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第一章
2これで、いい
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「これはどういうつもりだ?」
「……べつに」
突きつけられた一冊の本を手に取るでもなく、ルカはただ静かに答えた。
視線の先には、幼馴染のジュリアス・アルタニクが立っていた。柔らかな金色の前髪が、甘く垂れる碧色の瞳を撫でている。誰が見ても魅力的なその男は、ルカを見下ろし眉を顰めていた。
スッと通る鼻筋の下で、薄い唇は物言いたげに固く結ばれている。
ジュリアス・アルタニクはこのエルファーナ王国が建国された280年前から続くアルタニク公爵家の長男だ。ルカの生家であるミンターク公爵家、そしてアル二ラム公爵家を合わせた三家は建国時から王国の守護を司っている。
国史によると建国時、王家と三家は盟約を結び、それぞれの家系に固有の魔法を授けたという。
ルカにとっては忌々しい盟約に他ならないが、お陰でミンターク家にのみ伝わる闇魔法を使うことができ、人一倍の魔力を保有する。
ジュリアスも同様に、アルタニク家には光魔法が与えられていた。長男であるジュリアスにはルカ以上の魔力がその長身に宿っていたがーー幼少時の事故でその魔力をルカが奪った、という噂がまことしやかに囁かれている。
「別に、なんだよ」
柳眉を逆立て、白い眉間に皺を寄せて怪訝な面持ちでジュリアスは吐き捨てるように言った。
常に穏やかで微笑みを絶やさない優美な男がこんな顔をすることもあるなんて、周りの人間は誰一人信じることはないだろう。
頭一つほど背の高いジュリアスを見上げてぼんやりと考える。
爪先まで手入れされた美しい指先が、今にも表紙が外れてしまいそうな古い書物を疎ましそうに押し付けているだなんて、きっと、この学院中の誰も信じないだろう。
「……僕には関係ない」
ルカはため息混じりに呟くように言った。
大体、こんなところを誰かに見られでもしたら面倒なことになるのはそちらではないのか。
この学院でジュリアス・アルタニクの存在を知らない者はいない。魔力量こそ乏しいものの、博識で勉強熱心、友人には優しく謙虚で礼儀正しい。すれ違う誰もが振り返るほど眉目秀麗な男。ジュリアスは学院中から好意を寄せられ、注目されている人間なのだ。
また同時にルカ自身も学院中に魔力泥棒と悪名を響かせ、嫌悪されていた。
ミンターク公爵家の次男であるルカ・ミンタークはミンターク家を継ぐ長男への嫉妬心を抑えきれず、幼馴染のジュリアスから魔力を奪った。
ルカがこの学院に通い始める前からこのような噂が社交界を席巻していた。
可哀想なジュリアスと、人の良心や情を知らない、けだもののルカ。
闇の魔法の使い手であるはずのルカが、自身の力量が及ばないために心を闇に飲まれたと笑う者もいるが、ルカにとっては全てが心底どうでも良かった。
「本が勝手に俺の机に飛んできたってことか?」
「この学院じゃ何が起こっても不思議じゃないでしょ」
突きつけられていた本をそっと押し戻し、話は終わりだと言外に告げてルカは歩き出した。背中に刺さるような視線を感じていたが、決して振り返ることはない。
冷たい風が二人の間にあった会話を押し流すように石畳の回廊を吹き抜けて、ルカは自身の紫色の瞳を空に向けた。
薄暗い雲が広がり夕暮れが近付いている。
ルカが腕の中に抱いている分厚い書物三冊を抱え直すと、背後で大きなため息が溢れたあと気配が消えていった。
「……これで、いい」
誰もいない回廊にぽつりと呟く。
こぼした言葉は脆く、そして美しく散っていった。ガラスのように透明で無垢で、そして繊細だった。心の内で飛散したそれは、キラキラと輝いてルカだけの宝物になる。
誰にも知られなくていい。
自分だけが抱えている想いと事実をひた隠す暮らしも、あと半年ほどで終わりを迎えるのだから。
それにしても、今日もまた思っていたより長い時間を図書館で過ごしてしまった。
ルカが通う王立魔術学院の図書館は、蔵書数五万冊を誇るだけでなく、古の魔術師たちが遺した手記までが書架に収められている王国随一の図書館だ。
八歳でこの学院に入学してから休み時間の殆どをこの図書館で過ごしているが、当然読み終えられる気配はない。特に持ち出し禁止の書物は稀有性が高く、ここ以外ではとてもお目にかかれない魔術書と記録ばかりだ。
叶うならこの図書館に寝泊まりしたい。
いよいよ卒業の年を折り返し、ルカは半ば本気でそう考えるようになった。
胸許から取り出した懐中時計が示す時刻は夕刻5時を少し過ぎたあたりだ。
