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第2ピース
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ん……? どこだここ? 真っ暗……あっ! 光だ!
光に向かって進んでみる。
……なんか疲れるな~。うんしょ、うんしょ。
しばらく進むと、光の場所へと着く。
暗いところから明るいところにきたからかな? すごく眩しい……!
「おぎゃぁあ!」
……ん? この声、私の……? そういえば、転生したんだっけ……? で、今赤ちゃんというわけか! しかも五感もちゃんと機能してる! フラン、ありがとう~!
「まぁ!! 可愛らしい女の子ですよ! 女王陛下!」
「えぇ……、そうね……! とても可愛いわ……!」
すぐ近くから、二人の女性の声がした。
今、一人の女性、女王陛下って言った!? ということは、私って王女!? ホントに? ホントのホントに!? 何かの間違いではなく!?
「では、陛下をお呼びしてきますね! きっと喜んでくださいますよ!」
「そうね。お願いするわ」
どうやら聞き間違いではない! 陛下って言ってるし! マジですか。王女とかマジですか。……うん。まぁ、ここは飲み込もう。フランも言ってたしね! まず、異世界について調べなきゃだね!
グゥゥゥ~。
……それより、お腹空いた!
「あら、お腹が空いたの? ミルクにしましょうか」
チリリン!
お母さん……私、王女なわけだし、お母様って言ったほうが良いのかな?
お母様は近くにあったベルを鳴らした。すると、さっきとは別のメイドさんがミルクを持ってやってきた。
いや違う。持ってないわあれ。浮いてますやん! 比喩とかではないよ!? ガチで浮いてる!
「ありがとう。貴女、魔法が上手になったわね」
「いえ。当然のことをしたまでです」
今魔法と言いましたね!? それなら、試しに……
ぐきゅ~。
やばい、私のお腹が寂しそうにしている! はやくミルク飲もう! お腹空いた!
「あら。よっぽどお腹が空いてるのね。今あげるからね~……」
一生懸命にミルクを求めると、ミルクが口の前に差し出された。すぐさま食らいつき、ゴクゴクと飲んだ。そのとき、ドアがものすごい勢いで開かれた。
「マリン! よくがんばったなぁ~~!」
びっっっっくりしたぁ!! 誰ですか!?
「まぁ、ギルアス! 大きな音を立てては駄目よ! この子が驚くわ! それに貴方は王様なのよ! 礼儀作法をしっかりなさい!」
「う、すまん」
王様……ということは、お父様か!! お父様、威厳というものがどこにもないな……。
そう思いながらお母様を見ると、呆れた様子でため息をついていた。
お母様の名前はマリンで、お父様の名前はギルアスか。うんうん! 異世界って感じの名前だね!
「陛下! 走ってしまわれると私共が困りますゆえ、気をつけていただきたい!」
「うぅ、すまんなセビス」
いつの間にやらお父様の後ろにいかにも執事!! という感じのするダンディな人がいた。
お父様もイケオジだし、お母様もめちゃくちゃ美人だし、メイドさんたちも綺麗な顔してたし、この世界の顔面偏差値高すぎでしょ!!
そんな事を考えながらグビグビとミルクを飲む。
……飲んでるつもりなんだけど、なかなか減らない!
ゴクゴクゴクゴク!
「ぷはぁ!」
やっと飲み終わった! お腹いっぱいだあ!
「あら。もう飲み終わったのね! ちゃんとゲップするのよ?」
そしてお母様に抱きかかえられ、背中を優しくトントンとたたかれた。
「ゲプッ!」
あぁ~、恥ずか死……。一応大人なのに! うぅ、まぁいい! いいんだ! いまは赤ちゃんなんだから仕方ない! それよりステータス確認しよう! うん! それでは定番! ステータス!
種族︰神族
名前︰なし Lv1
職業︰パティシエール
HP︰10,000 MP︰15,000
SP︰10,000
攻撃力︰10,000 防御力︰10,000
運︰10,000
瞬発力︰10,000 跳躍力︰10,000
特攻︰10,000 特防︰10,000
【料理】Lv.∞
料理をする際に手助けをしてくれる
【状態異常無効】Lv.∞
【言語理解】Lv.∞
【全属性魔法】Lv.∞(火、水、風、
土、治癒、
光、闇、無)
【時間魔法】Lv.∞
【空間魔法】Lv.∞
【創造魔法】Lv.∞
“日本の物”限定で自由に
生成することができる
【武術】Lv.∞(体、剣、槍、弓)
【神の瞳】Lv.∞
“鑑定”より上位スキル
加護︰創造神 フラン
経験値UP 一日に一回願いが叶う
ステータスポイント︰200,000
ヴォンッと音を立てて現れたステータス。そこに一通り目を通す。
……え、えぇぇぇ~!!? 何このステータス~!!? やばいやばい! 最っっ高!!
これからアニメとか漫画みたいな暮らしができるんだ!!
