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第2章
刻は残酷に
しおりを挟むあの日からユーリが早く帰ってくるようになった
前はずっと深夜を過ぎても帰ってこなかったのに
残り8ヶ月と2週間
事件の翌日トムさんにあの日助けてもらったことをお礼した
「トムさんがいなかったらあのとき大変だったかも」
「いいのよ。ユーリの大事な人だもの」
ユーリの大事な人?俺が?大事って友達ってことだよね?
「ユーリの親友は俺になるのか!よかった!」
「自覚がないのはアルちゃんのいいところでもあるんだけど。はぁ ユーリは苦労するわね」
にっこり笑ったらトムさんもにっこり
今日もお仕事は順調だ
最近咳の回数が増えてきた気がする
バレないように ユーリにバレないように咳が出そうになればトイレへ駆け込んだ
「けほっ」今日は2回目の吐血
身体を確実に蝕む何かの気配を感じていた
まだ大丈夫だから
何度目かの大丈夫と神様へのお願い
ユーリにいうタイミングをどうしたらいいのかずっと迷ってる
刻は近づいてくる
死に場所......どうしよう
やっぱりここでいいのかな
ユーリを思い浮かべると辛くなる
本当に......
僕は迷った
ユーリを悲しませてしまってもいいのかと
ひっそりと死ぬはずだったのにな
胸が苦しくて......苦しくて......
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