今から急いで帰宅しても夕食前のフード・ティには到底間に合いそうにはない。
それに、この時間に帰宅するのは最もタイミングが悪いのだ。
この時刻に帰宅して、兄の従者であるフェリックスに「アレクサンダー様は今日もルカ様のお帰りをお待ちしていたのですよ」と、嫌味たっぷりの言葉を投げられたことは数えきれない。勿論、兄のアレクサンダーがルカを待っていた事実はなく、全てはフェリックスの虚言だった。
あまりにもあからさま過ぎていっそ清々するが、ルカはこのフェリックスという男の存在が一際苦手だった。
そう遠くない未来、ミンターク家長男であるアレクサンダーが家督を継げばフェリックスがこの家の家令となる可能性は高い。そうなれば、フェリックスは必ずルカをあの邸から追い出すための策を講じるに違いなかった。
そうなればルカは行き倒れだ。
「……気が重いな」
そうならないためにも、ルカは魔術を学んだ。
この国でも使い手が限られる闇魔法が使えることは救いだった。攻撃と防御どちらにも秀でていることから警備兵や傭兵としての需要も高い。
ーーいっそもう一度図書館へ引き返して夕食が部屋に運び込まれた頃に帰宅しようか。
足を止め、再び夕暮れを眺める。
空から蜂蜜を垂らしたように煌めく湖を見ていると、一体自分は何のために生きているのか見失いそうになる。
世界はこんなにも美しく愛に溢れているというのに、ルカの心はいつも暗く、孤独だった。
ミンターク家に代々受け継がれる魔法が闇属性だから悲観的な心持ちになるのか、はたまたその逆で元からネガティブ思考であるからこそミンターク家史上最強の魔法使いとなってしまったのかは分からない。
守りたいもののために無我夢中で身につけただけの魔法が、これほどに人の憎しみの対象となるとはルカも思わなかった。
一族と王家から一心の期待を背負わされている兄の力が不十分なわけではない。ただ、ルカが類い稀な使い手に成長してしまっただけだ。
「心配しなくても、今帰るよ」
透き通るような空から舞い降りた白色の小鳥を指先で休めてやる。従者のエリックが帰る気配のないルカを心配して飛ばしてきた愛鳥のリリーは、今日も愛くるしい嘴でルカの爪先をつついた。
リリーが寄越されたということは、いよいよ兄も両親も痺れを切らしているのか、それとも他にも理由があるのか。
重い一歩を踏み出して、ルカは家路についた。
「……べつに」
突きつけられた一冊の本を手に取るでもなく、ルカはただ静かに答えた。
視線の先には、幼馴染のジュリアス・アルタニクが立っていた。柔らかな金色の前髪が、甘く垂れる碧色の瞳を撫でている。誰が見ても魅力的なその男は、ルカを見下ろし眉を顰めていた。
スッと通る鼻筋の下で、薄い唇は物言いたげに固く結ばれている。
ジュリアス・アルタニクはこのエルファーナ王国が建国された280年前から続くアルタニク公爵家の長男だ。ルカの生家であるミンターク公爵家、そしてアル二ラム公爵家を合わせた三家は建国時から王国の守護を司っている。
国史によると建国時、王家と三家は盟約を結び、それぞれの家系に固有の魔法を授けたという。
ルカにとっては忌々しい盟約に他ならないが、お陰でミンターク家にのみ伝わる闇魔法を使うことができ、人一倍の魔力を保有する。
ジュリアスも同様に、アルタニク家には光魔法が与えられていた。長男であるジュリアスにはルカ以上の魔力がその長身に宿っていたがーー幼少時の事故でその魔力をルカが奪った、という噂がまことしやかに囁かれている。
「別に、なんだよ」
柳眉を逆立て、白い眉間に皺を寄せて怪訝な面持ちでジュリアスは吐き捨てるように言った。
常に穏やかで微笑みを絶やさない優美な男がこんな顔をすることもあるなんて、周りの人間は誰一人信じることはないだろう。
頭一つほど背の高いジュリアスを見上げてぼんやりと考える。
爪先まで手入れされた美しい指先が、今にも表紙が外れてしまいそうな古い書物を疎ましそうに押し付けているだなんて、きっと、この学院中の誰も信じないだろう。
「……僕には関係ない」
ルカはため息混じりに呟くように言った。
大体、こんなところを誰かに見られでもしたら面倒なことになるのはそちらではないのか。
この学院でジュリアス・アルタニクの存在を知らない者はいない。魔力量こそ乏しいものの、博識で勉強熱心、友人には優しく謙虚で礼儀正しい。すれ違う誰もが振り返るほど眉目秀麗な男。ジュリアスは学院中から好意を寄せられ、注目されている人間なのだ。
また同時にルカ自身も学院中に魔力泥棒と悪名を響かせ、嫌悪されていた。
