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第143話「神罰の一撃」
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穏やかな海を抉り取るように右旋回をして、左舷を女王に向けようとするエクス・グラン号。それに対して船首を南東のエクス・グラン号に向けようとする女王の位置取り争いになっていた。お互い攻撃するには、ベストな位置にする必要があるのだ。
女王の甲板上ではシャルルが少し驚いた表情を浮かべていた。エクス・グラン号の動きが彼女の予想外の行動だったからだ。
「正面を横切る気? 女王陛下の大砲の威力は見たはずなのに正気なの?」
「本気だろうよ、相手も撃ってくる気満々だ」
エクス・グラン号の左舷に集まる魔力の輝きを見てハンサムが目を細める。シャルルは唸りながらエクス・グラン号の真意を考え始める。
「たぶん砲撃時に出来る隙を狙ってるんだろうけど……」
「勝負するの、うさぎちゃん? 正直、相手に先に撃たせても勝てると思うけど」
そう尋ねてきたマギに対して、シャルルは少し困った表情を浮かべた。マギの言う通り女王の防殻ならば魔導砲をほぼ確実に無効化できる。ここで敢えて勝負に乗らず、通り過ぎたところで後ろから追撃した方が確実だろう。
「だからこそ、誘っているのか……」
女王に勝つには、防殻が切れるタイミングを狙うしかない。それがわかっているからこそ、エクス・グラン号はわざとらしく横腹を見せる形を取ってきたのだ。
商人であるシャルルなら確実に勝てる方法を選ぶだろう。船を預かる船長としてのシャルルも仲間を守る責任がある。しかし海賊である彼女だけは違う、自分の船を沈められて黙って眼前を通らせるなどあり得ないのだ。
「その安い挑発に乗ってあげるわ! 針路そのまま、照準をエクス・グラン号に合わせて!」
「あらあら~」
「仕方ねぇな……まぁ、ここで安全策なんて海賊がやることじゃねぇしなっ!」
シャルルの決断にマギは少し呆れた様子だったが、ハンサムはどこか楽しそうに答えた。マギと違って彼は根っからの海賊なのだ。
「親方、いけるよね?」
「こんな貴重な船を危険に晒すとは正気じゃねぇが、船長がやりたいって言うなら船乗りとして従うしかねぇさ。トリガーは任せな、きっちり仕留めてやるぜっ!」
ガディンクが操作する魔導器に女王の進行方向、つまり女王陛下の大砲の照準が映し出される。そして、トリガーを握りながらシャルルの命令を待つ。
固唾を飲んで見守っていたシャルルだったが、突然外から前方から轟音が響き渡り、見張り役の黒猫が叫ぶ声が聞こえてきた。
「撃ってきたにゃ~!」
シャルルが改めて魔導器を確認すると、エクス・グラン号から多数の砲撃が見て取れた。その砲弾は、女王の進行方向上に着弾し大きな水柱を打ち上げる。
「ちぃ、見えねぇ」
打ち上げられた水柱と発生した水蒸気で、女王の視界を奪われる形になってしまったのだ。
「大丈夫っ! 照準と舵はそのままっ!」
「あいよっ!」
ハンサムは、舵輪が動かないようにしっかりと力を込める。ガディンクも頷きながらトリガーを握り締めた。そしてシャルルは船内通信機を掴むと、コントロールルームを出て艦首に向かう。
発生した霧に突入した影響ですでに視界はゼロに近かったが、シャルルは目を瞑って耳をそばだてた。聞こえてくるのは波と風の音、魔導砲のチャージ音、エクス・グラン号からの断続的に聞こえてくる砲音、その全てに意識を集中する。
その感覚が進行方向を横切ろうとするエクス・グラン号を捉えると、目を見開きながら右手を突き出しながら叫ぶ。
「今よ、女王陛下の大砲撃てぇぇぇ!」
