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第十四話

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プルルルルッ

プルルルルッ






「あ、お父さん?お仕事お疲れ様」

『照史か、ありがとうな。何かあったか?』

「うん、ちょっと唯兎の事で」






唯兎が自室に戻るという事で部屋に戻ってきた僕はお風呂に入る前にお父さんに近況報告のため電話をしてみた。
お父さんはこの曜日の大体この時間は手を開けていてくれている為、僕もなるべくこのくらいの時間に連絡するようにしている。

近くにお母さんもいるのか(照史?後で電話変わってね!唯兎は近くにいる?)なんて声も電話口から聞こえてくる。







「まずひとつ目なんだけど、唯兎の周りに1人怪しい人がいて…唯兎を狙ってる気がする」

『…狙ってるっていうのは具体的に』

「相手は男、唯兎を見る目がいやらしいものが含まれてる。そう僕は感じてる。唯兎には2人きりにはならないようお願いしたけど、唯兎自身はあの人のこと良いお兄さんとしか認識してないんだ。あんなに露骨にあんな目を唯兎に向けてるのに…今日は唯兎の友達が守ってくれたみたいなんだけどあの人は本当に要注意だと思う、目が悪い目が」

『…わかった、うん…俺からも一応唯兎には伝えておこう…』






そう答えたお父さんはどことなく苦笑いというか、乾いた笑いと共にその言葉を吐き出した。
まぁ、お父さんからも一言くれるならなんでもいい。
唯兎は元々の家庭環境からかお父さんの言うことには大人しく従うことが多い。







『それで、もう一つは?』

「今日、唯兎の様子がなんとなく変だった」

『…どんな風に』

「本当に急だったんだけど、映画情報が流れてる中で一点をジッと見つめたまま表情が暗くなって動かなくなったんだ。視線の先にはクローゼットがあって、なんで動かなくなったのか全然わからなくて…泣きそうになってたり、苦しそうな表情してるのに僕には何も言ってくれなくて…それで、僕もどうしたらいいか…なんて言ったらいいかわからなくて…っ」







お父さんに伝えてる途中でその時の唯兎が脳裏に過る。
その時を思い出すと何もしてあげられていない僕に無力感を覚え、鼻がツンと痛くなる。
流石に泣きはしなかったが声が震えた事をお父さんは感じ取ったらしくとても優しい声で名前を呼んでくれる。








『照史、いつもありがとう。照史がいるから唯兎は笑えているんだと思う。本当に感謝しているんだ、父さんも母さんも』

「お父さん…っ」

『だからこそ、照史にもいろんな想いをぶちまけて欲しい。また前みたいに帰った時外に出て相談してくれても良い、苦しくなったらすぐ電話してくれても良い。泣きたい時には泣け、その分きっと心も軽くなる』








その優しい声は俺の震えた心を包み込んでくれる。
ついにボロボロと流れ始める涙を止めることは出来なくて近くに置いてあったティッシュを数枚手に取り目に当てる。








「ぼく、唯兎のことだいじなのに…っ、まもりたいのに何もできな…っ」

『そんな事ない、唯兎の事をいつも守ってくれてるのは照史だ。唯兎もきっとそう思ってる』

「でも…、唯兎は僕のまえで…泣かない…っ」

『唯兎も男の子だもんなぁ、涙を簡単に見せたくないと思うぞ』







変わらない優しい声でクスクスと笑う父の声が擽ったい。
しっかりと耳に届く父の声に目を閉じるとガチャ、と自室の扉が開く。

びっくりして扉に目を向けると心配そうに僕を見つめてくる唯兎の姿。







「ご、ごめんなさい…ノックしても返事なかったから覗いてみただけで…」

「…ズッだいじょうぶ…、お父さんありがとう。また連絡するね」

『ああ、待ってるな』







最後まで優しく僕の言葉に返してくれた声とさよならをしてスマホをベッドに置く。

流石に涙をボロボロ流したまま動き始める訳にもいかず、ティッシュで涙を吸い取ると一つ大きく深呼吸をした。
大丈夫、涙は落ち着いた。
お父さんのおかげで心もスッキリした。

目を数回瞬きしてから扉の方を見てみると唯兎は戸惑ったようにそこから動けない様子だった。
そんな唯兎にゆっくり近付き頭を優しく撫でてみる。







「ごめん、なさい…タイミング悪かった…」

「いいよ、唯兎ならいつでも大歓迎。それよりどうしたの?」

「あ、まだ風呂入ってないみたいだったから声かけに来ただけで…あの…」







まずいものを見たと思っているのか目をキョロキョロさせてこちらを見ない。
そんな唯兎が可愛くてクスクス笑うと、どことなくホッとした様子の唯兎が視線を上げて僕の顔を見てくる。

まだ涙の後が残る僕の不格好な顔を見られるのは恥ずかしい部分はあれど、唯兎が笑ってくれるならこんな顔でも見てて欲しい。







「唯兎、僕から一つお願いがあるんだけど」

「え?兄さんが俺に…?」

「うん、唯兎にしか出来ないこと」







ギュッと唯兎と両手を握りながら目を見つめると不思議そうにしながらも僕の手をキュッと軽く握り返してくれる。
その優しさに心が温かくなるのを感じながら僕は一つお願いを唯兎にする。







「僕がお風呂から出たら、今日一緒に寝て欲しいんだ」
















































これは一体どんな状況なんだ?

