4 / 57
マンションの現状
しおりを挟む
異世界マンションに来てから今日は二日目。
マンション内に知り合いも出来た。
名前はソフィ、種族はエルフ。
なんか上手く行き過ぎてるような気もするが、まあいい。
大切なのは現状の把握だ。
このマンションには一体どんなおかしいところがあるのか。
ゆっくり探っていく必要がある。
今日ソフィの仕事が終わり次第、彼女の部屋に行く予定がある。
情報を持っていそうな人を、俺はまだ彼女しか知らない。
とりあえず時間もあるし、マンション全体を見て回ることにしよう。
このマンションは、一階から二十階まである高層マンションである。
内装がかなりオシャレなところを見るとお金持ちがたくさん住んでいると予想できる。
でも今までソフィ以外の住人と会ったことがない。
まだ二日目と日は浅いが、こんなことが有り得るのだろうか。
さらに言えば、どうやってマンションを維持しているのかも分かっていない。
本当に謎だらけだ。
ということを考えながら、現在五階まで上がってきた。
人の気配は一切無し。
さらに俺は上へ上へと上がって行った。
一時間ほどかかり、十七階まで到達した。
「やっぱ誰もいないんだよな」
わざと大きな声を出してみても反応は無し。
そして十八階に差し掛かったところでこう思った。
ここより上はどうせいない、と。
それから俺は部屋に戻り、約束の時間まで寝た。
そして約束の時間になり、十七階へ向かった。
コンコンッ。
「俺だけど」
「はーい。
お待ちしておりましたわ」
ソフィの私服を見るのは初めてだ。
やはり表情が柔らかくなっている。
大きな変化だ。
「邪魔する」
「どうぞ」
俺とソフィは、机を挟んで向かい合う形で椅子に座った。
「それじゃあ早速だけど聞いてもいいか」
「はい、問題ありません」
「まず一つ目。
現在このマンションに住んでいるのは何人?」
「このマンションに住んでいるのは、私と管理人さん、それにスライムの姉妹だけですね」
「スライムが住んでいるのか?」
「はい、住んでいます。
可愛らしい子達ですわ」
「へえ」
スライムか、人型なのかな。
「二つ目。
このマンションはどうやって維持されている?」
「それぞれのフロアが綺麗なのは、スライムの姉妹が掃除してくれています。
お金の面はクルルさんがどうにかしていると聞いたことがありますわ」
「ほうほう……」
クルルさんは一体何者なのか。
お金持ちなら今すぐにでも、仲良くなりたい。
そう思った。
クズですまん!
「三つ目。
このマンションにおかしなところってあったりする?」
「そうですね。
私は、ゴミ捨て場に落ちていった人を見かけたくらいしかないですね」
「そうなんだ。
それは珍しい経験だね」
完全に俺の話だ。
「四つ目。
前住んでいた人とかはいなかった?」
「いましたわ。
新しい管理人さんが来る一週間前くらいに、ほとんどの方が退去されました。
私は他に行くあてがなかったので残りましたが」
「そんなことがあったのか。
俺嫌われすぎでしょ……
大体何人くらい住んでたかわかる?」
「そうねえ。
大体ワンフロアに十世帯住めるから百六十世帯くらいかしら」
「な、なるほど」
二十階に対して十世帯が住める。
単純に考えて二百世帯住めるわけか。
規模の違いで頭がおかしくなりそうだ。
やはり実際に住んでいる人に聞くのが一番だ。
それより、今はたったの三世帯。
しかも俺は家賃など払っていない。
結論から言うと、このマンションはおかしい。
まあそれもそっか。
だって、
「ところで、なんか建物傾いてないか?」
「ああ、いつもの事ですよ。
お気になさらず」
こんな有様だからね。
定期的に傾くらしい。
すぐに元に戻るらしいけど。
「さっき言ってたスライムの姉妹ってどこに住んでるのか知ってたりする?」
「知ってるわ。
確か最上階だったかしら」
ちょうど俺が、見に行くのをサボった階に住人がいたとは。
つくづくついてない。
「案内って頼める?」
「ええ、いいわ」
俺とソフィはエレベーターで二十階へ向かった。
その道中、ソフィが気になることを言っていた。
「そろそろ移動かしら」
これは一体どういう意味なのか。
俺には全く分からなかった。
「着いたわこのワンフロア全てが、スライムの姉妹の部屋よ」
「おいおい待て待て!
さすがに広すぎんだろうが!」
俺はお金持ちとの格の差を思い知らされた。
この全てがたった一世帯の物である事実。
ありえない。
と、ここで俺は気づいた。
「この壁に付いてるぷにぷにというかぷよぷよとした物体ってまさか?」
「あら、それはスライムの姉妹が通った後でしょうね。
よく落ちているわ」
ならあのエレベーターに付いていたやつも、彼女たちが原因のようだ。
ここはノックじゃ無理そうだな。
ピンポーン、ピンポーン。
「はい!」
「新しく管理人になった夢と言います。
一応異世界から来ました。
家庭訪問に来ました」
「はいはい。
わかりました!」
ガチャッ。
「今鍵を開けたので入ってきてください!」
「ありがとうございます。
それでは失礼します」
なんて簡単に入れてくれるんだろう。
異世界ってセキュリティゆるいのか。
颯爽と中へ入ろうとした瞬間、ソフィが叫んだ。
「待ちなさい!」
しかし、手遅れだった。
「なんだこれ!」
踏んだ瞬間トラップが作動し、天井に宙吊りにされてしまった。
「ほら、言ったじゃない。
もう私にはどうにも出来ないわ。
これからは気をつける事ね」
はあっとため息をつかれ、ソフィに見捨てられた。
そして宙吊りのまま放置されること五分。
二人の女の子が走ってきた。
一人はピンク色のショートカット、もう一人は水色のショートカットをしている。
身長的には中学一年生といったところだろうか。
似ているところを見ると、双子なのだろう。
それよりスライムというから丸っこくて可愛いモンスターを想像していたのだが、さすが異世界。
案の定人型である。
「お、これはソフィではないか!」
「ソフィさんいらっしゃい!」
「あらあら、可愛らしいこと。
少しお時間いただくわね、うふふ」
三人は仲良しなのだろうか。
俺だけ完全に除け者にされているようだ。
「ふっふっふ、そしてこれを見よ我が妹イムよ!
これが我が奥義トラップである!」
俺の事を指さしながら、ピンク髪のスライムが言った。
「見ましたわ、スラお姉様!
すごいです~!」
そして水色の髪をしたスライムはその様子にとても感動しているようだ。
俺は今の会話からピンク色の髪をしたスライムが姉であることを知った。
俺は今、完全に見せ物のような扱いになっている。
だからこそ立場をわきまえ、丁寧にお願いした。
「あの~、スライムの姉妹さん。
助けていただいても……」
「むむむ。
初対面で我を呼び捨てにするとは、いい度胸だ」
「そうです。
礼儀がなってないですね!」
完全に子分だなと思ったことは一旦置いといて。
「えーっと、もしかしてとは思ったんですけどスラさんとイムさんなんですか?」
「いかにも!
