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第五話
しおりを挟む「好きです、付き合ってください!」
それは中学一年生の…夏の事だった。
転生後、中学に入学して初めての夏。セミが元気よく鳴いてる日の放課後。
目の前にはとても可愛らしく、頬を染めながらこちらを見つめてくる1人の女子。
俺は今
前世でも経験しなかった【告白】を受けている。
「え…と、お、俺であってる…?」
「は、はい…!一目見た時から好きだなって…」
ポッと頬を赤らめながらチラチラとこちらを見てくる姿はとても可愛いと思う。
だが、俺の妹の知識が正しければここらBLの世界、主人公の弟である俺が物語にどんな影響を与えるかわからない。
そもそも、この物語の悪役ポジションの俺が女子と付き合う…なんてハッピーエンドで完結できるか?
女子と付き合った時点で兄への嫉妬心も劣等感も緩和されて悪役としての役目もまともに果たせなくなるんじゃないのか?
実際の物語での俺がどんな生活をしてどんな生き方をしていたのか、詳しいことはわからないが妹からは彼女がいた事や兄への嫌がらせをやめた瞬間があった事は何も聞いていない。
妹は実は主人公とその弟である悪役が大好きでずっと俺に語り続けていた。
それなのにその情報が俺に届いていないってことは、物語上で「弟が嫉妬心を抑えられる場面」が存在していなかったって事になる。
もしそんな瞬間があったのなら妹は嬉しげに俺に報告をしていただろう。
今のこの状況…俺の感想で言うなら
正直とても付き合いたいですよろしくお願いします!!
だが、元々の弟の感情である「嫉妬心」により俺は激しい疑心暗鬼状態なのだ。
この子は本当に俺が好きなのか
本当は兄さん目当てなのではないか
疑い出したらキリがない。
脳内が花畑と地獄を行ったり来たりしながら俺は口を開く。
「ごめん、少し考えさせて欲しい。答えは少し待ってもらってもいい?」
眉をハの字にすることを意識しながら申し訳なさそうに女子に言えば、女子はコクコクと頷いた。
ホッとしながらよくよく考えてみると、俺はこの女子とは初対面…名前もまだ聞いていないことを思い出す。
名前も名乗らずに告白とは…更に怪しく思ってしまうのはこれも俺が疑心暗鬼だからだろうか。
「えっと、名前…教えてもらってもいいかな?」
え、と女子の目が驚きに染まる。
名前を聞くってそんなにビックリする事か?
「わ、私告白の前に名前言わなかった…え、忘れてた!?やだ、恥ずかしい…っ」
両手で顔を覆いながら恥ずかしげに笑顔を見せる。
可愛らしい仕草にドキッとするものの、それすらも嘘に見えたりと俺の視点は忙しく切り替わる。
「あはは…ごめんなさい。私は桃中美奈。1年C組、隣のクラスだよ」
桃中美奈、隣のクラス
聞いた事がある、うちのクラスの奴が可愛いって騒いでた子だ。
最近では全然騒がなくなったけど、その後どうなったのか…こう関わりが出てくると気になってくるな。
「ありがとう、よく考えて答えが出たら声かけるね」
「うん、待ってる」
桃中はにこりと笑い俺に背を向けて去っていった。
その笑顔は何故か不思議と自信ありげに見える。
なんだか、恥ずかしそうな顔と今の自信ありげに笑っていた顔と…全くの他人が?と思ってしまうレベルで釣り合わない。
いや、俺が無駄に疑ってしまっているせいかもしれないけど、なんだか変な気分だ。
うーん…と悩みながら教室に戻ると桃中の事を可愛いと絶賛していたクラスメイトが自身の席で友達と談笑をしているのが目に止まる。
…もしかして、アイツなら桃中の性格とかどんな女子なのか知ってるかもしれない。
少しでも情報を得ようと俺の足は自然とそのクラスメイトの方へ歩みを進めていた。
