悠久の機甲歩兵

竹氏

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現代との接触

第25話 お買い物

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 手の中で銀貨を弄ぶ。
 大天幕から出た僕たちは昨日と同じく、商店が大量に立ち並ぶバックサイドサークルの街路を歩いていたが、その空気は混沌としていた。
 涙目のままに呪詛をつぶやき続けるシューニャと、その彼女に対し銅貨の返済ができて満足している僕、そしてその間に挟まれて困惑の笑みを浮かべているファティマという、この世の終わりが来そうなほどの異常気象真っただ中である。
 とはいえ、実際グランマの対応はありがたいものだった。特に報酬の前借として銀貨5枚は非常に大きく、一気に飢餓状態からの脱却を図ることに成功したのだから。
 それに加え、最後に貰った赤やら黄色やらと目にも眩しい果物も貰えており、悪い空気のなかでもファティマは籠をしっかと抱えて、その中身とこちらを交互に眺めていた。

「とりあえず、当面の食料と必要な生活雑貨を見て、あとはダマルに土産でも買って帰ろう」

 懐に大きな余裕ができた僕は、さっそく近くの食料品店へと入ろうとして、その裾をシューニャに掴まれた。
 呪詛も尽きたのかはわからないが、彼女は無言で僕の裾を握りしめている。恨み言は後でいくらでも聞くとは言ってあったが、一応にも機密だとグランマから言われている以上は、この場でさっきの内容をぶちまけるわけにもいかず困り果てた。

「なんだい?」

 悪いのが自分であることは疑いようもないので振りほどくこともできず、僕はできるだけ温和な声で彼女を振り返る。
 それでもシューニャはしばらくそのままで固まっていたが、やがて酷く落ち込んだ声で一言、

「ここはダメ」

 と言った。
 吹っ切れたわけではないし、覚悟が決まったわけでもない。だが、切り替えることはできたらしい。
 そんな彼女の頭を、僕は昨晩と同じようにポンポンと撫でてから、改めて教えを請うた。

「ありがとう。おススメを教えてくれるかい」

「ん」

 ようやく地獄のような温度差が和らぎ、ファティマが背後でホッと息をつく。そして胸に抱えていた籠から、薄桃色をした親指大の果物を摘まみ上げると、ニコニコしながら口へ放り込んだ。

「やーっと味わって食べれますよぉ。あんな雰囲気じゃせっかくの果物だって美味しくありません」

「う、ぐ……すまない」

 遠回しにお前のせいだぞ、と言われているようで胃が痛い。
 何度も言うが、自分が悪いことなどわかっているのだ。ただ、改めてそうだと指摘されると、遥かに年下の少女を泣かせてしまったという罪悪感が心に見事な刺突をくれるので、それはそれは胸が軋むのである。

「あそこの店がいい」

 シューニャがそう言って一軒の天幕を指し示す。大通りに面した店の前には様々な野菜と、いくつかの袋が並んでいた。
 昨日の帰りと同じ道を通っているはずなのに、今まで見向きもしなかった店にシューニャは吸い寄せられていく。
 昨晩のサンドウィッチを買ったのは、細い街路の片隅でひっそりとやっている安い店だった。何故急に大通りに繰り出したのかと思って店内を覗き込んでみると、その理由がハッキリと理解できた。

「この店の物は新鮮」

「ボクは初めて来ましたよ。凄く綺麗な食材ですね」

 感動すべき点はそこじゃない。そこじゃないのだと、僕は首を振る。
 僕が見ていたのは、隣で代金を支払っていた婦人だ。その手には大量の銅貨が握られている。
 この野菜を置いている台にも天幕の張り出しにも、値札らしきものは見当たらない。それに値札があっても僕は文字が読めないので理解できないだろうが、要するにこの店は高価な食材を取り扱っているのだ。

