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撃墜
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夕刻の内閣危機管理センター。通常であれば日勤の職員らが帰宅する時間帯だ。しかしながら今は違った。福島原発での異常事態から今日、次々と発生する事態は、職員の安息を許さなかった。現時点においては、航空自衛隊基地に対する同時多発的な攻撃と、それに引き続く国籍不明機の領空侵犯。この二つの事態にセンター内は半ば混乱状態にあった。
閣僚らが忙しく協議をしている中、職員らはどの情報を先に報告し、対処させていくべきか頭を悩ませながら業務にあたっていた。その中、国籍不明機を撃墜したい。という航空総隊司令部からの内容に背広組や、防衛省の高級幹部らの顔は硬直していた。しかし、今一番に対処しなければいけない問題であり、担当者らを代表して統幕の統括官が閣僚の前に出た。
「統幕の統括官をしています大園と申します。現在、新潟県上空を飛行し、関東圏に接近しつつある国籍不明機の件につきまして、空自より撃墜の許可を頂きたいとの旨があり、早急に判断をお願い致します。」
終始早口で大園は口を開いた。そして言い終ると速やかに後方へ下がった。
「撃墜・・・?」
本山外務大臣が険しい表情で呟いた。周囲が一斉に騒めき始める。
「大園くん。何故、撃墜なんだ。」
柿沼経産大臣が右手を上げ、問い掛けてきた。大園は座っていた椅子から身を立たせ、
「スパイと思しき人物より、情報提供がありました。それによりますと、当該機の機体内部に多量の放射性物質。これの積載が疑われ、また当該機は首都圏上空で自爆する可能性。それを否定出来ないため、と聞いております。」
淡々と説明をしたが、その内容にセンター内の人間は息を呑んでいた。福島からここ、この国では一体何が起きているんだ。誰しもが思った。
「よって、空自としましては、首都圏に入る前、人家が無いに等しい山間部での撃墜を希望しています。」
妥当だな。今まで黙っていた岡山総理は、それを聞き決意した。空自基地のテロ攻撃を受けた後だけに、即決に近い形で撃墜を了承しようとした。しかし小林環境大臣の言葉が、彼の話すタイミングを奪った。
「放射性物質を積んでいる機体を山間部で撃ち落とすなど、周囲の汚染はどうなるんだ。いくら人がいない所を選択して落とすとはいえ、空気によって蔓延するだろ。その想定から、避難の手筈は済んでいるんだろうな。」
センター内の意見は、口に出さずとも撃墜でまとまっていた。しかし小林の指摘に、数人が同調の声をあげた。確かに拭い切れぬ問題であり現実だった。大多数のために少数を犠牲にする。上に立つ人間として覚悟しなければならないことだ。しかしここまで極端な形で決断を迫られることになるとは。撃墜を了承している派の閣僚らはそう実感していた。
「撃墜の許可が出た時点で、可能なポイントを策定。策定後は速やかに避難等の対策を講じます。空幕によりますと、今、許可が頂けるならば、長野県の山間部で撃墜可能との事です。」
小林の意見に、大園は周囲の幹部自衛官らと打ち合わせを行い、意見がまとまった所でそう返答した。長野県の山間部、一番人気がないであろう箇所を言われ、岡山は今しかないと心を決めた。
「よし。撃墜を許可する。首都圏に入る前に、確実にやってくれ。」
アメリカがいない今、撃墜をするということは覚悟がいた。明らかにロシア軍機だったからだ。しかし、これ以上この国に被害を出させるわけにはいかない。その決意をもって、岡山はその言葉を絞らせた。
「総理から撃墜許可!撃墜の許可!」
航空総隊司令部の一角で、政府との連絡を担当している佐官が怒鳴るように報告をあげてきた。安堵する気持ちと共に、緊張感が司令部内に漂う。
「今なら、五里山で墜とせます。」
司令官席に相対する形で設置されている大型モニター。そこに映し出されている長野県の衛星画像の一部を、副司令官が指差し上松空将に耳打ちしてきた。
「周辺に民間人は?」
険しい顔で上松は問い掛ける。
「すぐ近くにキャンプ場がありますが、平日なので人は少ないとのことです。」
副司令官はそれを聞き、準備していたかのように即答した。そして続けるようにして、
「現在、周辺の安全が確認されたことから入間よりCH二機が離陸。キャンプ場に向かっています。撃墜までには撤収を完了出来るとのことです。」
時間的に無理がある。上松はそう感じた。今、F2に命令を下せば直ぐに墜とすだろう。しかし今、命令を下さなければあの機体を関東圏にいれてしまう。上松はすぐに答えが出せなかった。
(築城スコール01・02。作戦行動限界時間到達。小松メタル03・05。引き継ぎます。)
その中、司令部内にその報告が無線越しに響き渡る。その内容から小松の滑走路が復旧したことが分かり、また築城のF2から小松のF15にバトンタッチしたことも明かされた。
「司令官。ご命令を。」
現在の状況をリアルタイムで映し出している電子画面。刻々と都心に近付いてくる悪魔の元凶を見つめつつ、副司令官が急かしてきた。司令部幕僚らは上松を見、撃墜の一言を待っている。
(領空侵犯機、首都圏到達まで10ミニット。)
上松が渋っている中、司令部内にその報告が入り彼は、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。
「しれいか・・・」
痺れを切らした幕僚の一人が、その報告を聞き上松に迫った。しかしそれを手で制し、
「分かった。撃墜を許可する。」
創設以来、初の撃墜命令。まさか自分が命令を下すとは思ってもみていなかった。しかし、国民を守るためにはやむを得ず、上松はその言葉を絞らせた。
果てなく広がる雲海。天候は快晴。夕刻というだけあり、太陽が赤く空を染めていた。飛行機を操縦する身としては最高のフライト日和であった。しかし、その風景を見る事はなく、梅井二佐の編隊とバトンタッチした高松三佐はヘルメットのバイザー越しに領空侵犯機を凝視していた。その中、要撃司令官の声が彼の耳をざわつかせた。
「...セイアゲイン?」
しかし、その内容に高松はオウム返しをした。
(アイ、セイアゲイン。キルエネミーターゲット。)
要撃司令官の冷たい声。感情を押し殺し話していることが窺えた。それも当然。領空侵犯機を撃墜しろという、日本では有り得なかった命令に、関係する隊員全員が息を呑んでいた。高松も例外ではなく、撃墜の一言を聞いた途端、緊張からかどっと汗が吹き出していた。
「ラジャー。アイキルエネミーターゲット。」
高松は少しの間を空けてしまったが、冷静な口調で要撃司令官に返答した。そしてすぐに行動に移した。操縦桿を強く握り、AAM(空対空ミサイル)の発射態勢に入った。高松の僚機は命令を受け素早くバックアップの位置につく。準備は出来た。彼は早まる心臓の鼓動を抑えながらも、心を決め目標である輸送機のケツに狙いを定めた。しかし、
「目標!大きく回避運動!」
反射的に怒鳴った。輸送機が左に大きく倒れ込んだのだ。
(直ちに追尾!撃墜しろ!)
要撃司令官はその報告に、先程とは違い、感情を全面に出した声で命令を下してきた。高松は分かってると言わんばかりに操縦桿を激しく倒し、後を追う。
「ターゲットインサイト!射撃する!」
しかし、所詮は輸送機。飛行教導団での勤務経験もある高松はすぐに追いつき、射程に捉えた。そして、今まで訓練でしか押したことのない赤いボタン。発射スイッチに指を掛け、押した。
「AAM発射!通常飛行!」
押したのとほぼ同時に回避運動をし、報告を入れた。翼下に取り付けられている空対空ミサイルは何事もなく正常に発射された。右翼から放たれたそれは、激しいバックファイヤを起こし機体から離れて行った。広い雲海に一筋の白煙が線を引く。撃墜は時間の問題だった。しかし一秒一秒、それが高松には長く感じた。輸送機を見、息を呑む。だが、
「目標!フレアを射出!」
輸送機の両翼からミサイルのシステムを錯乱させる回避兵装が放たれた。何重にも赤い火線が放たれ、結果、高松の放ったミサイルは目標に届くことなく爆発した。それを見、彼は奥歯を噛みしめた。直後、
(ターゲットインサイト。ファイヤ。)
唐突にその声が無線越しに響いた。それから数秒、輸送機に吸い込まれる形でミサイルは命中。輸送機は機体を二つに増やし、山間部に落下していった。高山はその光景を見た後、僚機のコックピットに目を移した。すると、バディを組んでいたパイロットが彼にハンドサインを送っていた。
「ナイスフォロー。」
高松は短く例を言い、続けるようにして、
「横田コントロール。こちらメタル03。領空侵犯機、これを五里山上空で撃墜した。指示を求む。」
