流浪の魔導師

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4章 ドワーフの兵器編 第1部 欺瞞の魔女

211. 宣言

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何故なにゆえ、ジェスタ様を頼りになさらないのですか? 私にはそれが不思議でなりませぬ」

 そう話ながらグレバンはテーブルの中央に手を伸ばす。そしてグラスを手に取るとワインを注ぎセムリナの前に差し出した。セムリナは少しばかりぼんやりとしながら差し出されたグラスを手に取る。つのらせた苛立ちを勢いのままぶちまけてしまった事に、セムリナは若干の後悔と気恥ずかしさを感じていたのだ。モヤモヤとした気持ちを落ち着かせる様にゆっくりと一口、ワインを口に含む。

「落ち着かれましたかな?」と静かに問い掛けるグレバン。「ええ……ありがとう」とセムリナも静かに答え、コト……とグラスをテーブルに置いた。

「で、ジェスタを頼れと言うのは……ジェスタならあの男を止められるという事?」

「はい。左様さように」

「それはすなわち、ジェスタが王位にくという事よ」

「無論、そのつもりで申し上げておりまする」

「ない……それはないわ」

 セムリナは軽く笑いながら否定する。「何故なにゆえ?」と問い掛けるグレバンに「だって……ジェスタよ?」とセムリナは再び、今度は鼻で笑う様に答えた。瞬間、カチンときたグレバン。あるじあおぐ人物を鼻で笑われ否定されたのだ、その怒りは当然。しかしすぐに気を取り直す。思えば今まで幾度となくあったのだ、この様な不快なやり取りはこれが初めてではない。

「そのご返答では否定する理由にはなりませぬな」

「さっき貴方、不思議だと言っていたけれど……私からすれば何故なぜ貴方達がそこまでジェスタを支持するのか、それこそが不思議だわ」

 それはセムリナが以前から感じていた疑問だった。グレバン・デルン侯爵率いる穏健おんけん派貴族達はイオンザ国内にいて一定の影響力を持っており、決して無視出来る様な小さな存在ではない。そんな彼らがどうしてジェスタを選んだのか。国王ドゥバイルや王太子ヴォーガンを筆頭とする覇権主義派を牽制けんせいする為だとしても、およ人畜無害じんちくむがいとも言えるジェスタをかつぐメリットをまるで感じないのだ。

「ふむ……ではお叱りを覚悟の上で述べさせて頂きましょう」

 そう言うとグレバンは真っ直ぐにセムリナを見る。そして話した。

「王族の皆様を始め国の中枢にて政治、軍事にたずさわる者達の目は節穴である……と、私は常日頃そう思っておりまする」

 節穴である。王族も国の重鎮達も目が曇っている、大切な事がまるで見えていない。その言葉はまさに国そのものを批判するかの様な痛烈なものであると、セムリナはそう受け取り少し面食らった。しかし怒りは湧いてこない。怒りよりも興味が先に立っているからだ。彼らはジェスタのどこを評価しているのか、自分の知らないジェスタをどこまで知っているのか、それを聞きたいと思ったからだ。

「言うじゃない……私もその節穴の一人な訳ね。で、その節穴達はジェスタの価値に気付いていないと?」

「恐れながら、しかり。見るべき所……視点が違うと、そう言い換えても良いでしょう。結果、ジェスタ様の有能さにまるで気付かれていない」

「有能ねぇ……」

 そう呟くとセムリナは足を組みかえテーブルに頬杖ほおづえをつく。

「無能ではない、そうは思うわ。まぁ知識はあるわね。人望もあるでしょう、貴方達が支持しているくらいだし。礼節もわきまえていると思うわ。けれど、だからと言って有能かと問われれば疑問符が付く。良いコだけれど、それだけよ。一言で言えば……そう、大人し過ぎるわ」

「大人しいという事が悪い事とは思えませんな。あれやこれやと騒ぎ立てる事に何の意味がありましょうや? それにジェスタ様は大人しいのではなく、冷静に物事を見極め分析する力をお持ちなのです」

