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幼女編
ギルド②
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まず通されたのは小さな部屋だった。真ん中に水晶が置いてあるだけの殺風景な部屋。
「ここに手を置いてください」
お姉さんに言われた通りの手を置くと、虹色に水晶が光り出した
「えっ?!ギ、ギルドマスタァァァァ!!」
「ちょっ!お姉さん?!」
お姉さんは叫びながらどこかへ走って行った。そして誰かを連れて戻って来た。
「ほんとですって!」
「んなわけねえだろ…」
「ノエルさん!もう一度手を置いて見てください」
「はぁ…」
言われた通り手を置くとまた虹色に水晶が光り出した。
「はぁ?!こんなのありえるのか?!」
「でしょ!」
「あのぉ…」
「はっ!すまん。この水晶は使える魔法の色に光るんだが…虹色なんて見たことがなくいてな。あぁ、安心しろ。余計な詮索はしない」
「ありがとうございます」
「魔法が規格外にすごくても、実技が出来なければ死ぬだけだからな」
「そうですね」
そう言いながら私は冷や汗をかいていた。
だって…虹色って規格外って…
気を取り直して続いての実技は剣で戦うことにした。
〈身体強化〉を使ってギルマスさんと向かい合う。
そして、切りつけてくるギルマスさんの剣を最小限の力で受け流しながら、隙ができる瞬間をねらい剣を弾き飛ば…せなかった。実戦経験がものをいう場面では勝てない。まだまだだな。もっと頑張らなきゃ。
「すごいな…」
「私は何ランクになりますか?」
「そうだな…まだ年齢もあるし、Dでどうだ?いきなりその年齢でCだと絡まれたりして大変だろう?まぁ、大丈夫な気はするが…」
「Dでいいよ!やった!」
「ではこちらに。ギルドカードを発行いたします」
お姉さんについて部屋を出て受付でカードを発行してもらい、その日は変えることにした。Dランクになったことを報告すると、みんなが祝福してくれて、その日は軽いどんちゃん騒ぎになった。
「ここに手を置いてください」
お姉さんに言われた通りの手を置くと、虹色に水晶が光り出した
「えっ?!ギ、ギルドマスタァァァァ!!」
「ちょっ!お姉さん?!」
お姉さんは叫びながらどこかへ走って行った。そして誰かを連れて戻って来た。
「ほんとですって!」
「んなわけねえだろ…」
「ノエルさん!もう一度手を置いて見てください」
「はぁ…」
言われた通り手を置くとまた虹色に水晶が光り出した。
「はぁ?!こんなのありえるのか?!」
「でしょ!」
「あのぉ…」
「はっ!すまん。この水晶は使える魔法の色に光るんだが…虹色なんて見たことがなくいてな。あぁ、安心しろ。余計な詮索はしない」
「ありがとうございます」
「魔法が規格外にすごくても、実技が出来なければ死ぬだけだからな」
「そうですね」
そう言いながら私は冷や汗をかいていた。
だって…虹色って規格外って…
気を取り直して続いての実技は剣で戦うことにした。
〈身体強化〉を使ってギルマスさんと向かい合う。
そして、切りつけてくるギルマスさんの剣を最小限の力で受け流しながら、隙ができる瞬間をねらい剣を弾き飛ば…せなかった。実戦経験がものをいう場面では勝てない。まだまだだな。もっと頑張らなきゃ。
「すごいな…」
「私は何ランクになりますか?」
「そうだな…まだ年齢もあるし、Dでどうだ?いきなりその年齢でCだと絡まれたりして大変だろう?まぁ、大丈夫な気はするが…」
「Dでいいよ!やった!」
「ではこちらに。ギルドカードを発行いたします」
お姉さんについて部屋を出て受付でカードを発行してもらい、その日は変えることにした。Dランクになったことを報告すると、みんなが祝福してくれて、その日は軽いどんちゃん騒ぎになった。
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