流浪の魔導師

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4章 ドワーフの兵器編 第2部 刺客乱舞

272. 動き出す者達

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「押さないで下さい! ゆっくりと中へ!!」
「受け入れにはまだ余裕がある! 落ち着いて!」
「おい! 危険だ! 走るな!」

 門の脇に立つ兵達は口々に叫びながら避難者を迎え入れ、敷地内へ入った避難者達は皆一様にほっとした表情を浮かべる。取りえずここまでは来れば安心だ。仮にここが襲われたとしても、ここには多くの兵がいる。街中を彷徨さまよっているより何倍も安全だろう。

 途切れる事なく訪れる避難者達でデバンノ宮殿の敷地内は一杯だった。その様子を聞いたジェスタルゲインは、宮殿の中へ彼らを入れてはどうかと提案する。しかし宮殿警備の責任者である騎士はそれを却下した。ついさっき総司令より厄介な傭兵が第二王子の首を狙っているのと情報が入った。それに伴い警備の増援が来たばかりだが、いくら人手が増えたとはいえこの状況で宮殿内に避難者を入れる事は出来ない。彼らにはいささか申し訳ないが、雨晒あまざらしのまま敷地内に留めておくのが辛うじて容認出来るラインだった。

 自身が狙われていると分かっているのに、なんとも呑気なものだ。

 騎士は最初、ジェスタルゲインからの提案を聞きそう思った。だがすぐに違うのかも知れないと思い直した。仮に陛下が今の第二王子の立場であったとしても、同じ様なめいを下されていたかも知れないと思ったのだ。現に陛下はオーク襲撃の報を聞いた直後、レクリア城内に避難者を迎え入れると話したそうだ。だがそれに総司令が反論した。王族の方々の安全を第一に考えなければならない立場としては、決して容認出来る話ではないとの理由だ。その結果、妥協案としてノベウ・デバンノ両宮殿での受け入れに至ったらしい。

 つまりこの隣国の王子は陛下と同じ様なお考えを持っている。真にダグベ国民の身を案じているのだ。

 なればこそ、何としてもお守りせねばならない。この王子が隣国の玉座に座ったならば、きっと我が国にも多大な利が生まれるだろう。そして何よりも、この王子は我が国の王女殿下をめとるのだ。王女殿下を悲しませてなるものか。

(やはり城に移動してもらう方が良いのでは……)

 騎士は先程から逡巡しゅんじゅんしていた。城にはオークの軍勢が攻め寄せている。それゆえ陛下は王女殿下をこの宮殿に避難させた。だが城の北と南を襲った敵の集団は粗方あらかた片付いたらしい。そしてこの宮殿は今まさに傭兵共に狙われている。果たしてどちらがより危険なのか。どちらがより安全なのか。

 答えが出ない。

 ならば当初の命令を遂行するしかない。この宮殿にて王子と王女殿下をお守りする。例えこの身と引き替えにしても。

「……おい」

 騎士は小さく部下を呼んだ。そしてこれで何度目となるのか、警備に対する指示を出した。

「警戒をげんにせよ。特に各階段付近は念入りに。この部屋の前の警備を増やせ。同時に給仕の出入りも制限せよ。どこからか潜り込むか分からんぞ」

 デバンノ宮殿三階。東側にあるこの広間を含む複数の部屋は、王子とその従士達の生活空間として使用されている。この一画は正面及び他の玄関からも遠く、城へ直結する地下通路へと向かう階段にも比較的近い。つまり最悪敵が侵入しても辿り着くまでに時間が掛かり、いざ脱出となれば城までスムーズに逃げ込む事が出来るのだ。

 騎士は広間の奥、丸テーブルに向かい合うジェスタルゲインとベルカを見る。そして改めて、自身の責任の重さを噛み締める。一方、警戒が強化される宮殿内にて焦りに焦っている者達がいた。彼らは計画の実行自体を白紙に戻そうかと迷っている。


