看守物語

3

本日は大監獄の３長は皇宮にに来ているこれからは大事な予算会議なのだ自分たちは大きくは軍務省に属しているので内務省と外務省と環境省との四つ巴の予算ぶん取り合戦がはじまるのだとはいえ自分達は立会観衆でしか無い参考意見を求められた場合のみ発言するだけだ大臣や局長クラスの話し合いになる今回は周辺諸国がごたごたしてるのと、貿易黒字がロンダルキア家の功績が大きいので忖度で軍務省と内務省の予算案は通るだろう。外務省が防衛費よりも先に接待費と言いだすことぐらいだろうと思っていたのだが、環境省の予算が大幅に上がるとは思わなかったアオリを食ったのは外務省だろう予算案の半分にも行かなかったのだから。環境省は帝都の美化や孤児院、養護院、地方都市までの街道整備に多岐渡るが緊急性があるかと言われれば無いのでいつもは後回しにされるはずなのだがな王族費と後宮費に関しては予算会議とは別に予算が確保されているし外務省を後回しにしてまでも予算案か通ることはない建前では無く本当に予算が使われるのなら問題は無いがきっとどこかで予算が消えるのだ其れは何処でもあるのだか、今回環境省の予算案は異常だなにせ軍務大臣や内務大臣外務大臣が環境大臣に詰めよっている予算自体は評議会員が各一票皇帝が10票議員長と福議員長が各３票を持ち多数票で決まる何故か今回環境省の予算案意見がとおつたのかは謎だ、表向きは帝都の浮浪者に仕事の斡旋の為の公共事業により地方交易都市にとの街道整備に帝都の美観の為に路上生活者を無くす為と建前は綺麗に決まっているこれが健全に施行されればだが、だが、決まってしまったのは仕方ない現段階で何を言っても仕方無い計画通り使われることを願うだけだ父上に確認しないとな今日は兄上二人にも帰ってくるたろう新作のケーキでも用意しとこうか兄上達も甘党だからな！

その夜
ロンダルキア本邸先に帰り料理長達使用人に兄上達が来ること伝えておく。と私は料理長と新作のケーキを造る今日の物はふわふわのケーキに生クリームとカスタードクリームクリームチーズオレンジジャムを層にになるように挟んだ見た目のも華やかな逸品だ添える焼き菓子はわざと深煎の珈琲豆を粉末にして混ぜた軽い食感のクッキーにナッツクリームを挟んだものを用意しといた。
さてと狸親父のもとにむかいますか！
「今晩わ！父上殿！今日の予算案議会の話を聞きに来ましたよ」
「わかってる！だが待てどうせシルバーノとアカー
ノ二人もすぐに来るだろう！」
この見た目のでっぷり腹の狸親父が我が父だ見た目だけではなくその腹も真っ黒の狸親父だ。
「家族が揃うなんて久々ね嬉しいわ！それにクロノ先ほどからな料理長とごそごそとしていたところを見ると新作かしら？」
「えぇ母上！家族が揃うのは珍しいですから新作のふわふわのケーキと珈琲豆を使った焼き菓子を用意しましたよ！」
この天然が入っている年齢に見合わないほど可愛らしい女性が我が母上だ３児の母とは思えない程ほっそりとした女性だ乳と並ぶと美少女と助平親父だ！
「クロノ！また、余計なこと考えているだろう！おまえだけは息子達ですぐに顔にでるからな！」
見た目のか、は考えられない程に目端が聞き頭の回る父上だ
「相変わらずの賑やかさですな父上！母上！」
「父上は少し腹が出過ぎなんですよ父上も筋肉トレーニングはどうですか？」
「アカーノ！お前一緒にやったら儂は死ぬと思うぞ」
「まあ！シルバーノにアカーのもおかえりなさいね！」
この冷静沈着氷の魔人の異名の理知的なイケメンが我が長兄で、熱血筋肉強面漢が我が次兄で有る次兄いたってはどう見ても裏の人間だシシリーよりもボス風だ。ただし部下思いの人情派で部下からも慕われている自分の報奨金などは、全てシマュム殉職した部下の家族の手当に当てるなどと面倒見の良い兄上だ
「お前らも今回の予算案の裏を聞きに来たのだろう？これから話す事は内密にな！」
「これは既にレオニール皇太子殿下にも了承を得て行われた事だ表向きの理由としてあげている本質は帝都とかい上交易港街のカリフとを大河交易で結ぶためので研究及び施行費を隠す為の処置だ今新しい魔導エネルギー動力機構の開発が成功した。まだ陸上では力不足たが水上移動には川を逆走出来るほどの馬力が確認されている。大河交易を開発、発展させつつ。魔導動力の改善をして陸上での馬力をあげ軍事利用開発が本命だ諸国にはまだ知られるわけにはいかないその為のカモフラージュだ最近帝都に入り込む害虫や溝鼠は諸国の工作員だろうな！」
なるほど、最近多いなとはおもっていたがそんな裏があったとはな
「さてと！では！話しが一段落したところで新作のふわふわケーキと珈琲の焼きき菓子をどうぞお召し上がりください」
使用人さっさとみなの前にデザートと紅茶を出していく紅茶ストレートで甘味の無いものを用意した
「まあ！まあ！嬉しいわ！クロノのお菓子はお茶会でも評判良いのよ是非買いたいって家の秘伝なので、毎回断わって大変なんだからね！」
「その度に
家と母上の株が上がるのですから良いではありませんかクロノは昔から多彩だったからな！」
「シルバーノ兄上、クロノは料理も美味いですよ！私はは携帯食糧はクロノ製しかもう食べられませんよ」
「ホウ其れは私も欲しいな、一応私も名目上軍務官だからな持ち歩ける美味しい物は嬉しいからな！」
「わかりましたすぐに兄上の方にも届けます」
「ところで、クロノ？」
「なんです父上？」
「私の皿のケーキが皆よりもかなり小さ目なんだが」
みなにはホールの４分一サイズと大き目だ父上には３６分一とかなり小さ目サイズだ

「駄目ですよ父上！こないだ主治医から甘いものを控えるように言われたばかりですからね焼き菓子の方はサービスしたのですから我慢してください！」
「旦那様残念だけども身体の為よ！」
「「そうですよ父上！」」
「最近、お前ら厳しいの？」
「「「父上には長生きしてもらわないと余計な縁談がいっぱい来ますから！」」」
「それが本音か！」
「まったく兄弟揃って母はいつ孫を抱けるのかしら？」