「なぁ、桜野」
「おー、七海じゃん。なにさ?」
人当たりの良さそうな顔をしてこちらを振り返る。
話をしていたクラスメイトの大原もこちらを気にしている様子で黙って見つめてくる。
それもその筈、俺は自分から話しかけるようなタイプではないし、桜野との会話もこれが初めてだ。興味津々といったところだろう。
そんな大原を横目に俺は桜野に向き直る。
「前にさ、隣のクラスの桃中が可愛いって騒いでたじゃん」
「あー…」
まるで黒歴史だ…と言わんばかりの顔を俺は察する。
やっぱりお世辞にも[良い]とは言えない子なのだろう。
そして俺に見せた恥ずかしげな表情は演技…女ってこわ…。
「あのさ、桃中に告られたんだけど何が目的だと思う?」
「マジかよ、七海にも手を出してるとか桃中の手の早さエグいな…」
横で話を聞いていた大原がウゲ…とドン引きした顔で話に入ってくる。
「でもさ、正直七海は桃中の好みの顔ではないよな?」
「七海の兄ちゃん目当てなんじゃね?ほら、七海の兄ちゃんって元々が過保護ではあるけど小4の時の不審者騒動で更に過保護に拍車がかかったじゃん」
確かにそうだ。
兄さんはあの騒動の前までは女の子に優しく、俺にはもっと優しくと言った感じで近寄ってきた女の子も邪険にしないでいたのに今では女の子が近寄ってきても…
「また今度ね」
「今唯斗といるから」
と会話を終わらせる。
それは女子達の間では大事件だったようで今まで優しくされ一緒に帰ることすら良しとされていたのに、急に会話も短く終わらされ一緒に帰ることも拒否される。
それは[近くにいるだけでも幸せ]で済んでいた女子達には大ダメージを与えたようだ。
告白してもOK貰えない兄を狙い続けるより、俺に取り行って[弟の彼女]のいうポジションに入る事により兄さんの優しさを分け与えてもらおう…と考える女子も少なくないと言う。
桃中もその分類に入るのでは、というのが桜野の考えであった。
俺からしたら俺の彼女ってポジションには収まったとしても兄さんと仲良く出来るとは限らないし、なんなら特別他の女子と違う扱いをしてもらえるのか、と聞かれたらそれはNOと答えてしまう程に女子達が今考えていることは
【思い通りに行く筈がない浅はかな作戦】
であると断言できる。
自然と俺の脳内に思い浮かんだのは俺に向ける兄さんの優しい、愛おしいという想いが詰まりに詰まった笑顔で
それを女子達は一心不乱に追い求めてるのか…そう思うと乾いた笑いしか出てこない。
ごめん、夢見る女子達よ…
こんな悪役弟が天使の微笑みを独り占めしてしまって…
「でさ、桃中の事どーすんの?」
遠い目をしながら心の中で女子達に謝罪をしていると、どうでも良さそうに頬杖をつきながら大原が声をかけてくる。
「あー…とりあえず断るよ。桃中にはもっと素敵な人の方が合ってるよーとか言ってさ」
「断り方も気ぃ付けないと女子ってすーぐ噂で流れるもんなぁ…」
何か苦い経験があるのか大原が遠い目をして乾いた笑いを出す。
…お前、一体どんな断り方をしたんだ…。
「断るタイミングも大事じゃね?早すぎても遅くてもアイツら騒ぐぞ」
「確かに、早すぎると何も考えてないとか…遅すぎると焦らすのキモいとか」
2人で盛り上がってるのを横で静かに聞いているが、確かに女子って何かと情報を共有してはあーでもないこーでもないって騒いでる気がする。
それにしてもタイミングか…
「どのくらいがいいかな」
「無難に2、3日ってところじゃね?俺は次の日に断りに行ったら別の女子にもっと考えてあげてよってめっちゃ怒られたぞ」
何故告白した女子でなく全く別の女子に怒られるのか、不思議である。
でもなるほどな、じゃあ3日後くらいにクラスに呼びに行く…いや、手紙で読んだ方がいいのか?
