悠久の機甲歩兵

竹氏

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激動の今を生きる

第322話 装甲車の燻製、甲鉄添え

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 霞むように、滲むように、灰色をしたそれは天井を這い、自分たちより早くどこへ向かうでもなく伸びていく。
 まもなく黒に染まって落ちてくるのではないか。噂に聞くラジアータとやらの元へ誘うために。
 そう思われた時である。暗闇の中に白い光が迸り、ガタガタという喧しく響いていた金属音は、視界を狭める薄い靄を切り裂いて明るい世界へと突っ込んだ。

「っしゃあオラァ! 脱出成功だぁ!」

 エーテル機関の唸りにさえ負けず劣らず、骸骨の雄叫びが玉匣の中へ響き渡る。
 一方、荒々しい運転に激しく揺れた車内あって、シートベルトにしがみついていた女性陣は、安堵の息を漏らすついでに、文句も口から零れ落ちた。

「おそと、ついたぁ……?」

「みたいッスね……今回はホントに死ぬかと思ったッスよ……ぐへぇ……」

「うー……まだ喉がガラガラします」

「火は、機械が勝手に消してくれると、けほっ、聞いていたけど、もう少し疑っておくべきだった……反省」

「全くよ。ミクスチャもエクシアンも倒しておきながら、自分たちの出した煙に巻かれるなんて、間抜けもいいところだわ」

 思い思いの格好で緊張を解いた彼女らと、もうもうと煙を吐き続ける洞窟を見れば、後片付けをして撤収などとよく言ったものだと、今更ながらに思う。
 ダマルから連絡があった時、既に状況は手遅れだったと言っていい。
 甲鉄の重榴弾砲によって吹き飛ばされた自家発電設備は、爆発によって火災を引き起こした。
 当然、高熱が屋内を満たせば自動消火設備が作動する。エクシアンとの戦闘中、マイク越しに聞こえていた動力操作室の警報は、電気火災を想定した不活性ガス注入による窒息消火のため、発電機室から人員の退避を促すものだった。
 あくまで前提は施設の運転エネルギーを喪失、再生不能とすること。当然、火災の発生も想定内である。
 ただ、発生した火災は自動的に抑え込まれるだろう、という前提だったのだが。

「しょうがねぇだろ、自動消火設備がうまく機能しなかった上、それに気付けなかったんだからよ。ありゃ事故みたいなもんだ」

『800年間メンテロボ頼りだったと思えば、動力操作室の防火シャッターが動作しただけでも奇跡だろうね……』

 自分たちの考えが甘かったのは言うまでもない。
 2人の居た動力操作室の窓は、警報鳴動から間もなく防火シャッターによって閉鎖されて発電機室の状況は見えなくなり、不活性ガスの噴射ランプが点灯したことによって、ダマルは順調に消火が行われている物と判断したという。
 だが、実際に不活性ガスの噴射は行われておらず、経年劣化で固着していたらしい通期ダクトの火災ダンパーは動作せず、潤滑油などに引火した炎が勢いよく燃え広がったところで、ダマルからのお知らせが僕らの元へ届けられた。
 当然、初めて入ったような施設で消火活動などできるはずもなく、蓄電装置も限界を迎えて照明と換気システムがダウン。充満しはじめた煙を前に、僕らは慌てて避難することとなったのである。
 至る現在。明るい世界で空気を吸えていることが、こんなにありがたいとは思わなかった。

『まぁ、あの状況から全員無事に退避できたんだ。色々あったが、良しとしよう』

「そッスね……あーでも、なんかもっと色々便利な道具が見つかるかと思ってたのに、骨折り損な感じがするッスよぉ」

「あん? 誰が折れてるって?」

「いちいち骨に反応しないで欲しいッス」

 アポロニアとしては、ここまで物資を湯水のように使っておきながら、最後はほぼ手ぶらで脱出というのが納得いかなかったのだろう。運転席から這い出してきたダマルに対し、冷たく半眼を向けていた。
 とはいえ、戦利品も全くゼロという訳ではなく、その代表といえるノルフェンは、タイヤのついた四角錐台の箱をそっと撫でた。

『サラマンカを連れてこられただけでも大きいだろう。こいつは有能だからな』

 旧式のオートメックは、自身が褒められていることを理解しているのか、小さなランプを点滅させて喜びを表し、細いアームを伸ばして軽く振っていた。
 残念ながら、発光信号による言語を理解できるのは僕と骨とアラン君くらいのもので、無邪気なポラリスを除けば誰もが不思議そうな表情を浮かべることしかできなかったが。

