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幕間
第20話 追放されたSSS級チート回復術師~美少女たちが復讐しようと言うので、仕方なく旅に出た~①(クロウ視点)
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「くそ……っ!くそ、クソクソクソッ!!」
おかしいだろ!どうしてシロウは、俺の実力を認めないんだ!
俺はもう、一人でダンジョンを幾つも攻略している!あいつの知らない所で、タタキアゲのカチョーだって一人で殺した!仲間には、少しだって苦労をかけた事もないし、それでも何一つ不自由をしないように生活させてやってる。それに、もし傷ついたとしても、気づかせることも無く、一瞬で回復してやる事だって出来るんだ!
それなのに、一体どうして、あいつは俺を……っ!
「クロウ様、どうしたんですか?」
考え、座っているベッドを叩いたちょうどその時、部屋の扉が開かれて、仲間の一人が現れた。
「……あぁ、ヒナか。何でもないよ」
「本当ですか?何か、凄く辛そうな顔をしていました。もしかして、あの暴力勇者の事を思い出していたんですか?」
「そ、そんな事ないよ。気にしないでくれ」
「本当ですか?なら、よかったです」
彼女は、ヒナ。フリカという街で売られていた、獣の耳を持つ元奴隷の少女だ。俺が奴隷商を壊滅させた時、帰る場所が無く、最初に見た俺に懐いていつの間にか旅に着いてくるようになってしまったのだ。
……思えば、アカネだって、そうだった。彼女は俺と旅をしたいと言って自分からついてきたし、もう一人の仲間、聖女のセシリアだって、悪徳教会を滅ぼした時に、信じる者を失って俺に自分からついてきたんだ。
見てみろ。俺には、自然と人が集まってくる魅力だってある。あいつは、必死こいて自分から仲間集めをしないと人も集まらないんだ。
あの日だって、そうだった。初めて出会った日、俺は王に言われて仕方なく王都へ行ったんだ。そして、すぐに全ての宝具の適合者だと判明して。
――クロウか。お前すげぇな、全部使えちまうなんてよ。これから、一緒に頑張ろうぜ。
う、うるさい。俺は、ホーリーセイバーしか使えないお前の為に、仕方なく権利を譲ってやったんだ。それなのに、あいつは恩を仇で返すようなマネをしたんだ。恩を、仇で……。
……そうか、分かったぞ。シロウの奴、俺にリーダーを喰われると思って、そうならないようにクビにしたんだ。如何にも、狡猾なあいつの考えそうな事だ。
下らない。リアリストだなんて呼ばれながら、そんなクソみたいなプライドを守るために俺をクビにするだなんて。どうせ、あいつらなんか、魔王に辿り着く事なんて出来ないに決まっている。俺が居なければ、精々辿り着けてもセンムレベルに決まってる!
ざまぁ見やがれ!その時になって俺に縋りついてきたって、もう遅いんだ!死にかけながら、後悔の涙をポロポロ流して、土下座して謝っても絶対に許してやらないんだからな!
