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ユアの大怪我
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オールはユアの頭と腹部からの出血が止まらないのを見て、自身の上着を傷口に『グッ』と圧迫したが出血は止まらない。
ユアを持ち上げようとした時、手に『ジュワッ』とした出血の感触に似た感じがし、おそるおそる自分の手を見ると「……!!」腰からも出血があった!!
ユアが倒れた場所を見るとオールは青ざめた、そこには尖った金属のような破片が上に向かって突き出ていた!
なぜこんな所に尖った金属の破片があるんだ?
「ジン! 早く長い布か何か持って来てくれ!
ユアが、ユアが死んでしまう!!」
レイン様、ハーティー様、ジーナ様が持っていたショールを渡し、アーロンとグレンが機転を利かせて、その状況に応じて素早く適切な対応のお陰で出血が少し落ち着いて来たが完全ではなかった。
ジンも自分のショールを渡すのと同時に、取り乱してるオールに一言。
「オパール殿下、しっかりしてください!
殿下が取り乱してるとユア様が不安になってしまいます!」
ユアの腰にショールで圧迫し、治癒魔法師に激怒して怒鳴った時にツノを2本出している。
「治癒出来ていないではないかっ!!
貴様、本当に治癒師なのか⁉︎」
空気が震えるほど激怒し、ツノを2本も出したオールはこれで二度目だ。そんなオールを見たジン、アーロンとグレンですら驚いていた。
「オパール王太子殿下様、言いにくいのですが……手遅れに近い状態です。
治癒魔法が間に合わなかったんだと……思われます……」
「貴様ら、我の主を……」
フェンまでいつもの倍以上の大きさになり、体から出る様々な色のオーラに当たると即死するほどの怒りを出し激怒している。
殿下同様本気で激怒しているフェンを見たジンとアーロンとグレンは恐怖を感じる程だった。
「…………」
だが普通、治癒魔法師なら直ぐに出血を止められるはずなのに、この治癒魔法師は何を言ってるんだ?
本当に治癒が使えていたのか? とオールは怒りを露わにした。
「貴様、本当に治癒魔法師なのか?」
「は、はいいぃぃ、私は治癒師です!
わ、分かりましたぞ。
ふっ!!
終わりました、これで大丈夫です!!」
今度は濃い黒に近い紫の光だった。
見たところ出血も止まっているのを見た周りの者は安堵した。
ユアを安全なソフィーリアへ早く連れて帰ろうと思い、オールはバールナ公爵に伝えた。
「ユアはここに居ては危険だ。
俺は先にソフィーリアへ連れて帰る!
学園の事を頼みたい!
あとからソフィーリアへ来てくれ」
バールナ公爵は頷き。
「うちの馬鹿娘……もう娘ではありませんが、本当に申し訳ありません!」
頭を下げる公爵夫妻。
「貴方方のせいではない、この女と彼等の沙汰はユアの容体次第でどうするかを決める。
それでよろしいか?」
「はい、もう関係のない者なのでオパール王太子殿下様に従います!!」
ルリナを見たフェンは(馬鹿な女)と、心の中で思った。
だが、主が優先なので、皆の方を向き伝えた。
フェンがユアを背に乗せ、お花畑連中から離れた。
「お前達を待っていたら主が危険だ!
我は先にソフィーリアへ帰る!!」
フェンが皆に告げた後、一瞬で消えるような猛スピードで移動していた。
ルリナはまだ状況が分かってないのか、アホでどうしようもない妄想発言をするばかりだ。
「オールにジン、あのね私ね、ユア様にイジメられていたのです!
学園の案内の最中に池に落とされたり、屋敷では酷い暴言や虐待もされ続けて、もう怖くてヴァン王子に助けてもらわないと駄目なくらいだったんです!」
「そうだ!
あの黒髪の女がルリナを虐めていたんだぞ!」
「あぁ、ルリナ様の言うとうりだ!
可哀想なルリナ様だ」
「ルリナ様、俺達がいるから安心して大丈夫だよ。
あの黒髪女は当分来ないから安心して良いからね」
「ルリナ様には俺達が側にいるよ。
あんな穢れた黒い女を近付かせないから大丈夫だ」
馬鹿な野郎どもだ。
ジンは激怒し、バカな連中に大声で告知した。
「両国との話し合いで、お前達の刑罰も決まる!
覚悟しておきなさい!!」
「オパール殿下、お早くソフィーリアへ!」
オールに耳打ちをしたあと、ジーナ様を抱きしめ額にキスをし耳元で「また後で」の囁き声に赤面しながら頷くジーナ様。
アーロンとグレンに指示をお願いをした。
「ソフィーリアへ着いた後、騎士と一緒にドラゴンを向かわせる」
「分かりました。
あの者達を牢に入れた後は、ディロールの騎士に任せるので良いんですか?」
「はい、大丈夫です。
では頼みます」
このアホな女はオールに再度抱きつき。
「私が貴方の本当の番なんですっ!」
ジンにも抱きつき。
「ジン、私の事を信じてよっ!」
オールとジンは無言の威圧で、ルリナを思い切り振り払った!
ルリナは勢い良く後ろに転んだ。
転んだ時に、またしてもスカートの中身が丸見え状態!!
「痛ーーいっ!
私を傷物にしたんだから、責任とって番にしなさい!」
公衆の面前でスカートの中身が丸見えだったのにも関わらず、この女には羞恥心はないのだろうか?
ルリナの言葉に、ジンとオールは無視をした。
イライラしているジンは大声で命令し、5人組を睨んだ。
「早く牢に入れなさいっ!!
