婚約破棄後のお話

Nau

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令嬢の日常2

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本当はもっとルティと寝ていたいけれど、後二人の旦那様も起こさないと、せっかく作った朝食が冷めてしまいます。

「ルティー?」

ルティの綺麗な肌をペチペチと叩いて起こします。

「ん…起きます」
「はい、では私はディノのところへ行ってきます」
「いってらっしゃい」

私はルティのベッドから抜け出し、2人目の旦那様であるディノのところへ向かいました。
ディノは燃えるような赤い髪と瞳が特徴のルティと同じ美青年です。というか、旦那様は全員カッコいいです。ディノはルティと同じ年齢でSランク冒険者となった、剣士です。なのでディノは目に見えてムキムキです。

「ディノ、朝です。起きてください」
「んあ?リア?」
「はい。リアです」

ディノは起き上がり、ぎゅっと抱きしめてくれました。ディノは人より体温が高いので、とても温かいです。私も抱きつくと頭を撫でてくれます。貴族だった時は、頭なんて撫でてもらったことがないので、旦那様たちに出会って初めてこんなに気持ちがよく、嬉しい気持ちになるものだと知りました。
暫くそうしたのち、ディノが起き上がったので私は次の旦那様にして私の最後の旦那様の元へ向かいました。
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