土下座して、謝ったって……。
――よくやった、クロウ。今夜は、酒でも飲もうぜ。
「……くそっ。何だってんだよ」
「クロウ様、やっぱり……」
隣に座っていたヒナが、心配そうな顔を向けて俺に言う。
「……今日は、ほっといてくれ」
「出来ません!クロウ様、ヒナは、あなたが辛そうな顔をしている事に耐えられません!」
言って、彼女は俺に抱きついた。
「どうして、ヒナたちに話してくれないんですか?クロウ様は、いつもみんなを守ってくれています。それなのに、クロウ様が辛い思いをしているなんて、見過ごせるわけがないじゃないですか!」
「本当に、気にしないでいい」
「……なら、ヒナがあの勇者を殺します」
「……は?」
彼女の目には、本気の怒りが浮かんでいる。
「ヒナが、あの勇者を殺すって言ったんです。きっと、セシリアやアカネだって、協力してくれるはずです。ですから、クロウ様は待っていてください。特に、あの猫女はヒナがこの手で必ず……」
「よ、よせ!」
……どうして、俺はそんな事を言ったのだろうか。
「く、クロウ様?」
「その、あいつは仮にも勇者なんだ。世界を救う立場なんだぞ?」
「関係ありません。私にとってこの世界は、クロウ様かそうでないかです」
「で、でも、お前たちが戦ったら、酷く傷つくかもしれないだろ?」
「……っ!クロウ様!やっぱり、優しいですっ!」
笑顔を浮かべたヒナは、俺の肩に額をグリグリと当てる。
「でも、私はどうしても許せません。私には、クロウ様だけなんです。そんなあなたを辛い目に合わせるのが、本当に許せないんです」
どうやら、どれだけ言っても無駄なようだ。……だったら、仕方ないな。
「……仕方ない。なら、俺も一緒に行くよ」
「えっ?本当ですか?」
「あぁ。ヒナたちがそんなに心配しているだなんて、思ってもいなかった。だから、お前たちの為に、俺も行く」
「嬉しいです!それじゃ早速、みんなにも伝えてきますね!」
そして、ヒナは俺にキスをしてから、部屋の外へ出て行った。
しかし、こうなっては仕方ない。そう、仕方ないんだ。前回は人の目があって出来なかったが、今度こそは必ずスキルを撃ってやる。そして、みんなの不安を解消してやるんだ。みんなの、不安をだ。
こうして、俺の復讐の旅は、幕を開けたのだ。
―――――――――――――――――――――――――――――
TIPS
ホーリーロッド:純銀の杖に、ユグドラシルの果実の力を込めた退魔の宝具。この杖を触媒として放出されたスキルは退魔の力を宿し、通常ではスキルの通らない悪魔に対してもダメージを与えられるようになる。
杖の長さは120センチメートルで、他の宝具よりもやや白みが強い色をしている。小柄なモモコにとっては少し大きいため、彼女はいつも両手に抱くようにして持ち歩いている。(覚醒時は片手で構えていた)
先端には桃色のクリアな宝玉が、その少し下には天使の片翼のアクセサリーが取り付けられ、一か所だけ、柄を鋭角に曲げた部分がある。これは、モモコが職人に依頼してデコレートしたからの造形であり、杖の力を増幅させるものでは決してない。因みに、付けた理由は「女の子っぽく見て欲しい人がいる」から。
「くそ……っ!くそ、クソクソクソッ!!」
おかしいだろ!どうしてシロウは、俺の実力を認めないんだ!
俺はもう、一人でダンジョンを幾つも攻略している!あいつの知らない所で、タタキアゲのカチョーだって一人で殺した!仲間には、少しだって苦労をかけた事もないし、それでも何一つ不自由をしないように生活させてやってる。それに、もし傷ついたとしても、気づかせることも無く、一瞬で回復してやる事だって出来るんだ!
それなのに、一体どうして、あいつは俺を……っ!
「クロウ様、どうしたんですか?」
考え、座っているベッドを叩いたちょうどその時、部屋の扉が開かれて、仲間の一人が現れた。
「……あぁ、ヒナか。何でもないよ」
「本当ですか?何か、凄く辛そうな顔をしていました。もしかして、あの暴力勇者の事を思い出していたんですか?」
「そ、そんな事ないよ。気にしないでくれ」
「本当ですか?なら、よかったです」
彼女は、ヒナ。フリカという街で売られていた、獣の耳を持つ元奴隷の少女だ。俺が奴隷商を壊滅させた時、帰る場所が無く、最初に見た俺に懐いていつの間にか旅に着いてくるようになってしまったのだ。
……思えば、アカネだって、そうだった。彼女は俺と旅をしたいと言って自分からついてきたし、もう一人の仲間、聖女のセシリアだって、悪徳教会を滅ぼした時に、信じる者を失って俺に自分からついてきたんだ。
見てみろ。俺には、自然と人が集まってくる魅力だってある。あいつは、必死こいて自分から仲間集めをしないと人も集まらないんだ。
あの日だって、そうだった。初めて出会った日、俺は王に言われて仕方なく王都へ行ったんだ。そして、すぐに全ての宝具の適合者だと判明して。
――クロウか。お前すげぇな、全部使えちまうなんてよ。これから、一緒に頑張ろうぜ。
う、うるさい。俺は、ホーリーセイバーしか使えないお前の為に、仕方なく権利を譲ってやったんだ。それなのに、あいつは恩を仇で返すようなマネをしたんだ。恩を、仇で……。
……そうか、分かったぞ。シロウの奴、俺にリーダーを喰われると思って、そうならないようにクビにしたんだ。如何にも、狡猾なあいつの考えそうな事だ。
下らない。リアリストだなんて呼ばれながら、そんなクソみたいなプライドを守るために俺をクビにするだなんて。どうせ、あいつらなんか、魔王に辿り着く事なんて出来ないに決まっている。俺が居なければ、精々辿り着けてもセンムレベルに決まってる!