『やる気があるのは結構。新入りの面倒は頼んだよ、中尉』

「けっ、気楽に言いやがる。旧式オートメックをメンテする手間が増えただけのような気がするぜ。とりあえず、そいつらのに給弾からだ。設定数値は絶対に弄るな。アラン、2番ステーションにラッチしろ。やり方はわかるか?」

「問題ない。ふぅ……」

 翡翠より大柄なノルフェンが整備ステーションに乗り、大きく開いた背面からアランが降りてくる。
 ステーションのターンテーブルで機体はグルリと回され、サラマンカは指示通り突撃銃への給弾作業に入り、ダマルは端末から状態診断に取り掛かった。

「……かなり使い込まれてるようだが、その割に損傷も破損もほぼ無しか。随分可愛がられてたみてぇだな」

「何か手伝うか?」

「いや、こっちはいい。甲鉄の積載に回ってやれ。マオリィネ」

「はいはい、そんなことだと思ったわ。ファティマも手を貸してもらえる?」

 いつの間にか担当職のようになっていることに、マオリィネはどこか不満気なため息を漏らしたものの、本心では無いのかあるいは割り切っているのか、手馴れた様子でガントレットをメカニックグローブに交換して立ち上がった。
 むしろ、本気で面倒臭そうだったのは、手伝いを頼まれたファティマの方である。種族的なスタミナのなさと戦闘の疲れが重なっていたのだろう。後ろから抱きしめていたシューニャに、ペチペチと頬を叩かれてようやく、渋々と言った様子で動き出した。

「もー、仕方ないですねぇ――っと」

「面倒を任せてすまない。助かるよ」

 1番ステーションで僕も翡翠を脱装し、積載作業へ向かう3人を見送る。
 それから間もなく聞こえてきた、汚い!? とか、煤だらけー、という声は、甲鉄だけが煙の中を突っ切って来たからだろう。
 彼女らに限った話ではないが、色々厄介なお願いをしすぎて、どんな謝礼が適当かが、いい加減分からなくなってきている。しかし、この場で考え始めると結論の出ない沼に嵌りそうな気がして、思考を無理矢理デブリーフィングへと切り替えた。

「そうだダマル、結局イーサセラは元々何の施設だったんだい?」

「あぁ、ありゃ安定化エーテルの貯蔵施設って奴だな。パイプラインの跡もあったし、地理的に考えりゃ第二工業地帯の大規模エーテル発電用に移送してたんだろ」

「移送? えーてるというのは、どこにでも、いくらでもあるものではないの?」

 もしかすると、僕らは以前、エーテルについてそんな説明をしていたかもしれない。ダマルの説明に、シューニャははてなと首を傾げていた。

「基本的には間違っちゃいねぇよ。だが、ルイスが言ってた空間エーテル濃度っつぅ指標がある通り、どこでも常に一定って訳じゃねぇ。特に大規模な工業地帯だの発電所だのがあると、希薄化現象っつって消費に復元が追い付かなくなっちまうから、遠方で集めたエーテルを液状に安定化させてパイプラインで運ぶ必要があったのさ」

「僕らも歴史の授業で知ってるくらいの話だよ。希薄化が知られていなかったエーテルエネルギーの発見当初は、都市部とか工業地帯で停電が頻発したとか、突然車や機械が動かなくなって大惨事、とかね。今じゃ考えられないが」

 少なくとも僕の世代では、学生時代に段階を踏んでエーテルに関する知識に触れていた。特に軍学校では、様々な動力をエーテル機関に頼ることから、より詳しい内容を学習している。
 とはいえ、ただでさえほとんどが未解明なまま使われていた技術である。科学技術専攻でもない自分の知識など、実用に関する上辺だけの物に過ぎない。
 ただ、噛み砕き方が思いつかず、思い出したそのままを吐き出せば、シューニャはむむむと眉間を揉んだ。

「……分からない言葉が多すぎる。もう少し細かく」

「細かく説明されても、理解できないことって山ほどあると思うッスよ。自分は」

 無理するな、とアポロニアの手がポンチョに覆われた肩にそっと添えられる。
 それでも無表情の中で翠色に輝く瞳には、不屈の闘志のような物が燃え盛っているように思え、脳裏に過ぎる質問攻めの光景から、僕の喉は自然にヒュッと鳴った。
 ただ、こちらへ向き直ったシューニャが、何を口にするより早く、車内にはノックの音が転がった。

