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第127話「魔導砲」
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入り江に押し込まれた王都防衛艦隊に砲の雨を降らせたのは、島の陰に隠れていたゼロン=ゴルダ大海賊団だった。島に観測員を上陸させ、死角から遠距離砲撃を撃ちまくっているのだ。
船縁に足を掛けて、腕を振り上げながらゴルダが豪快に笑う。
「おらおら、どんどん撃ち込めぇ! どうせ弾代はシーロード持ちだ。空になるまで撃っていいぞぉ! がっははは」
「先代、楽しそうだな」
「何言ってんだぁ、代行! 金のかからねぇドンパチなんて最高だろぉがっ! 俺が若い頃なんて弾代集めんのも苦労してなぁ」
「先代、今は昔話はいいぜ……」
唐突に昔語りを始めようとするゴルダに、ノーテムは呆れた様子で呟きながら、望遠鏡で観測員からの報告を確認する。
「しかし、あの嬢ちゃん、戦場の選定や艦隊をここまで引っ張ってきた手腕を考えると末恐ろしいな」
「あぁ可愛い顔して、ありゃ……本物の化け物だな。ゼルスの野郎が遅れを取るわけだぜ」
現在の防衛艦隊の位置はほぼシャルルが指定した場所であり、ゼロン=ゴルダ大海賊団が砲撃のポイントに定めていた入り江である。
もちろん細かい位置の調整は観測員からの指示で変えているが、シャルルはその位置まで彼らを連れてきて、完全に罠に嵌めることに成功したのだ。
もちろん放物線軌道で、命中させているゼロン=ゴルダ大海賊団の練度も凄まじいものがあった。こんな命中率を誇る船団は、彼ら以外に存在しないだろう。
それでもゼフィール船団との連携で、相手の位置を固定したシャルルの作戦が見事だとしか言えなかった。
そこで先程とは違う色と音の信号弾が上がった。ホワイトラビット号からの次なる指示である。
「また信号弾だっ!」
「ありゃ、第二段階へ移行の合図だな」
「よし、撃ち方やめぇ! 指定ポイントへ移動だっ!」
ノーテムが号令を発すると船団が移動を開始する。おそらく敵艦も回避行動に出て、島を挟んでの砲撃では効果が薄くなったのだ。これからは直接面を合わせての砲撃戦になる。
ゼロン=ゴルダ大海賊団が島の陰を抜けると、防衛艦隊が丁度入り江から脱出しようとするところだった。相手からすれば退路に突然船団が現れた形である。
向かってきた防衛艦隊は入り江に押し込まれて、多方面から砲撃を受けていたにも関わらず、半数以上が健在だった。
「通すなっ! 右舷放てぇ!」
「撃てぇ!」
ノーテムの号令のもと、ゼロン=ゴルダ大海賊団の全ての船が砲撃を開始するのだった。
◇◇◆◇◇
少し時間は遡って、王都防衛艦隊 旗艦グランロード――
正面からはゼフィール船団からの砲撃、上空からはゼロン=ゴルダ大海賊団からの曲斜砲、グランロードの魔導防殻であれば耐えれても、他の随伴艦がいつまでも耐えれるものではなかった。
砲撃に当たらなくても慌てて回避行動に出て艦同士がぶつかったり、浅瀬に乗り上げたりして次々と数を減らしていく防衛艦隊。
「ぐ……まずは正面を黙らせるっ! 両舷、魔導砲用意っ!」
「殿下っ!? この位置からでは前衛の艦に当たってしまいますっ!」
グランロードとゼフィール船団の間には、彼らの集中砲火から仲間を守る盾になるべく三隻の魔導艦がいる。すでに魔力切れで防殻も抜かれ、船体の装甲で耐えている状態でだった。このままでは轟沈は避けられないだろう。
「あの三隻はもはや助からない。多少の犠牲はやむを得まい、いま撃たねば全滅するぞっ! 一射目に合わせて、残存艦は南方より離脱させよ。この艦は回頭して左舷でもう一射、そして北に上って指揮官を叩くっ!」
アレス王子はそう言い放つと、少し離れたところで旋回しながら戦況を見守るホワイトラビット号を睨みつけた。
彼の案はとても人道的とは言えなかったが、司令官としては正しかった。防衛艦隊を少しでも生き残らせるためには、最も確率の高い作戦だったのだ。
