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25 ハプニングは突然に!
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私達はリミーさんの救出とフェンリルの里の結界を強化させ、帰って来ると……。
ラセンさんがリミーさんの元へ駆けつけ、首元をスリスリしたあと、照れながら鼻先でスリスリしていた。鼻先でスリスリするのは好きな相手や番(夫婦)がする行動らしい。
「……! (リミーさん、よかったね)わたしたちは、かえってねるね」
「アンジュ、お腹空いた」
「私も!」
「じゃあ、かえって、なにかたべよう」
私は可愛いチューリップの家に入り、マカロニグラタンとサラダ、ホカホカのクロワッサンを食べながら今日の出来事を話していた。
「あのくろいローブのひとと、くろいけがれ。このくろいけがれを、だしてるのって、くろいローブのひと、だよね?
もくてきは、なんなんだろうね……」
「アンジュを消すことだよ……怖い言い方してごめんなさい。でも狙われていることは事実だから」
「私も同じ意見よ。アンジュ、これからも何が起こるか分からない。だから、気をつけて行動しようね」
「うん、わかった。ふたりとも、ありがとう」
フェンがいない。帰って来てから見かけてないけど、まあフェンは強いから大丈夫だよね。
今日は温かいお風呂に入って疲れを取るぞーー!
着替えを置き、タオル1枚だけ手に持って……いざお風呂へ…………。私は動きと思考回路が一時的に止まり立ちすくんでいた。
手に持っていたタオルが床へと落ち、私は我に返り。大きな声で悲鳴をあげ、シャンプーやリンス、ボディーソープなどを投げつけていた。
その相手は……フェンだ!
フェンは私をチラッと見たがスルー。そして、ため息を吐いたあと、まだ居座っているフェン。私は急いで着替えをし部屋へと駆け込んだ。
だって、見られたんだよ。まだ子供だけど心は乙女なの!!
「あぁぁーー、およめに、いけないよーー!
フェンの、バァーーカァーー!!」
私の悲鳴と文句の叫びは、里のみんなに聞かれていたことを、私はまだ知らない。
ルルとリンは温かいお風呂に入って来たのか、気持ち良さそうな顔して部屋へ入って来た。私は今日まであった魔法攻撃の話を誰かに聞いてもらいたくて、ルルに通信をお願いした。
「ケル、誰かいる?」
「ルルか。今はみんな王宮にいるぞ。隣にはリカルドとシャルルがいるが。何かあったのか?」
「まあ、いろいろとあったよ。アンジュが魔法で魔物を退治したり、魔石で強力な結界を作ったり。あとは……お風呂に入ろうとして従魔のフェンリルに見られた!」
「…………、おい! 俺のアンジュの体を見た男はどこだーー!!
アンジュの危機だ! 今から父様が行くからな!
…………いってぇーー!!」
「ルル、リック兄様のことは気にしなくて良いわ。アンジュは頑張っているみたいね。魔法攻撃だなんて凄いですわ! でも、無理はしないようにと伝えてくれるかしら?」
「隣にいるので伝えておきました。アリスに話があるので今日は失礼します。また連絡します」
「とうさま、リカルドさま、シャルねえさま、おはなしを、きいてくれて、ありがとう。また、れんらくします。おやすみなさい」
ルルとリンと一緒に笑い合った。だって、父様もそうだけど、みんな変わりなく生活してくれてるから安心したんだ。
「ベル、聞こえる? ベルの近くに誰かいる?」
「オレの近くには、アリスとダリオン王子がいるぞ?」
「アンジュがアリスに聞いてほしい話があるんだって」
「アリスよ。アンジュどうしたの?」
「ねえさま、あのね……わたし、レッドベアーを、まほうこうげきで、たおしたよ」
「アンジュ凄いじゃないの! 魔法攻撃なんて誰も教えたことがありませんのに……ツラい時はいつでも連絡するのですよ?」
「ねえさま、ありがとう。ねえさまのこえを、きいたから、ゆっくりねむれそうです。またなにかあったら、そうだんしてもいい?」
「いつでも大歓迎よ! アンジュ頑張れ」
「ねえさま、ありがとう。おやすみなさい」
私はフカフカのベッドでルルとリンと一緒にくっ付いて眠った。
ラセンさんがリミーさんの元へ駆けつけ、首元をスリスリしたあと、照れながら鼻先でスリスリしていた。鼻先でスリスリするのは好きな相手や番(夫婦)がする行動らしい。
「……! (リミーさん、よかったね)わたしたちは、かえってねるね」
「アンジュ、お腹空いた」
「私も!」
「じゃあ、かえって、なにかたべよう」
私は可愛いチューリップの家に入り、マカロニグラタンとサラダ、ホカホカのクロワッサンを食べながら今日の出来事を話していた。
「あのくろいローブのひとと、くろいけがれ。このくろいけがれを、だしてるのって、くろいローブのひと、だよね?
