42 / 88
エンディングのその後は
とある攻略対象の過去と策略
しおりを挟む彼の弟くんと会ったときどこか懐かしい気持ちになったんだ
まるで彼が自分の弟かのような不思議な感覚
笑顔でエルンストを見て甘えるあの仕草
どうしてこうにも彼の弟を目で追うのかが分からなかった
月日は流れに流れたある日
見慣れた彼を見つけた
さすがにエルンストが目を光らせているのでエルンストと一緒でないと会えない彼を
王子を含めた国の次代を担う彼らから求婚されていた
しかし彼は受けることもなく走ってかけていく
気になってあとをつけた
「ったくモブの俺なんかに求婚したって意味ないってのに......ヒロインといちゃついてろよな」
日頃の彼とは違う口調
しかし懐かしいそして彼が欲しい
閉じ込めたい
閉じ込めて俺しか見ないように
でしょう羽月
あっ 思い出した
あれは羽月だ俺の半身俺の番
手に入れなきゃ
じゃあ手にいれるにはどうする?
計画をたてよう
愛しい羽月を手にいれるための計画を
羽月が教会にきたときに悪夢をみる魔法をかけて
自分はルカじゃないと思わせて追い詰めよう
羽月ならきっとうまく精神崩壊してくれるはず
だって前世で俺が追い詰めて殺したんだから
「アハハハっ我ながら完璧じゃないか。王子にも手伝ってもらおうか」
エルンストの手垢がついたくらいで俺たちは揺るがない
だってずっと一緒だったんだから
俺のために壊れてよ羽月
愛しい羽月
さぁ一緒に堕ちよう
愛してあげる
骨まで全て
「羽月おいで」
言えば俺の腕の中に
可愛い
髪をひと房持って匂いをかぐ
懐かしい香り変わらない香り
「俺はルカに体を」
「ありがとう羽月。単純な君が俺の魔法で自暴自棄になってくれるの待ってたんだよ」
「えっ......それってどういう......」
「羽月はルカなんだよ。転生したのさ。そして俺もジュリーとして転生した。気づかなかったけどテレシアは由香だったのか......どうりで俺とは性格の相性がいいわけだよね。仲良かったんだから、あの時まで」
羽月の髪を撫でながら腕の中の羽月を見やる
そうこれでいい従順になる
絶望してよ羽月
俺が体も愛してあげる
俺の形になるように中に出してあげる
「じゃあ、エルンスト兄様は......」
「正真正銘羽月のルカの兄だよ。あいつ目障りだったから、羽月のおかげで遠ざけられてよかったよ。俺と羽月は番でしょ」
これでしばらくは俺と一緒だね 羽月
0
お気に入りに追加
974
あなたにおすすめの小説
とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。
BLゲーの悪役に転生したら予想外の展開でした。
たら
BL
はぁぁん??意味わからない。
【主人公】
前世→腐男子くん
前世は普通に平凡なオタクの腐男子。
周りには萌え系が好きと言っているが腐男子の事は墓場まで秘密にしている。
何故かめちゃくちゃハマってたBLゲームの大嫌いな悪役キャラに転生しててショック。
死んだ訳では無いのに意味わからん状態。
西園寺光輝 (さいおんじ こうき)悪役
超大金持ち西園寺財閥、西園寺家の御曹司。
我儘で俺様でありながら何でも完璧にこなす天才。
そのカリスマ性に憧れて取り巻きが沢山居る。
容姿は美しく髪は濡羽色で瞳は宝石のアメトリン。
ヒロインが攻略キャラ達と仲が良いのが気に食わなくて上手こと裏で虐めていた。
最終的には攻略キャラと攻略キャラ達に卒業パーティーで断罪されて学園を追放される。
ついでに西園寺財閥も悪事を暴かれて倒産した。
【君と僕とのLove学園】(君ラブ)
ストーリーとキャラデザ&設定が神すぎる上にボイスキャストも豪華でかなり話題になった大人気BLゲーム。
〜あらすじ〜
可愛い容姿をした超貧乏学生のヒロイン( ♂)がひょんな事から、道端で周りの人間に見て見ぬふりをされて心臓発作で蹲ってたLove学園の学園長を助けてお礼はいらないと言って立ち去った。
優しいヒロインの事が気になり勝手に調査したが、貧乏すぎて高校に行ってない事が分かり編入させるという形で恩返しをした。
そこから攻略キャラ達とラブストーリーが始まる!!
