転生したら貴族子息だった俺は死に場所を求める

リョウ

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第2章

あの子の秘密 トムside

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    「トムさん!アルが!」

嫌な予感は的中してしまった。
師匠の予想よりも早く発作がきてしまった

ユーリに声をかけて落ち着かせて薬師として準備していた薬を準備した

これもただのその場しのぎでしかない

あの子の病魔は治る見込みがないのだから。

10年近く師匠が頑張ってもこれなんだもの

アタシ自身にも反吐かでるわ

救いたいのに救えない生命が目の前にいるんだもの

アルちゃんに薬を飲ませるのをユーリに任せたらうっかりキスしちゃったみたいな顔して真っ赤になるなんてまだまだ初な反応

この2人に救いがあればいいのにって思ってしまう

大好きな2人が肩を寄せあって過ごす様は見ていてほっこりするの

それが例え愛し合う2人だろうが友情であろうがね

ユーリのお家のダイニングテーブルで向かい合って座ってアタシは話すしかなかった

アルちゃん自身が話したかった秘密の1部

これを聞いたユーリには酷な話になるかもしれない

アタシも背負う覚悟だから。

「アルちゃんは治らない病気を持ってるわ。体が弱くて寝込みがちってだけじゃないの。ユーリ......この先からあなたは背負う覚悟がある?背負う覚悟がないならこれ以上はアルちゃんが隠したいから言えない」

ユーリは優しい子だから

背負う覚悟が必要なの

背負えないならこの先アルちゃんとは一緒に住まわせられない

いずれアルちゃんが話したときそのときはアルちゃんが今よりももっと死を受けいれて覚悟したときだから

あの子の生命は徐々に削れていくから

あの子の意に反して徐々に正確に


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