「これを1籠と奥の保存用のササモコを1袋、あと青豆《リーヴィーン》の乾燥品があるなら欲しい」

 店主は威勢のいい返事と共にそれらを1つの背負い籠へと詰めなおせば、あっという間に溢れてしまう程になった。それをファティマが背負い、入りきらなかったササモコと言うらしいトウモロコシのような野菜は、麻袋のまま僕が肩に担ぎ上げる。
 行動食や保存食として一般的らしく、1籠で凄まじい量だった。

「ファティマ、大丈夫かい?」

「はい。これくらいなら全然」

 野菜類を詰め込まれて膨れ上がった籠を背負い、別で果物籠を胸に抱えていても苦にならないのか、ファティマはその場でぴょんぴょんと飛び跳ねて見せる。
 改めてキメラリアという種族が並外れていると思った。僕はササモコ1袋を肩に担いだに過ぎないが、それでも十分動きにくい。
 シューニャは僕が手渡した銀貨で食材の支払いを終えると、次々とあちこちの天幕へと迷わずに進んでく。パンだのハーブだの調味料だの調理器具だのと、途中であまりにも荷物が増えたため大型のリュックサックまで買って僕が背負う。
 およそ必要な生活用品を買いそろえたかと思いはじめた頃、シューニャは唐突に毛色の違う店に入った。
 見慣れない空間に視線を回すと、木製の人型が板金鎧を纏い、飾り棚には金属製の盾が並んでいる。形態も円形で小型の物から、全身を覆い隠す壁のような物まで様々だ。
 それらにはレリーフが刻まれていたり、エンブレムが取り付けられているものも多い。あの腕付き文鳥の店でも同じことを感じたが、手工業による鍛冶の技術は比較的発達しているらしい。
 しかし店内は、戦闘職ではない細腕のシューニャが扱うにはあまりにも重そうな、鉄と鋼で作られている防具で、軽装の防具は見当たらない。なんなら鎖帷子や薄片鎧といった、比較的動きやすさを重視した金属鎧もほとんど置かれていないようにも見える。
 にもかかわらず、シューニャがあまりに真剣にそれらを見回しており、直接問うのも気が引けたため、僕は声を潜めてファティマに聞いてみることにした。

「なんで防具屋に?」

「さぁ? ボクには向いてない防具ばっかりですよ。動き回れないと的になっちゃいますし」

 少なくとも自分は要らないとファティマはハッキリ言い切った。

「やっぱりプレートアーマーで軽快な動きは難しいかい」

「なんかこう、あっちこっち擦れてギコギコするじゃないですか。身体を捻るだけでも大変ですし、武器を振るにも邪魔ですし」

「まぁ、だろうね」

 昨晩ファティマと手合わせしたとき、彼女は凄まじい威力の攻撃を繰り返したが、それは純粋な筋力だけではなく体のバネをも利用した動きだった。
 板金鎧などは彼女の柔軟な攻撃手段を奪ってしまう。その上、どんな重装鎧であっても全ての攻撃を防ぐことが不可能である以上、ファティマには重石でしかないのだろう。

「だとしたら、何を探しに」

「兜」

 小声で話をしていたつもりがシューニャには聞こえていたらしく、端的にこちらに答えを返してくる。
 慌てて振り向いてみれば、顔全体を覆うような重装の兜を抱えた彼女の姿があった。

「これはまた……すごい鉄兜だね」

 全周囲を鋼で固めたそれは、開閉できそうな部分もなければ、首回りまでを装甲で覆われる構造になっている。視界確保のために無理矢理細いスリットが入っていたが、これでは中からも外が見えなさそうな出来栄えだ。
 しかし、これで合点がいった。

「ダマルにかい?」

 シューニャがコクコクと頷く。

「麻袋をずっと被っていては怪しまれる。兜の方がいい」

「ごもっともで」

 玉匣から出るとなれば否応なく顔を隠す必要があるダマルが、いつまでも不審者のままでは困るため、土産は迷うことなくその兜に決定された。





 玉匣を隠している洞に戻ってきたとき、既に周囲は茜色に染まっていた。
 西日が差し込むこの時間帯が、洞窟の中を最もよく照らし出すのだが、僕らはそこで何かを洗濯しているダマルの姿に硬直した。

