転生したら貴族子息だった俺は死に場所を求める

リョウ

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第2章

誘拐2

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    「ボクをどうするつもり」

「姫さん次第ってところだな」

「ボク次第?」

にやつきながら話してくる男

助けを待つしかないけれど助けなんていつくるか......

「俺らに抱かれるか。奴隷として売られるか」


「奴隷として売ってください」

即答した

慰みものになるなら奴隷としてのがいい

今ここで誰かのものになるなんて嫌だ

ユーリ

またなにもできない......

また無能だ

「まぁいっか。金入るし。お望み通り売ってやるよ。オークションで高値つくだろうしな!」

笑顔の男にぞくりとした

汚されるよりかはマシだ

「オークションまで2週間ってところだな。それまで大人しくしてろよ」

「あの、俺を攫う時に一緒に荷物を......」

大切なものが入ってる

「あぁ 金になるかと思って一緒に持ってきてやったよ。ほらよ。金になるものはないから勝手にしな」

意外と親切だ

バッグを投げ入れられて中身を確認する

幸い薬のビンにはヒビも入ってない

よかった......

ボクを奴隷として買ってもあと半年足らずで死ぬんだもの

そんな奴隷いらないでしょ

「お前は奴隷として貴族の慰みものになる。売れるように綺麗にしなきゃな。ここから出れるぜ。」 

こうして首輪をつけられバッグを持つことは許されたボクは牢屋から出されることになる

また暗くなる俺の心

きっと誰も助けにこない

流れた涙をみた男が「奴隷に売られるのが嬉しいのか!よかったな姫さん」なんて言う

バカだなぁ

俺は心を閉ざすために泣いたんだよ

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