「甲鉄の積み込み、終わったわよ」

「早かったな。そんじゃまぁ、こっちは任せるぜ」

 救いの神は黒髪の乙女だったらしい。
 ガタガタと出ていく骸骨に対し、判断は一瞬。差し伸べられた手を逃してなるかと、僕は素早く踵を返した。

「よし、それじゃあ出発しよう――っと?」

 が、1歩踏み出したところで、手指を何者かに掴まれる。
 はてなと振り返ってみれば、伸びていたのは白く細い手であり、その奥で焦げ茶色のキャスケットがゆるゆると横に振られた。

「運転なら、私がやる。ようやくヒスイから出てこられたんだから、キョウイチは少しでも体を休めておいて欲しい」

 先程とは打って変わって、穏やかなエメラルドの瞳に、だが、と出かかった言葉は喉の奥で詰まった。
 握る手に少しだけ力が籠る。その不器用な優しさに、僕は金髪を隠すキャスケットに軽く手を乗せて応えた。

「なら、お言葉に甘えさせてもらおうかな。ありがとう」

「ん、任せて」

 ずれた帽子を目を隠すほどに深く被り直すと、彼女はポンチョを揺すりながら運転席へ潜り込んでいく。少し照れくさかったのかもしれない。
 せっかくなら、パイロットスーツも脱いでしまいたいところではあるが、帝都の陥落、あるいは無血開城の報告を聞くまで、臨戦態勢を解くわけにはいかないだろう。
 やれやれと思いながら隅の座席に体を沈めれば、待っていたかのように膝の上にポラリスが乗り、左側からファティマの頭が肩にトンと乗せられる。
 そんな2人をくしゃくしゃと撫でれば、漂ってくる甘い匂いに平穏が戻ってきたような気がして、全身から自然と力が抜けた。
 思ったよりも、疲れているのかもしれない。走り出す車内にあって、僕はそんな事を思い1人苦笑を浮かべていた。


 ■


 我らが花道、とでも言うべきだろうか。
 居住まいを正す兵士たちの垣根に、なんとなく敬礼を返しながら進む。ダマル、シューニャ、マオリィネの3人を引き連れて居ることも含め、気分はまるで戦場視察に訪れた上級将校である。
 とはいえ、ササモコ畑に囲まれた小さな丘の上から、こちらを出迎える声がするあたり、現状の立場としてはあながち間違っていないのかも知れないが。

「アマミ殿! お帰りなさいませ」

「おうアマミ! マオリィネも無事で何よりだ! そっちはもう片が付いたのか?」

 全身鎧の胸に拳を当てた騎士プランシェ・ダヴェンポートに続き、振り返ったエデュアルトは愉快そうに白い歯を覗かせる。

「ええ、お陰様で。ミクスチャの脅威が増えることは、これでないものかと思われます」

「相変わらず見事な手際よ。俺たちなんぞまだ布陣を終えたばかりだと言うに」

「お褒めに預かり光栄ですわ。しかし閣下こそ、そう仰る割に、包囲部隊はしっかり展開されているではありませんか」

 機械化されていない軍隊の移動速度を思えば、この快活な総大将の言葉は謙遜以外の何物でもない。
 既にクロウドンは軽装兵を中心とした部隊に完全包囲されており、その後方に大規模な主力が陣を敷いている。この圧倒的な数の暴力は、籠城側にとって堪らないだろう。
 しかしどうしてか、マオリィネの言葉に対し、エデュアルトは梅干しのように表情をすぼめ、ゴーリゴーリと後ろ頭を掻いた。

「いや、それがなぁ……」

「クロウドンを包囲してるのはコレクタユニオン本部の直属部隊。あたしら反帝国連合の兵じゃないよ」

 あまり聞きたくない類のしわがれ声に振り返れば、大仰な神輿の上に座った老婆は、口から大きく紫煙を吐いていた。それも何故だか心底不味そうに。

「どういうことです? 本部はこの戦争に対し、静観を貫いているような話でしたが」

 グランマと同じ、コレクタユニオンの旗を掲げる連中である。お前の策略か何かではと疑念の視線を向ければ、当の老婆は渋面のまま、鬱陶しそうにパイプを叩いて灰を捨てた。
 どうにも、妖怪らしからぬ反応である。それを不思議に思い、僕が首を捻っていると、後ろから鈴のような声が投げかけられた。

