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3章 裏切りのジョーカー編 第1部 西の兄弟
72. 金夜亭
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「領主様の屋敷に行く途中、すぐにおかしい、ってことに気付いたんだ。街がな、アルマドの街が気味悪いくらいいつも通りだったんだ。始まりの家があんなことになってるなんて、誰も気付いてなかったんだよ。だから西の連中、南門からは入ってない、って思ったんだ。街に面した南門から入ったんだったら、絶対に街の中を通って来るはずだからな」
ゼルは終始腕を組み、険しい表情でベトンの話を聞いていた。
「なるほど、てことは北門から侵入したか、それとも別のルートをこじ開けやがったか……で、領主はどうだった?」
「ああ。領主様の屋敷に着いたらな、門の鉄格子越しに領主様と一人の男が話をしてた。領主様はえらく興奮していてな、でけぇ声を張り上げてたよ。その男ってのが、西支部のもう一人の支部長だったんだ」
◇◇◇
「どういうことか、分かるように説明せよ!!」
領主は周りの目を気にするでもなく大声で怒鳴った。それだけ今のアルマドの状態を危惧しており、かつエクスウェルに対して不信感を募らせていたのだ。そして門を開けないのはその不信感の表れであり、エクスウェル側の人間を客人として迎え入れるつもりはない、というメッセージでもあった。
「落ち着いて下さい、ご領主様。なぁに、簡単な話ですよ。それこそ子供でも理解できるような、至極簡単なお話です。始まりの家の管理者はゼルから我々西支部の手に移った、それだけのことですよ。しかもそれは一時的なことに過ぎません。エクスウェルが東から戻ってきたら、始まりの家は彼に引き渡し我々は西へ帰ります。そうなれば全ては元通り、何の問題もありません。それにアルマドの街へは一切手を出さないことをお約束します」
男は落ち着いた様子で領主に語りかける。その落ち着いた口調が何とも鼻につき、さらに領主の怒りを呼ぶ。
「そのエクスウェルが問題なのではないか! 非道な手段で金儲けをした結果ジョーカーの名声は地に落ちた、そしてジョーカーだけではなく、本部があるここアルマドの評判も落ちている。それを正そうとするゼルにこそ大義があるであろう? そもそもお主ら西支部はゼルについていたのではないのか!」
「確かに我々はゼルの側に立っていた。しかし気付いたのです、ゼルではジョーカーをまとめられないと。いくら大義があろうと、ジョーカーが弱体化しては意味がありません。そしてそれはそのまま、アルマドの防衛力にも関わってくるのですよ? この街を思えばこそ、ゼルには任せられないという判断になりましょう?」
領主の苛立ちは募る。なぜジョーカーの連中が、そこまでエクスウェルに肩入れするのか理解ができない。
「ではなぜエクスウェルは本部機能を東に移したのだ? なぜこの街から番号付きの連中を移動させた? クラフよ、そなたの話は詭弁でしかない! エクスウェルの行動でこの街の防衛力が落ちたのは事実ではないか!」
「ですからそれは一時的なものに過ぎません。どうか我らバウカー兄弟にお任せ下さい。決してこのアルマドを悪いようには――」
◇◇◇
「クラフの野郎、好き勝手言ってやがんな……」
ブロスは湧き上がる怒りと戦っている。
「全くだ、俺も後ろで聞いてて腹立ってよぅ。とにかく、俺が知ってるのはここまでだ。その後皆がどうなったかは分からねぇ。上手く脱出してくれてたらいいんだけどな……」
「そうか……助かったぜぇ、ベトン。多分もう網張ってるだろうからなぁ、このままのこのことアルマドに入ってたら取っ捕まってただろうぜ」
ゼルはベトンの肩を叩き礼を言う。
「役に立って何よりだ。俺はそろそろ行く、くれぐれも気を付けろよ?」
「ああ、恩に着るぜ。始まりの家を取り戻したら、またお前んとこの商会に注文するからよ」
「待ってるぞ、じゃあな」
ベトンは林の外に停めてある馬車に向かう。
「さて、聞いた通りだ。始まりの家を襲撃したのは西支部、バウカー兄弟が裏切りやがった。で、案の定残った奴らは脱出を考えてた訳だ。脱出が成功したとして、じゃあどこへ向かう?」
「そりゃ〈金夜亭〉だろ?」