アーロン、グレン、後の事はお任せします。
我々は一度ソフィーリアへ帰ります」
礼儀として、一礼した。
オールとジンは、フェンの後を追いソフィーリアへの帰路を急いだ。
ユアを持ち上げようとした時、手に『ジュワッ』とした出血の感触に似た感じがし、おそるおそる自分の手を見ると「……!!」腰からも出血があった!!
ユアが倒れた場所を見るとオールは青ざめた、そこには尖った金属のような破片が上に向かって突き出ていた!
なぜこんな所に尖った金属の破片があるんだ?
「ジン! 早く長い布か何か持って来てくれ!
ユアが、ユアが死んでしまう!!」
レイン様、ハーティー様、ジーナ様が持っていたショールを渡し、アーロンとグレンが機転を利かせて、その状況に応じて素早く適切な対応のお陰で出血が少し落ち着いて来たが完全ではなかった。
ジンも自分のショールを渡すのと同時に、取り乱してるオールに一言。
「オパール殿下、しっかりしてください!
殿下が取り乱してるとユア様が不安になってしまいます!」
ユアの腰にショールで圧迫し、治癒魔法師に激怒して怒鳴った時にツノを2本出している。
「治癒出来ていないではないかっ!!
貴様、本当に治癒師なのか⁉︎」
空気が震えるほど激怒し、ツノを2本も出したオールはこれで二度目だ。そんなオールを見たジン、アーロンとグレンですら驚いていた。
「オパール王太子殿下様、言いにくいのですが……手遅れに近い状態です。
治癒魔法が間に合わなかったんだと……思われます……」
「貴様ら、我の主を……」
フェンまでいつもの倍以上の大きさになり、体から出る様々な色のオーラに当たると即死するほどの怒りを出し激怒している。
殿下同様本気で激怒しているフェンを見たジンとアーロンとグレンは恐怖を感じる程だった。
「…………」
だが普通、治癒魔法師なら直ぐに出血を止められるはずなのに、この治癒魔法師は何を言ってるんだ?
本当に治癒が使えていたのか? とオールは怒りを露わにした。
「貴様、本当に治癒魔法師なのか?」
「は、はいいぃぃ、私は治癒師です!
わ、分かりましたぞ。
ふっ!!
終わりました、これで大丈夫です!!」
今度は濃い黒に近い紫の光だった。
見たところ出血も止まっているのを見た周りの者は安堵した。
ユアを安全なソフィーリアへ早く連れて帰ろうと思い、オールはバールナ公爵に伝えた。
「ユアはここに居ては危険だ。
俺は先にソフィーリアへ連れて帰る!
学園の事を頼みたい!
あとからソフィーリアへ来てくれ」
バールナ公爵は頷き。
「うちの馬鹿娘……もう娘ではありませんが、本当に申し訳ありません!」
頭を下げる公爵夫妻。
「貴方方のせいではない、この女と彼等の沙汰はユアの容体次第でどうするかを決める。
それでよろしいか?」
「はい、もう関係のない者なのでオパール王太子殿下様に従います!!」
ルリナを見たフェンは(馬鹿な女)と、心の中で思った。
だが、主が優先なので、皆の方を向き伝えた。
フェンがユアを背に乗せ、お花畑連中から離れた。
「お前達を待っていたら主が危険だ!
我は先にソフィーリアへ帰る!!」
フェンが皆に告げた後、一瞬で消えるような猛スピードで移動していた。
ルリナはまだ状況が分かってないのか、アホでどうしようもない妄想発言をするばかりだ。
「オールにジン、あのね私ね、ユア様にイジメられていたのです!
学園の案内の最中に池に落とされたり、屋敷では酷い暴言や虐待もされ続けて、もう怖くてヴァン王子に助けてもらわないと駄目なくらいだったんです!」
「そうだ!
あの黒髪の女がルリナを虐めていたんだぞ!」
「あぁ、ルリナ様の言うとうりだ!
可哀想なルリナ様だ」
「ルリナ様、俺達がいるから安心して大丈夫だよ。
あの黒髪女は当分来ないから安心して良いからね」
「ルリナ様には俺達が側にいるよ。
あんな穢れた黒い女を近付かせないから大丈夫だ」
馬鹿な野郎どもだ。
ジンは激怒し、バカな連中に大声で告知した。
「両国との話し合いで、お前達の刑罰も決まる!
覚悟しておきなさい!!」
「オパール殿下、お早くソフィーリアへ!」
オールに耳打ちをしたあと、ジーナ様を抱きしめ額にキスをし耳元で「また後で」の囁き声に赤面しながら頷くジーナ様。
アーロンとグレンに指示をお願いをした。
「ソフィーリアへ着いた後、騎士と一緒にドラゴンを向かわせる」
「分かりました。
あの者達を牢に入れた後は、ディロールの騎士に任せるので良いんですか?」
「はい、大丈夫です。
では頼みます」
このアホな女はオールに再度抱きつき。
「私が貴方の本当の番なんですっ!」
ジンにも抱きつき。
「ジン、私の事を信じてよっ!」
オールとジンは無言の威圧で、ルリナを思い切り振り払った!
ルリナは勢い良く後ろに転んだ。
転んだ時に、またしてもスカートの中身が丸見え状態!!
「痛ーーいっ!
私を傷物にしたんだから、責任とって番にしなさい!」
公衆の面前でスカートの中身が丸見えだったのにも関わらず、この女には羞恥心はないのだろうか?
ルリナの言葉に、ジンとオールは無視をした。
イライラしているジンは大声で命令し、5人組を睨んだ。
「早く牢に入れなさいっ!!
アーロン、グレン、後の事はお任せします。
我々は一度ソフィーリアへ帰ります」
礼儀として、一礼した。
オールとジンは、フェンの後を追いソフィーリアへの帰路を急いだ。
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