28 / 79
遊撃部隊入隊編
十三話
しおりを挟む
「オォォォオオ……ッ!!」
艱難辛苦の蒼い炎は叫ぶように揺らめき、達人の槍捌きを魅せる。
「うおぉぉッ!!!」
対する洋助に迷いなど無く、その悉くを寸前で躱し、弾く。
反撃に転じる事が出来ないでいるが、守りに徹し機を窺い、鉄壁の防御を繰り広げる。
それは、槍と刀で奏でられる鉄の音楽、空を切る槍の音、刀の弾きによる高音の残響、その両者の動きが共鳴し規則的な音が聞こえてくる。
「何…この戦いは…」
雪はその戦闘をなんとか眼で追い、片膝をついて眺める。
安心し脱力気味になってしまったが休んではいられない、助太刀に割って入ろうと刀を握るが、眼前の戦いは激しさを増していた。
―――ィィンッ!
何度目になるかもわからない洋助の弾きに、その瞬間が来る。
休む間も、息つく暇も与えず攻め続けた艱難辛苦は弾かれた衝撃により体勢を僅かに崩し、攻撃が緩まる。
洋助は、それを見逃さない。
「―――ッ」
懐に飛び込み、首を目掛けて振り切る。
流石の艱難辛苦も避けきれずと判断し、獲物である大槍を手放して腕で防ぎに入る。
「―――……ォォォ」
もがくように腕を震わせ刀を受け止めると、その傷口から蒼い炎が噴き出し、周囲に熱を持たない炎が燃え移る。
「ッぐ……」
そのまま腕を切り落とそうと力を込める洋助だが、固く形成された鎧と身体はそれに至らず、艱難辛苦の反撃を許す。
宙に浮いたまま槍を受ければ致命傷になる。
瞬時に判断すると一転、腕の切断を諦め洋助も刀を手放して落下の勢いを利用し、自爆めいた体当たりを仕掛けて橋の際まで突き飛ばす。
「洋助くんッ!?」
誰が見ても自殺としか思えない行動だったが、艱難辛苦は反撃を止められ陸橋から川へ向かって強引に落とされる。
大厄も重力には逆らえず、因果応報とばかりに水面へ向かって落ちていく。
『こちら水瀬、総司令へ要請します』
その落下の途中、不意に焔の報告が走る。
『神力制御の一時解除を要請、対象は艱難辛苦』
『……許可する、が、対象が水面にいる場合でのみ撃て、でなければ周囲の山による土砂災害が懸念される』
『御意に、ご理解、感謝致します』
通信が切れる、と同時に艱難辛苦は水面に叩きつけられる。
「雪っ、伏せろッ!」
「え…?きゃっ!?」
覆い被さるように洋助は雪を抱き締め、地に伏す。
数百メートル離れた山頂から、流星の如き煌めきが放たれる。
遠くから見れば流れ星に見えるであろうそれは、紛れもない、太矢だった。
曲線を描き、青い流星は立ち上がろうとする艱難辛苦目掛けて、衝撃的な破壊力と殲滅力を備えて、着弾する。
――――――――――キィィィィィィィィン………………
大きすぎる爆撃音は、時に静寂と化す。
空気が振動して耳鳴りがこだまし、地響きと爆風、そして神力を纏った流星の大矢は、弧を描いて直撃した。
着弾位置に近い二人は長い耳鳴りを堪えて周囲を見渡す。
艱難辛苦がいた場所を中心に、地面は抉れ、水脈が削り起こされ水が吹き出ている、川の水が緩衝材になっていなかったらどれほどの威力になっていたか。
―――大厄対策本部最強の巫女、水瀬焔。
その二つ名の本当の意味を、二人は知る。
「…怪我はないか、雪?」
「私は大丈夫、ありがとう洋助君、けど――」
雪が洋助の心配をしようと声を掛けようした瞬間、二人の前に硝煙に紛れ燃え爛れる艱難辛苦が地を這いつくばり現れる。
「――ォォォ…」
「こいつ…、まだっ…」
満身創痍の洋助は立ち上がるが、余力はなく、刀を持つ片腕がなんとか上げるのみ。
「構えて、支えるから」
「雪…」
そっと、寄り添う雪は、彼の左腕の代わりに柄を握る。
お互いの神力が交わり、美しい青色が二人を包む、その様を感じた艱難辛苦は特攻じみた突撃を繰り出す。
「タイミングは雪が取ってくれ、俺が合わせる」
「……わかった」
剣林弾雨、何がこようとも全てを退け、守って見せる。
「「はぁぁぁぁっ!!」」
決意を灯した一撃が、向かってくる艱難辛苦を切り伏せる。
蒼い炎が狂ったように飛散し、周囲を燃やす。
焔の流星の如き一撃を喰らい、それでも尚動いた艱難辛苦は二人の刀で動きを止め、崩れ落ちた。
「――雪、ありがとう」
燃え盛る蒼い炎を背後に、洋助は刀を手放して雪を抱き寄せる。
「私…洋助くんが、本当に死んだと…、ッ…ぅぅ…」
「ごめん、あの時はあれしか方法が無かった」
「ばかっ…本当にばかっ…っ」
雪が泣く、子供の様に。
皆を守りたくて、大厄の脅威を無くしたくて戦ってきた。
