新 或る実験の記録

フロイライン

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最終面接

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「こんにちは」

担当部署は厚生労働省で、最終面接は派遣されて来た担当者によって行われている。

「菅原乃亜さん、18歳

高校三年生ですね。」


「はい、そうです。」


「検査は全てクリアされてます。
後はこちらから少し質問と、お話を聞かせていただきます。」

「はい。よろしくお願いします。」


「先ずはこのプロジェクトにご応募された経緯を教えて下さい。」


「はい。
父の事業が失敗した事で借金を背負ってしまった事と病気の妹の治療費が必要となりました。
このプロジェクトで被験者に選ばれ、子供を産むことが出来たら沢山のお金がもらえる事と、妹の治療費についても支援金が出るという事でしたので自分の意思で応募しました。」


「それは、お気の毒に…」

「いえ、家族のためですから後悔はしていません。」

「そうですか。
その辺の事については我々もサポートしていくつもりですので、安心して下さい。」


「はい。ありがとうございます。」


それから少し話をして、最終の面談は終了した。


そして

二週間後、被験者に選ばれたと連絡が入った。
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