ざまぁ見やがれ!その時になって俺に縋りついてきたって、もう遅いんだ!死にかけながら、後悔の涙をポロポロ流して、土下座して謝っても絶対に許してやらないんだからな!
土下座して、謝ったって……。
――よくやった、クロウ。今夜は、酒でも飲もうぜ。
「……くそっ。何だってんだよ」
「クロウ様、やっぱり……」
隣に座っていたヒナが、心配そうな顔を向けて俺に言う。
「……今日は、ほっといてくれ」
「出来ません!クロウ様、ヒナは、あなたが辛そうな顔をしている事に耐えられません!」
言って、彼女は俺に抱きついた。
「どうして、ヒナたちに話してくれないんですか?クロウ様は、いつもみんなを守ってくれています。それなのに、クロウ様が辛い思いをしているなんて、見過ごせるわけがないじゃないですか!」
「本当に、気にしないでいい」
「……なら、ヒナがあの勇者を殺します」
「……は?」
彼女の目には、本気の怒りが浮かんでいる。
「ヒナが、あの勇者を殺すって言ったんです。きっと、セシリアやアカネだって、協力してくれるはずです。ですから、クロウ様は待っていてください。特に、あの猫女はヒナがこの手で必ず……」
「よ、よせ!」
……どうして、俺はそんな事を言ったのだろうか。
「く、クロウ様?」
「その、あいつは仮にも勇者なんだ。世界を救う立場なんだぞ?」
「関係ありません。私にとってこの世界は、クロウ様かそうでないかです」
「で、でも、お前たちが戦ったら、酷く傷つくかもしれないだろ?」
「……っ!クロウ様!やっぱり、優しいですっ!」
笑顔を浮かべたヒナは、俺の肩に額をグリグリと当てる。
「でも、私はどうしても許せません。私には、クロウ様だけなんです。そんなあなたを辛い目に合わせるのが、本当に許せないんです」
どうやら、どれだけ言っても無駄なようだ。……だったら、仕方ないな。
「……仕方ない。なら、俺も一緒に行くよ」
「えっ?本当ですか?」
「あぁ。ヒナたちがそんなに心配しているだなんて、思ってもいなかった。だから、お前たちの為に、俺も行く」
「嬉しいです!それじゃ早速、みんなにも伝えてきますね!」
そして、ヒナは俺にキスをしてから、部屋の外へ出て行った。
しかし、こうなっては仕方ない。そう、仕方ないんだ。前回は人の目があって出来なかったが、今度こそは必ずスキルを撃ってやる。そして、みんなの不安を解消してやるんだ。みんなの、不安をだ。
こうして、俺の復讐の旅は、幕を開けたのだ。
―――――――――――――――――――――――――――――
TIPS
ホーリーロッド:純銀の杖に、ユグドラシルの果実の力を込めた退魔の宝具。この杖を触媒として放出されたスキルは退魔の力を宿し、通常ではスキルの通らない悪魔に対してもダメージを与えられるようになる。
杖の長さは120センチメートルで、他の宝具よりもやや白みが強い色をしている。小柄なモモコにとっては少し大きいため、彼女はいつも両手に抱くようにして持ち歩いている。(覚醒時は片手で構えていた)
先端には桃色のクリアな宝玉が、その少し下には天使の片翼のアクセサリーが取り付けられ、一か所だけ、柄を鋭角に曲げた部分がある。これは、モモコが職人に依頼してデコレートしたからの造形であり、杖の力を増幅させるものでは決してない。因みに、付けた理由は「女の子っぽく見て欲しい人がいる」から。
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