----今日一緒に寝て欲しいんだ----

つい1時間ほど前、兄さんに言われた言葉の通り俺と兄さんは一緒の布団に入っている。
兄さんの布団だから仕方ないけど、普段と違う匂いがするせいで落ち着かない。

もぞもぞと体を動かした俺を寒いのかと勘違いしたらしい兄さんが身体を覆うように俺を抱きしめる。
少し苦しくて唸るとクスクス笑いながら少しだけ解放された。

なんとなく気恥ずかしい部分があって目を閉じて寝たふりをしてしまうのは許して欲しいところだ。







「唯兎…」







俺自身に問いかけたわけではないだろうこの名前。
独り言ではあるだろうが、俺の寝顔(嘘)を見ながら優しく名前を呼ばないで欲しい。







「唯兎は、僕の大事な子だから」







兄さんが言い終わったタイミングで柔らかい何かが俺の額に当たる。
何か、なんて鈍感でもない俺はすぐに察することが出来てしまった。

まぁ、兄さんは普段からスキンシップ多めだし…家族愛でおやすみのキスくらいするか…。

そう自分の中で決め付け擽ったさの残る額を兄さんの胸元にグリグリと擦り付ける。
そんな俺がおかしかったのか再びクスクス笑った兄さんはまた俺を抱え込み満足げなため息を吐いて眠りについた。

結局動けそうにない事に小さなため息を吐いた俺も諦めて兄さんの腕の中で眠りにつく事にした。
結局、俺は兄さんの相談相手としては力不足らしいから…。
いつ泣いてもいいように俺が近くにいてあげる。

…仕方ないからね。















チチチチッ

リリリリリリリリリンッ
リリリリリリリリリンッ


小鳥の囀りと共に鳴り響く目覚まし時計を手探りで探す。
だが、いつもの場所にないのに少しの苛立ちを感じ眉間に皺を寄せて薄目を開けて周りを見渡した。







「おはよう、唯兎」








部屋の中から聞こえてきた優しい声に思わずピクっと身体を震わせる。
声の方に目を向けたら優しい笑顔をこちらに向けながら着替えてる兄さんがそこに立っていた。

そうだ、昨日兄さんの部屋に泊まったんだ。









「お、はよ…」

「もう少しゆっくりさせてあげたいんだけど、そろそろ起きて準備しておいでね」

「あ、うん」






ふふっ、なんておかしそうに俺の寝癖を撫でてから自身の準備の続きに戻る兄さんに寝惚けた頭が少し覚醒する。

軽く伸びをしてからベッドから立ち上がると軽く布団を直して扉に向かう。
兄さんの部屋から出たところで呼び止める声が聞こえて足を止めた。






「唯兎、今日は一緒に学校行こう」

「はぇ?兄さん俺より出るの早いじゃん」

「1日くらい遅刻しても問題ないよ、今日は唯兎とギリギリまで一緒にいたい」







蕩けるような笑顔を向けられてどうしたらいいかわからず、とりあえず黙って頷いておいた。

そんな俺に嬉しそうに笑みを深くした兄さんは好きでもない鼻歌を歌って部屋へ戻っていった。

ポカン、と兄さんを見送った俺はポリポリと軽く頭を掻きながら自室へ戻る。
なんだ、兄さんは今日は甘えたい日なのか?
でもそうか、普段俺に甘えさせてるけど兄さんだって甘えたい時くらいあるもんな。

うんうん、と1人で納得すると時間を思い出して慌てて着替えを始める。


















「唯兎、準備できた?」

「うん、多分」

「じゃあ行こうか」







何故か俺の手を握って歩き出した兄さんに慌てて手を離させようとすると手が痛くない程度に強く握られる。








「ちょ、兄さん!流石に手は…!」

「良いから良いから、今日は僕のお願い聞いてよ」

「…ぅ~…!」






手を離すつもりがないらしく、兄さんは上機嫌で俺の手を握って俺の通学路を歩く。
こうなった兄さんは俺が何を言おうと意見を変えることはない、それをよく知ってる俺は諦めのため息を吐いた。