「コレクタユニオン本部は、帝国に明日はないものと踏んだのでしょう。先日、そちらの老婆にも、何やらお手紙が届いていたようですし」

 そっとこちらの肩に手を置いてくるフェアリーを、グランマはチラと一瞥すると、鬱陶しそうに鼻を鳴らす。
 だが、黙っていても仕方がないとでも考えたのか、パイプを隣に居た浅黒い肌の従者らしき女性に渡し、こちらへ向き直った。

「怪物女は目ざとくて困るよ。だが、本部の腐肉漁りポインティ・エイト共が前々から、戦争の動向を観察していたのも事実さ。アルキエルモで帝国が敗れた夜に、ホウヅクをあたしの所まで寄越すくらいだからね」

 どこかで見たような従者らしき女性が、パイプの葉をせっせと詰め替えるのを背に、グランマはそう言って目を細める。老婆らしからぬあまりに大きなため息が演技でなければ、どうやら本当に難儀な話らしい。

「本部はあたしの独断行動を、次期総支配人への推挙までチラつかせてまで、コレクタユニオン全体の利益に変えたがっていた。だが、腹を痛めず上澄みだけ攫おうって魂胆は見え透いてる。だから、あたしゃだんまりを決め込んでやったんだが、まさかこうも早くクロウドンに兵を展開してくるとは、さすがに予想外さ」

「まさか、弱体化しているクロウドンを陥落させ、こちらの戦後処理に加わろうと? 随分がめつい話もあったものですね」

 初めて、グランマに同情した気がする。
 欲望を煮詰めて固めたようなやり方は、確かに権力者らしいといえばそうかもしれない。だが、この最終局面に至るまで中立という傍観を決め込んでおきながら、今更帝国こそ滅ぼすべしと、まるで最初から叫び続けていたかのように振る舞うのは、流石に如何なものか。
 情勢を鑑みず、個人的な意見だけを貫いていいのならば、コレクタユニオン本部に対しては、速やかな斬首作戦の実施を進言したいところである。
 ただやはり、国家や組織という立場からは、そう単純な話でもないのだろう。でなければ、エデュアルトがしわくちゃな表情になる必要も無いのだから。

「できるならサッサと排除したいところなんだが……コレクタユニオン本部と事を構えるとなると、こちらも相応の被害は覚悟せねばならんだろう。戦後復興を見据えねばならん王国の立場としては、兵士の無用な損耗も、コレクタユニオンとの関係悪化も避けたいところなのだ」

「テクニカと致しましても、頭の痛い話ですわ。コレクタユニオンとは、持ちつ持たれつの関係ですもの。どうにかして帝都に籠城する皇家の者と接触できれば、我々に対する降伏を認めさせ、コレクタユニオン本部の行動を非難する正当性を得られましょうが……ふぅ」

 背後からゴリゴリと金属の擦れる音がして、何事かと振り返れば、全身鎧のダマルがガントレットで兜を揺すっていた。
 これにシューニャとマオリィネは訝しげな視線を向けるだけだったが、僕にはわかる。
 100歳超とは思えぬ美貌に、アポロニアすらも凌駕する超大型兵器を備えたご婦人が、両腕を胸の下に組んで悩ましげな声を上げているのだ。
 しかし、この真面目な空気を壊す訳には行かず、骸骨はゲフンゴフンと大きく咳払いをしてから、真面目な声を出した。

「あー、だがよ? 接触っつったって、あの包囲に忍び込むのは現実的じゃねぇぞ。連中の目的が上前を跳ねることなら、帝国側よりこっちの動きに注意を払ってるだろうしな」

「その上、クロウドンが包囲に耐えかねて降伏すれば、結局向こうの勝ちです。たとえハイエナ行為でも、戦果は事実として認めねばならなくなる。包囲部隊との連絡については?」

「うちの伝令を走らせた所さ。まぁ、時間稼ぎくらいにしかならないだろうがね」

 その場にいた全員が、揃って低い唸り声を零す。
 相手は生身の人間である。威嚇や力任せで解決できるならば、いくらでもやりようはあるが、外交上の問題となるとそれだけでは済まされない。あるいは世界を征服、統一するとまで豪語するなら話は別かもしれないが、王国にしてもグランマにしても自分たちにしても、そんな力は持ち合わせていないのが現実である。
 妙案など早々浮かぶものでもない。重い沈黙が空気を支配すること暫し。
 変化は唐突に訪れた。

「……地面が、震えている?」

「何、これは――きゃあ!?」

 シューニャとマオリィネから発された疑問の声が悲鳴に変わり、それすら地鳴りによって掻き消される。
 敵も味方も関係なく、辺り一帯に突然襲いかかったのは、下から突き上げる様な地震動だった。
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