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エンディングのその後は
平和な日々
しおりを挟む朝、目が覚めたら目の前には好きな人
「おはよう ルカ」
にこっと笑う
心臓ドキドキしてきた
「おはよう 兄様」
「どうかしたかい?」
「あの......その.....兄様は俺の事が好きなんだよね?」
何度も何度も確認してしまう
あの時俺は優月を受け入れられなかったから......
ねぇ優月......今どうしてる?......俺はこんなにも
「愛している」
「兄様は俺にそばにいて欲しい?」
これも確認なんだ。確認作業
「側にいるだけでいい」
微笑む兄様
「よかった......っふん......んッ」
安心した。だって兄様も同じ気持ちなんだもの
兄様の舌が口の中をいったりきったり舌を絡めとってくる
「煽ることの天才だね。ルカ」
「煽ってな......んっふ......んんっ」
会話する度舌をいれて吸い付いてくるのやめて欲しい
「おーいお二人さん新婚イチャイチャはそこの聖女さまが悶絶してるからそこまでな」
突如ストップがかかった
「ニール。邪魔」
怒ってるなぁってのがわかるエルンスト兄様
胸元にしっかり俺を抱え込むあたりキレてるなぁってわかる状況
「ニール兄様。おはよう」
チュッて頬にキスした
「あールカまずは顔洗ってこい顔。そんなの見たらフォルクス兄さんがキレる。エルンスト兄さんに」
「えっ あっうん」
「あとこれ持ってきたからしっかり着ろよ、身体中にある痕が丸見えすぎる」
身体中に痕?
見渡したら無数の痕が
あれ?昨日までなかったよ?
まさか!とエルンスト兄様を見上げればポリポリと頬をかくし目線は合わせてくれてない。
まさか寝てる間に
えっ......ウソ......
「あれ?ニール兄様、首虫にでもさされた?」
さりげなくニール兄様にふってみる。
「俺のことはいいんだよ。ほらいったいった!」
エルンスト兄様の部屋から追い立てられる
「エルンスト兄様 行ってくるから待ってて チュッ」
去り際にキスしただけなのに
うちの妹さまが大変なことに
「お兄ちゃん供給過多」
はいそこそうなるね。分かってはいたさ
「お前を萌えさせるためにしてるんじゃないよ?」
「がっつりゴチになりました!」
だからそこじゃなーい!
顔をしっかり洗って、身なりも整える
ラフなズボンだけどラフすぎない感じのものと長袖のハイネック
首みたら多分フォルクス兄様がキレそう
応援ありがとうございます!
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