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迷宮
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「お前達のした事を明るみに出して、告発してやる!」
ワタシは寝かされて手足を縛られてはいたが、気力だけは満ち満ちていた。
「無理だよ、ナオちゃん。
なんかテレビに出たりして張り切ってたけど、もうキミを取り上げる媒体は何もないよ。既に手は打ってある。」
「出鱈目を言うな!そんな事出来るわけ…」
「出来るよ。
キミの想像以上に今回の件の背後には大きな力がはたらいている。
キミ一人がどうにか出来るものではないよ。」
高山はニヤリと笑い、美優に視線を送った。
「時間もない。
診察をさせてくれるかね。」
私は裸にされ、高山と美優の視線を浴びた。、
「キミは実験の象徴的存在でありパイオニアでもある。
キミの成功がこの世界に革命をもたらすと言っても過言ではない。
さあ、触診させてもらうよ。」
「!!」
高山の手が私の女性器に触れた瞬間、強烈な快感が電気のように全身を走った。
「我慢しなくていいんだよ。わざわざ感じやすいようにしてあるんだから。」
「あっ!あっ!
あぁーんっ!!」
こんな状況で感じてしまう自分の体が恨めしい。
結局、私は高山の触診でイッてしまったのだ。
「ナオちゃん、どうやら実験は完璧に成功したようだ。
私は大満足だよ。
そろそろ家に帰してあげよう。」
高山は私の鼻に白いガーゼのようなものを押し付けてきた。
美優の悪意に満ちた顔、高山の満たされた表情…
それらを見つめながら、私はまた意識を失った。
次に目を覚ました時、見慣れた天井が視界にあった。
家に戻されていた…
時計を見ると、午前3時すぎ
高田、いや高山の方からコンタクトを取ってきたのは意外であったが、まさか美優の正体が敵だったとは…
思ってもみなかった。
この事を誰に相談すればいいのだろう。
私は手元に転がっていた携帯を取り出し…
着信があった!
相手は…
石津さんだった!!
日付は昨日の午後11時
だけど着信だけで、メッセージの類は何も入っていなかった。
私は電話をかけ直してみたけど、呼び出し音すら鳴らず、何度かけても同じだった。
ワタシは寝かされて手足を縛られてはいたが、気力だけは満ち満ちていた。
「無理だよ、ナオちゃん。
なんかテレビに出たりして張り切ってたけど、もうキミを取り上げる媒体は何もないよ。既に手は打ってある。」
「出鱈目を言うな!そんな事出来るわけ…」
「出来るよ。
キミの想像以上に今回の件の背後には大きな力がはたらいている。
キミ一人がどうにか出来るものではないよ。」
高山はニヤリと笑い、美優に視線を送った。
「時間もない。
診察をさせてくれるかね。」
私は裸にされ、高山と美優の視線を浴びた。、
「キミは実験の象徴的存在でありパイオニアでもある。
キミの成功がこの世界に革命をもたらすと言っても過言ではない。
さあ、触診させてもらうよ。」
「!!」
高山の手が私の女性器に触れた瞬間、強烈な快感が電気のように全身を走った。
「我慢しなくていいんだよ。わざわざ感じやすいようにしてあるんだから。」
「あっ!あっ!
あぁーんっ!!」
こんな状況で感じてしまう自分の体が恨めしい。
結局、私は高山の触診でイッてしまったのだ。
「ナオちゃん、どうやら実験は完璧に成功したようだ。
私は大満足だよ。
そろそろ家に帰してあげよう。」
高山は私の鼻に白いガーゼのようなものを押し付けてきた。
美優の悪意に満ちた顔、高山の満たされた表情…
それらを見つめながら、私はまた意識を失った。
次に目を覚ました時、見慣れた天井が視界にあった。
家に戻されていた…
時計を見ると、午前3時すぎ
高田、いや高山の方からコンタクトを取ってきたのは意外であったが、まさか美優の正体が敵だったとは…
思ってもみなかった。
この事を誰に相談すればいいのだろう。
私は手元に転がっていた携帯を取り出し…
着信があった!
相手は…
石津さんだった!!
日付は昨日の午後11時
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