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3人トリオの目は覚めたが、もう遅い!
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ルリナは御家族から、公爵を剥奪されたのにも関わらず。
「私は公爵の娘なのよ!
その娘である私に好意を寄せられているなんて名誉な事だと思いなさいよ!」
「「「………………」」」
「はあぁーーっ……」
私は溜息を吐き、何の茶番劇?
頭の中にお花畑があるんじゃなくて、苔畑が詰まってるんじゃないの?
あらあら、魅了の魔法が解けたのかしら?
ディロールの大臣の息子マウロ様・騎士団長の息子ヨーシュア様・ギルドマスターの息子ダーティ様が引いてますわよ!
御顔がヒクついていますし。
ディロール第二王太子のヴァンロット様だけはルリナの隣にいた。
あらら、マウロ様・ヨーシュア様・ダーティ様は後ろへ下がっていますわよ!
気付いて無いのは、ルリナとヴァンロット王太子様だけみたいね。
「あの! ソフィーリア王族の皆様、バールナ公爵様、今まで本当に申し訳ありませんでした!!」
「俺も、本当に申し訳ありませんでした!!
俺にとって大切なのは自分の婚約者だけだと、今思い知りました!」
「僕も本当に申し訳ありませんでした!!
婚約者を蔑ろにしていた自分が恥ずかしいです、もう遅いって事は分かっています。
それでも、これから信用してもらえるよう一からやり直す事を誓いたい!」
マウロ様・ヨーシュア様・ダーティ様の順にソフィーリア国・王族の皆様とバールナ公爵様、そして自分達の元婚約者、私にお兄ちゃんと桜さんにも誓っているが……もう何もかもが遅いのよ!
「もう遅いのよ!
貴方達の婚約者はここにはおりません。
ディロールに新しい婚約者様がいらっしゃいますでしょ?」
「いいえ、俺の婚約者はここに……」
「いませんわ!!
何度も言わせないで下さい!
レイン様は豹族アーロン・ルガレート侯爵様が婚約者です。
ハーティー様はライオン族グレン・カーデル侯爵様が婚約者。
ジーナ様は黒豹族ユージン・オルフォード公爵様が婚約者ですので貴方達の婚約者はここにはいません!!」
「「「…………。」」」
「……大好きな人が目の前で浮気をされたら……っ……どんな……グスッ……方でも……っ
心に深い傷が付くのよ!!」
「もう良いんです。
ユア様、もう良いんですのよ」
レイン様に抱きしめられ。
「ユア様、わたくし達の為に怒り泣いてくれた事、嬉しかったですわ。
ありがとうございます」
ハーティー様も斜め後ろから抱きしめてくれた。
「わたくし達は本当に今が幸せなんですよ?
涙を拭いて……泣き虫さんですわ。
ユア様、ありがとうございます」
私達は4人で抱きしめ合った。
ありがとう。
友達って良いね、友達は宝物だよ。
こんな心優しい方々に謝罪をしても……駄目。
今更後悔しても遅すぎなのよ。
それに他の女性と寝た時点で終わりでしょ。
呪いの事を話すよう皆様が3人トリオに詰め寄り、問いつめた。
そして『呪い』の魔術はルリナが魔術師の新人講師に色仕掛けをし、関係を持ち指示を出した事が分かった。
ルリナは、マウロ様・ヨーシュア様・ダーティ様に罵声を放った。
「この裏切り者!
生きられなくしてやる!!」
一番弱そうなマウロ様に掴みかかろうとして、オール・ジン・ユアンとお兄ちゃんが止めようとしたが、真っ先に止めたのは桜さんだった。
ルリナの首根っこを掴み、後ろへ投げ飛ばした!
ブーーンッ!! ドカッ!!!!
「いったーーーーいっ!!
ちょっとババア何すんのさっ!」
今度は胸ぐらを掴み威圧感を放ちながら怒鳴った。
「ピーーピーーと、うるせーーんだよ!
テメエはユアに何をした!
呪い? そんなの 神に頼んで呪い返ししてやるから待ってろよ!!
クソビッチ!!」
桜さんの言葉にオールと王様が「「それだ!!」」声を被らせた!