艦長のオイスンは味方を撃つことにためらいがあったが、アレス王子の言う通りこのままでは全滅は必至だと思い直し断腸の思いで命令を下す。
「右舷魔導砲チャージ開始! 狙いは敵船団中央のエクスディアス号だっ!」
「ハ……ハッ!」
副官が敬礼をすると各艦に伝達が行く、前衛の三隻にはオイスン自らが伝達をするために魔導通信機に手を掛けた。
「グランロード艦長オイスンだ、聞こえているか?」
三隻の内二隻からはすでに返答がなく、一隻のみ雑音交じりで返答が返ってきた。
「こちら……ザルーダ号、副艦長のオムド……艦長死亡、指揮権を継承し……た」
「これから当艦が魔導砲を放つ、今すぐ離脱せよっ!」
しばしの沈黙のあと、副艦長のオムドからの返信が届く。
「当艦は……動力を消失、動けません……構いません、撃ってください」
「ならば、総員退艦せよっ!」
「……逃げられる者は、すでに退艦済みです」
「お前もすぐに退艦しろ。艦に残る必要などないっ!」
「この怪我……逃げれませ……グラン王国に……勝利を!」
けたたましい銃声が響き、ザルーダ号の通信が切れた。オイスンは震える手で通信機を置いた。そして戦友の覚悟に応えるために号令を発する。
「右舷、魔導砲……放てぇ!」
その号令に合わせて放たれたグランロードの三つの魔導砲は眩い閃光を放ちながら、ザルーダ号を含めた三隻を貫き、そのままエクスディアス号に襲い掛かるのだった。
◇◇◆◇◇
魔導砲発射前、ゼフィール大海賊団 旗艦エクスディアス号 ――
グランロードから魔導砲が放たれる前、ノット・ソーは不穏な空気を察していた。
「ゼフィール様、気を付けてください。何か仕掛けてくるつもりです」
「何かって? あの前衛の三隻はもう沈む。あとは盾がなくなった艦隊を包囲するだけだ」
戦況は極めて海賊連合側が有利であり、このまま攻め続ければ勝てるとゼフィールは考えていた。しかし、今までノット・ソーの勘に助けられたことも多い。ゼフィールは少し考えると、もう一度防衛艦隊を注視する。
前衛の三隻はゼフィール船団四十隻の集中砲火に曝され炎上、盛大に黒煙を上げ航行不能に見える。よくまだ浮いていられると感心するほどのしぶとさだが、反撃する力は残っていないはずだ。
やはり問題は感じなかったゼフィールは、攻撃の続行を指示しようとした。しかし、そこに一人の海賊が駆け寄って報告してくる。
「頭領、ホワイトラビット号から信号弾だっ!」
「あの色はゼロン=ゴルダの第二フェーズ開始の合図だな。壁の向こう側で何か動きがあったのか? やはり敵は健在と見るべきか……よし、砲撃停止! 壁の避けて左右に分かれろ、少し様子を見る」
ゼフィールの号令は即座に全船に通達され、四十隻の船団が半分に分かれていく。まさにその時だった。壁になっていた前衛三隻の奥が光り輝いたかと思った瞬間、三隻が爆発して吹き飛び、光の弾がエクスディアス号に迫ってくる。
「なっ!? 魔導防殻展開だっ!」
エクスディアス号が緊急展開した防殻だったが、グランロードから放たれた魔導砲はそれを突破して、エクスディアス号のフォアマストを吹き飛ばす。
その反動でメインマストのヤードも折れ、帆走出来ない状況に陥った。そして他の魔導砲は近くにいた随伴船を焼き払い、一気に五隻が爆発轟沈する。
「くそっ! 味方ごと撃ち抜きやがっただとっ!? お前ら、大丈夫か?」
「負傷者多数、本船は航行不能! 僚船も何隻かやられたっ!」
「くっ、負傷者の救助とマストの撤去を急げ! あの威力だ、次弾装填まで時間があるはずだ」
エクスディアス号は魔導帆船である。帆走が出来なくなっても魔導航行で移動できる。しかし、へし折られたマストが甲板上に横たわっており航行の邪魔をしていた。
再チャージには時間がかかるので、マストさえ撤去できればまだ戦えるとゼフィールは考えていた。しかし、そんな彼の期待を裏切る報告が、マスト上の見張り台から聞こえてくるのだった。
「頭領! 敵艦、旋回してる。第二射来るぞっ!」