とりあえず、この件は解決…でいいのかな。
「桜野、大原ありがとう。助かった」
「おー、また面白い話あったら持ってきてくれな」
ケラケラと笑いながら手を振る桜野に適当に手を振り返して席へ座る。
とりあえず桃中には3日後手紙を靴箱に入れて放課後に裏庭へ呼び出そう。
そして断りの返事をする。
…心配なのは兄さん狙いだった場合、そこで無事に終われるかどうかってところ…
兄さんが前みたいに優しくしてくれないから俺に近付く、それだけ兄さんへの執着心が強いって事だ。
簡単には諦めてくれないかもしれない。
なんなら、「王道パターンの悪女」の可能性もある。
いろいろ想像してしまうと止まらなくなり恐怖心が生まれてくる。
ふるり、と身を震わせると後ろからヒヤリとした手が俺の額に当てられた。
「…兄さん」
「大丈夫?あまり顔色が良くないね、体調悪い?」
俺のことを迎えに来た兄さんがそこにいた。
兄さんはあの騒動の後、俺を1人で帰したくないとあの手この手を使い、中学生になった今でも送り迎えを喜んでやっている。
そんな兄さんは俺のことを心底心配してます。という顔をしてこちらも見つめてくる。
でも兄さん、そんないい顔をして心配そうに俺を見てくれるのは嬉しいけど…兄さんの後ろには恨めしそうに俺を睨んでくる女子たちがいるんだ。
アンバランス過ぎて逆に風邪ひきそう。
「兄さん、大丈夫。別に体調悪いわけじゃない」
「そう…?もし体調悪くなったりしたらすぐに言うんだよ」
額に当てて体温を確認していた手をそのまま頭に持っていき優しく撫でてくれる。
そして俺が兄さんに優しくされるたびに周りの女子から溢れ出る殺気…うーん、兄さんとその周りの温度差が凄い。
「それじゃ、そろそろ帰ろうか」
兄さんが俺に立ち上がるよう促し、俺もそれに倣って立ち上がり鞄を持って教室の出入り口へ向かうと後ろから
「七海ー、また明日なー」
という桜野の声が聞こえて振り向くと桜野と大原が手をひらひら振っているのが目に入る。
少し照れ臭くて小さく手を振りかえしてさっさと教室から出ると兄さんがクスクス笑っているのに気付く。
「友達出来たんだね、ちょっと安心した」
「…うるさいなぁ…」
つい子供のように拗ねた口調で反論してもそれすら兄さんには笑いの元になるらしく、更にクスクスと笑われた…解せぬ。
学校の外に出るまでもいろんな女子が兄さんに声をかけるものの、どれも
「今唯兎がいるから」
「唯兎と帰るから」
「2人で帰りたいんだ」
とどんどんと断りの言葉で跳ね返していく。
その度睨まれるこちらの身にもなって欲しい。
「ねぇ兄さん…俺1人で帰れるから他の人と帰ったりしなよ」
「…ん?何か言った?」
「だからさ、俺1人で」
「唯兎だけで帰らせても大丈夫なのは高校生から、中学生の間は一緒に帰ってもらうよ。あの時そう決めたから」
高校生になるまでは、と頑なに譲ろうとしない兄さんに溜息が出てくるが悪い気がしないのは多分前世兄という存在がいなかったと言うのも関係しているのだろう。
前世では俺が長男、下に妹で俺が甘えさせてあげる立場だった為兄弟に甘える…と言う事に少し憧れがあったのかもしれない。
流石に手を握るようなことはしないが、兄さんが一緒に帰ると言うのであれば暫くは仕方なく付き合ってあげようと思う。
「唯兎くぅん!」
俺が諦めたように目を閉じて溜め息を吐いた時、後ろから俺を呼ぶ声が聞こえてきた。嫌な予感がする。
「あ、照史先輩…こんにちはぁ…!」
先程、俺に告白してきた桃中だ。
わざわざ走って追いかけてきた桃中は少しわざとらしくはぁはぁ、と息を切らしている。
挨拶をされた兄さんはこんにちは、と返しつつもお友達?とこちらを確認してくる。
…俺はこれになんて答えるのが正解なんだ。
「照史先輩、私唯兎くんの彼女になりましたぁ!これからよろしくお願いしますぅ!」
…は?