もくてきは、なんなんだろうね……」
「アンジュを消すことだよ……怖い言い方してごめんなさい。でも狙われていることは事実だから」
「私も同じ意見よ。アンジュ、これからも何が起こるか分からない。だから、気をつけて行動しようね」
「うん、わかった。ふたりとも、ありがとう」
フェンがいない。帰って来てから見かけてないけど、まあフェンは強いから大丈夫だよね。
今日は温かいお風呂に入って疲れを取るぞーー!
着替えを置き、タオル1枚だけ手に持って……いざお風呂へ…………。私は動きと思考回路が一時的に止まり立ちすくんでいた。
手に持っていたタオルが床へと落ち、私は我に返り。大きな声で悲鳴をあげ、シャンプーやリンス、ボディーソープなどを投げつけていた。
その相手は……フェンだ!
フェンは私をチラッと見たがスルー。そして、ため息を吐いたあと、まだ居座っているフェン。私は急いで着替えをし部屋へと駆け込んだ。
だって、見られたんだよ。まだ子供だけど心は乙女なの!!
「あぁぁーー、およめに、いけないよーー!
フェンの、バァーーカァーー!!」
私の悲鳴と文句の叫びは、里のみんなに聞かれていたことを、私はまだ知らない。
ルルとリンは温かいお風呂に入って来たのか、気持ち良さそうな顔して部屋へ入って来た。私は今日まであった魔法攻撃の話を誰かに聞いてもらいたくて、ルルに通信をお願いした。
「ケル、誰かいる?」
「ルルか。今はみんな王宮にいるぞ。隣にはリカルドとシャルルがいるが。何かあったのか?」
「まあ、いろいろとあったよ。アンジュが魔法で魔物を退治したり、魔石で強力な結界を作ったり。あとは……お風呂に入ろうとして従魔のフェンリルに見られた!」
「…………、おい! 俺のアンジュの体を見た男はどこだーー!!
アンジュの危機だ! 今から父様が行くからな!
…………いってぇーー!!」
「ルル、リック兄様のことは気にしなくて良いわ。アンジュは頑張っているみたいね。魔法攻撃だなんて凄いですわ! でも、無理はしないようにと伝えてくれるかしら?」
「隣にいるので伝えておきました。アリスに話があるので今日は失礼します。また連絡します」
「とうさま、リカルドさま、シャルねえさま、おはなしを、きいてくれて、ありがとう。また、れんらくします。おやすみなさい」
ルルとリンと一緒に笑い合った。だって、父様もそうだけど、みんな変わりなく生活してくれてるから安心したんだ。
「ベル、聞こえる? ベルの近くに誰かいる?」
「オレの近くには、アリスとダリオン王子がいるぞ?」
「アンジュがアリスに聞いてほしい話があるんだって」
「アリスよ。アンジュどうしたの?」
「ねえさま、あのね……わたし、レッドベアーを、まほうこうげきで、たおしたよ」
「アンジュ凄いじゃないの! 魔法攻撃なんて誰も教えたことがありませんのに……ツラい時はいつでも連絡するのですよ?」
「ねえさま、ありがとう。ねえさまのこえを、きいたから、ゆっくりねむれそうです。またなにかあったら、そうだんしてもいい?」
「いつでも大歓迎よ! アンジュ頑張れ」
「ねえさま、ありがとう。おやすみなさい」
私はフカフカのベッドでルルとリンと一緒にくっ付いて眠った。
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