「なにぃ!?」
その報告にゼフィールは計算が崩れたことを悟り、死神の鎌が振り下ろされる時を覚悟するのだった。
船縁に足を掛けて、腕を振り上げながらゴルダが豪快に笑う。
「おらおら、どんどん撃ち込めぇ! どうせ弾代はシーロード持ちだ。空になるまで撃っていいぞぉ! がっははは」
「先代、楽しそうだな」
「何言ってんだぁ、代行! 金のかからねぇドンパチなんて最高だろぉがっ! 俺が若い頃なんて弾代集めんのも苦労してなぁ」
「先代、今は昔話はいいぜ……」
唐突に昔語りを始めようとするゴルダに、ノーテムは呆れた様子で呟きながら、望遠鏡で観測員からの報告を確認する。
「しかし、あの嬢ちゃん、戦場の選定や艦隊をここまで引っ張ってきた手腕を考えると末恐ろしいな」
「あぁ可愛い顔して、ありゃ……本物の化け物だな。ゼルスの野郎が遅れを取るわけだぜ」
現在の防衛艦隊の位置はほぼシャルルが指定した場所であり、ゼロン=ゴルダ大海賊団が砲撃のポイントに定めていた入り江である。
もちろん細かい位置の調整は観測員からの指示で変えているが、シャルルはその位置まで彼らを連れてきて、完全に罠に嵌めることに成功したのだ。
もちろん放物線軌道で、命中させているゼロン=ゴルダ大海賊団の練度も凄まじいものがあった。こんな命中率を誇る船団は、彼ら以外に存在しないだろう。
それでもゼフィール船団との連携で、相手の位置を固定したシャルルの作戦が見事だとしか言えなかった。
そこで先程とは違う色と音の信号弾が上がった。ホワイトラビット号からの次なる指示である。
「また信号弾だっ!」
「ありゃ、第二段階へ移行の合図だな」
「よし、撃ち方やめぇ! 指定ポイントへ移動だっ!」
ノーテムが号令を発すると船団が移動を開始する。おそらく敵艦も回避行動に出て、島を挟んでの砲撃では効果が薄くなったのだ。これからは直接面を合わせての砲撃戦になる。
ゼロン=ゴルダ大海賊団が島の陰を抜けると、防衛艦隊が丁度入り江から脱出しようとするところだった。相手からすれば退路に突然船団が現れた形である。
向かってきた防衛艦隊は入り江に押し込まれて、多方面から砲撃を受けていたにも関わらず、半数以上が健在だった。
「通すなっ! 右舷放てぇ!」
「撃てぇ!」
ノーテムの号令のもと、ゼロン=ゴルダ大海賊団の全ての船が砲撃を開始するのだった。
◇◇◆◇◇
少し時間は遡って、王都防衛艦隊 旗艦グランロード――
正面からはゼフィール船団からの砲撃、上空からはゼロン=ゴルダ大海賊団からの曲斜砲、グランロードの魔導防殻であれば耐えれても、他の随伴艦がいつまでも耐えれるものではなかった。
砲撃に当たらなくても慌てて回避行動に出て艦同士がぶつかったり、浅瀬に乗り上げたりして次々と数を減らしていく防衛艦隊。
「ぐ……まずは正面を黙らせるっ! 両舷、魔導砲用意っ!」
「殿下っ!? この位置からでは前衛の艦に当たってしまいますっ!」
グランロードとゼフィール船団の間には、彼らの集中砲火から仲間を守る盾になるべく三隻の魔導艦がいる。すでに魔力切れで防殻も抜かれ、船体の装甲で耐えている状態でだった。このままでは轟沈は避けられないだろう。
「あの三隻はもはや助からない。多少の犠牲はやむを得まい、いま撃たねば全滅するぞっ! 一射目に合わせて、残存艦は南方より離脱させよ。この艦は回頭して左舷でもう一射、そして北に上って指揮官を叩くっ!」
アレス王子はそう言い放つと、少し離れたところで旋回しながら戦況を見守るホワイトラビット号を睨みつけた。
彼の案はとても人道的とは言えなかったが、司令官としては正しかった。防衛艦隊を少しでも生き残らせるためには、最も確率の高い作戦だったのだ。
艦長のオイスンは味方を撃つことにためらいがあったが、アレス王子の言う通りこのままでは全滅は必至だと思い直し断腸の思いで命令を下す。
「右舷魔導砲チャージ開始! 狙いは敵船団中央のエクスディアス号だっ!」
「ハ……ハッ!」
