悠久の機甲歩兵

竹氏

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激動の今を生きる

第273話 進軍路をなぞる

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 現代では珍しい精巧な地図の上に、いくつもの駒が並ぶ。
 それは奇妙な形状をしており、自分には何を模しているのか全く理解できなかったが、元が何であれ駒である以上、両軍の兵力や拠点を現した物であることだけはわかる。
 立派なカイゼル髭の老将は、その内1つを手に取ると、地図上の線を辿るように滑らせ、やがてクロウドンと書かれた場所の上に音を立てて置いた。

「我ら王国軍は西へ繋がる大街道を進軍、ロックピラーのフォート・サザーランド、アッシュバレイの城塞都市アルキエルモを越え、ノーリーフに位置する帝都クロウドン攻略を目指して侵攻いたす」

「大きな障害が2つか……その場所に関する情報は?」

「フォート・サザーランドは東の国境を睨む石造りの要塞さ。今はロンゲンが仕切ってるが、奴も王都での戦いに出陣していた以上、態勢は整えられてないだろう」

「アルキエルモは灰の盾と呼ばれる防壁を持った町で有名。渓谷を閉ざすように壁が作られているらしく、東からノーリーフへの侵攻を阻む要害だとも聞く」

 僕の疑問に対し、パイプを吹かすグランマはニィと悪い笑みを浮かべ、シューニャはポンチョから腕を伸ばして地図の一点を指さした。
 見た限り、フォート・サザーランドを塞ぐように建ってはいるものの、周囲の町村からは大きく離れた位置にあり、重榴弾砲などを用いることによる周辺被害を心配する必要はなさそうに思える。
 その上、指揮官であるロンゲンに関しては、エリネラが、、と言っていたので、要塞全体の指揮能力が低下している可能性も高い。
 となれば、気になるのはむしろアルキエルモの方だったが、追加情報がないかをシューニャに問いかけるより先に、グランマの隣で直立不動を貫いていた犬面が感心したような声を上げた。

「流石はロール氏、よくご存じで。アルキエルモと言えばルルクレンの一大生産地でありますし、あの防壁もルルクレンで作られた頑丈なものでありますよ」

「ブレインワーカーとしては当然。むしろ、マルコが知っていた方が私としては驚き」

「俺はアルキエルモ出身ですから。幼い頃、ルルクレンは町の誇りだと、よく職人たちから聞かされたものです」

 どこか自慢げに見えるシューニャに対し、グランマの傍付きであるマルコはハハハと笑いながら後ろ頭を掻く。
 ただ、未知の単語が頻出したことで、僕は防壁の素材という以外理解が及ばず、それも頑丈と言われて聞き流すわけにもいかなかった。

「あー……申し訳ないがその、ルルクレン、というのは一体?」

「えーっと、ルルクレンって言ったら、こう、帝国領でよく見かける建物の材料ッスよ」

 元帝国兵であるアポロニアにとっても、どうやらなじみ深い建材ではあるらしい。ただ、肩越しに振り返れば、それ以上なんと言えばいいか分からないらしく、彼女は虚空で何かを捏ねるように手をウニョウニョさせるばかりで、その様子にシューニャが小さくため息をついていた。

「正式にはアルキエルモ・オルクレンという名前。岩や煉瓦よりも簡単に成形できて頑丈な建材で、帝国の町村ではよく使われている」

「アッシュバレイで沢山取れる灰と軽石とイズケール、それらを水に混ぜ合わせることで作るのだと、職人たちから耳が痒くなるほど聞かされております」

 現代社会科教師へと戻った彼女は、素材の性質を端的に説明し、それをマルコが補足してくれる。
 おかげで頑張って説明を試みたであろうアポロニアは、だらりと尻尾を垂らして苦笑を浮かべることしかできず、それをファティマが鼻で笑った事で、後ろの空気が僅かにひりついたように思う。
 しかし、今気にするべきはじゃれあう身内ではないと言いたげに、骸骨騎士となっているダマルはガチャリと鎧を鳴らした。

「そっちの犬顔、確かマルコっつったな。お前の言うイズケールってのは、山削ったら出てくる、岩みたいなもんだったりするか?」

「え、ええ、その通りです。よくご存じで」

「別に大したことねぇさ。俺たちにとっちゃな」

 暗いスリットの中は全く見えないが、なんとなく視線がこちらへ向けられたことは理解できる。
 そして、骸骨がわかるよな? と自分に聞いていることも。

「成程、コンクリートか」

「ご名答だぜ相棒。流石に鉄筋までは入っちゃいねぇだろうし、どんだけ分厚い壁でも所詮は静止目標だ」

 珍しくポンコツな記憶から正答を引き出してこられたことに内心でホッとしつつ、体面上それを悟られぬよう鷹揚に頷いておく。

「どうしても壁が抜けそうにないなら、門を狙うまでだ。大した問題じゃない」

「心強いお言葉ですわ、英雄様」

 自分が余裕を醸し出せば、フェアリーは豊満な身体を揺らしながらこちらを持ち上げてくる。しかも、柔らかく微笑む彼女の糸目と視線を合わせても、それが本心から発された言葉なのか、あるいはただおだてているだけなのか全く判断できず、僕は苦笑を浮かべながら小さく頬を掻くしかなかった。
 ただ、自分の浮かべた曖昧な表情には何か問題があったらしく、何者かが執拗に背中を叩いてくる。それはやけにフワフワしていたため、痛みなどは全くないのだが、何かしらの圧力だけは確実に伝わってきて自然と背筋が伸びた。
 傍から見れば、こちらは会合の席に似合わない奇妙な動きをしていたことだろう。だが、ガーラットは硬い表情を崩すことなく、整えられたカイゼル髭を撫でていたが、やがて侵攻について異論が出されないことを確認すると、話を纏めにはいった。

