悠久の機甲歩兵

竹氏

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テクニカとの邂逅

第160話 地底決戦(前編)

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 800年前、雪石製薬地下研究所を襲った災禍は、この場で生きていた多くの人々にとって悲劇をもたらした。
 研究員たちは逃げることもできず、戦おうとした警備隊も、ほとんどがスクランブル緊急発進すらままならなかったに違いない。
 とはいえ、その結果残された遺物たちが、今この瞬間は自分達にとって恩恵となってくれた。

『これ着るのも久しぶりな気がするねぇ』

 体格にピッチリと合うように作られた肉厚な服に、僕は懐かしさを覚えて翡翠の中で笑みを零す。
 機甲歩兵用パイロットスーツ。高度化するマキナの機動性および運動性に対し、パイロットの身体能力保護と強化を目指して作られた、所謂パワーアシストスーツである。
 非常に柔軟で体の動きを阻害することなく、それでいて点衝撃を受けた際には瞬時に硬化し、高い衝撃吸収性と防刃性を確保しており、その高い汎用性から後年にはマキナを利用しない歩兵部隊にも配備が進められていた代物だ。
 警備隊の誰かが使っていたものだろう。全員にいきわたらせても、まだまだ余るほどの数がロッカールームから発見された。

「柔らかいのに、叩くと固くなる。何でできているか全然わからない。不思議」

「おぉ! ボクの剣がいっつもより軽いです。これ、尻尾のとこだけ穴開けちゃダメですか?」

 真っ先にそれを着た2人の感想がこれである。
 久しぶりに知的好奇心をフル稼働させたシューニャは、古代の特殊素材と自らの体格に調整される不可思議な感覚に瞳を輝かせ、ファティマはただでさえ驚異的な身体能力にブーストがかかったことで、しなやかな身体で楽しそうに飛び跳ねていた。 
 しかし、彼女らに対して真逆の反応を示す者も居る。

「こ、これはちょっと、その、体の線が出すぎる気がするッス……」

「男性用、って訳じゃないの、よね?」

 アポロニアは自らの凶器と称してもいい体格から、マオリィネは王国貴族的な価値観から、着用することを大いに躊躇っていた。自身の身体能力が向上すると言われても、女性としては譲れない一線だったのだろう。
 とはいえ、現代の大仰な鎧と比べても生存率の向上は明らかなため、着てもらわない手はなく、骸骨の口から発された言葉は無慈悲極まるものだった。

「体格に合わせて自動調整するような服に男女差なんてあるかよ。ぐだぐだ言ってねぇでさっさと着ちまえ。敵は待っちゃくれねぇぞ?」

「マキナの中に居るキョウイチが、こんなに羨ましいと思ったことないわ……」

「製作者から特殊な性癖を感じるッス」

 拒否権がないことを悟った2人は、諦めたようにため息をつくと、呪詛のような言葉を残してロッカールームへと消えていく。
 確かに女性兵からはセクハラがどうだとか言われていた気はする。ただ、パイロットスーツは本来インナーであるため、上から戦闘服を着こんでしまえば、別に体の線を気にする必要もないのだ。
 それにいち早く気づいたシューニャは、いつもの丈の短いパンツを履いてシャツを着こみ、ポンチョを被って平然としており、それを不思議そうに眺めていたファティマも彼女からはしたないと叱られて、渋々スカートやらベストやらを着込んでいた。

「……便利がいいのは間違いねぇんだが、なぁんかちぐはぐな格好になったなァ」

『現代で常用するには周りの目が気にちょっとね……まぁ戦闘用ってことで――ッ!』

 と、言いかけたところで翡翠のレーダーに光点が浮かび上がった。
 どうやらお喋りはここまでらしい。僕が突如言葉を切れば、状況を察したダマルはシューニャとファティマを連れてロッカールームへと退避する。
 その直後、軋むような地響きが室内に轟き渡った。