副官が敬礼をすると各艦に伝達が行く、前衛の三隻にはオイスン自らが伝達をするために魔導通信機に手を掛けた。
「グランロード艦長オイスンだ、聞こえているか?」
三隻の内二隻からはすでに返答がなく、一隻のみ雑音交じりで返答が返ってきた。
「こちら……ザルーダ号、副艦長のオムド……艦長死亡、指揮権を継承し……た」
「これから当艦が魔導砲を放つ、今すぐ離脱せよっ!」
しばしの沈黙のあと、副艦長のオムドからの返信が届く。
「当艦は……動力を消失、動けません……構いません、撃ってください」
「ならば、総員退艦せよっ!」
「……逃げられる者は、すでに退艦済みです」
「お前もすぐに退艦しろ。艦に残る必要などないっ!」
「この怪我……逃げれませ……グラン王国に……勝利を!」
けたたましい銃声が響き、ザルーダ号の通信が切れた。オイスンは震える手で通信機を置いた。そして戦友の覚悟に応えるために号令を発する。
「右舷、魔導砲……放てぇ!」
その号令に合わせて放たれたグランロードの三つの魔導砲は眩い閃光を放ちながら、ザルーダ号を含めた三隻を貫き、そのままエクスディアス号に襲い掛かるのだった。
◇◇◆◇◇
魔導砲発射前、ゼフィール大海賊団 旗艦エクスディアス号 ――
グランロードから魔導砲が放たれる前、ノット・ソーは不穏な空気を察していた。
「ゼフィール様、気を付けてください。何か仕掛けてくるつもりです」
「何かって? あの前衛の三隻はもう沈む。あとは盾がなくなった艦隊を包囲するだけだ」
戦況は極めて海賊連合側が有利であり、このまま攻め続ければ勝てるとゼフィールは考えていた。しかし、今までノット・ソーの勘に助けられたことも多い。ゼフィールは少し考えると、もう一度防衛艦隊を注視する。
前衛の三隻はゼフィール船団四十隻の集中砲火に曝され炎上、盛大に黒煙を上げ航行不能に見える。よくまだ浮いていられると感心するほどのしぶとさだが、反撃する力は残っていないはずだ。
やはり問題は感じなかったゼフィールは、攻撃の続行を指示しようとした。しかし、そこに一人の海賊が駆け寄って報告してくる。
「頭領、ホワイトラビット号から信号弾だっ!」
「あの色はゼロン=ゴルダの第二フェーズ開始の合図だな。壁の向こう側で何か動きがあったのか? やはり敵は健在と見るべきか……よし、砲撃停止! 壁の避けて左右に分かれろ、少し様子を見る」
ゼフィールの号令は即座に全船に通達され、四十隻の船団が半分に分かれていく。まさにその時だった。壁になっていた前衛三隻の奥が光り輝いたかと思った瞬間、三隻が爆発して吹き飛び、光の弾がエクスディアス号に迫ってくる。
「なっ!? 魔導防殻展開だっ!」
エクスディアス号が緊急展開した防殻だったが、グランロードから放たれた魔導砲はそれを突破して、エクスディアス号のフォアマストを吹き飛ばす。
その反動でメインマストのヤードも折れ、帆走出来ない状況に陥った。そして他の魔導砲は近くにいた随伴船を焼き払い、一気に五隻が爆発轟沈する。
「くそっ! 味方ごと撃ち抜きやがっただとっ!? お前ら、大丈夫か?」
「負傷者多数、本船は航行不能! 僚船も何隻かやられたっ!」
「くっ、負傷者の救助とマストの撤去を急げ! あの威力だ、次弾装填まで時間があるはずだ」
エクスディアス号は魔導帆船である。帆走が出来なくなっても魔導航行で移動できる。しかし、へし折られたマストが甲板上に横たわっており航行の邪魔をしていた。
再チャージには時間がかかるので、マストさえ撤去できればまだ戦えるとゼフィールは考えていた。しかし、そんな彼の期待を裏切る報告が、マスト上の見張り台から聞こえてくるのだった。
「頭領! 敵艦、旋回してる。第二射来るぞっ!」
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その報告にゼフィールは計算が崩れたことを悟り、死神の鎌が振り下ろされる時を覚悟するのだった。
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