私にとっては、それだけで

吉華(きっか)

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プロローグ

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 本当は、もっと話してみたかった。

 貴女に甘えてみたかった。

 だって、私たちは姉妹なのだから。


 ――たとえ、周りの誰もが姉妹とは認めてくれなかったのだとしても
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