 ◇◇◇


「おいボマード、どうするんだ」

「…………」

「そうだ、やるのかやらないのか……はっきりしてくれ」

「…………」

「あのメイドはどうなった、一向に動く気配がない」

「…………」

「ああ、最悪あのメイドを始末しないと……計画が漏れるぞ」

「…………」

「おいボマード! どうするのか……!」

「分かってる! 少し待て!」

 デバンノ宮殿、厨房脇の食品倉庫。数人の衛兵が集まり密談していた。いや、密談と言うよりも複数で一人を追い込んでいる、といった図式か。皆からせっつかれているのはボマードという衛兵。国を抜けイオンザに渡った先輩軍人二人をしたうこの男は、先輩軍人よりイオンザ第二王子の暗殺を任されていた。彼は国に不満を持つ仲間を集め、宮殿警備という立場を利用し第二王子の命を狙うべく機をうかがっていた。が、計画は思う様に進まない。第二王子の側近が皆腕の立つ猛者もさだったからだ。
 取り分け厄介なのは常に王子のかたわらにいる目付きの悪い剣士だ。この剣士の警護の仕方は憎らしい程完璧だった。四六時中影の様にぴったりと王子の側におり、毎日顔を合わせる使用人達にも遠慮なく鋭い視線をぶつけ、夜ともなれば王子の寝室の扉の前にベッドを置き、自らがかんぬきとなり就寝するといった徹底振りだ。ゆえに同じ宮殿内にいても全く手出しが出来なかった。

 ならばとボマードはメイドの女を口説き落とし味方に引き入れた。そしてその女に王子を毒殺する様仕向けたのだ。だが女は一向に仕掛ける素振りを見せない。危険を避ける為出来るだけ宮殿内では女と話さないようにしていたボマードだったが、さすがに業を煮やし二度程女を問い詰めた。だが女はその度煮え切らない言い訳をするのみだった。

 只々時間だけが過ぎてゆく。しかしここへ来て絶好のチャンスが巡って来た。国が引っ繰り返る様なこの大騒動だ。ここは逃せない。ボマードらはじっと機を待った。しかしもたもたしている内に城からベルカ殿下と護衛の騎士が、更には警備の増援として多数の兵が送り込まれて来た。挙げ句に宮殿の常駐組である彼ら衛兵は、王子の居住区画である三階より階下へ締め出されてしまったのだ。新たに警備責任者となった騎士の指図によるものだった。

 これで彼らは増々手が出せなくなる。そして冒頭の様にボマードは皆から責められるに至った訳だ。

「下手に動かない方が良いんじゃないか?」
「そうだ。今なら引き返せる」
「傭兵共が王子を狙ってるんだろ? 本来の職務通り宮殿の警護に徹した方が……」

 仲間達は計画の撤回を相談し始めた。そんな会話をボマードは苦々しい気持ちで聞いていた。

(クソッ! 何でこんな事に……だがチャンスはチャンスなんだ……まだ分からない……!)

 ボマードは諦めていなかった。手柄を立ててイオンザへ渡れば今よりも良い生活を送れる。ここで諦める訳にはいかない。

「……皆の意見は分かった。チャンスがなければこのままスルーしよう。だが狙えるのならば……だからギリギリまで待ってくれ。仮にその機が来たら……一気に行く!」

 焦りながら状況を見ているのは彼らだけではなかった。建物の陰に隠れ、雨に濡れ、仲間の合図を待っている者達がいた。


 ◇◇◇


「チッ……」

 物陰からチラリと顔を覗かせ宮殿の様子をうかがうナイシスタ。その困難な状況に思わず舌打ちした。膨れ上がる避難者の数。どういう訳か大幅に増えた警備の兵。混乱に乗じ宮殿を急襲する計画が台無しだ。

「やれやれ……これじゃ集めた情報もムダだ」

 背後からため息混じりの愚痴が聞こえてくる。ナイシスタは宮殿を見ながら「愚痴るんじゃないよ、ダン、まだ分からないさ」とえて明るいトーンで返した。
 シャーベルの隊員ダンとロイデは先行してマンヴェントに潜入。ナイシスタ率いる本隊が到着するまでの間、可能な限り第二王子周辺の情報をあさっていた。

「だと良いけどねぇ……宮殿内部の情報、調べるのにどんだけ苦労したか……なかった事にはしたくねぇなぁ……」

 ダンとロイデは過去にデバンノ宮殿の改修工事を請け負った業者の存在を突き止めた。そして工事に参加した大工を発見、接触に成功していた。酒をおごり、金を積み、おだてて持ち上げ褒め殺し、どうにかこうにか宮殿内部の構造を聞き出したのだ(無論その後大工は始末したのだが)。僅かな時間で重要な情報を入手したダンとロイデは優秀なエージェントと言えよう。キッチリとお膳立てを済ませ、いざ決行となったらこのイレギュラーな事態の連続だ、愚痴も溢れるというものだろう。