「此度の侵攻作戦において、最も重要となるのは速度。敵が防御を固めるより先に、フォート・サザーランドとアルキエルモの二大拠点を攻略し、反撃の暇を与えることなく帝都クロウドンを制圧せねばなりませぬ。各々、先に申し上げた役割と、終戦後の利益分配に異存がなければ、これを正式な同盟とさせていただくが、よろしいか?」

「コレクタユニオンに異論はないよ。隊商の選別と補給路の護衛は任せてもらおう」

「我らスノウライト・テクニカも了承しております。重要な斥候の任、確かに承りますわ」

「シューニャ、いいかな?」

「ん、以前と同盟内容が変化していないことは確認した。問題ない」

 それぞれの長が了承したところで、エデュアルトの傍付きであるという女性騎士プランシェが、同盟の内容が記載されたスクロールを運んでくる。
 立派な装飾が施されたそれは、まさしく政治の場における約束事を記すためのものであり、あまりの縁遠さに少し頭が痛くなった。
 このような同盟関係にあって、戦後賠償の分配などは重大な争点となるのは理解できる。
 だがまさか、平穏な生活、という自分たちの願いが、多額の賠償金や広大な領地に匹敵するとは思いもよらなかったが。


 ■


「マルコ」

 赤く染まった大天幕の裏で、自分は顔見知りの背中に声をかける。
 すると毛有のそいつはゆっくりとこちらを振り返り、何を思ってかニィと牙を覗かせた。

「久しいなアポロニア。へっぴり腰で剣を振っていた斥候兵が、随分見違えたもんだ」

「う、うるさいッスよ! それにあれは、帝国軍のグラディウスが重たかっただけで――」

「わかったわかった。そうキャンキャン咆えるな。それで、俺に何か用か?」

 自分がグルルと唸ったところで、所詮はひ弱なアステリオン。力の強いカラである上、剣技にも優れるマルコが相手にするはずもない。
 小さく軽いナイフなら人並み程度には、と言いたかったが、鼻で笑われる未来しか見えなかったので、自分は無駄な言い訳を飲み込んでから本題へ切り込んだ。

「……その、止めなくていいのかって、思ったんスよ。アルキエルモ、故郷なんスよね?」

「ああ、それが?」

「このままだと、町が消えてなくなるかもしれないんスよ。一度やるって決めたら、ご主人は徹底的ッスから」

 月明かりに照らされた岩陰で、ご主人の捕虜となったあの日から、自分の生活は驚きに満ち満ちている。
 それは想像を絶する神代の技術を自在に操る知識であり、平穏な暮らしを脅かす脅威を打ち倒す力であったと思う。
 何より彼らは、自分から見て甘すぎるのではと思えるほど善良な価値観を持って、圧倒的とも言える力を制御しており、無闇に振りかざすことはない。ご主人に至っては、直接王都を救っておきながら、未だ英雄という呼び名に辟易している様子さえ感じられる。
 だが、自分に手を差し伸べてくれた優しい彼も、敵と確信した相手に対しては一切容赦しない。
 家族を守るために振るわれる、神代に生み出された絶対的な力。それは今、マルコの故郷であるアルキエルモへ向けられようとしている。
 今ならまだ行軍路を修正することも、戦い方を変えることもできるはず。そう思って自分は彼を追ってきたのだが、対する毛有の男は小さく肩を竦めるだけだった。

「今更だな。俺は確かにアルキエルモで生まれ、ガキの頃を過ごしはしたが、故郷を気に入ってたんならバックサイドサークルに転がり込んだりはしない」

「そ、そりゃ、そうかもしれないッスけど」

「今の俺はグランマの飼い犬だ。主が故郷を破壊すると言うなら、俺に選択権はない。それに、この賑やかな掃き溜めで自らリベレイタを志すようなキメラリアが、人間ばっかり偉そうにしてる町に、故郷だからって興味を持つわけもないだろう」

 僅かにたじろいだ自分に対し、マルコはどこか遠くを見るように目を細める。
 帝国であれ王国であれ、人が支配している国ならば、程度に差はあれキメラリアの立場は低い。そういう意味では、バックサイドサークルのような遊牧民や流浪の民といった、放浪者一歩手前の人間が集まってできた場所の方が、いくらかマシではある。
 それでも人と対等に扱ってもらえる者は、力や才能を持つ一握りに過ぎず、グランマに気に入られているマルコはまさしく稀有な存在であろう。
 だからだろうか。彼は再びこちらへ向き直ると、真剣な目で自分を射抜いた。