だが、抱き締めたこの暖かさはそれらの理由と等しいぐらい大事で、これからの戦い、これからの生き方に必要だと、核心した。
「―――っ」
強く抱きしめ、その存在を確かめる。
迷いなんて無い、残るは覚悟、これからの未来を歩む決意。
「雪、言えなかった言葉、今言うよ」
「―――うん」
僅かに体を離し、目を合わせて洋助は告げる。
「君が、好きだ、雪」
「―――はい、私も、洋助くんが、好きです」
激戦と化した戦場は、艱難辛苦の撃破と共に大厄側が劣勢となり始める。
その戦禍の中、二人は憔悴し、疲れ果てながらもその距離を縮め寄り添う。
人類史稀に見る艱難辛苦の襲撃、その被害を食い止め、犠牲者を出さずに務めた大厄対策本部、その結果に苦虫を潰す表情をする巫女が一人。
「申し上げます、特殊遊撃部隊及び一番隊の巴雪が艱難辛苦を撃破、その直後大厄の動きが鈍重化し、一般市民の避難と保護が完了しました、また、機動部隊も合流し市街地での警戒体勢も整っております」
「―――そうか」
執務室での作業を止め、報告を聞く朧。
その顔は、優雅であるが苛烈、そして常人であれば気圧される冷たい目。
「下がれ、ご苦労であった」
「――っは」
総司令である巫女は委縮し、静かに退室する。
「やってくれたか、洋助…」
朧は、瞳の蒼色を押さえて滾る感情を殺す。
少しずつ崩れゆく大厄への体勢、その意味はまだ分からず、人々はその現実を喜び、ただ安堵するのであった――。
艱難辛苦の蒼い炎は叫ぶように揺らめき、達人の槍捌きを魅せる。
「うおぉぉッ!!!」
対する洋助に迷いなど無く、その悉くを寸前で躱し、弾く。
反撃に転じる事が出来ないでいるが、守りに徹し機を窺い、鉄壁の防御を繰り広げる。
それは、槍と刀で奏でられる鉄の音楽、空を切る槍の音、刀の弾きによる高音の残響、その両者の動きが共鳴し規則的な音が聞こえてくる。
「何…この戦いは…」
雪はその戦闘をなんとか眼で追い、片膝をついて眺める。
安心し脱力気味になってしまったが休んではいられない、助太刀に割って入ろうと刀を握るが、眼前の戦いは激しさを増していた。
―――ィィンッ!
何度目になるかもわからない洋助の弾きに、その瞬間が来る。
休む間も、息つく暇も与えず攻め続けた艱難辛苦は弾かれた衝撃により体勢を僅かに崩し、攻撃が緩まる。
洋助は、それを見逃さない。
「―――ッ」
懐に飛び込み、首を目掛けて振り切る。
流石の艱難辛苦も避けきれずと判断し、獲物である大槍を手放して腕で防ぎに入る。
「―――……ォォォ」
もがくように腕を震わせ刀を受け止めると、その傷口から蒼い炎が噴き出し、周囲に熱を持たない炎が燃え移る。
「ッぐ……」
そのまま腕を切り落とそうと力を込める洋助だが、固く形成された鎧と身体はそれに至らず、艱難辛苦の反撃を許す。
宙に浮いたまま槍を受ければ致命傷になる。
瞬時に判断すると一転、腕の切断を諦め洋助も刀を手放して落下の勢いを利用し、自爆めいた体当たりを仕掛けて橋の際まで突き飛ばす。
「洋助くんッ!?」
誰が見ても自殺としか思えない行動だったが、艱難辛苦は反撃を止められ陸橋から川へ向かって強引に落とされる。
大厄も重力には逆らえず、因果応報とばかりに水面へ向かって落ちていく。
『こちら水瀬、総司令へ要請します』
その落下の途中、不意に焔の報告が走る。
『神力制御の一時解除を要請、対象は艱難辛苦』
『……許可する、が、対象が水面にいる場合でのみ撃て、でなければ周囲の山による土砂災害が懸念される』
『御意に、ご理解、感謝致します』
通信が切れる、と同時に艱難辛苦は水面に叩きつけられる。
「雪っ、伏せろッ!」
「え…?きゃっ!?」
覆い被さるように洋助は雪を抱き締め、地に伏す。
数百メートル離れた山頂から、流星の如き煌めきが放たれる。
遠くから見れば流れ星に見えるであろうそれは、紛れもない、太矢だった。
曲線を描き、青い流星は立ち上がろうとする艱難辛苦目掛けて、衝撃的な破壊力と殲滅力を備えて、着弾する。
――――――――――キィィィィィィィィン………………
大きすぎる爆撃音は、時に静寂と化す。
空気が振動して耳鳴りがこだまし、地響きと爆風、そして神力を纏った流星の大矢は、弧を描いて直撃した。
着弾位置に近い二人は長い耳鳴りを堪えて周囲を見渡す。
艱難辛苦がいた場所を中心に、地面は抉れ、水脈が削り起こされ水が吹き出ている、川の水が緩衝材になっていなかったらどれほどの威力になっていたか。
―――大厄対策本部最強の巫女、水瀬焔。
その二つ名の本当の意味を、二人は知る。
「…怪我はないか、雪?」