船内通信機により拾われたその声が船内全てに響き渡る。ガディンクは反射的にトリガーを引いた。女王に纏わりついてきた霧を吹き飛ばし、女王陛下の大砲が発射される。
比喩ではなく海を切り裂きながらエクス・グラン号に向かう閃光は、同時に発射してきたエクス・グラン号が発射した魔導砲の閃光を容易く飲み込み、エクス・グラン号の中心部に直撃した。
まるでそこには何もなかったかの如く船体を抉り取り、遥か水平線まで伸びた閃光はもはや神々の神罰の具現化と呼べるような代物だった。
◇◇◆◇◇
女王陛下の大砲の直撃を受けたエクス・グラン号 ――
中心部を抉り取られた影響でエクス・グラン号は半ばから折れ、そこから海水に流れ込んでいく。船乗りたちは海中に飲み込まれないように、必死に甲板を這い上がろうとしていた。
そんな中、柱にしがみ付きながらフーガが喚き散らしている。
「ば……馬鹿なっ! こんな理不尽が許されてたまるかっ!」
自身がすべてを賭け最強と信じた艦が、ただの一撃で完膚なきまでに破壊された事実を受け入れられずにいたのだ。
「なぜ、あのような船が存在しているのだっ!? あんなもの……存在が許されるわけが……まさか!? 伝説の船……海を統べる女王……」
その瞬間エクス・グラン号で大きな爆発が起き、フーガの最後の言葉は掻き消される。行き場を失った魔力が暴走して爆発を引き起こしたのだ。
その爆発によって、完全に浮力を失ったエクス・グラン号は海中に沈んでいく。グラン王国の象徴となるべく建造されたエクス・グラン号は、その初戦において歴史書にも記されることなく姿を消すことになるのだった。
◇◇◆◇◇
女王の甲板 ――
エクス・グラン号の轟沈を確認したシャルルは、コントロールルームに戻ってくる。そこでは目を覚ましたアレス王子が、青ざめた顔をしてブツブツと呟いていた。
「馬鹿な……エクス・グラン号が……あの無敵の艦がやられるなんて……」
目を覚ました瞬間、魔導器越しでエクス・グラン号が貫かれるシーンを観てしまい、完全に自信消失してしまったのだ。シャルルは座り込む彼の前に立つと、両手を腰において胸を張る。
「どう? 海賊たちの勝ちよ、王子さま」
「くっ……もはや反論する気もおきない……完全に我々の負けだ。兄上たちがグレートスカル号に勝てたとしても、この船の前では無力だろう」
項垂れるアレス王子だったが、すぐに気を取り直してシャルルの目を見つめる。
「このようなことを言うのは身勝手だと思うだろうが、それでも敢えて頼む! まだ生き残りがいるかもしれない。我が臣民を助けて貰えないだろうか?」
アレス王子がそんな気遣いが出来ることに、シャルルは少し驚いたが小さく頷いた。
「敵であっても、落水者の救助は海の習いだもの。言われなくたって助けるつもりよ。問題なのは、この船で救助活動が難しいことだけど……」
女王はその巨大さゆえに、水面から船縁までがかなり高くまさに絶壁である。海戦時にこれ以上無い城壁と化すが、こと救助活動となると困難な代物だった。
海面から這い上がるのはもちろん、吊して引き上げるのも相当時間がかかる。そんなことをしていては助けられる者も助けられなくなってしまうのだ。
「とりあえずポイントに向かって、落水者の発見を最優先! 間違っても落水者を押しつぶさないように気を付けてね」
ハンサムとガディンクは頷くと、船内放送でも監視を厳にすることが伝えられた。そこに船内で探索活動をしていた黒猫が戻ってくる。
「頭ぁ、船にゃ! 船があったにゃ!」
「船って? 今、乗っているじゃない? 何を言っているのよ」
「違うにゃ、船の中に船があったにゃ!」
黒猫の言葉がいまいち理解できなかったシャルルが首を傾げていると、黒猫はシャルルの船長服を引っ張る。
「いいから来るにゃ!」
