転生したら貴族子息だった俺は死に場所を求める

リョウ

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第2章

痛み悲しみ

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    次に発作が起きれば俺は死ぬ

予想より早くその発作は来てしまった

生きたいと思うのに病魔が身体を蝕む


誰も褒めてくれない

誰も愛してくれない

だってそれが普通だから

どうして俺は生まれてしまったのだろう

どうすれば僕は生まれてきたことを幸せと思えるのだろう

これで悔いもなく死ねるのだろうか

無能だから

優斗にそっくりな彼に手紙なんか出してバカみたいだ

あの日は俺が殺されたあの日優斗に話さなきゃって家に帰る時だったんだ

弟みたいに可愛がってた優斗に......香織との事を......

るんるん気分だったのかな

優斗にヤキモチ焼いて欲しかっただけかもしれない

香織に告白じゃなくて香織から告白されたんだ

長谷川裕二 しっかりしろって今更か

あの時の長谷川裕二は神楽坂優斗を......いや違う......

前世と今がごちゃごちゃと交差する

ねぇ俺......俺は神楽坂優斗を好きだった?

僕は彼が羨ましかったよ。

婚約者としての役目をできない病弱な僕

彼のそばでニコニコ笑う彼が羨ましかった

だから......存在を消そうと計画した

残りの生命はわずか

だったら婚約破棄してもらって僕が国から消えれば家族も皆幸せになれるでしょ

僕は無能でいらない子だから......

あぁこれで俺は最期かな

ユーリに謝らなくちゃ......謝れないか......



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