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7章 猫は大人に染まれば虎になる?

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「ごせいちょー、ありがとお~ございましたぁ~☆」

「よっ!ゆいちゃん 日本いちぃー!」
ぱちぱちぱち☆(←拍手)

自棄っぱちの声援を、こんちくしょー!って感じに投げ掛ければ、


「ありがとうございまぁ~す☆」

アイドルクイーンが上機嫌で返事を返して来る。


「お、おい!そんなに応援すると、また……」
「兄貴!いいから早く一緒に応援しないと……」

 兄貴の言う事も分かるが、防音対策も比較的しっかりしているこの部屋なら、夜に多少騒いでもご近所さんが迷惑がる事は無い。
それより今はクイーン結様のご機嫌を損ね無いようにしなければ!
……あまり普段は発動することの無い、私の危険察知センサーがびんびんと反応していたのだ。



「・・・しゃあーちぃ~よょおおぉ~~」


そして、センサーの正確さが証明された時は、兄貴はクイーンの攻撃対象としてロックオンされた後だった。




「どお~して応援してくんないんれすかぁ~?!わらしは、かにゃしくなるろ?」

「い、あ、いや、べ、別に応援していないわけでは……」


:兄貴は、クイーンから攻撃を受けている……


「ああたは、あちしの歌が聴けないってんかぁ~?!ああん??」


どすっ!


:クイーンの攻撃!

 クイーンの空手技、正拳突き!
兄貴は200ポイントのダメージを受けた!

 兄貴は打たれたお腹を押さえ、よろけながらも何とか状況を変えようと次の手を考えた。



「と、と、とてもすてきなうただったよ結ちゃん」



:兄貴はゴマすりを使った


「いまさら ほぉんらかんじょーの無いおべっか使ってもぉ、おそいのらっ!」



:クイーンにゴマすりは効かなかった

 クイーンの反撃!


 ドシュん!!

 クリティカルヒット!!
 クイーンの必殺、脳天唐竹割り!

兄貴は750ポイントのダメージを受けた。





兄貴は力尽きた・・・




Game・Over……


ち~ん☆……


 兄貴は仰向けで白目を向いて倒れていた。
脳天唐竹割りを受けた頭から、ぷしゅ~…と白い煙が上がっている。




……合掌(苦笑)


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