「時には強引さだって必要でしょう」

「強引に事を運べばどこかにしわ寄せがいきまする。そうならぬ様、良く良く折衝せっしょうする事が肝要かんよう。ジェスタ様は必要以上に損得がしょうじない様に物事をまとめ上げる、そんなバランス感覚に優れておりまする。言わば天秤の支軸しじくにございますな」

「いくらバランスが良くても力がなければ誰もついて行かないわ。ジェスタはあまりに非力よ」

「王に必要な資質とは単純な力の有無にあらず。ひとえに国民を裏切らぬ事、その一点のみ。ジェスタ様は誠実な御方、一度ひとたび交わした約束事は決して反故ほごには致しませぬ。それに万能な王なぞこの世にはおらぬでしょう。ゆえに我ら家臣団が存在するのです。力なぞなくとも、王の足りない部分は我らがおぎなえば良いのだけの話……」

「ハッ、ああ言えばこう言う……言い換えのみょうね。世間一般ではそれを屁理屈へりくつと言うのよ」

 セムリナは肩をすくめながら呆れる様に話す。しかし確かに、見方を変えればそういう部分も見えてくるだろう。それがジェスタの長所であるとも言えるかも知れない。しかしそれだけでジェスタの戴冠たいかんを認める事など出来はしない。

「何と言われようと問題ございませぬ、私はただ事実を申し上げておりますれば」

 屁理屈へりくつとまで言われたグレバンだったが、しかし彼の心はさざ波程も揺らがない。極めて冷静に、これはチャンスなのだと思っていた。セムリナがジェスタを支持してくれれば、それだけでヴォーガンに対する更なる牽制けんせいになる。招かれざる客人であったセムリナ。だが同時にこの会合最大の重要なゲストでもあったのだ。

「よろしいですか、殿下。ジェスタ様が玉座に座る事で、殿下も立ち回りがしやすくなると、そうはお思いになりませぬか?」

「私が? ジェスタが王になる事で私に一体何の得が……?」

「つい先程殿下が味わった屈辱、今後は払拭ふっしょくされましょう」

「屈辱とは……私が女だからと……その話の事?」

「はい。ジェスタ様は性別で能力や役職を判断なさいませぬ。そうであろう、ハートバーグ卿よ?」

「ハートバーグ卿?」

 グレバンの視線を追うセムリナ。そこで初めて彼女はこの場にルース・ハートバーグ子爵が座っている事に気が付いた。

「驚いたわ。中立を貫いている貴方がこんな場にいるなんて……ひょっとして穏健おんけん派に?」

「いえ、その様な訳では……」

「そう。あぁでも、そうね……」

 本来いるはずのない人物がいる違和感。しかし少し考えればそれは至極しごく自然な事であると、セムリナはそう理解した。ジェスタの安否、それはそのまま彼の家族の安否に関係するからだ。

「お嬢様方はご無事だったのかしら?」

「はい。お陰様で……」

「そう、それは良かったわ。で、デルン卿。ハートバーグ家のご息女そくじょ達が、私がジェスタを支持する理由になり得ると……そう言いたい訳ね?」

左様さようにございまする。ミゼッタ殿は魔導師としてだけではなく、政治や外交面に関しても深い見識を持っておられる。それらの知識を生かして様々な助言を行い、時には交渉事へも参加しジェスタ様をお助けしております。ロナ殿はジェスタ様の剣として、あるいは盾として、ジェスタ様をお側にて常にお守りしております。その剣の腕前はすでに師であるノグノ殿に並び立つ程であるとか。両名共にジェスタ様から全幅の信頼を寄せられ、格段に引き立てられておりますが……果たして他の者のもとにいたらどうでしょうな」

「…………」

「その沈黙は殿下も同様にお考えであると、そう受け取れまするが?」

「まぁ……ね。確かにジェスタはそういった偏見は持っていない様ね。でもそれだけでジェスタを認めろと言うのはいささか乱暴ではなくて?」

 そう答えるとセムリナは「ハートバーグ卿」とルースの名を呼び視線を向ける。

「ハートバーグ卿、貴方に聞きたいわ。貴方はこの派閥の人間ではないのでしょう? 色眼鏡なしに……ジェスタをどう見ているの?」

「は……そうですね……」

 ルースはしばし沈黙する。そして言葉を選びながら慎重に答えた。

「優秀な御方かと。偏見や先入観に囚われず、人や物事の価値や真意をはかろうとなさる、そんな賢明な御方です。しかしヴォーガン殿下が目立ってしまうが為にどうしてもその陰に隠れてしまう……そこが先程グレバン様が話されていた、優秀さが周りに理解されない原因かと……」

