お前だけは消えてくれっ!

寒嘘

文字の大きさ
上 下
4 / 6
第一章   お前マジ怠い、死○!

3

しおりを挟む
「は~いっ!じゅぎょ~ですよぉ~っ!」
俺のクラスの担任『斎堂壊戸さいとうかいと』は、いつもふざけた感じの教師だ。今年の春にあった着任式でこの学校に入ってきたが、入った時から生徒に、
斎堂壊戸こわれたふすま転勤にゅうかしてきたぞー!」と、いじられる。また喋り方がとある芸人に似ていることから渾名が付いた………。
「ジャング○ポケットー!」「さ○とうー!」「バァイ‼︎」「クサ~イ」
廊下に響き渡る声。教室を廊下の窓から覗いている輩がいた。
「最後の2つ………」
ツッこんだら俺がしんどくなりそうだ………。
「なぁクロさん?俺の妹可愛いと思う?」
月童が謎の質問をしてきた。
「は?しらねぇーし。まずお前に妹がいたなんて知らなかったし。」
「イモートも可愛いけどよー、イモートのトモダチも可愛いよぉ~ぁぁぁっ‼︎‼︎」
こいつダメだ!関わったら俺までヤバくなりそうだ。
「なぁクロさん?何か聞きたいことある?」
「シスコンロリコンホモに聞きたいことはねぇよ!」
「俺は聞きたいことがある!」
意外と素直な月童………。
「何?」
「お前は俺のこと好きなん・・・・?」
「はぁ?お前を好きになるとかゆう思考が浮かぶ奴の方が重症だわ!」
俺は呆れ呆れに言葉が突っ込んだ。
「あぁ、すまん。」
「その素直さをいつも使え‼︎」
俺の口からキレが解き放たれた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

クローバー

BL
津田洋介(つだ ようすけ)はどこにでもいる関西在住の高校生。ただ1つ違うのは初恋の相手が男だったこと。幼稚園の時に女と間違えて惚れてしまった隣に住む幼馴染み、工藤亜貴(くどう あき)に今でも淡いとはほど遠い、こじれにこじれた恋心を抱いたまま今に至る。 3年生となり、高校生活も残り僅か。高校卒業後、2人とも地元に残ることを選択していたが、洋介の中に迷いが生まれる。 このまま亜貴の傍で『幼馴染み』としての関係を続けていけるのか。 相変わらず可愛いままの幼馴染みに、洋介は自分の気持ちを抑えることに限界を感じていた。 ※高校生(幼馴染み)同士。 ※終始ほのぼの可愛らしいラブストーリーです。濡れ場はありません。 ※舞台が関西なので関西弁です。 ※別所からの転載です。 ★現在、続編を更新中。

初恋はおしまい

佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。 高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。 ※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。 今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。

その男、有能につき……

大和撫子
BL
 俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だった。初めて飲む酒はヤケ酒で。簡単に酒に呑まれちまった俺はフラフラと渋谷の繁華街を彷徨い歩いた。ふと気づいたら、全く知らない路地(?)に立っていたんだ。そうだな、辺りの建物や雰囲気でいったら……ビクトリア調時代風? て、まさかなぁ。俺、さっきいつもの道を歩いていた筈だよな? どこだよ、ここ。酔いつぶれて寝ちまったのか? 「君、どうかしたのかい?」  その時、背後にフルートみたいに澄んだ柔らかい声が響いた。突然、そう話しかけてくる声に振り向いた。そこにいたのは……。  黄金の髪、真珠の肌、ピンクサファイアの唇、そして光の加減によって深紅からロイヤルブルーに変化する瞳を持った、まるで全身が宝石で出来ているような超絶美形男子だった。えーと、確か電気の光と太陽光で色が変わって見える宝石、あったような……。後で聞いたら、そんな風に光によって赤から青に変化する宝石は『ベキリーブルーガーネット』と言うらしい。何でも、翠から赤に変化するアレキサンドライトよりも非常に希少な代物だそうだ。  彼は|Radius《ラディウス》~ラテン語で「光源」の意味を持つ、|Eternal《エターナル》王家の次男らしい。何だか分からない内に彼に気に入られた俺は、エターナル王家第二王子の専属侍従として仕える事になっちまったんだ! しかもゆくゆくは執事になって欲しいんだとか。  だけど彼は第二王子。専属についている秘書を始め護衛役や美容師、マッサージ師などなど。数多く王子と密に接する男たちは沢山いる。そんな訳で、まずは見習いから、と彼らの指導のもと、仕事を覚えていく訳だけど……。皆、王子の寵愛を独占しようと日々蹴落としあって熾烈な争いは日常茶飯事だった。そんな中、得体の知れない俺が王子直々で専属侍従にする、なんていうもんだから、そいつらから様々な嫌がらせを受けたりするようになっちまって。それは日増しにエスカレートしていく。  大丈夫か? こんな「ムササビの五能」な俺……果たしてこのまま皇子の寵愛を受け続ける事が出来るんだろうか?  更には、第一王子も登場。まるで第二王子に対抗するかのように俺を引き抜こうとしてみたり、波乱の予感しかしない。どうなる? 俺?!

友達が僕の股間を枕にしてくるので困る

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
僕の股間枕、キンタマクラ。なんか人をダメにする枕で気持ちいいらしい。

私立明進学園

おまめ
BL
私立明進学園(メイシン)。 そこは初等部から大学部まで存在し 中等部と高等部は全寮制なひとつの学園都市。 そんな世間とは少し隔絶された学園の中の 姿を見守る短編小説。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 学園での彼らの恋愛を短編で描きます! 王道学園設定に近いけど 生徒たち、特に生徒会は王道生徒会とは離れてる人もいます 平和が好きなので転校生も良い子で書きたいと思ってます 1組目¦副会長×可愛いふわふわ男子 2組目¦構想中…

高嶺の花宮君

しづ未
BL
幼馴染のイケメンが昔から自分に構ってくる話。

平凡くんの憂鬱

BL
浮気ばかりする恋人を振ってから俺の憂鬱は始まった…。 ――――――‥ ――… もう、うんざりしていた。 俺は所謂、"平凡"ってヤツで、付き合っていた恋人はまるで王子様。向こうから告ってきたとは言え、外見上 釣り合わないとは思ってたけど… こうも、 堂々と恋人の前で浮気ばかり繰り返されたら、いい加減 百年の恋も冷めるというもの- 『別れてください』 だから、俺から別れを切り出した。 それから、 俺の憂鬱な日常は始まった――…。

からっぽを満たせ

ゆきうさぎ
BL
両親を失ってから、叔父に引き取られていた柳要は、邪魔者として虐げられていた。 そんな要は大学に入るタイミングを機に叔父の家から出て一人暮らしを始めることで虐げられる日々から逃れることに成功する。 しかし、長く叔父一族から非人間的扱いを受けていたことで感情や感覚が鈍り、ただただ、生きるだけの日々を送る要……。 そんな時、バイト先のオーナーの友人、風間幸久に出会いーー

処理中です...