「ああ、うちの連中はな。問題は四番隊だ。皆で仲良く一緒に逃げよう、なんてバカのやることだ。退き口は別れて当然。うちの連中は各々金夜亭に向かうだろうが、四番隊は多分そこらの街なんかに少人数でバラバラに隠れてるはずだ。ライエ、お前の隊は東側の街を、ブロスの隊は西から北にかけての街を、それぞれ回って脱出した連中がいないか探してきてくれ。集合は当然金夜亭だ」
「了解だ」
「分かったよ」
「コウ、お前は土地勘がないだろうからな、俺と一緒に金夜亭に行くぞ。いいか、慎重にな。絶対見つかるなよ?」
◇◇◇
俺を乗せたゼルの馬はミラネルの国境を越え、隣国ジノンに入る。
「この分じゃ夜には着くからよ、それまで辛抱してくれよぉ!」
「なぁゼル!」
「なんだぁ!」
「ライエがスパイだったら……どうなる?」
「そりゃお前……このまま逃げるだろ。俺だったらそうするぜぇ? 大体戻ってくる意味がねぇ。つまり戻ってきたらライエはシロだってことだ。ま、今話してもどうしようもねぇことだ、それについちゃあ後で考えるさ」
「そうか……そうだな」
◇◇◇
金夜亭。
ジノン王国南西の街、パドラの繁華街、その一角にあるパブ兼宿泊施設だ。一階がパブ、二階、三階が宿になっているこの店は、元ジョーカー三番隊のメンバーが始めたそうで、この店で過ごす夜は金にも等しい価値がある、との意味が込められている。安くて旨い酒と料理を提供し、キレイなベッドでゆったり休めると評判の店だが、同時に不測の事態におけるジョーカー三番隊の集合場所であり、隠れ家としても機能している。
とっぷりと日が暮れ夜の街が賑やかになった頃、俺とゼルはようやくこの店にたどり着いた。
ガチャ、とドアを開け店内に入るとすでにテーブルは満席状態、沢山の人で賑わっていた。
「はっはっは、相変わらず繁盛してんなぁ」
するとすぐに女性の従業員がやって来て、申し訳なさそうな顔で話し出す。
「すみません、只今満席となっておりまして、もう少々お待ちいただければ……」
「あ~、いやいや、客じゃねぇんだよ。サブライにゼルが来たって伝えてもらえねぇか? 外にいるからよ、頼むぜぇ」
「あ、はい。分かりました」
そう言って従業員は店の奥に消えた。
「よし、外行こうぜぇ。邪魔しちゃ悪いからよ」
二人で店の外に出る。するとすぐに店のドアが開き、
「マスター!」
と大きな声。振り返ると恰幅の良い……いや、正確に言おう、丸々とした男。いかにも旨いもの作ってくれそうな感じがする。
「サブライ! 久々じゃね~か! 相変わらず人気あるなぁ、お前の店は。しかしちょっと見ない間にまた丸くなったんじゃねぇか?」
「ははは、絶賛ダイエット中だ。それより聞いたぞ、災難だったなぁ」
「んん? もう知ってんのか? てことは……」
「ああ、来てるぞ、こっちだ」
店の脇、一人通るのがやっとのような細い路地を抜けると、店の裏は小さな裏庭のようになっていた。その奥には扉があり、扉の隣には男が座っていた。
「マスターが到着したぞ」
サブライの言葉に男はバッと立ち上がる。
「いよぅ、待たせた」
「マスター! よかった、無事だったか」
男は三番隊の団員だった。見張りをしていたのだ。すぐにドアを開けゼルに入るよう促す。
「マスター、腹減ってないか? 何か食い物運ばせるから待っててくれ」
「おう、済まねぇなサブライ」
ドアの奥には下へ降りる階段があった。階段を降りその先にあるドアを開けるとそこは広々とした空間。そしてジョーカーの団員達がいた。
「ゼル!」
「ようビーリー、お、エイナ! デームもいるな。皆無事で何よりだ」
「ゼル、あなたもね。それにしても大変な目にあったわ。生きているのが不思議なくらいよ」
エイナは疲れ果てた表情を見せる。
「まったくだな、さすがに今回はしんどかったぜ」
ビーリーもかなり参っているようだ。
「何だぁ? そんなキツかったかぁ?」
「ええ、カディールのせいでね。死にかけたわよ……」
「……あ~、何となく察しはついたなぁ。あいつまたやらかしたか……」
「この場にあのバカがいたら、穴という穴からワインを流し込んで溺死させてやるわ……」
ボソッと呟きワインをあおるエイナからは、異様な圧が伝わってくる。
「はっはっは……はは……」
(エイナのやつすげ~怒ってんじゃねぇか……あいつ何やったんだ?)