『流石に発電所を積んでるだけのことはある。凄まじい起動音だ』

『こっちまで響かせるたぁ大胆な野郎だぜ。どうすんだ?」

『動きが制限される廊下で待ち伏せる。発射速度も弾速もこっちが上なんだ。荷電粒子砲の発射準備が整う前に、先手を打って粉々にしてやろう』

 決まりだな、と無線越しにダマルが手を打つ乾いた音を聞き、僕は途轍もなく重たくなった翡翠の脚をゆっくりと廊下へ向けた。
 狙う先は長い廊下の最奥、エントランスホールとの境界部分。
 射撃姿勢をシステムに指示すれば、右肩の上から伸びる砲身は前へ向かってスライドし、筒状だった物が3本のレールとなって展開される。逆に制御系やら蓄電装置やらが詰まったバックパックからは、発射衝撃に耐えるための砲脚が下ろされ、翡翠本体はそれに座り込むような状態となった。

重電磁加速砲リニアカノン、初弾装填。砲身通電開始』

 重々しい音を立てて砲弾がせり上がり、発射可能位置に耐熱性を持つ巨大な高速徹甲弾が押し込まれると、砲身からは太く青白い電弧が迸る。大電力の通電に伴い、砲身付け根に供えられた円筒形の冷却器、外殻を開いてオレンジ色の光を漏らしつつ唸りを上げた。
 射撃統制システムからは誤差修正ができていないから試射を実行しろというエラーメッセージが連続で流れるが、目前に敵が迫っている時にそんな悠長なことをしている余裕はない。

『さて……シンクマキナとやらがどれくらい賢いか、見せてもらおうか』

 不明機もこちらとの距離を測っていたのだろう。長い砲身を展開させながら、相変わらずゆったりした動きで角から姿を現した。
 シンクマキナはこれまでの戦闘から、こちらの火力を正確に判断していたのだろう。その正確な戦力評価に対し僕は、舐められたものだ、と口の端を持ち上げ、絶対に外さない自信をもってトリガを引き込んだ。
 刹那、携帯式超電磁砲パーソナルレールガンとは比べ物にならない容量の電力が一気に解放され、発射衝撃を駐退復座機と砲脚が受け止めてなお、翡翠は廊下を抉りながら僅かに後退する。砲身温度が瞬く間に急上昇したことで、冷却器は外殻を最大まで開いて白煙を噴き出した。
 火薬など一切使っていないにも関わらず巻き起こる爆風。天井から生えていた非常誘導灯が砕け散り、床に転がっていたゴミと共に白骨が音を立てて舞い上がる。
 ここまで、瞬きをするより一瞬の事。音速を越えて飛翔する耐熱金属の塊は、目標とした不明機のバックユニットを貫き、ソニックブームを走らせた。
 それでも流石は高級機と言うべきか。シンクマキナは凄まじい衝撃が走っただろうに転倒することはなく、しかし荷電粒子砲の本体とも言えるバックユニットから火炎が吹き上がり、エーテル濃度上昇を伝える警報が響き渡る中で爆炎に包まれる。
 だが、どうにもそれが見えているのは自分だけらしい。

『くそがっ、発射時の放電で映像通信が途絶しやがった! おい! そっちの状況はどうなってる!』

『初弾命中確認。だが、狙いから僅かに左へ逸れた。翡翠の射撃管制装置が重電磁加速砲の発射衝撃計算にエラーを出している』

 放電による通信障害で骸骨の声はノイズ混じり。それほどの大電力を放出する攻撃でありながら、僕は巻き上がる爆炎の中に揺らめく影を認めて、小さく舌を打った。

『撃破ならず、だな。咄嗟にバックユニットを切り離したらしい。思ってる以上に賢い上に、プログラムだから判断に迷いがない』

『ってことたぁ――』

 ダマルの言葉を待たずとも、それは火炎をかき分けるようにして現れた。
 今までのような鈍重さは欠片もない。外装が取り払われたことで、シャープなボディと特徴的な茸型の頭部がむき出しとなり、その両腕には玉泉重工製マキナの特徴であるハーモニックブレードが展開されている

『第二射、用意!』

 再び周囲へ飛び交う青白い雷。砲身を全力で冷やしていたであろう冷却器が苦情を訴えるように叫び、修正された射線を示す独特のレティクルが眼前に光りはじめる。
 向こうもこちらのロックオンを改めて確認しただろう。これまで圧倒的な装甲に包まれて回避を行わなかった敵機は、ここへきて飛ぶように廊下を駆けてくる。
 俊敏な相手にブレる照準を必死に合わせながら、僕は2回目のトリガを引いた。


 ■


「くっそ、ぜんっぜん回復しねぇ! 向こうはどうなってんだ!?」

 俺はいつも手にしている端末相手に毒づいた。
 見えたところで何ができるわけでもない。だというのに、状況を把握できないという恐怖が干からびた髑髏の中に渦巻いている。
 バックユニットが切り離された以上、武装らしい武装はほとんど使えなくなっているはず。まともな飛び道具さえ持たない無人機など、相棒の敵ではない。
 対マキナ戦闘において、天海恭一ほど信頼できる男は居ないだろう。片腕不随の翡翠1機で複数のマキナを同時に撃破する姿から、エースという言葉も伊達ではない。
 だというのに、湧きあがる不安はなんなのか。

「ダマルさぁん。ボクらにできる事ってないんですか?」

「そりゃあ……いや、そうだな。おし、格納庫ん中で使えそうなもん探すか」

「ん」

「了解ッス!」

「ええ、わかったわ」

 本来ならば逃げることぐらいだろう、と言うべきだった。
 だがファティマは、否、相棒が家族と呼ぶ全員が、心の底から恭一の役に立ちたいと思っている。
 あの優男に一方的に寄りかかるのは容易く、そして彼もまたそれを拒絶することはないだろう。それどころかしっかり保護者面をして、彼女らを精一杯甘やかすに違いない。
 しかし、まだあどけなさの残る玉匣の女性陣は、そんな関係を望もうとしない。理由は至極単純で、彼女らは保護者ではなく伴侶としての天海恭一を求めているからだ。
 おかげで俺は彼女らを止めなかった。恭一からは反感を買うだろうが、その原因が本人にある以上、こっちは口笛を吹いていればいい。

「……問題はあのガキだな。どーしたもんか」

 マオリィネが作戦開始前に言っていた覚悟を聞かされた身としては、この後に及んでなお恭一がごねるようなら、ぶん殴ってでも先へ進ませてやろうと決意していた。
 そんな中、全員の命を救った小さな魔女は、突如目の前に降ってきた熱核弾頭の不発弾だ。
 これで意識が切り替わるか、あるいは余計に拗らせるか。戦闘中にも関わらず、自分はそんなことに気を揉んでいる。損な役割もここに極まったと言っていい。
 おかげで俺は腕を組んで首を妙な角度に曲げながら唸っていたわけだが、骸骨のボディには1ついい点がある。それは目を瞑れないことだ。無論瞬きもできないのだが、乾く目もないので必要ないだろう。
 だから俺はその瞬間を見逃さず、咄嗟に声を出すことができたのだろう。

「マオリィネ! 止まれ!」

 ロッカールームの扉に手をかけていたマオリィネが一瞬硬直する。それが功を奏した。

「きゃあッ!?」

 轟音と共に分厚い扉がひしゃげ、その横にあった薄い壁が粉々に吹き飛んでいく。
 彼女は驚いて尻もちをついたが、反応が僅かでも遅れていれば扉ごと吹き飛ばされていたかもしれない。そう思うと汗腺もないはずのスケルトンボディに冷や汗が流れる。

「どけ! どうなってる!?」

 誰よりも先に我に返った俺は、腰が抜けて動けないままのマオリィネを押しのけ、歪んだ扉の枠からコンバットヘルメットを押さえて頭を出した。
 その眼前をまた、2機のマキナが絡み合いながら駆け抜けていく。しかし、いつも通りのそれではない。