ミンターク公爵家の次男であるルカ・ミンタークはミンターク家を継ぐ長男への嫉妬心を抑えきれず、幼馴染のジュリアスから魔力を奪った。
ルカがこの学院に通い始める前からこのような噂が社交界を席巻していた。
可哀想なジュリアスと、人の良心や情を知らない、けだもののルカ。
闇の魔法の使い手であるはずのルカが、自身の力量が及ばないために心を闇に飲まれたと笑う者もいるが、ルカにとっては全てが心底どうでも良かった。
「本が勝手に俺の机に飛んできたってことか?」
「この学院じゃ何が起こっても不思議じゃないでしょ」
突きつけられていた本をそっと押し戻し、話は終わりだと言外に告げてルカは歩き出した。背中に刺さるような視線を感じていたが、決して振り返ることはない。
冷たい風が二人の間にあった会話を押し流すように石畳の回廊を吹き抜けて、ルカは自身の紫色の瞳を空に向けた。
薄暗い雲が広がり夕暮れが近付いている。
ルカが腕の中に抱いている分厚い書物三冊を抱え直すと、背後で大きなため息が溢れたあと気配が消えていった。
「……これで、いい」
誰もいない回廊にぽつりと呟く。
こぼした言葉は脆く、そして美しく散っていった。ガラスのように透明で無垢で、そして繊細だった。心の内で飛散したそれは、キラキラと輝いてルカだけの宝物になる。
誰にも知られなくていい。
自分だけが抱えている想いと事実をひた隠す暮らしも、あと半年ほどで終わりを迎えるのだから。
それにしても、今日もまた思っていたより長い時間を図書館で過ごしてしまった。
ルカが通う王立魔術学院の図書館は、蔵書数五万冊を誇るだけでなく、古の魔術師たちが遺した手記までが書架に収められている王国随一の図書館だ。
八歳でこの学院に入学してから休み時間の殆どをこの図書館で過ごしているが、当然読み終えられる気配はない。特に持ち出し禁止の書物は稀有性が高く、ここ以外ではとてもお目にかかれない魔術書と記録ばかりだ。
叶うならこの図書館に寝泊まりしたい。
いよいよ卒業の年を折り返し、ルカは半ば本気でそう考えるようになった。
胸許から取り出した懐中時計が示す時刻は夕刻5時を少し過ぎたあたりだ。
今から急いで帰宅しても夕食前のフード・ティには到底間に合いそうにはない。
それに、この時間に帰宅するのは最もタイミングが悪いのだ。
この時刻に帰宅して、兄の従者であるフェリックスに「アレクサンダー様は今日もルカ様のお帰りをお待ちしていたのですよ」と、嫌味たっぷりの言葉を投げられたことは数えきれない。勿論、兄のアレクサンダーがルカを待っていた事実はなく、全てはフェリックスの虚言だった。
あまりにもあからさま過ぎていっそ清々するが、ルカはこのフェリックスという男の存在が一際苦手だった。
そう遠くない未来、ミンターク家長男であるアレクサンダーが家督を継げばフェリックスがこの家の家令となる可能性は高い。そうなれば、フェリックスは必ずルカをあの邸から追い出すための策を講じるに違いなかった。
そうなればルカは行き倒れだ。
「……気が重いな」
そうならないためにも、ルカは魔術を学んだ。
この国でも使い手が限られる闇魔法が使えることは救いだった。攻撃と防御どちらにも秀でていることから警備兵や傭兵としての需要も高い。
ーーいっそもう一度図書館へ引き返して夕食が部屋に運び込まれた頃に帰宅しようか。
足を止め、再び夕暮れを眺める。
空から蜂蜜を垂らしたように煌めく湖を見ていると、一体自分は何のために生きているのか見失いそうになる。
世界はこんなにも美しく愛に溢れているというのに、ルカの心はいつも暗く、孤独だった。
ミンターク家に代々受け継がれる魔法が闇属性だから悲観的な心持ちになるのか、はたまたその逆で元からネガティブ思考であるからこそミンターク家史上最強の魔法使いとなってしまったのかは分からない。
守りたいもののために無我夢中で身につけただけの魔法が、これほどに人の憎しみの対象となるとはルカも思わなかった。
一族と王家から一心の期待を背負わされている兄の力が不十分なわけではない。ただ、ルカが類い稀な使い手に成長してしまっただけだ。
「心配しなくても、今帰るよ」
透き通るような空から舞い降りた白色の小鳥を指先で休めてやる。従者のエリックが帰る気配のないルカを心配して飛ばしてきた愛鳥のリリーは、今日も愛くるしい嘴でルカの爪先をつついた。
リリーが寄越されたということは、いよいよ兄も両親も痺れを切らしているのか、それとも他にも理由があるのか。
重い一歩を踏み出して、ルカは家路についた。
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