「わかったわよ、そんなに引っ張らないでよ!? マギ、悪いけど一緒に来てくれる?」
「は~い」
この場はハンサムとガディンクに任せ、シャルルとマギは黒猫に連れられてコントロールルームを後にするのだった。
女王の甲板上ではシャルルが少し驚いた表情を浮かべていた。エクス・グラン号の動きが彼女の予想外の行動だったからだ。
「正面を横切る気? 女王陛下の大砲の威力は見たはずなのに正気なの?」
「本気だろうよ、相手も撃ってくる気満々だ」
エクス・グラン号の左舷に集まる魔力の輝きを見てハンサムが目を細める。シャルルは唸りながらエクス・グラン号の真意を考え始める。
「たぶん砲撃時に出来る隙を狙ってるんだろうけど……」
「勝負するの、うさぎちゃん? 正直、相手に先に撃たせても勝てると思うけど」
そう尋ねてきたマギに対して、シャルルは少し困った表情を浮かべた。マギの言う通り女王の防殻ならば魔導砲をほぼ確実に無効化できる。ここで敢えて勝負に乗らず、通り過ぎたところで後ろから追撃した方が確実だろう。
「だからこそ、誘っているのか……」
女王に勝つには、防殻が切れるタイミングを狙うしかない。それがわかっているからこそ、エクス・グラン号はわざとらしく横腹を見せる形を取ってきたのだ。
商人であるシャルルなら確実に勝てる方法を選ぶだろう。船を預かる船長としてのシャルルも仲間を守る責任がある。しかし海賊である彼女だけは違う、自分の船を沈められて黙って眼前を通らせるなどあり得ないのだ。
「その安い挑発に乗ってあげるわ! 針路そのまま、照準をエクス・グラン号に合わせて!」
「あらあら~」
「仕方ねぇな……まぁ、ここで安全策なんて海賊がやることじゃねぇしなっ!」
シャルルの決断にマギは少し呆れた様子だったが、ハンサムはどこか楽しそうに答えた。マギと違って彼は根っからの海賊なのだ。
「親方、いけるよね?」
「こんな貴重な船を危険に晒すとは正気じゃねぇが、船長がやりたいって言うなら船乗りとして従うしかねぇさ。トリガーは任せな、きっちり仕留めてやるぜっ!」
ガディンクが操作する魔導器に女王の進行方向、つまり女王陛下の大砲の照準が映し出される。そして、トリガーを握りながらシャルルの命令を待つ。
固唾を飲んで見守っていたシャルルだったが、突然外から前方から轟音が響き渡り、見張り役の黒猫が叫ぶ声が聞こえてきた。
「撃ってきたにゃ~!」
シャルルが改めて魔導器を確認すると、エクス・グラン号から多数の砲撃が見て取れた。その砲弾は、女王の進行方向上に着弾し大きな水柱を打ち上げる。
「ちぃ、見えねぇ」
打ち上げられた水柱と発生した水蒸気で、女王の視界を奪われる形になってしまったのだ。
「大丈夫っ! 照準と舵はそのままっ!」
「あいよっ!」
ハンサムは、舵輪が動かないようにしっかりと力を込める。ガディンクも頷きながらトリガーを握り締めた。そしてシャルルは船内通信機を掴むと、コントロールルームを出て艦首に向かう。
発生した霧に突入した影響ですでに視界はゼロに近かったが、シャルルは目を瞑って耳をそばだてた。聞こえてくるのは波と風の音、魔導砲のチャージ音、エクス・グラン号からの断続的に聞こえてくる砲音、その全てに意識を集中する。
その感覚が進行方向を横切ろうとするエクス・グラン号を捉えると、目を見開きながら右手を突き出しながら叫ぶ。
「今よ、女王陛下の大砲撃てぇぇぇ!」
船内通信機により拾われたその声が船内全てに響き渡る。ガディンクは反射的にトリガーを引いた。女王に纏わりついてきた霧を吹き飛ばし、女王陛下の大砲が発射される。
比喩ではなく海を切り裂きながらエクス・グラン号に向かう閃光は、同時に発射してきたエクス・グラン号が発射した魔導砲の閃光を容易く飲み込み、エクス・グラン号の中心部に直撃した。