ゼルは終始腕を組み、険しい表情でベトンの話を聞いていた。
「なるほど、てことは北門から侵入したか、それとも別のルートをこじ開けやがったか……で、領主はどうだった?」
「ああ。領主様の屋敷に着いたらな、門の鉄格子越しに領主様と一人の男が話をしてた。領主様はえらく興奮していてな、でけぇ声を張り上げてたよ。その男ってのが、西支部のもう一人の支部長だったんだ」
◇◇◇
「どういうことか、分かるように説明せよ!!」
領主は周りの目を気にするでもなく大声で怒鳴った。それだけ今のアルマドの状態を危惧しており、かつエクスウェルに対して不信感を募らせていたのだ。そして門を開けないのはその不信感の表れであり、エクスウェル側の人間を客人として迎え入れるつもりはない、というメッセージでもあった。
「落ち着いて下さい、ご領主様。なぁに、簡単な話ですよ。それこそ子供でも理解できるような、至極簡単なお話です。始まりの家の管理者はゼルから我々西支部の手に移った、それだけのことですよ。しかもそれは一時的なことに過ぎません。エクスウェルが東から戻ってきたら、始まりの家は彼に引き渡し我々は西へ帰ります。そうなれば全ては元通り、何の問題もありません。それにアルマドの街へは一切手を出さないことをお約束します」
男は落ち着いた様子で領主に語りかける。その落ち着いた口調が何とも鼻につき、さらに領主の怒りを呼ぶ。
「そのエクスウェルが問題なのではないか! 非道な手段で金儲けをした結果ジョーカーの名声は地に落ちた、そしてジョーカーだけではなく、本部があるここアルマドの評判も落ちている。それを正そうとするゼルにこそ大義があるであろう? そもそもお主ら西支部はゼルについていたのではないのか!」
「確かに我々はゼルの側に立っていた。しかし気付いたのです、ゼルではジョーカーをまとめられないと。いくら大義があろうと、ジョーカーが弱体化しては意味がありません。そしてそれはそのまま、アルマドの防衛力にも関わってくるのですよ? この街を思えばこそ、ゼルには任せられないという判断になりましょう?」
領主の苛立ちは募る。なぜジョーカーの連中が、そこまでエクスウェルに肩入れするのか理解ができない。
「ではなぜエクスウェルは本部機能を東に移したのだ? なぜこの街から番号付きの連中を移動させた? クラフよ、そなたの話は詭弁でしかない! エクスウェルの行動でこの街の防衛力が落ちたのは事実ではないか!」
「ですからそれは一時的なものに過ぎません。どうか我らバウカー兄弟にお任せ下さい。決してこのアルマドを悪いようには――」
◇◇◇
「クラフの野郎、好き勝手言ってやがんな……」
ブロスは湧き上がる怒りと戦っている。
「全くだ、俺も後ろで聞いてて腹立ってよぅ。とにかく、俺が知ってるのはここまでだ。その後皆がどうなったかは分からねぇ。上手く脱出してくれてたらいいんだけどな……」
「そうか……助かったぜぇ、ベトン。多分もう網張ってるだろうからなぁ、このままのこのことアルマドに入ってたら取っ捕まってただろうぜ」
ゼルはベトンの肩を叩き礼を言う。
「役に立って何よりだ。俺はそろそろ行く、くれぐれも気を付けろよ?」
「ああ、恩に着るぜ。始まりの家を取り戻したら、またお前んとこの商会に注文するからよ」
「待ってるぞ、じゃあな」
ベトンは林の外に停めてある馬車に向かう。
「さて、聞いた通りだ。始まりの家を襲撃したのは西支部、バウカー兄弟が裏切りやがった。で、案の定残った奴らは脱出を考えてた訳だ。脱出が成功したとして、じゃあどこへ向かう?」
「そりゃ〈金夜亭〉だろ?」
「ああ、うちの連中はな。問題は四番隊だ。皆で仲良く一緒に逃げよう、なんてバカのやることだ。退き口は別れて当然。うちの連中は各々金夜亭に向かうだろうが、四番隊は多分そこらの街なんかに少人数でバラバラに隠れてるはずだ。ライエ、お前の隊は東側の街を、ブロスの隊は西から北にかけての街を、それぞれ回って脱出した連中がいないか探してきてくれ。集合は当然金夜亭だ」