そうだよ、シンに聞いたら良いんだよ。
王族と私達は頷き合った!
「私は公爵の娘なのよ!
その娘である私に好意を寄せられているなんて名誉な事だと思いなさいよ!」
「「「………………」」」
「はあぁーーっ……」
私は溜息を吐き、何の茶番劇?
頭の中にお花畑があるんじゃなくて、苔畑が詰まってるんじゃないの?
あらあら、魅了の魔法が解けたのかしら?
ディロールの大臣の息子マウロ様・騎士団長の息子ヨーシュア様・ギルドマスターの息子ダーティ様が引いてますわよ!
御顔がヒクついていますし。
ディロール第二王太子のヴァンロット様だけはルリナの隣にいた。
あらら、マウロ様・ヨーシュア様・ダーティ様は後ろへ下がっていますわよ!
気付いて無いのは、ルリナとヴァンロット王太子様だけみたいね。
「あの! ソフィーリア王族の皆様、バールナ公爵様、今まで本当に申し訳ありませんでした!!」
「俺も、本当に申し訳ありませんでした!!
俺にとって大切なのは自分の婚約者だけだと、今思い知りました!」
「僕も本当に申し訳ありませんでした!!
婚約者を蔑ろにしていた自分が恥ずかしいです、もう遅いって事は分かっています。
それでも、これから信用してもらえるよう一からやり直す事を誓いたい!」
マウロ様・ヨーシュア様・ダーティ様の順にソフィーリア国・王族の皆様とバールナ公爵様、そして自分達の元婚約者、私にお兄ちゃんと桜さんにも誓っているが……もう何もかもが遅いのよ!
「もう遅いのよ!
貴方達の婚約者はここにはおりません。
ディロールに新しい婚約者様がいらっしゃいますでしょ?」
「いいえ、俺の婚約者はここに……」
「いませんわ!!
何度も言わせないで下さい!
レイン様は豹族アーロン・ルガレート侯爵様が婚約者です。
ハーティー様はライオン族グレン・カーデル侯爵様が婚約者。
ジーナ様は黒豹族ユージン・オルフォード公爵様が婚約者ですので貴方達の婚約者はここにはいません!!」
「「「…………。」」」
「……大好きな人が目の前で浮気をされたら……っ……どんな……グスッ……方でも……っ
心に深い傷が付くのよ!!」
「もう良いんです。
ユア様、もう良いんですのよ」
レイン様に抱きしめられ。
「ユア様、わたくし達の為に怒り泣いてくれた事、嬉しかったですわ。
ありがとうございます」
ハーティー様も斜め後ろから抱きしめてくれた。
「わたくし達は本当に今が幸せなんですよ?
涙を拭いて……泣き虫さんですわ。
ユア様、ありがとうございます」
私達は4人で抱きしめ合った。
ありがとう。
友達って良いね、友達は宝物だよ。
こんな心優しい方々に謝罪をしても……駄目。
今更後悔しても遅すぎなのよ。
それに他の女性と寝た時点で終わりでしょ。
呪いの事を話すよう皆様が3人トリオに詰め寄り、問いつめた。
そして『呪い』の魔術はルリナが魔術師の新人講師に色仕掛けをし、関係を持ち指示を出した事が分かった。
ルリナは、マウロ様・ヨーシュア様・ダーティ様に罵声を放った。
「この裏切り者!
生きられなくしてやる!!」
一番弱そうなマウロ様に掴みかかろうとして、オール・ジン・ユアンとお兄ちゃんが止めようとしたが、真っ先に止めたのは桜さんだった。
ルリナの首根っこを掴み、後ろへ投げ飛ばした!
ブーーンッ!! ドカッ!!!!
「いったーーーーいっ!!
ちょっとババア何すんのさっ!」
今度は胸ぐらを掴み威圧感を放ちながら怒鳴った。
「ピーーピーーと、うるせーーんだよ!
テメエはユアに何をした!
呪い? そんなの 神に頼んで呪い返ししてやるから待ってろよ!!
クソビッチ!!」
桜さんの言葉にオールと王様が「「それだ!!」」声を被らせた!
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王族と私達は頷き合った!
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