悪役令息の兄には全てが視えている
翡翠飾
BL
「そういえば、この間臣麗くんにお兄さんが居るって聞きました!意外です、てっきり臣麗くんは一人っ子だと思っていたので」
駄目だ、それを言っては。それを言ったら君は───。
大企業の御曹司で跡取りである美少年高校生、神水流皇麗。彼はある日、噂の編入生と自身の弟である神水流臣麗がもめているのを止めてほしいと頼まれ、そちらへ向かう。けれどそこで聞いた編入生の言葉に、酷い頭痛を覚え前世の記憶を思い出す。
そして彼は気付いた、現代学園もののファンタジー乙女ゲームに転生していた事に。そして自身の弟は悪役令息。自殺したり、家が没落したり、殺人鬼として少年院に入れられたり、父に勘当されキャラ全員を皆殺しにしたり───?!?!しかもそんな中、皇麗はことごとく死亡し臣麗の闇堕ちに体よく使われる?!
絶対死んでたまるか、臣麗も死なせないし人も殺させない。臣麗は僕の弟、だから僕の使命として彼を幸せにする。
僕の持っている予知能力で、全てを見透してみせるから───。
けれど見えてくるのは、乙女ゲームの暗い闇で?!
これは人が能力を使う世界での、予知能力を持った秀才美少年のお話。
僕が幸せを見つけるまで
Moon🌙.*·̩͙
BL
僕には5歳までの記憶が無い
僕は何で産まれてきたんだろう
誰も幸せになんてならないのに、
これは愛を知らずに生きてきた少年の話
これからこの少年は誰と出会い何を思うのか
この少年に幸せが訪れますように
(BのLのお話なので嫌いな方はUターンしてください)
俺TUEEE!するはずがFUEEEしちゃう話
ミミミミミミミ ミ
BL
神様の不手際で死んでしまった俺は、エリューシュエルという異世界に転生させて貰える事になった。
もちろんチートありの状態で!余裕余裕の異世界ライフ、俺つえええ伝説が今はじ………はじま…ふえ…ふえええ!!何これえぇえ……。残念男子のギャグ転生記!
僕の兄は◯◯です。
山猫
BL
容姿端麗、才色兼備で周囲に愛される兄と、両親に出来損ない扱いされ、疫病除けだと存在を消された弟。
兄の監視役兼影のお守りとして両親に無理やり決定づけられた有名男子校でも、異性同性関係なく堕としていく兄を遠目から見守って(鼻ほじりながら)いた弟に、急な転機が。
「僕の弟を知らないか?」
「はい?」
これは王道BL街道を爆走中の兄を躱しつつ、時には巻き込まれ、時にはシリアス(?)になる弟の観察ストーリーである。
文章力ゼロの思いつきで更新しまくっているので、誤字脱字多し。広い心で閲覧推奨。
ちゃんとした小説を望まれる方は辞めた方が良いかも。
ちょっとした笑い、息抜きにBLを好む方向けです!
ーーーーーーーー✂︎
この作品は以前、エブリスタで連載していたものです。エブリスタの投稿システムに慣れることが出来ず、此方に移行しました。
今後、こちらで更新再開致しますのでエブリスタで見たことあるよ!って方は、今後ともよろしくお願い致します。
overdose
水姫
BL
「ほら、今日の分だよ」
いつも通りの私と喜んで受けとる君。
この関係が歪みきっていることなんてとうに分かってたんだ。それでも私は…
5/14、1時間に1話公開します。
6時間後に完結します。
安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる