【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ

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嫉妬

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 私は目を覚まし、綺麗な天井が目に入った。

 気づくと朝になっており、隣にはレオがいた。

「ミオ、痛い所はないか?
 見つけるのが遅くなって、悪かった」

「レオのせいじゃないよ。
 見つけてくれて、ありがとう」

 今から王様に判断される時間らしくて、一緒に行くか? と聞かれたので「行く!」と答えた。

「レオ、私1人で歩けるよ?
 ねえ、聞いてる? レオ?」

「レオは激怒してるから、今は話しかけても返事をしてくれないと思うよ」

 叔父さんに言われたので、もうこのままで良いや。


 王様、王妃様、第1王子、第1王女、第2王女がこちらを見ている。

 私を鞭打ちした兵士と第2王子は縄で縛られていた。

 視線? 違う、殺気だ! 何処から……第1王女が私を睨んでいるし、何で?

 私、第1王女とは面識なんて無いのに。

「ねぇレオ、私、第1王女に睨まれてるんだけど、何でだろう?」

「あぁ、アレは俺に何度も交際の申し込みやお見合いの打診をして来ては、俺が断っていたからだよ」

 交際や結婚して欲しいと言われて、何度も何度も断っているのに、王都へ来るたびにお色気で来たりされるらしい。

 今でも言って来たり、手紙は毎日送って来るって、王女様は『暇なの?』他にする事ないのかな。

 昨日は私の為に来たというのに、何処で聞きつけたのか、レオの前に現れて自分の胸を押し付けるようにしてレオの腕に抱きついて来たんだとか。

 これはつまりアレだ『嫉妬』だな!

 私は(ニヤリ)とし、第1王女に見せつけるように、レオの胸に頭を置いた。

 バキバキッ!!

 第1王女の扇子が折れているし、私は第1王女の反応が面白くて心の中で笑っちゃった。

 私も悪女っぽいよね。


 第2王子はどんな判決になるのかな?

 まさか、斬首なんて無いよね? もしあったら見たく無いし止めてほしい。

 第1王子は、興味がないって感じの顔をしているし、第2王女は扇子の向こう側で欠伸をしている!

 この王国は大丈夫なの?

 早く決断を下してくれないかな?

 早くレオと部屋に帰って話がしたい!

 あっ、王様と王妃様が立った。

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