「何でこう上手くいかないかねぇ……大体……」

 ダンの止まらない愚痴に若干うんざりとするナイシスタだったが、部下の愚痴を聞くのも仕事の内だと割り切って我慢する(実際には半分も耳には入っていない)。

「なぁ隊長……ロイデらが無理だと判断したらどうすんだ?」

「……そん時ゃ致し方なし、引くしかないさ」

 ナイシスタは宮殿を注視しながら答える。ロイデら数人の隊員は陽動班として避難者達の中に潜り込んでいた。いざその時が来たらナイシスタら突入班を可能な限り援護し、同時に計画実行の是非ぜひも彼らの判断にゆだねられていた。これだけイレギュラーが重なった特異な事態である、いち早くそのふところに飛び込む彼らこそが判断するに相応ふさわしいとのナイシスタの考えだった。
 そして避難者達の中に身を潜め、あらゆる隙を窺っているロイデら陽動班の者達を、人知れず監視する者の姿があった。


 ◇◇◇


(二……三……一人離れた……何だあいつら……)

 デバンノ宮殿の南から西までを見渡せる教会の鐘塔しょうとう。宮殿を監視していたトラドの目は、溢れ返る避難者達の中にあって明らかに動きのおかしい者達の姿をとらえていた。その者達はローブのフードをすっぽりと被り、常に辺りを窺い、時に近付いて一言二言何か言葉を交わしている風に見える。が、その者達の動きに周りの避難者や警備兵はまるで気付いていない様だ。それくらいその者達は上手くその場に溶け込んでいる。俯瞰ふかんで見ているトラドだからこそ気付けた違和感だった。

「チッ……」

 気に食わない。トラドは思わず舌打ちする。連中が何者かは分からない。いや、あるいは何者でもないのかも……イレギュラーが続くクソッタレな仕事だ、単にナーバスになっているだけなのかも知れない。

 いずれにしてもこれ以上の面倒事は勘弁して欲しい。


 ◇◇◇


 いつ合図が出るのか。建物の陰に身を潜めやきもきしながらその時を待つナイシスタとダン。そんな二人の目の前を親子連れの避難者が通った。母親は背中に赤ん坊を背負い、六、七歳くらいの男の子の手を引いている。と、男の子は急に足を止めその場に立ち止まってしまった。

「……どうしたの? もう少しだから……」

 母親は気怠けだるそうに男の子に話し掛ける。恐らく街中をあちこち逃げ回ったのだろう、疲労困憊といった感じだ。しかし男の子は何も言わず、ただ顔をしかめて立ち尽くしている。

「……怪我してるのさ」

 男の子の様子を見たナイシスタはそう言いながら親子の前に進み出た。「おい! あんた何して……!?」と慌てるダンを余所よそに、ナイシスタは男の子の側に屈むと「そうだろ?」と男の子に問い掛ける。チラリとナイシスタを見て「…………うん」と小さくうなずく男の子。母親は「そうなの!?」と驚いた。

「いつそんな……どうして早く言わないの!? どこ! どこを怪我して……!」

 まくし立てる母親を「まぁ待ちなよ、お母さん」となだめるナイシスタ。再び男の子に目をやると「足だね、見せてみな」と笑顔で話す。母親の顔をチラリと見て、少し戸惑いながら左足を前に出す男の子。ナイシスタは静かに男の子の靴を脱がす。そして思わず「こりゃ酷い……」と口にした。男の子の足の裏、その親指の付け根辺りがざっくりと裂けている。恐らく瓦礫か何かだろう、靴底を貫通する程硬く鋭い物でも踏んだのだ。

「そんな……」

 その怪我の様子を見て母親は青ざめながら絶句した。我が子の異変に気付けなかった罪悪感がのし掛かる。そんな母親の様子を見たナイシスタは「この子なりにあんたを気遣ったのさ」と話す。