「いや待って、まだへんじ」
「今日家に来てって言ってくれたんですけどぉ、私も一緒に帰ってもいいですかぁ?」
「ねぇ」
「照史先輩には迷惑かけないのでぇ、私唯兎くんの彼女ですしぃ」
俺の言葉はことごとく桃中の言葉に遮られる。
俺と兄さんの間に割り込み、兄さんからは俺が見えにくくなっている事もあり俺の言葉は兄さんにもしっかり届いていないだろう。
「唯兎くん、行きましょー!照史先輩、今日はよろしくお願いしますぅ」
俺の腕をギュッと握って兄さんの方を見ながら歩き出した桃中。
…腕が痛い、余計なことを言うなと爪を立てられている。
女子の爪は長い、そんな爪で二の腕をキリキリとつねられて何も言えなくなる。
兄さんが目当てなのになんで俺がこんな思いしないといけないんだ。
さっきまでは甘えるだのなんだの考えられるくらい『嫉妬心』なんてなかったのに、胸にモヤモヤしたものがどんどんと膨らんでいく。
俺を巻き込まないでくれ、放っておいてくれ。
そんな思いの中、桃中に二の腕をつねられながら何も口に出すことなく歩いている。
いたい
うでがいたい
ひとりでいたい
かえりたい
じぶんがこわい
目の前が暗くなり、ぼー…と何も考えられなくなってきた時
「ねぇ」
兄さんが俺の腕を強めに引っ張り桃中の腕から救い出す。
チラッと兄さんを見るとかなり冷ややかな目で桃中を見ている。
普段笑顔でいる事が多い兄さんが冷たい真顔で桃中を…睨んでいる。
「唯兎の腕になにしてるの」
「え、いや…あの」
俺の半袖を捲り、赤く染まった部分を確認する。
ピリッとした痛みに顔を歪めると俺よりも兄さんの方が泣きそうな顔をする。
「君、本当に唯兎の彼女?」
「…そ、そうです!今日の放課後唯兎くんに告白されて、付き合いました!」
必死にそう告げる桃中と俺を見比べる兄さんは大きめの溜め息を吐いた。
「唯兎、本当のこと話して」
「…告白してない、俺が桃中には告白された。さっきの友達に相談して後日断る予定だった」
明らかに怒っている兄さんが怖くてついつい箇条書きのように伝えてしまった。
めちゃくちゃ怒ってる、あの兄さんが…めちゃくちゃ怒ってる。
「う、うそ!その人達と手を組んで私を嵌めようとしてるでしょ!」
「って言って、僕が君を信じると思う?」
冷たい声に冷たい目、初めて見た兄さんに驚きを隠せないまま成り行きを見守るしか出来ない。
俺が口を挟めば桃中が喚く、それに兄さんは更に怒るだろう。
「俺は見知らぬ君より唯兎を信じるよ。唯兎は嘘を言わない」
「せ、先輩を騙してるのかもしれないじゃないですか!唯兎くんってめちゃくちゃ性格悪いですよ、毎日照史先輩の悪口を言いまくってるの私聞いてます!」
なんてこったい。
この女、自分を潔白を証明するのを諦めて俺を陥れる事に専念する事にしたらしい。めちゃくちゃな嘘を兄さんに投げ付ける。
「今言ったことを聞いてなかったのかな、僕は唯兎を信じる。君の言うことは何一つ僕には届かないよ」
桃中が何を言っても兄さんは俺を信じると言う。
その度に俺はさっきまで感じてた『嫉妬心』が恥ずかしく感じてしまう、俺はこんななのに兄さんはずっと変わらない愛を俺にくれる。
この『嫉妬心』さえなければ…
そう思ってもどうにもならないのが物語補正というもの。
無理矢理体を使われて兄さんに嫌がらせさせられるようなことがないだけマシか…と思うようにしておく。
「~っ!もういい!!」
逆ギレした桃中は鞄から何かを取り出して俺に投げつけた。
…まだ未開封のペットボトルだ。
鈍い音がして俺の腹に当たる、さりげなくめちゃくちゃ痛い。
一瞬息ができなくなりゲホゲホと咽せながら座り込むと兄さんが支えてくれる。
そんな俺を見ても何も思ってなさそうに睨みつけてくる桃中はどうでも良さそうにふんっと鼻を鳴らして後ろを向き走り去っていく。
「お前……っ!!」
珍しく口調の強くなった兄さんの腕を掴み、追いかけるのを阻止する。
今桃中を追いかけたら何をするかわからない。
てか、今の顔も主人公のする顔じゃない。
「に、さん…いい、だいじょ、ぶ…」
「唯兎…」
自然と目尻に涙が溜まっていたのを乱暴に拭って立ち上がると兄さんに向き直って
「ごめん」
と頭を下げた。
「唯兎、何謝ってるの」
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謝る俺に兄さんは複雑な顔をして頭を上げるように言ってくれる。
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今の俺には小さな声でそう言うことしか出来ない。
それが兄さんに届いたかどうかはわからない。
でも兄さんは何も悪くない。
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そして俺
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それでも、少しの知識ならある
兄さんは俺からの
弟からの嫌がらせがなければ完璧に幸せになれる
トラウマもなく
嫌いなものもなく
好きな人の幸せに
兄さんは何も悪くない
俺も、悪いことはしたくない
兄さんが幸せになるために
ごめん、兄さん
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