「唯兎、今日は学校まで迎えに行くから僕が迎えに行くまで学校にいてね」

「え、いやだって」

「早めに迎えに行くから、大原くんと桜野くんにもお願いしておこうかな」

「いやいや!2人は巻き込んだらダメでしょ」

「なら待っててくれるよね?」







にっこりを笑みを深くして俺に向ける兄さんに俺は降参の手を上げた。
その手の意味を理解した兄さんは嬉しそうに笑い声を漏らす。

今日の兄さんはとことん甘えたい日らしい、俺はもうそれに全力で応える日にしよう…。

前を歩く兄さんの背中を見ながら俺も仕方ないな、とクスクス笑ってしまった。




















「照史先輩!?」





校門付近でたまたま会った大原と桜野に兄さんは陽気にやぁ、と手を上げる。
相変わらず周りの視線は痛いが、これもいろいろと懐かしい感じがする。






「照史先輩、学校は?」

「これから。今日は唯兎を独り占めしたくて駄々捏ねちゃった」

「おぅふ…」







えへっなんて可愛らしく笑う兄さんに桜野が俺に目を向ける。
その視線に乾笑いを返すしかなく、とりあえず桜野から視線を逸らしておいた。







「じゃあ唯兎、帰りも来るから絶対待っててね」

「う、うん…いってらっしゃい、兄さん」

「うん、いってきます」







相変わらずの蕩けるような微笑みに俺ではなく周りの女子がダメージを受けている。
そんな女子達は完全に無視して兄さんは駅の方に歩いて行ってしまった。
ひらひらと手を振ってる俺に大原と桜野が詰め寄ってくる。







「お、おい…なんだよあのいつもより甘さ5割増ししました系照史先輩…」

「唯兎、お前何かしたのか…?」

「失礼な、兄さんだって甘えたい時くらいあるだろ」

「いや、それにしたって…」








なぁ?とお互い目を合わせる2人にとにかく教室行くぞと背中を押す。
久しぶりの兄さんの登場に周りの女子がうるさい&視線が痛い。

2人も周りの状況に気付いたのか大人しく教室に向かった。









「で、何があったん?」

「いや、別に何も…」






教室に着くなり俺に詰め寄ってくるのは桜野である。
大原は興味はありそうだが桜野ほど前面には出してこない。

流石に兄さんが泣いたことは教えたら悪いし、かと言ってあれ以外引き金は思い当たらない…。
うーん、と悩んでると大原が溜息と共に声をかけてくる。







「まぁ、俺らが口出す事でもないんだし…2人がアレで問題ないならそれでいいんじゃないか?」

「えーっ!大原は気になんねーの!?あの甘ったるい照史先輩の原因!」

「気になっても唯兎が話したくないんなら無理には聞けないだろ」







そうだけどさー、なんて唇を尖らせて拗ねる桜野にごめんなと一言謝る。
すると桜野はケロッとした笑顔で俺の頭を思いっきりぐしゃぐしゃにしてきた。






「これで許してやる!!」

「…これ俺の方が損してない?」







完全に鳥の巣化した頭をもふもふと撫でて戻してると2人に更に鳥の巣にされたのはとりあえず文字にだけ残しておこう。
アイツら許さない、絶対にだ。









































「お待たせ唯兎、帰ろうか」









にっこりと朝と変わらないあまーーい笑顔を俺に向けてくる兄さんになんとなく目がチカチカする。
なるほど、これが女子の言う推しが眩しいってやつか。
いや、俺の推しは兄さんではないけども。

好奇心で俺と一緒に兄さんを待ってた大原と桜野が砂糖を吐いてる…幻覚が見える。








(大原大原、あの照史先輩って本当に何もない顔してるか!?)

(…めちゃくちゃ甘いな…胸焼けしそう…)







お前ら、俺には聞こえてるからな。

俺の後ろでゴニョゴニョしてる2人は目に入ってはいるようだが興味はないらしくやぁ、と一声かけて俺に目線を戻す。

おいお前ら、ビクッとした後俺の後ろに隠れるな。









「さ、帰ろう唯兎」







後ろに隠れた2人に目もくれず、兄さんは俺の腕を優しく掴み家の方向へと歩き始める。
俺の後ろに隠れていた2人はピャッと飛び跳ねながら俺達から離れてお互いの顔を見合わせて戸惑いながらも俺に手を振っていた。
それに手を降り返しながら兄さんの後に着いていくと、その視線に気付いたらしい兄さんはまたまた甘い笑顔をこちらに向ける。








「今日の夕飯は何にしようか?食べたいものある?」

「いや、俺はなんでも…」

「んー、じゃあ餃子でも作る?2人で作ると美味しくて楽しくて一石二鳥だよね」








俺の手首を握っていた手はいつの間にか手を握っていて、それをフリフリと軽く振りながら歩く。
今日の兄さんは甘えたい日っぽいからとにかく甘やかすか、と改めて覚悟を決める。







「兄さん、今日一緒にお風呂入る?」

「いいの?やった、入ろ」 







俺から提案したのが嬉しいのか元々明るく甘い表情をしていた兄さんの顔が更に花満開になる。
そんなに嬉しいって感情を表に出されると…気恥ずかしくなってくる。

前を歩く兄さんをチラリと見てみれば昨日泣いていたのが嘘のようで。

ただ、兄さんは確かに泣いていて。

その理由は俺には打ち明けてくれず、わからないままだけど…いつか俺にも相談してくれる日が来ることを願って兄さんに握られている手を軽くギュッと握り返す。

兄さんそんな俺に驚いたように目を見開いた後、更に蕩けるような笑みを浮かべて俺の頭を撫でる。



こんな日が続くならそれでいい。
でも少しでも兄さんの負担が軽くなりますように。



そんな少しの希望を抱きながら兄さんと歩いて帰ったとある日の放課後であった。











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