む。
だが、一人になった途端、
「はあ~~~、早く結婚したい・・・」
そう悶絶するのだった。
★
そんな、僕の試練の日々ももう終わる。
学院に入学してから三年の月日が経ったのだ。
そして、今日、晴れて卒業式だ。
「はあ~~~、長かった・・・。これでやっとディアと結婚できる」
「ご卒業おめでとうございます。カイル様。クラウディア様との一緒の登下校も今日で最後ですねえ」
ジョセフは僕の支度を手伝いながら、ちょっと感慨深そうに話した。
「まあね。二人で毎日一緒に馬車に乗ることはもうないね」
「ちょっと寂しいですね」
「でも、これからは同じ家に住むんだから。ディアの部屋も用意してあるし」
「そうですね。早々に用意されていましたね・・・。でも、それは結婚してからですよ? まだまだ先でしょう?」
「まさか、すぐ結婚するし。今日、婚姻届け出すし」
「・・・旦那様は何と? 伯爵様は?」
「『卒業したらすぐに結婚する』って言ってあるから大丈夫でしょ」
「卒業式当日とは思ってらっしゃらないのでは・・・?」
「さあ? そんなことは知らない」
「お、お式の準備だってあるでしょう!? 公爵家の結婚式ですよ?!」
「そうだね。盛大になるだろうから準備には相当時間が掛かるだろうね。そこまで待ってられないよ」
「・・・」
「でも、ウェディングドレスのディアは綺麗だろうな! 腕利きの絵師を頼まないと! 彼女の美しさを永遠に残さないとね」
僕はジョセフににっこりと笑うと、机の引き出しから小さい箱を取り出した。
「ねえ、ジョセフ、覚えてる? ディアの予言の話」
「予言、ですか?」
「うん。予言。僕が卒業パーティーでクラウディアに何をするか・・・」
ジョセフはうーんと首を捻った後、思い出したようにポンと手を打った。
「そうそう、予言! ありましたね! カイル様が生徒一同集まっている中でクラウディア様に婚約破棄を突き付けるのでしたね! いやはや、何とも馬鹿げた予言でしたよね、破棄だなんて。それどころか、今のカイル様なら、逆にプロポーズでもしそうな勢いですのに」
「わあ、鋭いね、ジョセフ」
「え? もしかして、その箱・・・」
「うん。折角の盛大なイベントだからね。クラウディアの予言に乗っかるのもいいかなって思って」
「それは素晴らしい! クラウディア様も驚くでしょう!」
「だといいな」
僕は小さな箱を丁寧にポケットにしまった。
僕の公開プロポーズ。ディアは喜んでくれるかな?
★
しかし、僕の計画は遭えなく散った。
なぜなら、ビンセントが同じことを計画していることが分かったからだ
何処かソワソワしているビンセントに気が付いて、首を傾げた。
彼には卒業生代表としてスピーチしてもらうことになっている。だが、彼は一国の王太子でこんなことでソワソワするタマじゃない。
おかしいと思って見ていると、式典もスピーチも終わったというのに相変わらずソワソワしている。更には、卒業パーティーが近づくにつれてそのソワソワ加減が酷くなった。
もしかして・・・。
そう思って、ビンセントに声を掛けた。
「殿下。肝心な指輪は忘れてないでしょうね?」
「わあ! カイル! ななな、何?」
「指輪ですよ、指輪。プロポーズするのでしょう? 卒業パーティーで、リーリエ嬢に」
「うっ、鋭いな・・・、カイル・・・」
うん。だって僕も同じこと考えていたからね。
「大丈夫ですよ、殿下。僕らがしっかりサポートしますから。応援しています」
「ありがとう。カイル。お陰で少し落ち着いてきたよ」
ビンセントはホッと息をつくと、優しい笑顔を僕に向けた。
仕方がない。ここは王太子に花を持たせるか。
さあ、じゃあ、僕はどこでクラウディアにプロポーズしようかな?
初めて自分が悪役令嬢だと告白したロイス伯爵家のバラ園?
それとも、幼い頃に追いかけっこをして遊んだ、君のお気に入りの我が家の庭園?
もしくは、僕のことを初めて「恋人」と言ってくれた学院の花園?
他にも「実りの女神」に扮した君に、改めて恋に落ちたあの聖堂だって・・・。
僕たちの思い出の場所はたくさんある。
どこもみんな僕にとって大切な場所だ。
さあ、どこで彼女に永遠の愛を伝えよう?