我がスラ、この可愛いらしい子が妹のイムである!」
ソフィさん、そんなの普通気づけないよ。
まあなんにしろ二組目の住人に会うことが出来た。
また一歩前進だ。
「ところで、いつ降ろしてくれるのかな」
「我が満足するまでである!」
「スラお姉様さすがです!」
スライムの姉妹改め、スラとイムの姉妹は自由奔放な性格のようだ。
それから十分間放置されてから、開放された。
マンション内に知り合いも出来た。
名前はソフィ、種族はエルフ。
なんか上手く行き過ぎてるような気もするが、まあいい。
大切なのは現状の把握だ。
このマンションには一体どんなおかしいところがあるのか。
ゆっくり探っていく必要がある。
今日ソフィの仕事が終わり次第、彼女の部屋に行く予定がある。
情報を持っていそうな人を、俺はまだ彼女しか知らない。
とりあえず時間もあるし、マンション全体を見て回ることにしよう。
このマンションは、一階から二十階まである高層マンションである。
内装がかなりオシャレなところを見るとお金持ちがたくさん住んでいると予想できる。
でも今までソフィ以外の住人と会ったことがない。
まだ二日目と日は浅いが、こんなことが有り得るのだろうか。
さらに言えば、どうやってマンションを維持しているのかも分かっていない。
本当に謎だらけだ。
ということを考えながら、現在五階まで上がってきた。
人の気配は一切無し。
さらに俺は上へ上へと上がって行った。
一時間ほどかかり、十七階まで到達した。
「やっぱ誰もいないんだよな」
わざと大きな声を出してみても反応は無し。
そして十八階に差し掛かったところでこう思った。
ここより上はどうせいない、と。
それから俺は部屋に戻り、約束の時間まで寝た。
そして約束の時間になり、十七階へ向かった。
コンコンッ。
「俺だけど」
「はーい。
お待ちしておりましたわ」
ソフィの私服を見るのは初めてだ。
やはり表情が柔らかくなっている。
大きな変化だ。
「邪魔する」
「どうぞ」
俺とソフィは、机を挟んで向かい合う形で椅子に座った。
「それじゃあ早速だけど聞いてもいいか」
「はい、問題ありません」
「まず一つ目。
現在このマンションに住んでいるのは何人?」
「このマンションに住んでいるのは、私と管理人さん、それにスライムの姉妹だけですね」
「スライムが住んでいるのか?」
「はい、住んでいます。
可愛らしい子達ですわ」
「へえ」
スライムか、人型なのかな。
「二つ目。
このマンションはどうやって維持されている?」
「それぞれのフロアが綺麗なのは、スライムの姉妹が掃除してくれています。
お金の面はクルルさんがどうにかしていると聞いたことがありますわ」
「ほうほう……」
クルルさんは一体何者なのか。
お金持ちなら今すぐにでも、仲良くなりたい。
そう思った。
クズですまん!
「三つ目。
このマンションにおかしなところってあったりする?」
「そうですね。
私は、ゴミ捨て場に落ちていった人を見かけたくらいしかないですね」
「そうなんだ。
それは珍しい経験だね」
完全に俺の話だ。
「四つ目。
前住んでいた人とかはいなかった?」
「いましたわ。
新しい管理人さんが来る一週間前くらいに、ほとんどの方が退去されました。
私は他に行くあてがなかったので残りましたが」
「そんなことがあったのか。
俺嫌われすぎでしょ……
大体何人くらい住んでたかわかる?」
「そうねえ。
大体ワンフロアに十世帯住めるから百六十世帯くらいかしら」
「な、なるほど」
二十階に対して十世帯が住める。
単純に考えて二百世帯住めるわけか。
規模の違いで頭がおかしくなりそうだ。
やはり実際に住んでいる人に聞くのが一番だ。
それより、今はたったの三世帯。
しかも俺は家賃など払っていない。
結論から言うと、このマンションはおかしい。
まあそれもそっか。
だって、
「ところで、なんか建物傾いてないか?」
「ああ、いつもの事ですよ。
お気になさらず」
こんな有様だからね。
定期的に傾くらしい。
すぐに元に戻るらしいけど。
「さっき言ってたスライムの姉妹ってどこに住んでるのか知ってたりする?」
「知ってるわ。
確か最上階だったかしら」
ちょうど俺が、見に行くのをサボった階に住人がいたとは。
つくづくついてない。
「案内って頼める?」
「ええ、いいわ」
俺とソフィはエレベーターで二十階へ向かった。
その道中、ソフィが気になることを言っていた。
「そろそろ移動かしら」
これは一体どういう意味なのか。
俺には全く分からなかった。
「着いたわこのワンフロア全てが、スライムの姉妹の部屋よ」
「おいおい待て待て!
