××ニー派の俺が男に掘られたいがためだけにムショ入りした話をしたい

蒼い色鉛筆

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閃いた

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「はあ…♡」

イッた…イケた。後ろだけで。
男の俺がここまで感じるようになるまで大変だったんだ。そりゃ満足感と至福にどっぷり脳内侵されてる。後ろ気持ちいい。セ×クス大好きな破廉恥メスガキですみません♡オ×ニー大好きでごめんなさい♡

排泄孔から性器の玩具を生やした青年は、まだそのスイッチを切っていないのに恍惚と放心してヴィヴィと鳴る振動に合わせて四肢をピクピク痙攣させた。

彼に名前はない。親から与えられてない。
十九年間狂った闇で残飯を漁って生きた。

体のウリを始めたのは最近のことで、客からは『モモ』とオンナの名前で呼ばれるがどうでもいい。自慢の桃尻に因んで付けられたあだ名と言うこともどうでもいい。

モモは飯が食えて温かい場所で眠れてセ×クスが出来るならどうでもいい男だ。
それ以外に趣味もなく、どうして生きてるかって聞かれても「男とセ×クスしたいから」ってそれだけ。性に執着さえすれど生には微塵も執着していない。

今日も客が先に出た寂れたホテルの一室で夢中になって自慰を楽しむ。自覚する絶倫加減は厄介なもので、十回ヤッたくらいじゃ足りない。物足りないのだ。相手を選ばず次の客を招こうか、卑猥に鳴るオモチャを弄りながらふと思う。

(最近同じ客ばっかでつまんねー)
(もっと沢山男に抱かれたいなぁ)
(なんか良い方法ないかなー)
(くっさい男だらけの密閉空間)
(誰も彼も俺を欲しがるそんな場所…)

「あ、そっか。」

俺、良いこと思い付いた♪
俺、アタマ良いな♪
満面の笑顔で天井に両手を伸ばす。

「自首すればムショ行けるじゃん?」

……実はモモ、世間では僅かに認知された犯罪者だった。あまりの残虐性にまともな人々は記憶から封印して口に出さず、本人は特に理由もなく(敢えてあるなら自由なセ×クスのため)逃げ回っていた。そうして一年経た外は落ち着いてしまったがまだ、捕まえて貰えるかな?

「明日近くの交番に行こっと♪ケーカン?ってガタイ良いよなぁ…。あわよくば檻に入る前にヤッてくれないかなぁ?」

そうして愉快そうに笑う青年。
恐ろしい実行力で翌日彼は新聞の片隅に写真を載せられた。手元を上着で隠し、狂気的な笑みをカメラマンにサービスした。
見出しはこうだった。

『親殺しの残忍青年、遂に逮捕される!』
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