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7 私の、スイッチ

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「あ…あぁあ~……あ、あつぅういぃ~…」

 彼女の舌が、別の生き物のようにうごめき、私の感じる部分を探して這い回る……。
 ざらざらっとした感触と、湧き上がってくるたまらない快感が……秘部を舐め回されるという恥ずかしさと重なって、大きな波になって……
私に襲いかかり飲み込んでいく……。


「はあぁぁ…はあうん、あっ…くうぅっ!」

 雫の舌の動きにいちいち反応して声を上げてしまう私を、一旦舐めるのを止めた彼女が満足そうに見ながらニヤついているのを見て…
更に恥ずかしさが私を飲み込み、私の身体中が火照る。


(あんな顔してる雫に、私は攻められて、感じちゃって……なんていやらしいんだ、私・・・)

・・・でも。

変な罪悪感みたいなのは…オナニーして果てた後のあの、喪失感というか…変な罪の意識みたいなのは感じていなかった。

いや。

むしろ、幸福感の方を感じていたりなんかして。

そして。


もっと、して欲しい……。
そんな事さえ思うようになっていて。


恥ずかしさはまだあったけど、私は彼女の目を見て、それからこう呟いていた。



「・・・しずくぅ……お願い…もっと……」




頭の中であの変な音はしなかったけれど・・・。

私の中の、恋愛スイッチ以外のなにかのスイッチが完全にオンになったみたいだった。



「あら?杏奈ちゃん…スケベスイッチがオンになった?」

私の顔とアソコを見比べながら、雫は嬉しそうに微笑むと


「お願い、杏奈ちゃん…私にも・・・シテくれないかなぁ?私も杏奈ちゃんにされて気持ちよくなりたいもん」

…私にはそれを断る理由はない。

むしろ、初めは私が彼女を攻めて気持ちよくするつもりだったんだし。


「・・・私のココ…杏奈ちゃん以外には触らせたこと無いんだよ?」

 
 私の隣に、頭を向こうに向けたまま…アソコが私の前に来るように横になった雫が、自分のソコを指で広げながらそう言うのを聞き…気持ち声が震えているように感じた。

 なんだかんだ言いながら、やっぱり彼女だって初めてのことで緊張したり恥ずかしかったりするんだと…そう思ったら更に愛しさみたいなのが胸にこみ上げてきて……。


「雫…一緒に、気持ちよくなろうね?」

「うん…私、もっと気持イイコトしちゃうから」


そこからはもう……
恥ずかしさは、何処かへ消えて。

もう、夢中で彼女のアソコを弄くり、そして


くちっ…くちゅっ…くちゃっ……

いやらしく濡れたアソコを弄る甘美な音が部屋中に響き・・・


「ああっ…それ、気持ちいいよ…あんなちゃぁあんっ……」
「ああっ…しずくぅ……もっと…もっとかきまぜてぇえぇぇ・・・」


お互いがお互いに気持イイところを責め立て、リクエストに答えながら、貪るように気持ちいいことを要求して。

小さな波が何度か押し寄せては、弾けていく。


でも、もっと・・・


気持ちよくしてあげたい。
もっと、気持ちよくなりたい・・・。


甘い、とろけるような宴はこの後もしばらくつづいて・・・。

私達は完全に深みに沈んでいった。



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