さすがに広すぎんだろうが!」
俺はお金持ちとの格の差を思い知らされた。
この全てがたった一世帯の物である事実。
ありえない。
と、ここで俺は気づいた。
「この壁に付いてるぷにぷにというかぷよぷよとした物体ってまさか?」
「あら、それはスライムの姉妹が通った後でしょうね。
よく落ちているわ」
ならあのエレベーターに付いていたやつも、彼女たちが原因のようだ。
ここはノックじゃ無理そうだな。
ピンポーン、ピンポーン。
「はい!」
「新しく管理人になった夢と言います。
一応異世界から来ました。
家庭訪問に来ました」
「はいはい。
わかりました!」
ガチャッ。
「今鍵を開けたので入ってきてください!」
「ありがとうございます。
それでは失礼します」
なんて簡単に入れてくれるんだろう。
異世界ってセキュリティゆるいのか。
颯爽と中へ入ろうとした瞬間、ソフィが叫んだ。
「待ちなさい!」
しかし、手遅れだった。
「なんだこれ!」
踏んだ瞬間トラップが作動し、天井に宙吊りにされてしまった。
「ほら、言ったじゃない。
もう私にはどうにも出来ないわ。
これからは気をつける事ね」
はあっとため息をつかれ、ソフィに見捨てられた。
そして宙吊りのまま放置されること五分。
二人の女の子が走ってきた。
一人はピンク色のショートカット、もう一人は水色のショートカットをしている。
身長的には中学一年生といったところだろうか。
似ているところを見ると、双子なのだろう。
それよりスライムというから丸っこくて可愛いモンスターを想像していたのだが、さすが異世界。
案の定人型である。
「お、これはソフィではないか!」
「ソフィさんいらっしゃい!」
「あらあら、可愛らしいこと。
少しお時間いただくわね、うふふ」
三人は仲良しなのだろうか。
俺だけ完全に除け者にされているようだ。
「ふっふっふ、そしてこれを見よ我が妹イムよ!
これが我が奥義トラップである!」
俺の事を指さしながら、ピンク髪のスライムが言った。
「見ましたわ、スラお姉様!
すごいです~!」
そして水色の髪をしたスライムはその様子にとても感動しているようだ。
俺は今の会話からピンク色の髪をしたスライムが姉であることを知った。
俺は今、完全に見せ物のような扱いになっている。
だからこそ立場をわきまえ、丁寧にお願いした。
「あの~、スライムの姉妹さん。
助けていただいても……」
「むむむ。
初対面で我を呼び捨てにするとは、いい度胸だ」
「そうです。
礼儀がなってないですね!」
完全に子分だなと思ったことは一旦置いといて。
「えーっと、もしかしてとは思ったんですけどスラさんとイムさんなんですか?」
「いかにも!
我がスラ、この可愛いらしい子が妹のイムである!」
ソフィさん、そんなの普通気づけないよ。
まあなんにしろ二組目の住人に会うことが出来た。
また一歩前進だ。
「ところで、いつ降ろしてくれるのかな」
「我が満足するまでである!」
「スラお姉様さすがです!」
スライムの姉妹改め、スラとイムの姉妹は自由奔放な性格のようだ。
それから十分間放置されてから、開放された。
0
お気に入りに追加
122
あなたにおすすめの小説
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
料理屋「○」~異世界に飛ばされたけど美味しい物を食べる事に妥協できませんでした~
斬原和菓子
ファンタジー
ここは異世界の中都市にある料理屋。日々の疲れを癒すべく店に来るお客様は様々な問題に悩まされている
酒と食事に癒される人々をさらに幸せにするべく奮闘するマスターの異世界食事情冒険譚
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる