転生したら貴族子息だった俺は死に場所を求める

リョウ

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第2章

誘拐 トムside

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    迂闊だった。あの子の調子がいいからって1人で帰らせるなんて

アタシは急いで師匠に手紙を書いた

あの人なら貸してくれるだろうから優秀な人材を

それから1週間借りた人材を使い探している最中だ

「ユーリ。焦らないの。今あの人から借りた人材使って探してるから」

「アルになにかあったら!」

「あなただって手を尽くして探してる。きっと見つかるわ。それにね。この街を誰が率いてると思ってるの」


「トムよ。アルちゃんの居所でちょっと噂聞いてな」

この街で酒屋を営むダンさんだ

「あらダン早いじゃない。さすが影のルートを知ってるあなたは違うわ」

「そんなに褒めるならオレと一発」

「そんなんだから奥さんに逃げられるのよ!お断り!俺には研究バカがいるんだよ」


「あのトムさん......」

「なによ」

「口調が......」

「あらやだ。ユーリごめんなさいね」

「すまねぇな。噂で聞いたんだが次の奴隷オークションに綺麗な銀髪の男の子が出されるらしいだ。アルちゃんじゃねぇか」

ダンのいうことは間違いないだろう

裏取りをしてからオークション現場で救出がベストかしらね

ユーリはユーリで考えがあるみたいだし

アタシの出番はここまでかしら

アルちゃんもう少しだから

アタシはあの子が壊れていないことを祈った

脆く儚く繊細なあの子に苦しんで欲しくない
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