まるでそこには何もなかったかの如く船体を抉り取り、遥か水平線まで伸びた閃光はもはや神々の神罰の具現化と呼べるような代物だった。
◇◇◆◇◇
女王陛下の大砲の直撃を受けたエクス・グラン号 ――
中心部を抉り取られた影響でエクス・グラン号は半ばから折れ、そこから海水に流れ込んでいく。船乗りたちは海中に飲み込まれないように、必死に甲板を這い上がろうとしていた。
そんな中、柱にしがみ付きながらフーガが喚き散らしている。
「ば……馬鹿なっ! こんな理不尽が許されてたまるかっ!」
自身がすべてを賭け最強と信じた艦が、ただの一撃で完膚なきまでに破壊された事実を受け入れられずにいたのだ。
「なぜ、あのような船が存在しているのだっ!? あんなもの……存在が許されるわけが……まさか!? 伝説の船……海を統べる女王……」
その瞬間エクス・グラン号で大きな爆発が起き、フーガの最後の言葉は掻き消される。行き場を失った魔力が暴走して爆発を引き起こしたのだ。
その爆発によって、完全に浮力を失ったエクス・グラン号は海中に沈んでいく。グラン王国の象徴となるべく建造されたエクス・グラン号は、その初戦において歴史書にも記されることなく姿を消すことになるのだった。
◇◇◆◇◇
女王の甲板 ――
エクス・グラン号の轟沈を確認したシャルルは、コントロールルームに戻ってくる。そこでは目を覚ましたアレス王子が、青ざめた顔をしてブツブツと呟いていた。
「馬鹿な……エクス・グラン号が……あの無敵の艦がやられるなんて……」
目を覚ました瞬間、魔導器越しでエクス・グラン号が貫かれるシーンを観てしまい、完全に自信消失してしまったのだ。シャルルは座り込む彼の前に立つと、両手を腰において胸を張る。
「どう? 海賊たちの勝ちよ、王子さま」
「くっ……もはや反論する気もおきない……完全に我々の負けだ。兄上たちがグレートスカル号に勝てたとしても、この船の前では無力だろう」
項垂れるアレス王子だったが、すぐに気を取り直してシャルルの目を見つめる。
「このようなことを言うのは身勝手だと思うだろうが、それでも敢えて頼む! まだ生き残りがいるかもしれない。我が臣民を助けて貰えないだろうか?」
アレス王子がそんな気遣いが出来ることに、シャルルは少し驚いたが小さく頷いた。
「敵であっても、落水者の救助は海の習いだもの。言われなくたって助けるつもりよ。問題なのは、この船で救助活動が難しいことだけど……」
女王はその巨大さゆえに、水面から船縁までがかなり高くまさに絶壁である。海戦時にこれ以上無い城壁と化すが、こと救助活動となると困難な代物だった。
海面から這い上がるのはもちろん、吊して引き上げるのも相当時間がかかる。そんなことをしていては助けられる者も助けられなくなってしまうのだ。
「とりあえずポイントに向かって、落水者の発見を最優先! 間違っても落水者を押しつぶさないように気を付けてね」
ハンサムとガディンクは頷くと、船内放送でも監視を厳にすることが伝えられた。そこに船内で探索活動をしていた黒猫が戻ってくる。
「頭ぁ、船にゃ! 船があったにゃ!」
「船って? 今、乗っているじゃない? 何を言っているのよ」
「違うにゃ、船の中に船があったにゃ!」
黒猫の言葉がいまいち理解できなかったシャルルが首を傾げていると、黒猫はシャルルの船長服を引っ張る。
「いいから来るにゃ!」
「わかったわよ、そんなに引っ張らないでよ!? マギ、悪いけど一緒に来てくれる?」
「は~い」
この場はハンサムとガディンクに任せ、シャルルとマギは黒猫に連れられてコントロールルームを後にするのだった。
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