「そう……貴方達の言う通りジェスタが優秀だとしたら、その優秀さが見えていない私達の目はやはり節穴だという事ね」

 少しばかり自虐的に話すセムリナ。ルースは慌てる様に「いえ、どんでもございません、そこまでは申し上げませんが……」と恐縮しながら否定する。ついさっき王族の目は節穴だと批判したグレバンは、ルースの言葉を聞き苦笑いした。

「貴方達の言う事も多少は理解出来るわ。でもやはり王として適任とは思えない。臆病なのよ、ジェスタは。何事にいても出過ぎず、言い過ぎず、やり過ぎず……自分を出さないの。だから印象も薄い……そうなってしまった原因も知っているわ。ヴォーガンでしょう? あの腕の傷の一件……」

 そう話し神妙な顔を見せるセムリナ。「殿下もご存じでしたか……」とグレバンも険しい表情を浮かべる。

「あの一件以降、極力ヴォーガン殿下とは距離を置く様に過ごされてきたと、ジェスタ様はそう話しておいででした。皆が注目していたヴォーガン殿下から離れる事で、必然的にご自身に向けられる視線や関心も減っていったのだと。せめて王妃殿下がご健在であれば、また違ったのかも知れませぬが……」

「そう……ね。お母様が生きていらっしゃったら、ジェスタももっと楽に過ごせたのかも……それにヴォーガンもあそこまで酷くはなっていなかったでしょうね」

 そう話すとセムリナはテーブルのグラスを手に取り、残っていたワインを一気に飲み干す。

「ふぅ……まぁいずれにしてもよ、当の本人にその気がなければどうにもならないでしょう。いくら貴方達がかつごうとしても、ジェスタに戴冠たいかんの意志がなければ……」

「その点はご心配なく」

 セムリナの言葉をさえぎり、グレバンは自信ありげに答えた。

「どうやら此度こたびの襲撃を機にジェスタ様のに火がべられた様で……眠っておった鉄の血が騒ぎ出したとの事……」

 グレバンのその言葉で貴族達はにわかにざわめき始める。セムリナは静かにしなさいと言わんばかりにジロリと貴族達を見回した。そして「鉄の血?」といぶかしげな視線をグレバンにぶつける。
 しかしグレバンはそんなセムリナの視線を全く意に介さず、柔らかな笑みを浮かべながら「こちらを……」とジェスタから届いた書簡を広げセムリナに手渡した。書簡を受け取り目を通したセムリナは「はぁぁ……」と深いため息を吐き、テーブルのグラスに手を伸ばすとスッとグレバンの方へ移動させる。グレバンがグラスにワインを注ぐと、セムリナはガッと乱暴にグラス掴みググイッ、と一息で飲み干した。

「ふぅ……正気……?」

 吐き捨てる様に呟くセムリナ。グレバンは笑みを浮かべたまま「殿下、よろしければその書簡を読み上げ、皆に内容を伝えてはもらえぬでしょうか?」と軽く頭を下げる。

「はぁ!? 何で私が!!」

 セムリナは反射的に声を上げた。するとすかさずグレバンはセムリナを説得する様に語りかける。

「この書簡を読み上げ皆に伝えるお役目は、私よりも貴女様が適任にございます。ジェスタ様のご意志、そのお覚悟を口に出来るのは、ジェスタ様の姉君であらせられる殿下、貴女様以外にはおりますまい」

 ブスッと不満顔のセムリナ。上手く言っている様に聞こえるが、女であるからと自身の戴冠を否定された今の彼女にとって、それはまるで当て付け、嫌がらせのたぐいに他ならない。が、目の前に居並ぶ貴族達はやたら熱い目で自分を見ている。あるじあおぐ者の姉がその言葉を伝える。よもや感慨かんがい深い、などと思っているのだろうか。だったら余計に腹が立つ。

「はぁ……」

 しかし読まなければこの場が収まりそうにない。諦めのため息をき、セムリナは書簡を読み上げる。

「え~……我が兄ヴォーガンの即位はすなわち、北方のゆうたるイオンザ王国の名声が地に落ちる事を意味する。国民の多くが嘆き、怒り、悲しみ、そして苦しみながら血を流す事をいられる暗黒の時代が訪れるのだ。そんな暗愚あんぐな王の誕生を許して良いものか。いや、断じて容認出来るはずがない。イオンザ王国に住まう全ての国民の安寧あんねいの為に、正道を突き進む正しき国を守る為に、必ずやこの私ジェスタルゲイン・イオンザ・エルドクラムが王位を継承するという事を……ここに宣言する……」


「「「 おぉ!! 」」」


 ある者は驚き、ある者は喜ぶ。部屋の中は貴族達の雄叫びにも似た声に包まれた。しかし直後「黙りなさい!!」とセムリナは大声で一喝。部屋には沈黙が漂った。

「貴方達、理解しているの? ヴォーガンとの王位争奪戦よ? 間違いなくいくさになる……評議会で決められる様な簡単な事ではないのよ! 仮に負けでもしたらどうなるか……ジェスタの首一つで収まる訳がない。貴方達の命も……いえ、貴方達に関わる全てが失われる! 家も、家族も、その全てが!」

 セムリナは訴える。ヴォーガンの異常性や危険性を嫌と言う程理解しているからだ。この場のノリや半端な覚悟のすえに身を滅ぼすなど馬鹿げている。

「無論、理解しておりますとも」

 しかしグレバンは言った。静かに、そして力強く。その顔にはすでに笑みはない。

「この場にいる者全員が、充分に理解しております。ヴォーガン殿下に敵対するという事がどういう事なのか……皆理解しておりますとも」

左様さように!」

 続いて声を上げたのはテム・ウェイデン伯爵だ。

「ジェスタ様を支持しているのは我らだけではございません。我らの妻や子、家臣達までもがジェスタ様がお立ちになるのを熱望していたのです」

しかり!」

 更にダイナストン・ワーダー伯爵も続く。

「ヴォーガン殿下の力が強大なのは重々承知しております。仮に敗北したらば強烈な仕置きが待っている事でしょう。しかしジェスタ様はお覚悟を決められた。ならば我らは付き従うのみ!」


「「「 おぉぅ!! 」」」


 ダイナストンの言葉に呼応する様に再び響き渡る雄叫び。意気上がる貴族達は皆笑顔でジェスタの王位争奪戦の参戦を喜ぶ。対して呆れ返るセムリナ。

「盲目的に付き従うだけの者を忠臣とは呼ばないのよ……大体……」

 ブツブツと呟くセムリナに「して殿下はどうなさいますか?」と問い掛けるグレバン。セムリナはジロリとグレバンを睨む。

「ヴォーガン殿下にくみしますか? それともジェスタ様にお力添えを? はたまたこのまま第三きょくとして、殿下も玉座を望まれまするか?」

「…………」

 沈黙。そしてセムリナは項垂うなだれる。どうしてこうなった? 弟の安否を探りに来ただけだというのに、思わぬ方向に話が進んでしまっている。「…………チッ」とセムリナは思わず舌打ちをした。王族の、しかも王女が舌打ちなどあまりに品がない。分かってはいるが抑えきれなかった。そして渋々口を開く。

「ジェスタに会わせなさい、話はそれから……どうせ貴方達もジェスタから直接話を聞くつもりでしょう?」

かしこまりました。それでは段取りが付き次第殿下にご連絡を……」


「「「 おぉぅ!! 」」」


 グレバンの話の途中、三度みたび響き渡る貴族達の雄叫び。瞬間セムリナはイラッとする。見ると貴族達はグラスを掲げ乾杯までしていた。セムリナはバン! とテーブルを叩きながら「うるさいってんでしょ!! はしゃぐんじゃない!! 子供か!!」と大声で貴族達を怒鳴り付けた。もはや王族の品などどうでも良い様だ。
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