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夜凪の色男①
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昼過ぎになり、ようやく海に着いた俺たちは早速海で遊ぶことになった。
俺は自分の部屋のタンスから、普通の黒い水着を履いて外に飛び出した。
久々の海は太陽光が反射し、とてもキラキラしていた。
誰もいないビーチに俺一人。
まるでプライベートビーチにいるような気分だ。
しばらく海に見惚れていると、後ろから俺の名前を呼んでいるのが聞こえてきた。
俺が振り返ると、ハイテンションのスラとキース、いつにも増して大人な雰囲気を醸し出すソフィ、ローテンションのイム、とても恥ずかしそうにしているヴェントスがこっちへ向かってきているのが見えた。
「おい夢よ、我らが来てやったのだ。
一言感想を述べるとよい」
「あらあら、男の子にその質問は禁句ですわよ」
ここからが重要だ。
スラとイムはそれぞれのイメージカラーであるピンクと水色のワンピース型の水着を着ている。
まったく色気は無いが、可愛らしさに溢れている。
次にヴェントスだ。
スラとイムよりは出るとこが出ている。
ヴェントスも同じようにイメージカラーである緑のビキニを着ている。
お姫様の水着姿というだけで、直視することを躊躇われる。
そして最後を務めるのはキースとソフィだ。
魅惑の体を持つ二人は特にすごい。
キースは赤と黒のビキニを、ソフィは黄緑のコルセット・ビスチェを着ている。
みんなこの上ないほどに魅力的だということだ。
もうこれ以上こっちへ走ってくるのはやめてくれ。
本当に目のやり場に困る。
そんなことを考えていると、彼女たちは俺の所へ来てしまった。
「それで感想を述べたまえ」
「そ、そうだな……可愛いと思う!」
俺はスラの方を向き、大きな声で言った。
こうしなければまともに会話できないと思うから。
「な、なんと……。
照れるではないか」
スラのこんな一面は初めて見た気がする。
そんな時、プクッと頬をふくらませたキースが俺のほうに寄ってきた。
「私はどう?」
か、顔が近い。
「上手く言えないけど、キースって感じがしていいと思う」
「そ、そうかな」
顔を赤らめるキースもいつも以上に魅力的だ。
というか本当にこの状況はなんだ。
「私はいかがでしょうか?」
これはなんとも悪いことをしている気分だ。
「めっちゃ似合ってると思うけど……お姫様なら露出をもう少し抑えてもらえると…」
カァッとヴェントスの顔が真っ赤になった。
「私だって恥ずかしいんですからね!」
バシッとなぜかビンタされた。
それもお姫様の出せる力では無い。
「私はどうですか?」
「私はどうかしら?」
なんなんだこのご褒美回は。
これはクルルから俺に与えられた最後のご褒美ということなのか。
「クルル……ありがとう……」
俺はしみじみと喜びをかみしめた。
どうやら、少し体が熱くなってしまったようだ。
少し海で冷やすか。
「じゃあ俺は海入ってくるわ」
俺が海に行こうとすると、キースが腕に抱きついてきた。
「私も行く」
「なあキース……当たってるんだけど」
これじゃあ海というか山である。
「ん~? 早く行こう」
俺とキースは二人で海の中へ入っていった。
みんながテントを貼っている中、その一部始終をじーっと見ていたスラ。
「あの二人……イチャイチャしよって」
ニヤッと笑ったスラは悪い顔をしていた。
「うわ! 冷たっ!」
「海ってこんな感じなんだ!
う~ん、しょっぱい」
海水を舐めたキースは少し刺激的だ。
そんな時、水の塊が俺に向かって飛んできた。
かわさないと……死ぬ。
俺は瞬時に体をそらし、斜線上にいたキースを蹴った。
水の塊はドカンッという大きな音とともに山を吹き飛ばした。
「おい貴様ら、俺の海に何の用だ」
そこにいたのは、海の上に立つ青髪の男。
特徴をあげるとすれば、そうだな……。
とにかくかっこいい!
男としての魅力はもちろん、さっきの攻撃。
全てが男の理想だ。
だが、そんな男がまったく目に入っていない者がいた。
「ねえ夢……痛かったんだけど!