完
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
手紙はあの場でクラウディアにビリビリに破られた後、暖炉の灰となって消えた。
その後、父には散々絞られ、ロイス伯爵には呆れられながらも解消取消自体は了承してもらった。
自分で蒔いた種とは言え、この先、この二人の父親には頭が上がらなくなってしまった。
そして母親にも、
「女は怒らせたら怖いの。よく肝に銘じておきなさい」
と、お𠮟りを受けた。
クラウディアの絶叫が母の耳にも届いていたのだ。
あんな小さな体から、よくあれだけの声が出たものだと感心していた。
あれから僕たちは今までと変わらずに過ごしている。
一緒に登校し、彼女の交友関係を壊さない程度に学院でも共に過ごし、一緒に下校する。
いつもと変わらない僕たちに、まさか婚約解消の危機があったなんて誰も思いもしないだろう。
変わらないとは言うものの、親密度は確実に今まで以上に上がっている。
あの時の口づけ以来、僕が求めると彼女は恥ずかしがりながらも答えてくれた。
これは僕の至上の喜びであると同時に、試練でもあった。
二人きりの馬車の中、特に帰りの時は離れ難くて、つい彼女にキスを求めてしまう。
うっとりとした表情をするクラウディアにさらに煽られ、熱がこもり、何度も口づける。
徐々に深くなる口づけに溺れそうになるけれど、婚姻前なのにそれ以上進むわけにはいかない。もっと欲しくなる前に理性を取り戻すのがなかなか至難の業なのだ。
「では、カイル様。ごぎげんよう。また明日」
僕の秘めた熱に気付かない天使は、伯爵邸の前で爽やかに別れの挨拶をする。
僕も理性を総動員して紳士的に振舞う。
「また明日。ディア」
彼女の手の甲にスマートに唇を落とし、何事も無いように馬車に乗り込む。
だが、一人になった途端、
「はあ~~~、早く結婚したい・・・」
そう悶絶するのだった。
★
そんな、僕の試練の日々ももう終わる。
学院に入学してから三年の月日が経ったのだ。
そして、今日、晴れて卒業式だ。
「はあ~~~、長かった・・・。これでやっとディアと結婚できる」
「ご卒業おめでとうございます。カイル様。クラウディア様との一緒の登下校も今日で最後ですねえ」
ジョセフは僕の支度を手伝いながら、ちょっと感慨深そうに話した。
「まあね。二人で毎日一緒に馬車に乗ることはもうないね」
「ちょっと寂しいですね」
「でも、これからは同じ家に住むんだから。ディアの部屋も用意してあるし」
「そうですね。早々に用意されていましたね・・・。でも、それは結婚してからですよ? まだまだ先でしょう?」
「まさか、すぐ結婚するし。今日、婚姻届け出すし」
「・・・旦那様は何と? 伯爵様は?」
「『卒業したらすぐに結婚する』って言ってあるから大丈夫でしょ」
「卒業式当日とは思ってらっしゃらないのでは・・・?」
「さあ? そんなことは知らない」
「お、お式の準備だってあるでしょう!? 公爵家の結婚式ですよ?!」
「そうだね。盛大になるだろうから準備には相当時間が掛かるだろうね。そこまで待ってられないよ」
「・・・」
「でも、ウェディングドレスのディアは綺麗だろうな! 腕利きの絵師を頼まないと! 彼女の美しさを永遠に残さないとね」
僕はジョセフににっこりと笑うと、机の引き出しから小さい箱を取り出した。
「ねえ、ジョセフ、覚えてる? ディアの予言の話」
「予言、ですか?」
「うん。予言。僕が卒業パーティーでクラウディアに何をするか・・・」
ジョセフはうーんと首を捻った後、思い出したようにポンと手を打った。
「そうそう、予言! ありましたね! カイル様が生徒一同集まっている中でクラウディア様に婚約破棄を突き付けるのでしたね! いやはや、何とも馬鹿げた予言でしたよね、破棄だなんて。それどころか、今のカイル様なら、逆にプロポーズでもしそうな勢いですのに」
「わあ、鋭いね、ジョセフ」
「え? もしかして、その箱・・・」
「うん。折角の盛大なイベントだからね。クラウディアの予言に乗っかるのもいいかなって思って」
「それは素晴らしい! クラウディア様も驚くでしょう!」
「だといいな」
僕は小さな箱を丁寧にポケットにしまった。
僕の公開プロポーズ。ディアは喜んでくれるかな?
★
しかし、僕の計画は遭えなく散った。
なぜなら、ビンセントが同じことを計画していることが分かったからだ
何処かソワソワしているビンセントに気が付いて、首を傾げた。
彼には卒業生代表としてスピーチしてもらうことになっている。だが、彼は一国の王太子でこんなことでソワソワするタマじゃない。
おかしいと思って見ていると、式典もスピーチも終わったというのに相変わらずソワソワしている。更には、卒業パーティーが近づくにつれてそのソワソワ加減が酷くなった。
もしかして・・・。
そう思って、ビンセントに声を掛けた。
「殿下。肝心な指輪は忘れてないでしょうね?」
「わあ! カイル! ななな、何?」
「指輪ですよ、指輪。プロポーズするのでしょう? 卒業パーティーで、リーリエ嬢に」
「うっ、鋭いな・・・、カイル・・・」
うん。だって僕も同じこと考えていたからね。
「大丈夫ですよ、殿下。僕らがしっかりサポートしますから。応援しています」
「ありがとう。カイル。お陰で少し落ち着いてきたよ」
ビンセントはホッと息をつくと、優しい笑顔を僕に向けた。
仕方がない。ここは王太子に花を持たせるか。
さあ、じゃあ、僕はどこでクラウディアにプロポーズしようかな?
初めて自分が悪役令嬢だと告白したロイス伯爵家のバラ園?
それとも、幼い頃に追いかけっこをして遊んだ、君のお気に入りの我が家の庭園?
もしくは、僕のことを初めて「恋人」と言ってくれた学院の花園?
他にも「実りの女神」に扮した君に、改めて恋に落ちたあの聖堂だって・・・。
僕たちの思い出の場所はたくさんある。
どこもみんな僕にとって大切な場所だ。
さあ、どこで彼女に永遠の愛を伝えよう?
完
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
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ありがとうございました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
嬉しい感想もありがとうございます!
カイルとクラウディアのその後のエピソードもトライしてみようかなと思ってきました!(^^)!
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!