「おっ、戻ってきたな。勝ててよかったじゃねえか」

 こちらに気づいた彼はどっこいせと言いながら立ち上がる。その頭に麻袋はなく、しっかりと頭蓋骨が晒されていた。
 今までにない無警戒っぷりである。何かの拍子で誰かが通りがかりでもすれば、大騒ぎになっていたに違いない。
 それに悪びれる様子もなく、ダマルはカラカラと笑う。

「いやぁ、さすがは夜光中隊のエース殿だな。手加減してやらねぇと木偶の坊が可哀想だ――なぁ、なんでお前らはそんなところで棒立ちなの? 祝杯って雰囲気でもねぇけど、俺なんかマズいことでも言った?」

 どこからどうやって見ていたのかは知らないが、何故か試合の勝敗を知っていたダマルは軽快にそれを褒めたが、あんまりにも僕らが沈黙と硬直を貫いたため不安になったらしい。
 ダマルはしばらくその場で考え込んだが、はたと何か思い立ったらしくシューニャへと向き直った。

「もしかして洗濯のことか? おいおい、勘違いしないでくれよぉ。俺ぁ別にお前らの下着が洗いたいがためにこんなことをしてんじゃなくて、俺の麻袋をあら―――あっ」

 グシャという音と共に、やけに刺々しい果実がダマルの前頭部に突き刺さった。
 たちまち骨の悲鳴が木霊する。

「ぎゃああああああ、なんじゃこりゃああああ!? ちょっ、どんだけ硬ぇんだよこれ! 刺さって抜けねえぞ――ハッ!?」

 痛みを堪えきれずにその場で転げまわる人骨。何故わざわざ余計な言葉を端々に付け加えてしまうのか僕には理解できないが、性分だと言いだしそうなので敢えて聞くまい。
 思考の混乱は、一気に羞恥と憤怒に切り替わった。
 巻き添えはごめんなので、僕はそっと後ずさる。

「この色情狂骨エロトマニアンデッド……」

「そういう冗談は嫌いです。いい加減にしないと粉にして畑に撒いちゃいますよ」

 金紗のような髪をした少女は怒気を冷たく覆い隠し、影を落としたエメラルドの瞳が冷たく燃え上がっている。
 夕焼けのような色の毛並みを持つ少女は、長い三編みと長い尻尾をユラユラと揺らしながら、口元に笑みを湛えているのに金色の目は完全に猛獣であった。
 とても静かな怒髪衝天。転げまわっていたダマルも、その圧力にはビタリと固まって滝のような汗を流しはじめる。

「えっ!? 何、なんなの!? 俺は何もやましいことはしてないぞ! いや、待って、聞いて!」

「問答、無用」

「言い訳は後で纏めてお聞きしますねー」

 あまりにも乾いた声に僕はつい目を背けた。
 助けを求める声に耳を塞ぎ、地を揺らす轟音に気づかぬふりをしながら耐えた。まるで親と逸れた雛鳥のようだ。
 洞窟を照らす西日が地平に沈んだ頃、僕は暖かい焚火を囲みながらぼんやりと座っていた。先刻までの出来事に関しては思い出さないようにしている。

「今日はボクが作ります!」

 と、やる気満々にファティマが申し出てくれたため、お言葉に甘えてシューニャと2人で炎を眺めていたのだ。

「そろそろ聞かせてくれる?」

 シューニャは脈絡もなくぽつりとそう言った。
 跳ねた火の粉が上昇気流に乗って舞い上がり、すぐに消えて見えなくなる。
 何故あの無謀ともいえる依頼を受けたのか。その理由は人前で話せなかったが、この洞ならば気にする必要もない。