蹴るなんてひどいじゃん!」
「悪かったって。
キースを守るには、こうするしかなかったんだよ」
「私を守るために……。
それなら許してあげる」
「ありがとう!」
そういえば何か忘れているような……。
「おい貴様ら、何を見せつけてくれてんだ」
そうだった。
この色男だ。
「すいません。
どちらさまでしょうか」
「俺は水月《すいげつ》、この海の王だ!」
水月がドヤ顔でいった。
その時だった。
「我はイチャイチャを許可した覚えはないぞ。
イムよ、スラランチャー発射である!」
「はい、スラお姉様!」
丸いスライムの弾はすごい勢いで飛んでいく。
水月の元へまっすぐと。
「キース! 俺を掴んで空へ飛べ!」
「わかった!」
「おい、まだ話は終わって……」
キースが飛び立ったその直後、弾は水月に直撃した。
その威力は水月をはるかに凌ぐ威力だった。
俺は自分の部屋のタンスから、普通の黒い水着を履いて外に飛び出した。
久々の海は太陽光が反射し、とてもキラキラしていた。
誰もいないビーチに俺一人。
まるでプライベートビーチにいるような気分だ。
しばらく海に見惚れていると、後ろから俺の名前を呼んでいるのが聞こえてきた。
俺が振り返ると、ハイテンションのスラとキース、いつにも増して大人な雰囲気を醸し出すソフィ、ローテンションのイム、とても恥ずかしそうにしているヴェントスがこっちへ向かってきているのが見えた。
「おい夢よ、我らが来てやったのだ。
一言感想を述べるとよい」
「あらあら、男の子にその質問は禁句ですわよ」
ここからが重要だ。
スラとイムはそれぞれのイメージカラーであるピンクと水色のワンピース型の水着を着ている。
まったく色気は無いが、可愛らしさに溢れている。
次にヴェントスだ。
スラとイムよりは出るとこが出ている。
ヴェントスも同じようにイメージカラーである緑のビキニを着ている。
お姫様の水着姿というだけで、直視することを躊躇われる。
そして最後を務めるのはキースとソフィだ。
魅惑の体を持つ二人は特にすごい。
キースは赤と黒のビキニを、ソフィは黄緑のコルセット・ビスチェを着ている。
みんなこの上ないほどに魅力的だということだ。
もうこれ以上こっちへ走ってくるのはやめてくれ。
本当に目のやり場に困る。
そんなことを考えていると、彼女たちは俺の所へ来てしまった。
「それで感想を述べたまえ」
「そ、そうだな……可愛いと思う!」
俺はスラの方を向き、大きな声で言った。
こうしなければまともに会話できないと思うから。
「な、なんと……。
照れるではないか」
スラのこんな一面は初めて見た気がする。
そんな時、プクッと頬をふくらませたキースが俺のほうに寄ってきた。
「私はどう?」
か、顔が近い。
「上手く言えないけど、キースって感じがしていいと思う」
「そ、そうかな」
顔を赤らめるキースもいつも以上に魅力的だ。
というか本当にこの状況はなんだ。
「私はいかがでしょうか?」
これはなんとも悪いことをしている気分だ。
「めっちゃ似合ってると思うけど……お姫様なら露出をもう少し抑えてもらえると…」
カァッとヴェントスの顔が真っ赤になった。
「私だって恥ずかしいんですからね!」
バシッとなぜかビンタされた。
それもお姫様の出せる力では無い。
「私はどうですか?」
「私はどうかしら?」
なんなんだこのご褒美回は。
これはクルルから俺に与えられた最後のご褒美ということなのか。
「クルル……ありがとう……」
俺はしみじみと喜びをかみしめた。
どうやら、少し体が熱くなってしまったようだ。
少し海で冷やすか。
「じゃあ俺は海入ってくるわ」
俺が海に行こうとすると、キースが腕に抱きついてきた。
「私も行く」
「なあキース……当たってるんだけど」
これじゃあ海というか山である。
「ん~? 早く行こう」
俺とキースは二人で海の中へ入っていった。
みんながテントを貼っている中、その一部始終をじーっと見ていたスラ。
「あの二人……イチャイチャしよって」
ニヤッと笑ったスラは悪い顔をしていた。
「うわ! 冷たっ!」
「海ってこんな感じなんだ!
う~ん、しょっぱい」
海水を舐めたキースは少し刺激的だ。
そんな時、水の塊が俺に向かって飛んできた。
かわさないと……死ぬ。
俺は瞬時に体をそらし、斜線上にいたキースを蹴った。
水の塊はドカンッという大きな音とともに山を吹き飛ばした。
「おい貴様ら、俺の海に何の用だ」
そこにいたのは、海の上に立つ青髪の男。
特徴をあげるとすれば、そうだな……。
とにかくかっこいい!
男としての魅力はもちろん、さっきの攻撃。
全てが男の理想だ。
だが、そんな男がまったく目に入っていない者がいた。
「ねえ夢……痛かったんだけど!
蹴るなんてひどいじゃん!」
「悪かったって。
キースを守るには、こうするしかなかったんだよ」
「私を守るために……。
それなら許してあげる」
「ありがとう!」
そういえば何か忘れているような……。
「おい貴様ら、何を見せつけてくれてんだ」
そうだった。
この色男だ。
「すいません。
どちらさまでしょうか」
「俺は水月《すいげつ》、この海の王だ!」
水月がドヤ顔でいった。
その時だった。
「我はイチャイチャを許可した覚えはないぞ。
イムよ、スラランチャー発射である!」
「はい、スラお姉様!」
丸いスライムの弾はすごい勢いで飛んでいく。
水月の元へまっすぐと。
「キース! 俺を掴んで空へ飛べ!」
「わかった!」
「おい、まだ話は終わって……」
キースが飛び立ったその直後、弾は水月に直撃した。
その威力は水月をはるかに凌ぐ威力だった。
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