要撃司令官に指示を問うた。
(了解。撃墜をレーダーにて確認した。メタル03・05は引き続き撃墜現場周辺を旋回。撃墜現場の現状を報告せよ。)
安堵した落ち着いた口調で要撃司令官は返答した。それを聞き高松は機体を降下させた。
閣僚らが忙しく協議をしている中、職員らはどの情報を先に報告し、対処させていくべきか頭を悩ませながら業務にあたっていた。その中、国籍不明機を撃墜したい。という航空総隊司令部からの内容に背広組や、防衛省の高級幹部らの顔は硬直していた。しかし、今一番に対処しなければいけない問題であり、担当者らを代表して統幕の統括官が閣僚の前に出た。
「統幕の統括官をしています大園と申します。現在、新潟県上空を飛行し、関東圏に接近しつつある国籍不明機の件につきまして、空自より撃墜の許可を頂きたいとの旨があり、早急に判断をお願い致します。」
終始早口で大園は口を開いた。そして言い終ると速やかに後方へ下がった。
「撃墜・・・?」
本山外務大臣が険しい表情で呟いた。周囲が一斉に騒めき始める。
「大園くん。何故、撃墜なんだ。」
柿沼経産大臣が右手を上げ、問い掛けてきた。大園は座っていた椅子から身を立たせ、
「スパイと思しき人物より、情報提供がありました。それによりますと、当該機の機体内部に多量の放射性物質。これの積載が疑われ、また当該機は首都圏上空で自爆する可能性。それを否定出来ないため、と聞いております。」
淡々と説明をしたが、その内容にセンター内の人間は息を呑んでいた。福島からここ、この国では一体何が起きているんだ。誰しもが思った。
「よって、空自としましては、首都圏に入る前、人家が無いに等しい山間部での撃墜を希望しています。」
妥当だな。今まで黙っていた岡山総理は、それを聞き決意した。空自基地のテロ攻撃を受けた後だけに、即決に近い形で撃墜を了承しようとした。しかし小林環境大臣の言葉が、彼の話すタイミングを奪った。
「放射性物質を積んでいる機体を山間部で撃ち落とすなど、周囲の汚染はどうなるんだ。いくら人がいない所を選択して落とすとはいえ、空気によって蔓延するだろ。その想定から、避難の手筈は済んでいるんだろうな。」
センター内の意見は、口に出さずとも撃墜でまとまっていた。しかし小林の指摘に、数人が同調の声をあげた。確かに拭い切れぬ問題であり現実だった。大多数のために少数を犠牲にする。上に立つ人間として覚悟しなければならないことだ。しかしここまで極端な形で決断を迫られることになるとは。撃墜を了承している派の閣僚らはそう実感していた。
「撃墜の許可が出た時点で、可能なポイントを策定。策定後は速やかに避難等の対策を講じます。空幕によりますと、今、許可が頂けるならば、長野県の山間部で撃墜可能との事です。」
小林の意見に、大園は周囲の幹部自衛官らと打ち合わせを行い、意見がまとまった所でそう返答した。長野県の山間部、一番人気がないであろう箇所を言われ、岡山は今しかないと心を決めた。
「よし。撃墜を許可する。首都圏に入る前に、確実にやってくれ。」
アメリカがいない今、撃墜をするということは覚悟がいた。明らかにロシア軍機だったからだ。しかし、これ以上この国に被害を出させるわけにはいかない。その決意をもって、岡山はその言葉を絞らせた。
「総理から撃墜許可!撃墜の許可!」
航空総隊司令部の一角で、政府との連絡を担当している佐官が怒鳴るように報告をあげてきた。安堵する気持ちと共に、緊張感が司令部内に漂う。
「今なら、五里山で墜とせます。」
司令官席に相対する形で設置されている大型モニター。そこに映し出されている長野県の衛星画像の一部を、副司令官が指差し上松空将に耳打ちしてきた。
「周辺に民間人は?」
険しい顔で上松は問い掛ける。
「すぐ近くにキャンプ場がありますが、平日なので人は少ないとのことです。」
副司令官はそれを聞き、準備していたかのように即答した。そして続けるようにして、
「現在、周辺の安全が確認されたことから入間よりCH二機が離陸。キャンプ場に向かっています。撃墜までには撤収を完了出来るとのことです。」
時間的に無理がある。上松はそう感じた。今、F2に命令を下せば直ぐに墜とすだろう。しかし今、命令を下さなければあの機体を関東圏にいれてしまう。上松はすぐに答えが出せなかった。
(築城スコール01・02。作戦行動限界時間到達。小松メタル03・05。引き継ぎます。)