「あんたは赤ん坊を背負ってる。自分が足を引っ張っちゃあ、あんたら二人を危険にさらすってね」

 男の子の真意が分かり母親は「バカだねアンタは……言って良いんだよ……」と涙ぐむ。「良い子じゃないか」と笑うナイシスタ。「いや、良い男だねぇ……」と言い換えると「おい」と背後に立つダンを呼ぶ。

(マジかよ……)

 この流れで自身が呼ばれる意味が分からない程ダンは鈍くはない。怪訝けげんそうな顔でナイシスタの隣に屈むダン。はぁ、とため息を一つくと男の子の怪我を治癒魔法で治療する。

「これでもう大丈夫さ。だろう?」

「……うん、痛くない」

 パッと表情が明るくなる男の子。「そりゃ良かった」とナイシスタも笑う。

「あぁ……ありがとうございます! ありがとうございます!! あの……お礼を……」

 そう言いながら提げているバッグに手を入れる母親。今のこの状況で差し出せる物など僅かな金くらいしかない。全て分かっているナイシスタは「構やしないさ、早く行きな。豚共が来ちまうよ」と右手をヒラヒラと動かす。

 宮殿へ向かう親子を見送る二人。「知らなかったよ隊長。あんた子供好きだったんだな」とダンはおもむろに口を開いた。長く同じ隊にいるが今までそんな素振りは微塵みじんも見た事がなかった。ひょっとしたら孤児院を標的にした計画、揺りかごも単に子供を救う目的だったのではないか。そう勘繰かんぐるダンだったが、しかしナイシスタは「別に……特段好きって訳じゃないさ」とさらりと答える。

「はぁ? んじゃ何でわざわざ今回に限って……?」

 照れ隠しだ。そう思いニヤニヤしながら尋ねるダン。ナイシスタは「いじらしいじゃないか。あんな姿を見せられちゃあさ」と答え、そしてすぐに「まぁなんだ、迷惑料の先払いみたいなもんだよ」と続けた。これから起きる……いや、自分達が起こす騒動にあの親子が巻き込まれるかも知れない。だから迷惑料を先に払ったのだ、という事だ。

(迷惑料ね。引く気なんかまるでねぇってこった)

 ダンはククク……と苦笑いする。陽動班が無理だと判断したら引く。先程そう話していたナイシスタだったが、実の所そんなつもりはさらさらなかった様だ。ここで引いたら次のチャンスなど巡って来ないだろうという事は、シャーベルの人間ならば誰しも理解している。と、宮殿に動きがあった。

「何だ?」

 ダンは眉をひそめて宮殿を見る。宮殿内外の警備の兵達が一斉に西側へ向けて移動し始めたのだ。一体何があったのか。分からないが、これはチャンスだ。


 ボン!! ボンボン……!


 陽動班もそう判断したのだろう。宮殿からは大きな爆発音が響いてくる。途端にダンの表情も険しくなった。果たしてナイシスタの希望通り、計画実行の狼煙のろしが上がったのだ。

「ハッ! デカい花火だ、景気が良いねぇ! 行くよ!」

 そう声を上げるとナイシスタは通りへ飛び出した。もうあとへは引けない。矢は放たれた。


 ◇◇◇


(今度は何だ!?)

 突如宮殿から複数の炎が上がった。驚いたトラドだったが、すぐにあの怪しい連中の仕業だとの考えに至る。

(敵……同業か?)

 このタイミングで宮殿への攻撃など、第二王子を狙っての行動以外ないだろう。

「チッ! 厄介事の見本市かよ!」

 オークの襲撃、同業者の暗躍、加えて子守……トラドは相変わらず鐘塔しょうとうへりに座りぼんやりとしている女を睨む。

「おいガキ、仕事の時間だ。ついて来れなきゃ置いてっかんな」

 そう吐き捨てるとトラドはシュッと鐘塔から飛び降りる。一拍間を置き、女もトラドのあとに続いた。他人の仕掛けに安易に乗るのはあまりに危険。しかし放っておいてターゲットをさらわれるなど間抜けも良い所だ。ゆえにトラドには乗る以外の選択はなく、それを選ぶのに躊躇ちゅうちょもなかった。要は誰よりも早く第二王子の首をっ切れば良いだけの話であり、どれだけ不測の事態が重なったとしてもそれをす自信もある。じゃなければアルアゴスなどとは到底名乗れない。
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