「知っておくべき脅威だから、かな」

「ミクスチャが?」

「ああ。マキナと玉匣を持っている僕らは、個人戦力としては過大だってことが理解できたんだけど、それは絶対じゃない」

 今日までの短い期間ではあるが、色々とわかってきたことも多い。
 800年前の道具はそのほとんどが失われた技術ロストテクノロジーで、正しく理解されず運用もできず、文化は食事や文字から常識や倫理に至るまでが崩壊している。むしろ音声言語が同じであることが不思議でしょうがない。
 こと、自分が専門とする戦闘に関する技術力は、目も当てられないほどに退化している。
 今日のように生身で戦闘を行えば、ただの人間に過ぎない僕への脅威は数えきれないが、800年前の兵器であるマキナやシャルトルズを用いた場合、現在感じられた脅威のほとんどを封殺できるだろう。
 しかし、自動操縦であったとはいえマキナを破壊できたというミクスチャを、その枠に含んでいいかは、この目で確かめる必要を感じていた。

「カーネリアン・ナイトとかいうマキナのことを、多分僕は知っている」

「それは……グランマから聞いたからではなく、と言う意味?」

「そうだよ。装甲の色でも、光る矢という武器でもない。シューニャが言った角飾りでハッキリした」

 細い薪を拾いあげ、僕はそれを手に地面にYの字を描く。絵心はないが、嫌という程見てきたその兜を模写して見せた。
 朧気ながら特徴を掴んだその絵に、シューニャは目を見開く。

「見たことが?」

「噂の機体を直接知ってるわけじゃない。だが、僕もダマルも嫌ほど見てきたんだ」

 視線を上げて、洞窟の壁面に埋め込まれたダマルの頭蓋骨を見る。
 身体の骨と言う骨を周囲にばら撒かれ、2本の大腿骨と髑髏しゃれこうべだけが半埋没状態で、いわゆる海賊旗のような構図になっていた。
 そんな状態でもダマルは話を聞いていたらしく、僕の描いた絵に対してハァとため息をつく。

「カラーフラインダストリ製第二世代型マキナ、FIM-2010ヴァミリオン。その特徴的なカブトムシ見て間違えるわけねぇだろ。今になってから、まぁだアレの面ぁ拝む羽目になるなんざ最悪だぜ。まさか野郎と戦えなんて言わねぇだろうな?」

 ダマルが毒づくのも理解できる。僕たちが相手にした敵の大多数はこいつだったのだから。

「少なくとも、今回は違うよ」

「そりゃ朗報だぜ」

 そう言ってダマルはカカと小さく笑ったが、聞いていたシューニャははてなと首を傾げる。
 
「ヴぁ……何?」

「ヴァミリオン。僕らの敵が投入したマキナだよ」

 あまりにも唐突な話に、一切が理解できないと目を点にするシューニャ。僕たちがこの世界の現状を誰かに聞かされたとすれば、多分同じような顔をしたことだろう。
 いい機会だったので、僕は続けて自分たちの出自を少し話しておこうとしたが、ダマルがそれを遮った。

「悪いが込み入った話は、移動しながらの方が良さそうだぜ」

 ダマルは下顎骨を器用に揺さぶって、壁面からゴロリと頭蓋が転がり出ると、組み立ててくれとファティマに声をかける。
 何やら真面目な口調に、鍋でスープを煮ていたファティマも近づいてきて、手早く骨をつなぎ合わせ始めると、その間もダマルは話を続けた。

「ちょいと昼に来客があって、んでな……これくらいの時間になれば目立たねぇだろうし、この場所は引き払った方がいい。話も飯も、移動しながらできるはずだ」

「……2人とも、いいかい?」

 僕が聞くより早く、シューニャは焚火に洗濯に使った排水をかけ、ファティマはスープが入った鍋に蓋をして玉匣へと乗り込んだ。
 組み立てが終わったダマルは素早く軍装に身を包むと、僕へと歩み寄る。

「客の雰囲気から見るに、バックはでかい組織だぜ」

 カタリ、と小さく歯を鳴らした彼は、ややこしい奴に目をつけられてるらしいと僕に告げた。
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