「お前はどうなんだ、アステリオンのアポロニア。自分の生まれ故郷が、今の主よりも大切なことだと思えるのか?」

「ないッスね。ご主人と天秤にかけるんなら、他がどうなろうと知ったこっちゃないッス」

 間髪入れず答えを返す。
 今の生活と、ご主人と何かを比べることなど馬鹿らしい。
 それはこの身がアステリオンだからかもしれないし、故郷にいい思い出がないからかもしれないが、そう言い切った自分に対し、マルコは、そういうことだ、と面倒くさそうに頷いた。

「まぁ、お前と違って俺はグランマに惚れちゃいないけどな」

「うぐっ……!? ど、どっから聞いたんスか」

 まさか、余計な一言まで添えてくれるとは思わなかったが。
 帝国軍に居た頃、自分に浮いた話など欠片もなかった。今思えば、生きているのに必死だったのだろう。
 マルコとの関係は友人と呼べるようなものではなかったものの、いくらただの顔見知りでも、真正面から突き付けられると頬が熱くなる。
 それも、こいつ何言ってんだ、とでも言いたげな表情をされればなおのことだ。

「いや、あれだけケットと一緒にベタベタしてりゃ、誰でもわかるだろうが。それに英雄殿は混合人間偏愛者キメラリア・コンプレックスだって噂もあるしな。どうだ、うまくやれてるのか?」

「い、今はその、なんていうか、返事待ちって言うか……そんな感じッス」

「なんだそりゃ。生娘じゃないんだから、そのデカい乳使って寝床に誘えばいいだろう――って、ああ、お前生娘だっけ」

「余計なお世話ッス。あと、それ以上いらんこと言ったら、眉間に風穴開けるッスよ」

 どことなくいやらしい視線に、胸を左腕で隠しながら、空いた右手でジドーショウジュウを握って半眼を向ける。ただでさえ小柄なアステリオンとして、この身体は自慢できるものだと思ってはいるが、誰にでも見せたいという訳ではないのだ。
 しかし、そんなこちらの様子にマルコは驚いたらしく、ほぉ、と目を見開いてからクククと肩を揺すった。

「ホント変わったなお前。いい身体した強気なアステリオンってのは悪くない。慰めが必要なら、一晩だけなら夢見せてやるよ。勿論、英雄様との関係で、祈っとくがな」

「な、なななな!? ちょ、そ、そんなことをハッキリ言うんじゃないッス!」

 顔どころか、一気に体中が熱くなった。
 別にマルコから気があるような言葉を向けられたからではなく、男共がよく口にする下ネタ隠語表現をむけられたせいである。
 兵舎に居た頃は、娼館に通う兵士たちがよく口にしており、その内容をこいつらアホだと思っていたものだが、自分に向けられるとこんなに動揺しているのがまた恥ずかしい。
 挙句、こちらが赤面した様子を見れて満足したのか、マルコはヒラヒラと手を振りながら天幕の影へ消えていってしまい、自分は何故か物凄く負けた気になった。

「アポロ?」

「うひぃッ!?」

 体の熱さも抜けきっていない中、突然後ろからかけられた声に、自分はその場で飛び上がった。

「ご、ご主人、驚かさないでほしいッス……」

 生理現象的に毛が逆立って膨らんだ尻尾を撫でつけても、胸はドコドコと喧しく鳴り響く。
 そんなこちらの様子に対し、ご主人は不思議そうな顔をしながら頭を下げた。

「す、すまない、別に脅かすつもりはなかったんだが――そろそろ玉匣に戻ろうと思ってね。マルコさんと話してたのかい?」

「え゛っ、もしかして、聞いてた、ッスか?」

 収まらない鼓動が一層高く跳ねる。
 故郷云々の会話ならまだしも、最後の軽口はよろしくない。聞かれていたとすれば、羞恥が強すぎてまともに顔を見れなくなってしまう。
 だが、ご主人はいつもと変わらない様子で笑いながら、まさか、と小さく手を振ってくれた。

「最後にマルコさんが、しりぇにのみて? がどうとか言っていたのが、少し聞こえたくらいだよ」

 よりによって一番聞かれてはいけない場所だけ、しっかり聞かれていた。
 ただ、ご主人の口調から察するに、言葉の意味は理解していないらしい。
 ならばと、自分は知らぬ存ぜぬを貫き通すことに決め、ギクシャクした動きで熱い身体を引き摺って彼の横を通り抜けた。

「な、なぁにが言いたかったんスかねぇ!? そんなことよりほら、せっかく迎えに来てくれたんだし、早くタマクシゲに帰るッスよ!」

 ご主人は首を傾げていただろうが、今は振り返ることなどできはしない。
 何せ思考の中には、焦げ付いたようにマルコの声が残っているのだから。
 シリェーニの御手が包んで下さるように。
 体の相性など、キスすらしたことのない生娘の自分にはわからない。
 だが、自分とご主人がそうならいいな、などという妄想だけは長く長く、ひたすら頭の中を回り続けていた。
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