お前だけは消えてくれっ!

寒嘘

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第一章   お前マジ怠い、死○!

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「は~いっ!じゅぎょ~ですよぉ~っ!」
俺のクラスの担任『斎堂壊戸さいとうかいと』は、いつもふざけた感じの教師だ。今年の春にあった着任式でこの学校に入ってきたが、入った時から生徒に、
斎堂壊戸こわれたふすま転勤にゅうかしてきたぞー!」と、いじられる。また喋り方がとある芸人に似ていることから渾名が付いた………。
「ジャング○ポケットー!」「さ○とうー!」「バァイ‼︎」「クサ~イ」
廊下に響き渡る声。教室を廊下の窓から覗いている輩がいた。
「最後の2つ………」
ツッこんだら俺がしんどくなりそうだ………。
「なぁクロさん?俺の妹可愛いと思う?」
月童が謎の質問をしてきた。
「は?しらねぇーし。まずお前に妹がいたなんて知らなかったし。」
「イモートも可愛いけどよー、イモートのトモダチも可愛いよぉ~ぁぁぁっ‼︎‼︎」
こいつダメだ!関わったら俺までヤバくなりそうだ。
「なぁクロさん?何か聞きたいことある?」
「シスコンロリコンホモに聞きたいことはねぇよ!」
「俺は聞きたいことがある!」
意外と素直な月童………。
「何?」
「お前は俺のこと好きなん・・・・?」
「はぁ?お前を好きになるとかゆう思考が浮かぶ奴の方が重症だわ!」
俺は呆れ呆れに言葉が突っ込んだ。
「あぁ、すまん。」
「その素直さをいつも使え‼︎」
俺の口からキレが解き放たれた。
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