「は、速ぇッ! 無人機にこんな動きができるってのか!?」

 既に翡翠の背に重電磁加速砲はなく、互いにハーモニックブレードをぶつけあいながらの近接格闘戦。それもシンクマキナの動きが異様なまでに機敏で、明らかにリミッターを解除しているであろう翡翠さえ上回っている。
 漠然とした嫌な予感が形を成して現れたと言っていい。
 この状況は有人機である翡翠が圧倒的に不利だ。パイロットスーツが見つかったのは不幸中の幸いだが、それでも人体の限界はすぐにやってくる。逆に無人機であるシンクマキナはリミッターを外した状態のまま、どれだけ戦い続けられるか見当もつかない。
 そしてそれは予想通り、僅かに反応が鈍った翡翠が鍔迫り合いに圧し負け蹴り飛ばされたことで、誰の目にも明らかになった。

「……キョウイチ!」

「ご主人が押されてるッス!」

 少女たちが悲痛な叫びを上げる中、俺は必死に考えた。
 状況は刻一刻、恭一にとって悪い方向へと進んでいく。攻撃を紙一重で躱しながら苦しい反撃を繰り出してはいるが、リミッター解除状態の高すぎる負荷の中で、相棒がどこまで耐えられるか分からない。
 おかげで俺は半ば自棄気味に叫ぶほかなかった。

「ええいくそ! 本気でとんでもねぇ野郎だな! なんかねぇか!?」

 自分が思いつかない答えなど、誰が持って居ると言うのだろうか。
 それこそポラリスがもう一度魔術とやらを使えるのならば勝算はある。あれは確実に敵だけを急冷却していたため、動きが鈍れば恭一が逆転することも容易だろう。
 だが、その秘密兵器は一度の利用で派手なオーバーヒートを引き起こして意識不明。叩き起こしてどうこうできるというものでもないだろう。
 手詰まり。そんな言葉が脳裏に浮かびあがりそうになりそうな中で、口を開いたのはマオリィネだった。

「ねぇダマル! さっきのアレ、使えないかしら!?」

「あん? さっきのって――」

 黒髪の女が細い指を向ける先。
 俺はそれを見てあんぐりと口を開けた。

んでしょ! できるわよね!?」

 妙案とでも言いたげなマオリィネだが、普段の俺ならばこれだから原始人は鼻で笑った事だろう。
 だと言うのに俺の暗い眼孔は、そのとんでもない博打的で場当たり的なやり方に、勝利への道筋がうっすら浮かび上がったのを捉えてしまったのだ。

「カ、カカカ、カーッカッカッカッカッカッ!! こいつぁとんでもねぇ大馬鹿女だぜ!! んな使い方ぁしたことねぇが、いい! いいぜ! 最ッ高だこの野郎!」

 突然の大爆笑に女性陣は僅かに身を引いた。しかし、俺はそんな様子にさえ一切笑いが収まらない。
 ただの我儘気ままで恋に溺れた夢見がちな女。このところそんな印象しか受けていなかった彼女に対して、俺は評価を一気にひっくり返す。土壇場で度肝を抜く作戦を思いつけるなど、誰にでもできる事ではないのだから。

「いいかお前ら。ありったけの武器使ってアイツの気を引け。できなきゃ全員ひき肉だ、いいな!?」

「お、おぉー……なんだかわかりませんけど、おにーさんを助けられるんですね?」

「あれ相手にできる方法が、あるとは思えないッスけど」

「撃破まで考えなくていい。とにかく言われたとおりに動きゃ、あとは優男がやってくれるぜ。マオリィネ、お前はガキ連れて奥に隠れてろ。死ぬときゃ一緒だが、チビスケを1人にさせてやるな」

 自信なさげに尾を垂らす3人に対し、俺は小さく下顎骨を開いてニヤリと笑い、思い付きの作戦を彼女らに伝えた。
 全てを理解できたかどうかはわからない。だが、怯えるばかりだった少女たちは、その瞳に僅かな期待を輝かせ、揃って力強く頷いて見せた。

「わかった、ダマルを信じる」

「任せたわよ。考えたの私なんだから、失敗しないで頂戴ね?」

「カカッ、俺を誰だと思ってやがる? 世界に名だたる有能な骸骨、ダマル様なんだぜ!」
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