転生したら貴族子息だった俺は死に場所を求める

リョウ

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第2章

守るべきもの トムside

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    いつもの女の子は封印してこの街を治める彼の代行として動く

そうあのおバカさんね

まぁ彼がいなくても優秀な人材が代行としているわけだから問題なく日々成り立つのだけど

たまーによろしくないのが紛れて悪さしちゃうでしょ

それにお灸を据えて国に報告もしなくちゃならないのはめんどくさいわね

「さてと始めましょうか ダン  皆」

私の声掛けと共に頷くのはギルドマスター含めてこの街の住民

元々騎士だったり、国の隠行だったとかでたまに力を貸してくれるいい人たちね

「アルちゃんのあの可愛い顔を取り戻す」

「ギルマスってアルさんのファンですよね」

「うるせーそういうお前だってユーリがいなきゃ告白するって息巻いてただろうが」

「なっ!それ今言いますか!だって初めて会った時のはにかんだ笑顔が」


「はいはい。そこの童ども。まずやることがあるだろうに全く私にまで話がきたんだ。余程だろうに」

「ばあさんごめんって」

「ダンたかくつくよ。まぁアルちゃんの笑顔があったらタダにしといてやるさね」


全くこの人達は......アルちゃんも本当に人たらしね。この半年でこんなに皆を夢中にさせちゃって。

必ず助けるわ。ただヒーローの座はあの方に譲るけどね。

「さぁ皆お仕事よ!あと国の影の皆さんも動いてるからそこは邪魔しないように。それ以外は自由!叩きのめしてOK!いくぞお前ら!」


「あーだりぃアルさんのため」

「やっちまうかアルちゃんのため」

「うちの孫みたいな子をいたぶった報いさね」

「嫁から言われてんだよアルちゃんのこと」


各々が闇にまぎれていくさまを見送った

さて俺もサクッとやってあいつら守ってやんなきゃな
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