チートな幼女に転生しました。【本編完結済み】

学園編

テンプレ1

リアルに忙殺されており遅くなりました。
すみませんm(_ _)m
早く更新できるように頑張ります。

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夏休みが明けて少し経ったある日。
私は学園の裏庭にいた。

「聞いてますの？！あなたのような平民ごときが王太子殿下やヴィンスレット様と仲良くするなんて生意気ですわ！」
「王太子殿下と仲良くするだけでも厚かましいのに、ヴィンスレット様とまで！」

なぜこのようなことになっているかというと、ハルト様と仲良くしているだけで令嬢の反感を買っていたのに、最近そこにヴィンスレット様までも加わったからだ。
面倒くさい。あぁ、面倒。
だって何か言ったら言ったで怒るんだもの。

「ちょっと聞いてますの？！」
「聞いてますよ。要は自分たちは見向きもされないから私に嫉妬していると言うことでしょう？」
「なっ！」
「いい気になって…！」

令嬢の一人が手を振り上げたところで、こんなことになった元凶の一人が来た。

「何をしている」
「ヴィ、ヴィンスレット様？！」
「わ、わたくしたちは、その…」
「か、髪に木の葉っぱがついていたのでとって差し上げてたのです！」
「そうです！」
「あ！よ、用事を思い出しましたわ！わたくしたちはこれで…オ、オホホホホ」

令嬢たちは慌てて去って行った。それを見送ると、ヴィンスレット様が私の方を見て

「大丈夫か？」
「はい、ありがとうございました」

本当の助かった。
ヴィンス様は私の頭を撫でて踵を返し帰っていった。