──そう思うと、これからの異世界での人生がとても楽しみになったのだった。
光に向かって進んでみる。
……なんか疲れるな~。うんしょ、うんしょ。
しばらく進むと、光の場所へと着く。
暗いところから明るいところにきたからかな? すごく眩しい……!
「おぎゃぁあ!」
……ん? この声、私の……? そういえば、転生したんだっけ……? で、今赤ちゃんというわけか! しかも五感もちゃんと機能してる! フラン、ありがとう~!
「まぁ!! 可愛らしい女の子ですよ! 女王陛下!」
「えぇ……、そうね……! とても可愛いわ……!」
すぐ近くから、二人の女性の声がした。
今、一人の女性、女王陛下って言った!? ということは、私って王女!? ホントに? ホントのホントに!? 何かの間違いではなく!?
「では、陛下をお呼びしてきますね! きっと喜んでくださいますよ!」
「そうね。お願いするわ」
どうやら聞き間違いではない! 陛下って言ってるし! マジですか。王女とかマジですか。……うん。まぁ、ここは飲み込もう。フランも言ってたしね! まず、異世界について調べなきゃだね!
グゥゥゥ~。
……それより、お腹空いた!
「あら、お腹が空いたの? ミルクにしましょうか」
チリリン!
お母さん……私、王女なわけだし、お母様って言ったほうが良いのかな?
お母様は近くにあったベルを鳴らした。すると、さっきとは別のメイドさんがミルクを持ってやってきた。
いや違う。持ってないわあれ。浮いてますやん! 比喩とかではないよ!? ガチで浮いてる!
「ありがとう。貴女、魔法が上手になったわね」
「いえ。当然のことをしたまでです」
今魔法と言いましたね!? それなら、試しに……
ぐきゅ~。
やばい、私のお腹が寂しそうにしている! はやくミルク飲もう! お腹空いた!
「あら。よっぽどお腹が空いてるのね。今あげるからね~……」
一生懸命にミルクを求めると、ミルクが口の前に差し出された。すぐさま食らいつき、ゴクゴクと飲んだ。そのとき、ドアがものすごい勢いで開かれた。
「マリン! よくがんばったなぁ~~!」
びっっっっくりしたぁ!! 誰ですか!?
「まぁ、ギルアス! 大きな音を立てては駄目よ! この子が驚くわ! それに貴方は王様なのよ! 礼儀作法をしっかりなさい!」
「う、すまん」
王様……ということは、お父様か!! お父様、威厳というものがどこにもないな……。
そう思いながらお母様を見ると、呆れた様子でため息をついていた。
お母様の名前はマリンで、お父様の名前はギルアスか。うんうん! 異世界って感じの名前だね!
「陛下! 走ってしまわれると私共が困りますゆえ、気をつけていただきたい!」
「うぅ、すまんなセビス」
いつの間にやらお父様の後ろにいかにも執事!! という感じのするダンディな人がいた。
お父様もイケオジだし、お母様もめちゃくちゃ美人だし、メイドさんたちも綺麗な顔してたし、この世界の顔面偏差値高すぎでしょ!!
そんな事を考えながらグビグビとミルクを飲む。
……飲んでるつもりなんだけど、なかなか減らない!
ゴクゴクゴクゴク!
「ぷはぁ!」
やっと飲み終わった! お腹いっぱいだあ!
「あら。もう飲み終わったのね! ちゃんとゲップするのよ?」
そしてお母様に抱きかかえられ、背中を優しくトントンとたたかれた。
「ゲプッ!」
あぁ~、恥ずか死……。一応大人なのに! うぅ、まぁいい! いいんだ! いまは赤ちゃんなんだから仕方ない! それよりステータス確認しよう! うん! それでは定番! ステータス!
種族︰神族
名前︰なし Lv1
職業︰パティシエール
HP︰10,000 MP︰15,000
SP︰10,000
攻撃力︰10,000 防御力︰10,000
運︰10,000
瞬発力︰10,000 跳躍力︰10,000
特攻︰10,000 特防︰10,000
【料理】Lv.∞
料理をする際に手助けをしてくれる
【状態異常無効】Lv.∞
【言語理解】Lv.∞
【全属性魔法】Lv.∞(火、水、風、
土、治癒、
光、闇、無)
【時間魔法】Lv.∞
【空間魔法】Lv.∞
【創造魔法】Lv.∞
“日本の物”限定で自由に
生成することができる
【武術】Lv.∞(体、剣、槍、弓)
【神の瞳】Lv.∞
“鑑定”より上位スキル
加護︰創造神 フラン
経験値UP 一日に一回願いが叶う
ステータスポイント︰200,000
ヴォンッと音を立てて現れたステータス。そこに一通り目を通す。
……え、えぇぇぇ~!!? 何このステータス~!!? やばいやばい! 最っっ高!!
これからアニメとか漫画みたいな暮らしができるんだ!!
──そう思うと、これからの異世界での人生がとても楽しみになったのだった。
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