新 或る実験の記録

フロイライン

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ファイン製薬潜入編

感度良好調査難航

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「改良型Iと乃亜さん達に投与されたII型との間には決定的な違いがあります。

孕妊性がないという事実がわかり、II型が出来たのですが、そもそも最初の五人と、乃亜さん達の間には色々な違いがありました。

その一番の違いは脳です。」


「脳…」


「やはり、性同一性障害の方とそうでない方には、根本的に脳に違いがあるのです。

乃亜さん達をスムーズに性移行させるには、最初の五人よりももっと強い力で脳にはたらきかける必要がありました。
そうでないと、性転換しても新しい性を受け入れられず、苦痛に感じると予想されたからです。
その結果、我々の狙いはほぼ達成され、性転換した後の新しい性を、すんなり受け入れられたと思います」


「はい。それはおっしゃる通りです。」

ワタシは納得して答えた。


「しかし、その副産物…

いや、副作用として、異常性欲、異常性感が発現してしまい、お二人を始め、他の方々にも、別の苦痛を与えてしまっています。

ただ、この事については、まだ解決策が見つかっておらず、引き続き研究がなされております。

吉岡さんに使われた薬はプロトタイプで、乃亜さん達に使用されたものとは別物ですが、吉岡さんも自分が男性であることに違和感を持ってらっしゃらなかったので、乃亜さん達と基本的な問題を共有していると考えています。」


「それはなんとなくわかります。

しかし、ワタシの場合、彼女達に比べてその度合いが酷いというか…」


吉岡先生は、切実な訴えをした。


「すみません。
プロトタイプについては、私は開発チームにいなかったので、その全容を深くは知りません。

吉岡さん、少し診させてもらってもいいですか?」


「ええ、お願いします。」


吉岡先生はまだ診察台で裸のままでいたので、もう一度寝かされ、頭にさっきの端子みたいなのを付けられた。



「すいません
少し触ります。」

堀口さんは手袋をして、吉岡先生の股間に触れた。


「あっ…」

即座に吉岡先生が声を上げた。

堀口さんは気にする事なく、さらに触り続けた。


「ああっ!あはんっ!

気持ちいいっ!

あああっ!」


吉岡先生は先ほどまでの冷静さを失い、狂ったように感じ始めた。


堀口さんはモニターを凝視していたが、気にする事なく、まだ触っている。


「ああっダメっ!
堀口さんっ!

イクッ!」

吉岡先生はメスになってしまった。
そして、あっけなくイッてしまった。

体をヒクヒクさせながら…


まあ、こうなるわな…

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