~快楽調教淫乱時代♡~一騎当千の武士の体を隅々までスケベに調教します。

蒼い色鉛筆

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快楽調教4

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「まず先に…きちんと境界を引きましょう。
唇への接吻は?構いませんよね?」

「…っ!」

腰に響く甘い声は子猫の鳴き声のようだ。
胸の鼓動が一層早まる。

調教師の長い指先が口元を掠めたことに驚き
思わず勢いだけで首を左右に振ると男は
そのまま続けた。

「それじゃあ、首筋は?胸は?わき腹は?」

「…!」

指でその部分をなぞられるが頑なに頭を
横に振った。

「尻肉は?粘膜も?腿や膝小僧も?」

「だめ…だ。」

触れるか触れないかの加減で辿られるが
あまりしつこいのでやっと声に出した。

「俺の体は全て、お館様のものだ…!」

「情熱的な恋ですねぇ。しかし今朝、
面白いものが届きまして。私はあまり文字が
読めませんのでおっとさんが言いましたが、
あなたのお館様から文が届いたそうで。
あんなに立派な紙は初めて見ましたよ。」

「文が…?それは、なんと…?」

気になって聞き返す。
肢体を撫でる腕は突き返した。

「あなたの体の全てを調教師に任せる、と。
おっとさんが泡を吹くほどの金を綴じて
見事に育てることを許してくれました。
嘘だとお思いなら文を見ますか?」

「嘘に決まってる!すぐ見せろ!!」

男が引き出しから取り出した空色の文を
奪い取る。高級な厚紙は、お館様の使う
上品な香の香りが染み込ませてある。
力強い墨の跡を何度も見直したが
それは侍の確信を強めるばかりであった。

「お館様の文字だ…。」

主が幼い頃から、文字を習う姿を側で
見ていたので、誰よりも分かっている。

手紙はそれだけではない。
最後にただならぬことが書いてある。

「おっとさんが言うには…中に精を
出さなければ、私のモノであなたを育てても
良いと。やはり実践は大事ですからね。」

確かにその通り、文にも書いてある。

「これを…お館様が了承したのか。」

胸がずくんと鈍く痛む。
自然と声に力が入らなくなっていた。

俺はずっとお館様に何でも捧げたいと
思っていたのに、文一つでこんな簡単に
他の男と寝てもいいようなことをお許しに
なるなんて…。

あまりに惨めに打ちひしがれる姿を見て白い
男は背筋を伸ばしてぽりぽり頬を掻いた。

「まぁ、私の入れ知恵なんですけどね。
あなたが昨日来るよりも前にお館様と…
いえ裏に生きる私は直接ご対面したことは
ないのですが、最初は主様もあなたの全ては
自分が欲しいとおっしゃったのですよ。」

「えっ…?そ、それは本当か?」

「嘘をつく謂れはないでしょう。学のない
私ですが、ある例え話をしたんです。」

「それは何と?」

「花は美しいけれどそのままでは食えない。
しかし蜜に浸して時間を掛ければ美味になる。
それをあなたに施しましょうと伝え、
納得して下さったお館様があなたを
ここに通わせるよう話されたんですよ。」

「そう…だったのか。」

直属の家臣と言えど、普段気軽に話すことは
おろか、逢瀬に呼ばれることも月に
一度あるかないかだ。先月は逢ってない。
それで知らぬ間に話が進んでいたのか。

「と言うことで嫌でも私に慣れてもらいます。
例え最初は拒んでも、いつの間にか自ら
欲しがるようになる。そのように教えますから
今は体を全て預けて下さいませ…。」

「う、うん。それじゃあ…分かった。」

足の間にすり寄る男に先ほど言われた通り
思いきって袴の帯をほどいて放った。
焦らす素振りもなく一息に褌まで放り投げる
男らしい様を見て調教師は少し驚いた
様子だったが、にこりと笑う。

「素直な人は好みですよ。褒美として優しく
善がらせてあげると決めているのです。」

「あっ…。」

肩を掴まれ、軽く押されると自然に仰向けに
なって布団の上に寝転がる。
男は上に覆い被さり、熱っぽい視線を向けた。

「ふふ…興奮しますね。どこをどう弄れば
どんな声を聞かせてくれるのか、
ちゃんと覚えてあげますから素直に身を
任せて下さいませよ。」

「んっ…。」

額、こめかみ、目元、耳たぶ、顎の先…。
調教師はちゅ、ちゅと音を立てて唇を当てる。

13で成人する前からずっとお館様に恋をした。
戦で名を上げて美女に言い寄られたとしても
口づけも交わいも主に捧げようと絶っていた。

他人の唇がどこかに触れるのは初めての
感覚だが…ふわふわして、くすぐったい。
暖かくて柔らかい。
触れた部分がじんわりぽかぽか温かくて…
夢心地のように瞼がとろんと落ちてしまう。

「ん…ぅ…。」

時々警戒して腕がぴくっと動くと白い男は
唇を肌に触れさせたまま話した。

「生娘のような反応ですね♡」

「…うるさいっ。」

「おや、生意気を囀ずる唇はお仕置きで
塞いでしまいましょう。丁度いいです。
を覚えればお館様はきっと喜びます。」

「なに…がっ?ん、んんーー!!」

顎を両手で挟まれて天を向かされたと
思ったら、男の唇が俺の唇にぴたり隙間なく
合わされた。
心構えする余裕もなく接吻されたことに
仰天していると、緩んだ歯列を割って何か
生き物のようなものが口内に侵入した。

「絶対噛んではいけませんよ。」

「ふあっあ、あむっ…ん、んぶっ…。」

念押しされたが、口内に滑り込む物体の
正体が分からない。

普通に考えれば相手の舌なのだが
ぬるりと湿ったそれは俺の口内を暴れまわり
蹂躙し、皮膚の薄い部分をざらざら擦る。
これは俺にあるものと同じなのか?