「了解だ」
「分かったよ」
「コウ、お前は土地勘がないだろうからな、俺と一緒に金夜亭に行くぞ。いいか、慎重にな。絶対見つかるなよ?」
◇◇◇
俺を乗せたゼルの馬はミラネルの国境を越え、隣国ジノンに入る。
「この分じゃ夜には着くからよ、それまで辛抱してくれよぉ!」
「なぁゼル!」
「なんだぁ!」
「ライエがスパイだったら……どうなる?」
「そりゃお前……このまま逃げるだろ。俺だったらそうするぜぇ? 大体戻ってくる意味がねぇ。つまり戻ってきたらライエはシロだってことだ。ま、今話してもどうしようもねぇことだ、それについちゃあ後で考えるさ」
「そうか……そうだな」
◇◇◇
金夜亭。
ジノン王国南西の街、パドラの繁華街、その一角にあるパブ兼宿泊施設だ。一階がパブ、二階、三階が宿になっているこの店は、元ジョーカー三番隊のメンバーが始めたそうで、この店で過ごす夜は金にも等しい価値がある、との意味が込められている。安くて旨い酒と料理を提供し、キレイなベッドでゆったり休めると評判の店だが、同時に不測の事態におけるジョーカー三番隊の集合場所であり、隠れ家としても機能している。
とっぷりと日が暮れ夜の街が賑やかになった頃、俺とゼルはようやくこの店にたどり着いた。
ガチャ、とドアを開け店内に入るとすでにテーブルは満席状態、沢山の人で賑わっていた。
「はっはっは、相変わらず繁盛してんなぁ」
するとすぐに女性の従業員がやって来て、申し訳なさそうな顔で話し出す。
「すみません、只今満席となっておりまして、もう少々お待ちいただければ……」
「あ~、いやいや、客じゃねぇんだよ。サブライにゼルが来たって伝えてもらえねぇか? 外にいるからよ、頼むぜぇ」
「あ、はい。分かりました」
そう言って従業員は店の奥に消えた。
「よし、外行こうぜぇ。邪魔しちゃ悪いからよ」
二人で店の外に出る。するとすぐに店のドアが開き、
「マスター!」
と大きな声。振り返ると恰幅の良い……いや、正確に言おう、丸々とした男。いかにも旨いもの作ってくれそうな感じがする。
「サブライ! 久々じゃね~か! 相変わらず人気あるなぁ、お前の店は。しかしちょっと見ない間にまた丸くなったんじゃねぇか?」
「ははは、絶賛ダイエット中だ。それより聞いたぞ、災難だったなぁ」
「んん? もう知ってんのか? てことは……」
「ああ、来てるぞ、こっちだ」
店の脇、一人通るのがやっとのような細い路地を抜けると、店の裏は小さな裏庭のようになっていた。その奥には扉があり、扉の隣には男が座っていた。
「マスターが到着したぞ」
サブライの言葉に男はバッと立ち上がる。
「いよぅ、待たせた」
「マスター! よかった、無事だったか」
男は三番隊の団員だった。見張りをしていたのだ。すぐにドアを開けゼルに入るよう促す。
「マスター、腹減ってないか? 何か食い物運ばせるから待っててくれ」
「おう、済まねぇなサブライ」
ドアの奥には下へ降りる階段があった。階段を降りその先にあるドアを開けるとそこは広々とした空間。そしてジョーカーの団員達がいた。
「ゼル!」
「ようビーリー、お、エイナ! デームもいるな。皆無事で何よりだ」
「ゼル、あなたもね。それにしても大変な目にあったわ。生きているのが不思議なくらいよ」
エイナは疲れ果てた表情を見せる。
「まったくだな、さすがに今回はしんどかったぜ」
ビーリーもかなり参っているようだ。
「何だぁ? そんなキツかったかぁ?」
「ええ、カディールのせいでね。死にかけたわよ……」
「……あ~、何となく察しはついたなぁ。あいつまたやらかしたか……」
「この場にあのバカがいたら、穴という穴からワインを流し込んで溺死させてやるわ……」
ボソッと呟きワインをあおるエイナからは、異様な圧が伝わってくる。
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