その中、司令部内にその報告が無線越しに響き渡る。その内容から小松の滑走路が復旧したことが分かり、また築城のF2から小松のF15にバトンタッチしたことも明かされた。
「司令官。ご命令を。」
現在の状況をリアルタイムで映し出している電子画面。刻々と都心に近付いてくる悪魔の元凶を見つめつつ、副司令官が急かしてきた。司令部幕僚らは上松を見、撃墜の一言を待っている。
(領空侵犯機、首都圏到達まで10ミニット。)
上松が渋っている中、司令部内にその報告が入り彼は、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。
「しれいか・・・」
痺れを切らした幕僚の一人が、その報告を聞き上松に迫った。しかしそれを手で制し、
「分かった。撃墜を許可する。」
創設以来、初の撃墜命令。まさか自分が命令を下すとは思ってもみていなかった。しかし、国民を守るためにはやむを得ず、上松はその言葉を絞らせた。
果てなく広がる雲海。天候は快晴。夕刻というだけあり、太陽が赤く空を染めていた。飛行機を操縦する身としては最高のフライト日和であった。しかし、その風景を見る事はなく、梅井二佐の編隊とバトンタッチした高松三佐はヘルメットのバイザー越しに領空侵犯機を凝視していた。その中、要撃司令官の声が彼の耳をざわつかせた。
「...セイアゲイン?」
しかし、その内容に高松はオウム返しをした。
(アイ、セイアゲイン。キルエネミーターゲット。)
要撃司令官の冷たい声。感情を押し殺し話していることが窺えた。それも当然。領空侵犯機を撃墜しろという、日本では有り得なかった命令に、関係する隊員全員が息を呑んでいた。高松も例外ではなく、撃墜の一言を聞いた途端、緊張からかどっと汗が吹き出していた。
「ラジャー。アイキルエネミーターゲット。」
高松は少しの間を空けてしまったが、冷静な口調で要撃司令官に返答した。そしてすぐに行動に移した。操縦桿を強く握り、AAM(空対空ミサイル)の発射態勢に入った。高松の僚機は命令を受け素早くバックアップの位置につく。準備は出来た。彼は早まる心臓の鼓動を抑えながらも、心を決め目標である輸送機のケツに狙いを定めた。しかし、
「目標!大きく回避運動!」
反射的に怒鳴った。輸送機が左に大きく倒れ込んだのだ。
(直ちに追尾!撃墜しろ!)
要撃司令官はその報告に、先程とは違い、感情を全面に出した声で命令を下してきた。高松は分かってると言わんばかりに操縦桿を激しく倒し、後を追う。
「ターゲットインサイト!射撃する!」
しかし、所詮は輸送機。飛行教導団での勤務経験もある高松はすぐに追いつき、射程に捉えた。そして、今まで訓練でしか押したことのない赤いボタン。発射スイッチに指を掛け、押した。
「AAM発射!通常飛行!」
押したのとほぼ同時に回避運動をし、報告を入れた。翼下に取り付けられている空対空ミサイルは何事もなく正常に発射された。右翼から放たれたそれは、激しいバックファイヤを起こし機体から離れて行った。広い雲海に一筋の白煙が線を引く。撃墜は時間の問題だった。しかし一秒一秒、それが高松には長く感じた。輸送機を見、息を呑む。だが、
「目標!フレアを射出!」
輸送機の両翼からミサイルのシステムを錯乱させる回避兵装が放たれた。何重にも赤い火線が放たれ、結果、高松の放ったミサイルは目標に届くことなく爆発した。それを見、彼は奥歯を噛みしめた。直後、
(ターゲットインサイト。ファイヤ。)
唐突にその声が無線越しに響いた。それから数秒、輸送機に吸い込まれる形でミサイルは命中。輸送機は機体を二つに増やし、山間部に落下していった。高山はその光景を見た後、僚機のコックピットに目を移した。すると、バディを組んでいたパイロットが彼にハンドサインを送っていた。
「ナイスフォロー。」
高松は短く例を言い、続けるようにして、
「横田コントロール。こちらメタル03。領空侵犯機、これを五里山上空で撃墜した。指示を求む。」
要撃司令官に指示を問うた。
(了解。撃墜をレーダーにて確認した。メタル03・05は引き続き撃墜現場周辺を旋回。撃墜現場の現状を報告せよ。)
安堵した落ち着いた口調で要撃司令官は返答した。それを聞き高松は機体を降下させた。
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