咄嗟に男の腕を掴んだが、徐々に力が
抜けてしまう。生気を吸われるようだ。

「ん…ん、」

「んあっ、あっ…♡ふむぅ、うっ…、」

とても自分では再現出来ない動きに
なす術なく犯されていく。
何度も角度を変えて含まれては奥の奥を
執拗に侵され、汗のようにじわりと滲む
唾液をこくこく飲み下す。

「は、あっん、っ…ちゅるっ…んぷっ…♡」

激しい口づけに息は上がり、顔に汗をかく。
空気を求めて口を開けるほど感じる部分が
暴かれていくようだ。

「…こんな感じです。覚えました?」

「ぷあっ…はぁ、はぁ、はあ…♡」

「脳まで蕩けましたか?♡まあ練習は
追々…身に染みつくまで…しましょうね。」

ようやく唇を剥がした調教師は乱れる武士を
満足そうに見つめて微笑む。

「感度を確かめますよ。」

はだけた着物の合わせから白い手の平が
差し込まれ、右に左に体の線をなぞる。

「んぅっ…いっ…!」

それはしっとりした汗を塗りたくるような
動きをしていたが不意に胸の先をぎゅうと
つねられ、痛みに悲鳴をあげそうになるが
ぐっと堪える。

「あいすいません。思った以上に感度が
イイようで。…痛かったですか?」

「…なんともないっ!」

口を真一文字に引き締める。
武士が弱音を吐けるものか!
理性のあるうちはその信念を曲げられない。

「ん、んっ…。」

今度は赤く充血して痛む胸の先を労るように
指の腹で円を描いてなぞられる。
普段は触れられても別になんともないが
痛みが感覚を助長させているようで
なんともぞわぞわ変な気分になる。

「ん、ん、くっ…。」

「声を噛むとは中々…♡調教しがいが
ありますねぇ。胸だけで絶頂出来るよう
仕込むのも楽しみでありますよ。」

「な、か…体が…変、だっ…。」

「当たり前でしょう。感じるように、
興奮するようになぞらえていますからね。」

「んあっ…!」

褥の上で従順に寝転がる武士に白い男は
片手をしっとり汗ばむ膝の裏に差し込み
自分の肩に足を掛けさせた。
ぐぐぅっと体幹を押し込めば、余程器用に
動かない限り逃げられない姿勢になる。

そしてさっきまでは手で隠していた屹立した
昂りを眼下に晒し、じっくりと観察する。

「媚薬を使った訳でもないのに、口づけと
胸だけで?こんなに大きくココを膨らませて
しまうんですか?♡素敵ですねぇ。」

「やっ…見るな…っ!」

恥ずかしくて腕で目元を覆い隠して
自分の視界を塞ぐが、奴から姿を隠せると
言うわけではない。

「恥ずかしがることはございませんよ。
それすら快楽になるまで体に叩き込むまで
ですからね。さぁ、善くなって下さいな。」

男は許可を取ることなく、無遠慮に陰茎を
手筒で扱く。

「な、なにをするっ!」

顔を上げようとするも片手で押されるだけで
呆気なくコロンと定位置に戻された。

「いいからそのまま。黙って感じて
はしたない声で喘いでいなさい。」

「なに、ん、んあっ、あっ…はっ…♡」

見えない方が他の感覚が鋭敏になり
白髪の男の大きな手に包まれて自身を
擦られる快感に堪えきれない矯声を漏らす。

昨日何度も絶頂させられたのでこの感覚は
よく覚えている。先端から透明な汁が溢れ
続けて刺激されれば間もなく吐精する…。

「も、もっ…う、出るっ…出る!♡」

鼻に掛かった甘い声で訴えると
調教師は同じ男として無慈悲なまでに指を
止めて根元に輪を作り、精を内に留めた。

「ダメですよ。」

「あ、えっ…!?」

噴き出しそうな快楽が、ぴたりと止まる。
男に封じられ欲望を解放出来ない。

「な、なんで…!?」

昨日は好きなだけ出させてくれたのに…!
戸惑い、少し泣きそうな声で尋ねた。

「男を、お館様を悦ばせたいんでしょう?
ここも大切ですが、あなたはこちらで
感じることを覚えるんですよ。」

「なっ…!?」

調教師は拘束していない反対の指を小さな
壷に入れると独特の匂いのする油を浸し
それを武士の秘部に宛てた。

「うあっ…!」

なんとも言えない感覚に侍は呻いた。
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