「私は大丈夫、ありがとう洋助君、けど――」
雪が洋助の心配をしようと声を掛けようした瞬間、二人の前に硝煙に紛れ燃え爛れる艱難辛苦が地を這いつくばり現れる。
「――ォォォ…」
「こいつ…、まだっ…」
満身創痍の洋助は立ち上がるが、余力はなく、刀を持つ片腕がなんとか上げるのみ。
「構えて、支えるから」
「雪…」
そっと、寄り添う雪は、彼の左腕の代わりに柄を握る。
お互いの神力が交わり、美しい青色が二人を包む、その様を感じた艱難辛苦は特攻じみた突撃を繰り出す。
「タイミングは雪が取ってくれ、俺が合わせる」
「……わかった」
剣林弾雨、何がこようとも全てを退け、守って見せる。
「「はぁぁぁぁっ!!」」
決意を灯した一撃が、向かってくる艱難辛苦を切り伏せる。
蒼い炎が狂ったように飛散し、周囲を燃やす。
焔の流星の如き一撃を喰らい、それでも尚動いた艱難辛苦は二人の刀で動きを止め、崩れ落ちた。
「――雪、ありがとう」
燃え盛る蒼い炎を背後に、洋助は刀を手放して雪を抱き寄せる。
「私…洋助くんが、本当に死んだと…、ッ…ぅぅ…」
「ごめん、あの時はあれしか方法が無かった」
「ばかっ…本当にばかっ…っ」
雪が泣く、子供の様に。
皆を守りたくて、大厄の脅威を無くしたくて戦ってきた。
だが、抱き締めたこの暖かさはそれらの理由と等しいぐらい大事で、これからの戦い、これからの生き方に必要だと、核心した。
「―――っ」
強く抱きしめ、その存在を確かめる。
迷いなんて無い、残るは覚悟、これからの未来を歩む決意。
「雪、言えなかった言葉、今言うよ」
「―――うん」
僅かに体を離し、目を合わせて洋助は告げる。
「君が、好きだ、雪」
「―――はい、私も、洋助くんが、好きです」
激戦と化した戦場は、艱難辛苦の撃破と共に大厄側が劣勢となり始める。
その戦禍の中、二人は憔悴し、疲れ果てながらもその距離を縮め寄り添う。
人類史稀に見る艱難辛苦の襲撃、その被害を食い止め、犠牲者を出さずに務めた大厄対策本部、その結果に苦虫を潰す表情をする巫女が一人。
「申し上げます、特殊遊撃部隊及び一番隊の巴雪が艱難辛苦を撃破、その直後大厄の動きが鈍重化し、一般市民の避難と保護が完了しました、また、機動部隊も合流し市街地での警戒体勢も整っております」
「―――そうか」
執務室での作業を止め、報告を聞く朧。
その顔は、優雅であるが苛烈、そして常人であれば気圧される冷たい目。
「下がれ、ご苦労であった」
「――っは」
総司令である巫女は委縮し、静かに退室する。
「やってくれたか、洋助…」
朧は、瞳の蒼色を押さえて滾る感情を殺す。
少しずつ崩れゆく大厄への体勢、その意味はまだ分からず、人々はその現実を喜び、ただ安堵するのであった――。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。

ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
疲れ切った現実から逃れるため、VRMMORPG「アナザーワールド・オンライン」に没頭する俺。自由度の高いこのゲームで憧れの料理人を選んだものの、気づけばゲーム内でも完全に負け組。戦闘職ではないこの料理人は、ゲームの中で目立つこともなく、ただ地味に日々を過ごしていた。
そんなある日、フレンドの誘いで参加したレベル上げ中に、運悪く出現したネームドモンスター「猛き猪」に遭遇。通常、戦うには3パーティ18人が必要な強敵で、俺たちのパーティはわずか6人。絶望的な状況で、肝心のアタッカーたちは早々に強制ログアウトし、残されたのは熊型獣人のタンク役クマサンとヒーラーのミコトさん、そして料理人の俺だけ。
逃げるよう促されるも、フレンドを見捨てられず、死を覚悟で猛き猪に包丁を振るうことに。すると、驚くべきことに料理スキルが猛き猪に通用し、しかも与えるダメージは並のアタッカーを遥かに超えていた。これを機に、負け組だった俺の新たな冒険が始まる。
猛き猪との戦いを経て、俺はクマサンとミコトさんと共にギルドを結成。さらに、ある出来事をきっかけにクマサンの正体を知り、その秘密に触れる。そして、クマサンとミコトさんと共にVチューバー活動を始めることになり、ゲーム内外で奇跡の連続が繰り広げられる。
リアルでは無職、ゲームでは負け組職業だった俺が、リアルでもゲームでも自らの力で奇跡を起こす――そんな物語がここに始まる。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる